しんどー相談室3日目。今夜のテーマは『貧困』。貧困でしんどい生徒の話を聴かせてもらいました。

SOL!

今夜の授業を職員のジェーンが振り返り!


今週のSCHOOL OF LOCK!は様々な事でしんどい思いをしている生徒の声を聞いていく授業『しんどー相談室』を4日間お届け。

今夜のしんどー相談室のテーマは『貧困』

進学をしたくてもできない。部活をしたいけど道具を買えない。家が貧しいせいでしんどい思いをしている。今夜はそんな生徒の話を、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの田代光恵先生を迎えて一緒に授業をおこなっていきました。


1人目に電話をした生徒 RN:ハルキスト(LiSAっ子)は、4人家族で父はタクシードライバー、お母さんは専業主婦。6年前に建て家のローンや、昔住んで家のローン、自分と妹にかかる高校のお金、その他生活に必要なお金を月々支払っていたけどコロナあたりからお父さんの仕事の収入が減ってしまってきていてだんだんお金が払えなくなり、今現在、自己破産の申請をしているという。バイトをしてしまうと手続きに不利になったりするのでバイトも出来ず、、。お父さんの収入のみで生活をする日々の中、一応、月に5000円のお小遣い(お昼代)はもらえるので、自分にかかるお金はそこからまなっていてお昼は100円のおにぎり1個で毎日を過ごし残りのお金は貯金にまわしているという。

今抱えている RN:ハルキストの不安としては、将来ラジオの仕事に就きたいと思っているので専門学校への進学を希望しているけど果たして今の状況でその学校に入学するお金が払えるのか。ということ。貧困のせいで夢を諦めるというのは嫌なので自分に出来ることとして、まずは専門学校にいくために使える制度を調べている。と話を聞かせてくれました。


そしてもう一人!RN:ハルキストの電話を聞いて、過去に自分が奨学金制度を利用して学校に通っていたという先輩 RN:ほしさきさんにも電話をつなぎ話を聞いていきました。

私の体験でよければ

私の頃まだ高校には授業料があったので勉強めちゃくちゃ頑張って特待生入学で授業料免除入学金も免除してもらいました。父が病で倒れていて塾にも行けなかったです。教材や制服は恥ずかしいですがお下がりでした。唯一カバンだけ買ってもらえました。三年間上位にいるよう勉強に頑張りました。部活も探して部費が少ない部活でしたが楽しかったです。基本全部先輩のお下がりで私は過ごしました。ご飯は節約でカロリーメイト一個という酷い時もありました。先に言うとやってはいけません。

奨学金を高校から借りていました。大学も勉強頑張った甲斐があり国立に行って授業料免除成績優秀で入学金も免除、はじめての上京ですが大学の寮でした。月三万でした。大学からはバイトでめっちゃお金貯めました。この時も奨学金もらっていました。貯めていた理由は大学院に行くためです。私は研究者になりたかったんです。無事博士まで行きました。バイトしたりして逆に親に仕送りしてました。大学も奨学金結構ありますが大学院も少ないですがあります。院は皆さんにまだ早いかもですが。大学で借りていた奨学金ですがボランティアなどもしたお陰で半額免除で卒業しました。

研究者とはちょっと違った職に今ついてますが研究もできるしお給料から奨学金返しながら、実家に仕送りもしています。こんな体験だけですが頑張って勉強すれば良い事もあります。皆さん頑張ってください。
ほしさき
東京都、39歳、女の子


今夜お話を聞かせてくれたセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの田代先生のお話、そしてRN:ほしさきさんの話。生徒の君が住んでいる地域にも調べれば利用できる制度はあるはずなので自治体によって違いはあるけど貧困で困っている君はぜひ一度ちゃんと調べていみて欲しいです。

この後記の放送を聴く

聴取期限 2021年09月08日(水)PM 10:00 まで

しんどー相談室3日目。今夜のテーマは『貧困』。貧困でしんどい生徒の話を聴かせてもらいました。


こもり教頭「今週のSCHOOL OF LOCKは、今“しんどい!”という思いを抱えている生徒に向けて、『しんどー相談室』を行っています。月曜日は『ヤングケアラーでしんどい』、昨日火曜日が『学校に行くのがしんどい』というテーマで授業をやっていきました」

さかた校長「9月1日に2学期が始まってる子もいるし、延期になってしまってる子もいるし、地域によって状況は様々だけど、すごく勇気を持って2学期を迎えた生徒たちもたくさんいました」

こもり教頭「昨日、電話で話した、RN スイートポテトから書き込み届いてます」

1日終わった、、、
今日の朝昨日校長と教頭と話したスクールオブロックを聴きながら学校へ行きました。
行きたくなかったけど、校長、教頭、生徒のみんなが
わたしにはいると思って学校に行きました。
みんなの顔を見るのはやっぱり怖かったけど、昨日よりは下を向かず過ごすことができました。
スクールオブロックを楽しみに学校がんばりました!
やっぱり私にはスクールオブロックがあってよかったと
思います。
今日も最後まで聴きます!
みなさんも辛いことあると思うけど一緒に乗り越えましょう!スクールオブロック大好き!
スイートポテト
女性/16歳/広島県
2021-09-01 16:28


さかた校長「頑張ったね、スイートポテト! 本当に勇気を出して学校に行った中でも、辛かったり、怖かった気持ちもあったけど、それでも君が確かに前に進んで学校に行ったという事実が、君の勇気の証だし、その一歩や勇気は同じような気持ちを抱えてる生徒たちにすごく力を与えたと思うから、何度でも言う。本当にすごいよ! 胸張っていいからな!」

SCHOOL OF LOCK!


こもり教頭「今、聴いてるか? あと2時間で今日が終わるぞ。あと2時間だから、今日いっぱい頑張ったから、一緒に明日を迎えようね」

それでは今日の黒板はこちら!

SCHOOL OF LOCK!


『 貧困 』

さかた校長「しんどー相談室3日目の今夜は、こんなテーマで授業をおこなっていく!」

『貧困でしんどい』

さかた校長「進学をしたくてもできない」

こもり教頭「部活をやりたいけど、道具を買うことができない」

さかた校長「周りは欲しいものを持っているのに、私は持っていない」

こもり教頭「家が貧しいせいで友達にいじられる」

さかた校長「貧困という理由で、今しんどい思いをしている。 今夜はそんな君の声を聴いていきます」


♪ 夜とシンセサイザー / Lucky Kilimanjaro


さかた校長「確実な答えは見つからないかもしれないけど、探していくことにヒントがあったり、一緒に考えていくきっかけになればいいと思ってるから、今日も君たちが思うことがあったら、正直な気持ちを掲示板に届けてもらえたらと思う」

さかた校長「貧困ということに対して、俺も教頭も知らないことが多い。
ということで、今夜は、子ども支援専門の国際NGO『セーブ・ザ・チルドレン』の田代光恵先生と一緒に授業を行っていきます!
SCHOOL OF LOCK!ではゲストの方を先生とお呼びしているので、 今夜は田代先生と呼ばせていただきます!
まず、『セーブ・ザ・チルドレン』について教えてください」

田代先生「その名の通り、子ども達を守るというところで、子どもの権利の実現を目指して、世界中で活動しています。私はセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに所属しているんですけど、世界各国にセーブ・ザ・チルドレン・アメリカとか、〜イギリスとか、いろんなメンバーがいまして、その国の中だったり、海外でも子ども達のために活動している感じです」

さかた校長「その中で、田代先生はどのような活動を主にされているんですか?」

田代先生「私は、日本国内の子ども達の貧困問題の解決のための活動を担当しています。これまで東北の被災地の沿岸部で、教育に関わる費用の負担を少しでも減らそうと、子ども達に給付金を提供したりとか、去年はコロナの影響で食事もままならない家庭に対して食料品を提供したり。あと、直接的な活動だけではなく、社会や制度を変えていくことがすごく大事だなと思ってまして、活動で繋がった子ども達とか親御さんの声を社会や政治に届ける活動をしてます」

SCHOOL OF LOCK!


こもり教頭「今の日本での貧困は、どういうものなんですか?」

田代先生「日本の貧困は“相対的貧困”と言われています。その国の中で一般的にできること、当たり前と思われていることが経済的な理由でできない感じですね。
収入の目安で言うと、“貧困線”というのが、最新の数値で年収127万円未満ぐらい、お父さんとお母さんと子どもがいる3人家族で大体219万円未満とか。そのくらいで暮らしているイメージかなと思います。
今、13.5%が子どもの貧困率と言われてまして、日本全国で約260万人、7〜8人に1人ぐらいが相対的貧困にあると言われてます

こもり教頭「7〜8人に1人だと、1クラスで考えても…」

さかた校長「4〜5人にあたる数で、すごく正直な感想で言うと、めちゃくちゃ多い印象を受けて。もしかしたら自分が過ごしていた学生生活の中でも、知らないけどけっこういるんだって数字なので、驚きますね。この貧困の具体的な原因としては、どんなことがあるんですか?」

田代先生「本当にいろんな要素が絡み合ってるので、これというのは言いにくいんですけど、やはりそもそも所得が低いところですね。低賃金で。日本の総収入が下がってきてる状況だったり、不安定な非正規雇用の働き方が広がってきていて、なかなか収入が担保されない。
あと、子どもの貧困の中でも、ひとり親家庭の方の貧困が非常に深刻なんですね。実は、ひとり親家庭の場合は48.1%、2家庭に1家庭が相対的貧困にあると言われているので、非常に高い数値でして。特に母子家庭の方の貧困が深刻だと言われたりしてます。
あとは、親御さんの病気だったり、障がいがあったりとか。この間の放送でもヤングケアラーの話がありましたけど、そういったことで家計が安定しないですとか、昨今のコロナや災害で急に家計が厳しくなってしまった、そういったものも原因になっていくかなと思います」

さかた校長「コロナの影響を受けて仕事が不安定に、って生徒から話を聞くこともありますけど、そんな中でも親御さんも、家族を守るために目の前にある仕事を一生懸命やられてて、その思いとは裏腹に経済的に苦しくなってしまう状況もあるってことですもんね?」

田代先生「そうですね。なんとかやりくりしようとするんだけど、必要な金額に満たなくて、どうしても生活が厳しくなってしまう方。そういう方をサポートする制度も国や自治体が用意してたりするですけど、なかなか情報が行き届かなかったり、自分が使っていいのかなと思って利用を控えてしまったり、という方々もいますね」

こもり教頭「今夜は、そういった具体的な制度についてもお話いただければと思います」

さかた校長「10代の生徒もなかなか周りに助けを求めづらかったり、親御さんも家庭内で話しづらかったりするし、先ほど田代先生も仰ったように、なかなか行き届かないところもあるけど、今夜は是非これをきっかけに少しだけでも勇気を持って話せる機会を設けてくれたたなと思うね」

こもり教頭「声をあげるってことも大切ですよね?」

田代先生「まさに。相対的貧困の特徴として、見えづらいことがありまして。傍目には大丈夫そうに見えるんだけど実は困ってる子たちが日本の中にはまだまだ多いなと思います。その子自身が声をあげるのは大変なところもあるし、勇気が要るところがあると思うんですけど、それを開いていって、みんなで共有していくことで社会が良くなっていくことにも繋がるので、今日はいろんな声を聞かせていただきたいなと思います」

SCHOOL OF LOCK!


さかた校長「今夜は1人でも多くの生徒の声を聞きたいなと思っています。早速、生徒と話をしていきたいと思います」


私はお金の関係でやりたい習い事が習えませんでした。
兄弟もいるし、不自由のないようにはさせてもらっているのですが、やっぱりやりたかった習い事を楽しそうにやっている友達を見るのは辛いです。
サラ
13歳/岡山県


さかた校長「自由に好きなことが出来ないというのが。本当は勉強がしたかったり」

こもり教頭「習い事もね。音楽がやりたかったりとか」

さかた校長「将来に繋がるようなことだったりも、貧困、お金の問題で選択肢に入れることが出来ない状況があるってことですもんね」

田代先生「サラさんのように、何か習い事をやりたいなって時に経済的な理由で出来ない子達のために、お住まいの自治体では、もしかしたらクーポンとか、こういう制度とか無料塾があるとか、無料だったり安く通える習い事があるって紹介してたりするので、もし関心があれば大人の方に相談して一緒に調べたりもできるのかなってちょっと思いました」


私の家はシングルマザーでお金が少ないです。
最近はお母さんが仕事を辞めてしまって、もっとお金がないです。
でも今、私は中2で全然勉強が分からなくて、塾に行きたくて頼んでるんですけど、「お金ないから」で終わらせられます。
どうすればいいですか?
ピッピ
13歳/千葉県


こもり教頭「それこそ先ほどお話いただいた母子家庭で、ちょっと厳しい経済状況が続いてるってことですけど、塾に行きたいけど行けないと悩んでると。これも先ほど言っていただいたようなことがあるんですよね?」

田代先生「そうですね。自治体の制度ですとか、あとは地域の中で、こうした子達のために活動しているNPOさんもいらっしゃったりするので、そういうところを探してみたりとか。自分で探したりするのはなかなか大変かもしれないので、学校の担任の先生や部活の先生で自分が信頼できる方とか…あとは保健室の先生やスクールソーシャルワーカーの方とかに相談してみると、そういうところをご存知の場合もあるかもしれないかなと思います」

さかた校長「自分がいきなり親に対して話しかけるのは相当に勇気が要るし、お母さんお父さんのことを想って声をかけられない子達もいると思うから、まずは周りの近くの大人達に先に相談するのはいいかもしれないですね」

こもり教頭「しかも、ピッピの場合は自分からお母さんに話してて、家計の状態もわかってるからこそ言いづらいって状況は本当にあり得ると思うので、学校の先生とか身近な人に声をかけてもらえたらなと思います」

SCHOOL OF LOCK!


■貧困でしんどい
みなさん、こんばんは。
僕の父が自己破産の申請中です。
お小遣いも1年以上なし。
毎日の料理などの家事は僕が担当。
成績も平均評定4.71と優秀。
なのに、お小遣いがありません。
アルバイトをしようとしても、破産手続き申請中は世帯収入が増えると不利になってしまうらしく、出来てません。
もらえるのは、高校の昼食代用として渡される5000円のみ。
昼ごはんをとことんケチって、余った2000円でやりくりしていますが、全然足りません。
毎日のお昼ご飯も少なく、お腹を空かせながら、午後の授業を受けています。
ハルキスト(LiSAッ子)
18歳/北海道


ハルキスト(LiSAッ子) 北海道 18歳

さかた校長「久しぶりやね」

ハルキスト「お久しぶりです」

さかた校長「というか、ついこの前だもんな」

こもり教頭「そうですね。先月、宿題を出したけどね」

さかた校長「あの時はすごく楽しく自分の好きなことだったり、ラジオの話をしたけど。今日は教えてくれて、ありがとな」

ハルキスト「いえいえ。ちょっと辛かったんで、相談させていただきました」

さかた校長「今、お父さんの話もあったけど、家族はどういった形なんだろう?」

ハルキスト「父と母と、高1の妹と僕。4人です」

さかた校長「お父さんお母さんは普通に働いてるのかな?」

ハルキスト「母は専業主婦で、父がタクシードライバーを」

さかた校長「書き込みにも書いてくれたけど、お小遣いもなしってことは、こういう状況は1年ぐらい前からなのかな?」

ハルキスト「そうですね。この状況に慣れてしまって、“いつからだっけ?”というぐらい前ですね」

こもり教頭「“父が自己破産の申請中です”って書いてくれたけど、そのきっかけは?」

ハルキスト「6年ぐらい前に中古の家を建て替えたんですけど、その時にけっこうな額のローンを借りるじゃないですか。その後、だんだん収入も減ってって。タクシーなんで波もあるじゃないですか。で、そこにコロナが直撃して、“払えないね”ってことになって、弁護士さんと協議しながら破産手続きをしている状況です」

こもり教頭「その現状があるから、ハルキストもお小遣いをもらえない状態になってるってことね?」

ハルキスト「“捻出したいけど、その余裕がない”って言われてます」

さかた校長「高校1年の妹もそういう状況だもんね?」

ハルキスト「そうですね」

さかた校長「高校の昼食代を渡されてはいるとは思うけど、毎日のことだからね」

ハルキスト「そうなんですよ。先ほど書き込みを読んでいただいたんですけど、月に5000円いただいて、それは普段、僕が頑張ってるのを父もわかっているので、余ったお金はお前が自由に使えってことで、ケチりにケチって、1日100円ぐらいのおにぎりを朝コンビニで買って、昼休み5分ぐらいで食べ終わって、って感じですね」

こもり教頭「余らせようと思ったら、1日200円は使えないもんね」

ハルキスト「でも、余ったお金で最近いいことがありまして。その貯めたお金で6月ぐらいに、LiSA先生のライブのチケットが当たって支払ったんですよ。で、先週の29日の真駒内で人生初のライブに行ってきました」

さかた校長「LiSAッ子だからね!」

こもり教頭「それは本当に必死にやりくりして、節約して何ヶ月も貯めたお金で?」

ハルキスト「そうですね」

さかた校長「本当に好きなLiSA先生をライブで観られて。それは楽しんでくれたなら、俺たちもめちゃくちゃに嬉しいし」

ハルキスト「もう泣きました(笑)」

さかた校長「でも、そこに至るまでの。だっておにぎり1個って足りんやん」

ハルキスト「全然足りないですね(笑) 5〜6時間目もお腹鳴る時もあります(笑)」

こもり教頭「そりゃそうだよ」

さかた校長「だって、周りの子達は、弁当もそうだし」

ハルキスト「親が作ってくれた弁当とか見ると、羨ましいなと思いますね」

さかた校長「お腹いっぱい食えないのはしんどいな」

ハルキスト「ちょっと辛いですね」

こもり教頭「でも、その中で成績もしっかり保って。これは集中して勉強してる証拠だからね」

さかた校長「LiSA先生のライブもあったりするし、ラジオも好きで。そういうものもあるけど、今の正直な不安は何だろう?」

ハルキスト「個人的な趣味で考えれば、LiSAさんのライブに行った時、他のLiSAッ子さんの方がペンライトを買ってるのを見て、僕も欲しいなぁと思ったりもしましたし。でも一番、今、目の前に迫ってるヤバいのが学校なんですよ。専門学校の学費をどうすればいいのかなってのはけっこう心配になってます」

こもり教頭「専門学校に進学したいって思ってるの?」

ハルキスト「はい。放送系の専門学校に行きたいなって思ってます」

さかた校長「学費もそうだし、試験を受けるのにもお金かかったりするし、そういうところに不安があるのかな?」

ハルキスト「そうです。先ほど平均評定の話をしたんですけど、先生とも“お前は一応成績もいいし、専門学校はいい人が欲しいと思ってるはずだから、落ちることはほぼないと思うよ”と話をしているので、勉強面の方は問題ないんですけど、金銭面がかなり不安ですね」

こもり教頭「そうだよね。自分がそこに行くって選択をすると、自分だけの問題じゃなくて、家族全員と相談しないといけないことにもなってくるって不安もあるってことだな。それはお母さんお父さんに言えてるのかな?」

ハルキスト「両親には専門学校の修学支援新制度で、これぐらいだよと伝えてまして。でも、親は“ん〜、そっかぁ”って渋って、出してあげたいけど、現状が…っていう」

さかた校長「もちろん、ハルキストの気持ちも分かった上で、現実的な問題があるし、そこで親御さんも苦しく。それもわかるもんな?」

ハルキスト「はい。両親も僕がやりたいことには賛同してくれてるので。でも、申し訳ないって感じで、ああしてあげれば、こうしてあげればって言われていて、僕も親に近いところにいてわかってるので、なかなか“お小遣いちょうだいよ”とかは言えないですし」

さかた校長「田代先生、進学に対して不安を抱えているんですけど、助けを求めるような制度はあるんでしょうか?」

田代先生「ちょっとハルキストさんに聞いてみてもいいですか? お話聞かせていただいて、ありがとうございました。毎日すごく頑張ってるのが声を通して、私にも伝わってきました。で、さっき奨学金のこととか自分で調べてるって仰ってたんですけど、どんなのを調べてるか聞いてもいいですか?」

ハルキスト「国の修学支援新制度と学校独自の制度を併用できるよと先生から聞きまして、そういう感じですね」

田代先生「ありがとうございます。そこまで先生と一緒に調べ切れてるなんて素晴らしいなと思って聞いてました。高等教育の修学支援新制度で、経済的の困ってる子達も進学のチャンスがあるよと、このラジオでハルキストを通じて、みんなにも知ってもらえたと思います。なかなか知れない人が多いので。じゃ、社会福祉協議会とかに相談とか調べたことはありますか?」

ハルキスト「いや、ないですね」

田代先生「そうなんですね。私がお話を伺っていて1つ思ったのが、その社会福祉協議会で、経済的に厳しい方達向けの教育支援資金、貸付になるんですけど、そういうものを行ってるんですね。自己破産の場合にどういう手続きが必要になるのかは今ちょっと答えられないんですけど、もしかしたら、そこに相談に行くと、入学時に必要なものも貸付の対象にしてくれる可能性があるので、そういうところに親御さんと一緒にとか、先生の力を借りてとか」

ハルキスト「社会福祉協議会」

田代先生「はい。お住まいのところで調べてみてください。そこで教育支援資金、この名前は全国一緒だと思うんですけど。
あともう1つに気になったのが、そもそも高校にいる時にも授業料の免除とか、授業料以外のところで補助がある制度があるんだけど、そういうのを利用してるかどうか分かる?」

ハルキスト「ん〜、非課税の世帯ではないので。でも、制度を利用してるよってことで、授業料の一部免除の制度を利用してるよとは聞いてます。詳しい制度の名前は思い出せないですけど…」

田代先生「今、非課税の世帯って良く知ってるなと思って聞いたんですけど。ハルキストも妹ももう高校生で、高校在学でもけっこうお金かかるじゃないですか。中学までと違ってお昼代がかかったりとか。そういう時に、さっき言ってくれたみたいな授業料が無料になる制度とか、非課税とか生活保護の世帯の方には奨学給付金もあるので、もし対象に当てはまったらと思って、確認させてもらいました。ありがとうございます」

SCHOOL OF LOCK!


ハルキスト「こちらこそありがとうございます」

さかた校長「その社会福祉協議会は、検索したら、すぐわかるんですもんね?」

ハルキスト「はい。あと、自分が住んでる街の名前とか入れてもらえたら出ると思います」

こもり教頭「何よりも今の話を田代先生がして、ハルキストから出る言葉がしっかり準備してないと出ない言葉だなと思ったんだけど。教頭先生は母子家庭で学生の頃にどうしてもダンスがしたくて、ダンスで将来、大人になって稼いで食っていきたいって思いがあったから、三重県出身なんだけど、母親に上京させてもらって、私立の学校に行かせてもらってたんだよね。当時、ダンススクールとかも通わせてもらってて」

ハルキスト「はい」

こもり教頭「今考えると、すごく莫大なお金がかかってたの。中学くらいから自分がやりたいことを一生懸命やる環境を整えてもらってたから、母親にすごく負担をかけてた部分もあって、母親もすごく頑張ってくれてたから、一杯一杯になった時期があったの。で、連絡とかしてると、自分の親だから離れててもわかるわけよ。仕事で疲れてるんだろうなとか、いつ寝てるんだろうとか」

ハルキスト「はい」

こもり教頭「大人になってわかったんだけど、俺に仕送りしてくれてたり、学費払うためにすごく働いてくれてて。でも、俺は夢を叶えたかったから、そこに目を瞑ってた時期があって、それがすごく苦しかったのね。で、おじいちゃんとかにもお金を貸して欲しいって電話を自分からしたりとかして。何か家族に頼ってる自分が情けないなとか、それでしか自分の夢を叶える方法がないんだって無力さに打ちひしがれてた時期があったんだけど、それでも自分の夢を叶えたいって想いを貫き通させてくれたのは親だったのよ」

ハルキスト「はい」

こもり教頭「で、当時の俺はそこの想いしかなかったから、それだけでやってたけど、ハルキストにも今きっと夢があるじゃない。だから、専門学校に行きたいとか具体的なビジョンが見えてえるじゃん。その中で、奨学金を調べて、行くために自分は何が出来るんだろうって自分の選択肢を増やせる行動って俺は本当に素晴らしいなと思ってて。なぜなら自分はそれが出来なくて、すごく親に負担ばっかかけてきた学生生活だったから。だから今、ハルキストが自分の引き出しと選択肢をいっぱい持って、もちろん辛いのもわかるのよ。家族とか家庭の状況がわかるから。それを素直に言うのが辛いのもわかるんだけど、でも、今の自分が叶えたい想いも、今輝いてる大切な想いだから、いっぱい自分で考えて出せる選択肢で向き合えるところは向き合って欲しいなと思う。あと、そこに頼ることは悪いことではないし、恥ずかしいこともはないと思うから」

ハルキスト「はい」

こもり教頭「俺は専門的なことは全く分からないから、こうしたらいいよとは言えないけど、自分の夢に向かって、突き進みたい想いはすごく共感できるから、絶対に俺が高校1〜2年生の時とは違う選択肢をハルキストは選べるし、それをできるだけの想いの熱量と技術があるから、すごくピュアにその想いに向き合って欲しいなって、今の話を聴いてて思った」

SCHOOL OF LOCK!


ハルキスト「ありがとうございます」

さかた校長「俺は田代先生とハルキストの話を聞いてて、素直にすごいなと思ったわけ。いろんな制度を知ってるし、普通に自分がこういう選択を取れるってことも知ってたし。親御さんのことも想って、自分なりに前向きに選んだものがあったから、“めちゃめちゃカッコいいな!”って思ったよ」

ハルキスト「ホントですか?」


♪ だってアタシのヒーロー。 / LiSA


さかた校長「うん! 俺は絶対ラジオの仕事やって欲しいなと思ってるし、君が今そういう風に思った事だったり、話す時に絶対に魂が乗るし、いい意味で、めちゃめちゃいい経験だったり、大切な選択をしてるから、君の未来にワクワクするな!」

ハルキスト「ホントですか」

さかた校長「LiSA先生もめちゃくちゃに応援してくれるよ」

ハルキスト「そうだと嬉しいです!(笑)」

さかた校長「もうオマエに向かって歌ってるからな」

ハルキスト「はい(笑)」

さかた校長「本当にいろんな選択があると思うから、またそこで親御さんと話して、ハルキストが思うように進んで欲しいな」

ハルキスト「ありがとうございます。頑張ります!」

さかた校長「話してくれて、ありがとな!」

こもり教頭「頑張って!」

ハルキスト「ありがとうございました!」

さかた校長「本当に“ハルキストかっけーな”と思ったし、『だってアタシのヒーロー。』じゃないけど、今こうしてハルキストが言葉をかけて、同じ状況の子だったり、聴いてる子にもすごく力をくれたと思うから。最後のハルキストの“頑張ります!”の声がめちゃめちゃ心強かったな」

こもり教頭「そうですね」

SCHOOL OF LOCK!


同じ
私も高校の時に私立の行きたい高校に通わせて貰って、今も奨学金借りて専門学校に通わせて貰ってるから今はして貰うことしかできないけど、私自身就活の年で嫌でも自分に向き合ってます。ハルキストくん一緒に頑張りましょう。
ゴンザレス小力
女性/19歳/山梨県
2021-09-01 22:48


さかた校長「社会福祉協議会だったり、そういう制度の話をしててハルキストから出た言葉に、田代先生も素晴らしいと言ってたけど」

田代先生「そうですね、正直びっくりしました。私たちが関わってる子達の中でも、ハルキストが調べてくれてた修学支援新制度を知らなかった子がけっこういるんですよね。国も頑張って広報してる中で、ハルキストがすごく詳しく調べてたりとか、学校独自のも調べてるって言ってたのもすごくびっくりして。やっぱりいろんな道があると思うんですよね。奨学金とか学校独自のものとか、あと民間団体がやってるものとか、そういうところに自分自身でアンテナを広げていけるって本当にすごい力だなと思いました」

さかた校長「併用できるかもしれないってところまでしっかり調べてたし、これをきっかけに言葉を知って調べてみて、“あ、当てはまるかも?”って選択肢が広がる生徒も現時点で絶対にいると思うし、こういう言葉や情報を、みんなと共有して行きたいなと思います」

SCHOOL OF LOCK!



♪ Another Great Day!! / LiSA


こもり教頭「この時間は、貧困でしんどい思いをしている生徒の書き込みを見ていきたいと思います」


中3の受験生です。
親の収入がコロナの影響で大きく変化してしまいました。
「交通費がかかるので、高校は自転車で行ける距離のところにしろ」と言われています。
しかし、私の気になっている高校はすごく遠いです。
通学に片道1時間ほどかかるので、毎日となると多額のお金が必要になります。
その学校は私の好きな科目を活かす事のできるところで、学力にも余裕があります。
今まで散々親に迷惑をかけて生きてきました。
その学校でしか生きていけないというほどの熱量はないので、我慢した方がいいのでしょうか?
行けるのなら、行きたいのですが。
ミニメ
15歳/神奈川県



私は中学3年生で高校受験生です。
ちょっと重たい話になるのですが、うちにはお金がないです。
両親が私と弟がやりたい事ができるように、いろいろ頑張ってくれたりしていることも知っていますし、なるべくやってみたいと言ったことや欲しいと言ったものは叶えられるようにしてくれています。
でも、やっぱり進学となるとたくさんお金がかかりますし、普段から私たちのことを想ってくれている実感があると、余計に今の自分の希望を言うのがすごく申し訳なくなってしまいます。
そんなこともあって、今、自分の本当のやりたいことも分からなくなってきてしまっていて、行きたい高校も決められないままです。
もう決まっている人の方が少ないとは思うのですが、自分の未来の姿が本当に思いつきません。
正直、成績は悪くないので、ある程度は自由に決められる現状だし、親のおかげでいろんなことをさせてもらえてきたこともあって、興味があることもかなり多い方だと思いますし、好きなこともたくさんあります。
でも、お金のことがどうしても頭をよぎってしまって、遊ぶにも学ぶにもすごくいろいろ考えてしまいます。
どんな考え方をすればいいのでしょうか?
分かりません。
シャプペ
15歳/大阪府


こもり教頭「高校受験の2人」

さかた校長「進学をするとなると、やっぱりお金の面で気になってしまう。そして、学力的には2人とも全然選べる選択肢があるけれども、金銭面でその選択を取れない状況があって、親御さんにも話しづらいともありましたけど」

こもり教頭「これって大学とか専門に行く時に制度があるのと同じように、高校に進学する時にも支援してくださるものってあるんですか?」

田代先生「はい。自治体さんによってはそういう支援をしているところもあって、東京都だと受験生のチャレンジ支援貸付金をやっていて、高校の受験の時も使えたりするんですね。で、一応名前的には貸付なんですけど、合格をして実際に入ると返済をしなくていいという制度なんかもあったりします。ただ正直それをやってる自治体さんは限られちゃってたりするので、住んでるところでどんなことをされてるのか調べてみていただいたりとか、さっきのハルキストのところでご紹介した、社会福祉協議会さんも高校入学の時にも支えることはしてくれてるので、その辺りも調べてもらえるといいのかなって思いました」

こもり教頭「そうですね。自分がやりたいことに対して、選択肢があることを知らないまま悩んでしまう状況もあるんだなって感じたので」

さかた校長「受験代もすごくかかるし、何校も受けると限られてくるから、そういう制度があることを知るだけで少し視野が広がるというか」

田代先生「高校入学の時って、受験料もですし、制服とか教材の費用とかもすごく高くなったりとかするので、入学の前にそういったところ何か使えるものがないか先生に相談したりとか、親御さんと一緒に調べたりは、もしできそうだったら是非していただけるといいのかなと思います」

SCHOOL OF LOCK!


ありがとうございました…!
さかた校長、こもり教頭、田代先生。
本当にありがとうございました。
「社会福祉協議会」というものは知らなかったし、今まで人に頼ることは恥ずかしいことだと思ってました。

急に人に頼ることはまだ難しいかもしれないけれど、「頼ることは恥ずかしくない」という言葉を信じて、少しずつ人に頼ってみようと思います。

みなさんの優しいメッセージ。
本当にありがとうございます。
本当に力になります。
校長・教頭の言葉に背中をバンッ!と叩かれたような気がしました。
たくさんのエールを頂きました。

この苦しい状況下でも、少しでも楽しめるようにLiSA先生の曲を聴いて、前を向いて頑張っていきます…!

本当に、本当にありがとうございました……!!
Harukisuto(ハルキスト(LiSAッ子))
男性/18歳/北海道
2021-09-01 23:03


さかた校長「本当に最後に“頑張ります!”って言った力強い言葉に、俺たちが背中を叩かれたし、同じように思ってる生徒のみんなも絶対に勇気や力をもらったし、ハルキストはすごいことをやったらからね」

こもり教頭「あと、この書き込みでも書いてくれたけど、今すぐ急に人に頼ることは、もしかしたら難しいかもしれないし、18年間そうしてこなかったのに、明日から急に180度変えるのは本当に難しい事だって分かるけど、いきなり全部が全部じゃなくてもいいと思いますし、今まで言えなかった一言が言えるようになることだけでも変わっていくことだと思いますし。何かそのきっかけになればと思ってますし、そう思ってるのならば絶対に応援したいなと思います。言うことは恥ずかしいことじゃないと思うから」

さかた校長「全然恥ずかしいことじゃないし。今日ハルキストのおかげで、みんなが“社会福祉協議会”という新しい言葉も知れたし、いろんな制度を知ることが出来たから、本当にそういうきっかけの時間になったらなと思うから、本当にありがとう」

貧困
セーブ・ザ・チルドレンの方の話を聞いて、うちんちももしかしたら相対的貧困かもって思った。今、母子家庭で、高校2年女(私)、小学4年生(男)、3歳(男)とママの四人家族で、今ママは首が良くなくて、仕事してないのでやばいかも。ママも家計がやばい〜ってふざけた感じで言ってるけどよく考えてみたら貯金だけのやりくりは無理があるよな。子供たちに心配かけないようにしてるのかな。うちもバイトしてないからほんとにキツイのかもしれない。
まくがふぃん
女性/16歳/群馬県
2021-09-01 22:18


さかた校長「コロナですごく仕事が不安定になった家庭もいれば、不意な事故だったり、病気だったりとかで、今までの仕事が思うように出来ないとかの家族がいる場合に、こういう事が誰にでも起こり得るというか」

田代先生「おっしゃる通りですね」

こもり教頭「コロナ禍になって1年半ぐらい経ちますけど、家計が急激に変わった人もいると思うんです。その中で子どもに対しての支援って、窓口が広がったりとかしてるんですか?」

田代先生「国とかはコロナの対応とかでいろんな制度を用意してまして、生活に関わるような費用を貸し付けたり援助したりとか、住居の家賃を補助したりするとか。まくがふぃんさんのような、ひとり親家庭の方には給付金のようなものが去年も行われたり、今年に入ってからは、それを2人親に広げて、そういう子達にも給付をしようってことも広がったりしてますね。なので、本当にいろんな制度が出てきたりしているので、自分がどういうものが使えるかをぜひ相談してみたり、確認してみたりする。なかなか子ども1人では難しいかもしれないけど、ネットでもすぐに出てきたりするので、見てもらえる時間があるといいのかなと思います」

こもり教頭「まくがふぃんも最後に書いてあったけど、"うちもバイトしてないから本当にキツイのかもしれない”が、何か苦しみ始めてしまうのは違う部分もあるのかなって思いつつも、でも、まくがふぃんは一番上のお姉ちゃんだからこそ感じてしまう部分とか、背負わないとって思っちゃうじゃない。僕が1人っ子なんであれですけど、もし自分が長男で、まだ下にも兄弟がいてってことだったら、今のような行動はできてないと思いますし。
…となった時に、背負うものが少しでも分けられるものがあるのであれば、自分が知ってることだけでも助けられることもあるし、自分が助けてもらうこともあるのかなって、今の話聞いてて思いますね」

SCHOOL OF LOCK!


さかた校長「すごく純粋に思ったことで、いろんな形の制度がある中で、先程の進学だったり、こういった家庭の金銭的な補助とか、申請して、すぐに明日から可能ですとなるのは実際難しいんですかね?」

田代先生「すごくいいポイントで、申請したからといって、なかなかすぐに使えるものばかりではないし、むしろ時間がかかるものの方が多いと思います。例えば、振り込みで1〜2ヶ月かかってしまうとか、そういったもあるので、ちょっとでも気になることがあったら、できるだけ早めに調べてみるとか相談してみると、少し見通しが持てるようになるので、いいんじゃないかなと思いますね」

さかた校長「動き始めるには大人の力が必要かも知れないけど、きっかけのネットで検索するのは10代の生徒の君でも出来ることでもあるから、思うようなことがあればすぐできることがあるんじゃないかなと思うからね」

こもり教頭「今、10代の生徒に対して言ってますけど、これって逆も然りで、親御さんがその制度を知らないが故に何もしてあげられなくて悩んでるっていう声も届くんですか?」

田代先生「はい。私達のところに届きますね。今日お話ししたような専門学校とか大学進学のための新制度だったり、高校の授業料だったり、授業料以外を補填する制度だったりもあるんですけど、アンケートを取ってみると知らないって人が一定数いらっしゃるんですよね。
で、国も頑張ってるんだけど、なかなか情報が届かないこともあるし、あと他の人に知られたくないってところもあったりします。生活保護制度って聞いたことあったりすると思うんですけど、私達が活動している中でも、生活保護を申請できるような収入状況なのに、学校に知られたくない、学校に知られると評判が良くなくなっちゃうと声を届けてくださる方もいるんですよね。
でも、ハルキストが言ってくれたように、頼ることって全然悪いことじゃないし、その時は今あなたが困ってるかもしれないけど、別の人がいきなり困っちゃうかも知れない。誰でもどうなるか、私も本当にいつどうなるかわからないですよね。そんな中で、いつでも利用できることが社会の中で広まっていくことがすごく大事だなって思いますね」

SCHOOL OF LOCK!



♪ 沈黙 / 石崎ひゅーい


さかた校長「本当にいろんな制度があるということも知って、そこから時間もかかることを田代先生から伺いましたけど、書き込みでぜひ話を聞きたいな生徒がいて」

ほしさき 東京都 39歳

こもり教頭「書き込み、ありがとうございます。そういう制度を使って高校大学に行ったって話ですけど、高校はどういう制度を使っていったんですか?」

ほしさき「特待生で入ると、全額免除とか半額免除があるんですけど、全額免除を取って、さらに成績優秀ということで入学金も免除してもらったって制度です」

さかた校長「これは家庭の金銭面の問題でその制度を取らないと希望の学校には行けなかったりしたんですかね?」

ほしさき「はい。どうしても通えないとなって、どうしたらいいんだろうって絶望したんですけど、その時まだ母が生きていて、いろんな人に聞いたら、奨学金制度があるというのと、入学金や授業料が免除をやってる私立があって、そこを受けることにしました」

こもり教頭「ほしさきさんは高校受験や大学受験の時は、こういう道に進みたいって夢はあったんですか?」

ほしさき「はい、ありました」

こもり教頭「じゃ、明確なビジョンがあった上で、この学校に行きたいって想いの下、何か選択肢を…という中で、奨学金だったり免除になるものを探して行かれたと?」

SCHOOL OF LOCK!


ほしさき「そうですね」

さかた校長「ほしさきさんの夢、書き込んでくれましたが、研究者になりたいという夢があって、そこに至るまで本当に専門的な勉強をしなくちゃいけないというところで。奨学金制度を使いながらも、夢を追う中で苦労したのはどういうところだったんですかね?」

ほしさき「学会に行く時とかに、お金を出してもらえるのは発表する時とかだけだったので、聴きに行く時は自分で出さなきゃいけないとかあったりする時に、恵まれてない家だったので、自分のバイト代とかを貯めておかないといけないなっていうのはありました」

こもり教頭「お母さんから奨学金があると教えてもらって調べたと言ってましたが、いざ自分が行動して、ご両親に話す時に戸惑ったりしました?」

ほしさき「行きたい学校はあったけど、奨学金の学校も確かに進学率もいいし、私の夢が叶うんだったらどんどん使って欲しいって言いました」

さかた校長「その夢があって、想いがあっても、そこで親御さんにそういう話をする時って、どこか心苦しいとかあったんですかね?」

ほしさき「お金の面で苦労させてるとか、あと塾にも行かないのに学校の上位の成績を取らせてるのは親も引目だったと思うんで、そういうので苦しかったですけど、でも叶えたい夢があるから、自分で突き進もうと思ったんですね」

さかた校長「実際に夢を持って、その制度を使いながら叶えられて今がある。奨学金の制度を使って良かったなと思うところはどういうところですかね?」

ほしさき「バイトだけで暮らしていけなかったので、奨学金があると最後のギリギリの線のところまではお金があるのは助かりましたし、あと借金みたいに捉えられることも多いんですけど、返してしませばいいやと思っていたので、とにかく夢に向かって、夢を叶えればきちんとお金も返せるんだと思っていたので」

さかた校長「実際に夢を叶えて、お仕事に就かれた上で、そのお金は返していった感じなんですかね?」

ほしさき「そうですね。で、最後に助かったのは大学も成績優秀で過ごすことができたので、(返済が)半額になったりとか全額は返さなくてもいいとなったので、勉強だけは頑張っておいた方がいいなと思いました(笑)」

さかた校長「今、実際になりたい夢だったり、向かう先の進路が決まっている生徒たちに、ほしさきさんの実体験からリアルな話を届けることができました。力になる言葉をありがとうございます」

SCHOOL OF LOCK!


こもり教頭「ありがとうございます」

ほしさき「ありがとうございます」

こもり教頭「ちょっときっかけを作ったりとか、やっぱり言いづらかったりするのもあるじゃないですか。でも、自分の夢を叶える時に、他に選択肢があることが強みになったと思いますし、使ったが故に自分のやりたいようになって、意外と踏ん切りをつけられるんだなって、話を聞いて感じましたね」

さかた校長「しかも、頑張ってしっかり結果が付いてくる場合があるって実体験から教えてもらったから、生徒たちが夢を追う上で励みになるというか」



今日の黒板


SOL!


『“いま”をつくる声』

田代先生「今日は参加させていただいてありがとうございました。いろんな話とか書き込みを読んでいる中で子供たちが、自分が我慢した方がいいんじゃないかとか、だけど夢を諦めきれないとか。あと先生方(校長たち)の話でもあったかなと思うんですけど、今を諦めちゃうっていうのは絶対になくしていきたいと思って。今日みなさんの声を聴いてまさにそういう声がみなさんの今を作っているなぁということで“いま”を作る声というのを書きました。子供たちって未来の存在とか、将来にそういうのを取っておけば?ってよく言われちゃうんですけどやっぱり品行んの状態にある子とか困っている子たちも今が大事なんですよね。それで今日子供たちが話してくれたので逆にそれを受けて私たち大人、勝手に先生方も仲間に加えて社会がどういう風に子供たちのための環境を作っていけるか。そんなことを考えたのでこの一言にさせていただきました」


♪ まわる、まわる / SUPER BEAVER


さかた校長「SCHOOL OF LOCK!、そろそろ下校の時間です!
今夜は子ども支援専門の国際NGO『セーブ・ザ・チルドレン』を代表して田代先生、本当にありがとうございました」

田代先生「ありがとうございました」

さかた校長「最後の仰った、“いま”の声っていうのは、僕らも今の生徒たちの声を聞いて、大人としての役割や責任として、いろんな人に届けないといけないなと。もっと気軽に気楽に、世間体とか恥ずかしいとかあるかもしれないけど、そこがなくなるぐらい、もっと制度が身近にあったら、もっともっと良くなるから、どんどん声を上げて、共有していかないといけないのかなと改めて勉強させていただきました」

こもり教頭「それこそ最初に仰ってくださった、7〜8人に1人の貧困率となった時に“うちは関係ないから”だけじゃないことが多いというか。もしかしたら自分がすごく大切に思ってる友達が、深く悩んでることがあるかもしれなくて、その時に知ってるだけでかけられる言葉があったりするかもしれない。だから声にすることってすごく大事なんだなって感じました」

さかた校長「引き続き、僕たちでも声を上げて、みんなに届けて共有していきたいなと思います。SCHOOL OF LOCK!は明日夜10時に再び開校!」

こもり教頭「起立! 礼!」

さかた校長・こもり教頭・田代先生「また明日〜〜〜〜〜!!!!」


♪ ありあまる富 / 椎名林檎


SCHOOL OF LOCK!




さかた校長の放送後記

希望の選択肢が、当たり前に選べるように。みんなと声をあげて、話しあっていきたい。


こもり教頭の放送後記

届ける声と、届けられる声 みんな一緒に。

この後記の放送を聴く

聴取期限 2021年09月08日(水)PM 10:00 まで

Music 2021.09.01PLAYLIST

家の経済的事情で「遠い高校に進学できない」「塾に行けない」10代の声

ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。9月1日のテーマは『貧困でしんどい』です。子ども支援専門の国際NGO団体、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの田代光恵さんをゲストに迎え、パーソナリティのさかた校長とこもり教頭とともに、家の経済的事情でやりたいことができないというリスナーのメッセージを取り上げ、支援団体や制度を紹介しました。

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