今夜の授業テーマは…【電話できないけど聞いてほしい】

SCHOOL OF LOCK!

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聴取期限 2023年09月20日(水)PM 10:00 まで

今夜の授業テーマは…【電話できないけど聞いてほしい】


COCO教頭「暑すぎて、とーやま委員が長袖を捨てようかなって言ってた。Xの書き込み、めっちゃ私一緒やなと思ってました」

こもり校長「そんなんあったっけ?」

COCO教頭「今日あげてたのよ(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


『 初オンエア 』

こもり校長「今夜のSCHOOL OF LOCK!は初オンエア。これからSCHOOL OF LOCK!から流れる音がどこよりも早い世界初の音ということになります。初めてここで生徒と一緒に聴けるのがそもそもいいし、聴いてる場所は違うけど、同じものを一緒に共有できる時間は、俺はすごく好きなんだよね」

COCO教頭「素敵だよね」

こもり校長「で、どんな楽曲かは正直まだ分かっておりません。何と言っても初オンエアだからね。だからこそ、この“いくよいくよ!”のこの時間がずっとワクワクするみたいなところもあるし。ということで、今夜は我が校の飼育小屋の子犬、豆柴の大群の新曲『ぷりぷり』の初オンエアから。SCHOOL OF LOCK!、今夜も開校!」


♪ ぷりぷり / 豆柴の大群


こもり校長「10月4日にリリースされる豆柴の大群のニューシングルに収録される新曲『ぷりぷり』
やっぱ豆柴ちゃんたちは、我が校の飼育小屋の子犬ってこともあったから、昔から、“なんじゃこの曲?”って、タイトルを聞いた時、いつも思ってたわけ。で、今回も思った。“何? 『ぷりぷり』って?”って。って思ったんだけど、やっぱり豆柴ちゃん達がやると、なぜか成立してしまう不思議さ。で、“ぷりぷり”って音が、聴感上、言葉で言ってるのが後ろのトラックとかですごく表現されてる感じがあるっていうか。プププ〜って音色とかだったりとかもすごく世界観に引き込まれる感じもあるし、今の新体制の豆柴ちゃんたちの表現だったら、どんなパフォーマンスになるんだろうなとか、振り付けとか楽しみだなとか、久々に会いたいなとか、そんなことをすごく思わせてくれる、すごくメンバーが頭の中に思い浮かぶ感じの楽曲だったな」

COCO教頭「私お会いしたことないのよ」

こもり校長「意外にも」

COCO教頭「そう。まだなくて。でも、この“ぷりぷり”って、この擬音を聴くと、それだけだと怒ってるのか、プニプニしてるものなのか、ふざけてんのか、いろんな想像力が働くんだけど、この歌詞を見ていて、“そんなマジギレしてる感じじゃないよね”とか、“ぷりぷりしててごめんなさい”って、可愛くこういう風に怒ってくれたら、こっちも全然嫌な気はしないなって思う。結局この“ぷりぷり”は私にとって可愛い“ぷりぷり”だったなって思いました」

こもり校長「なるほどね。でも、やっぱ豆柴ちゃんの顔を思い浮かべながら…会ったことがないから分からないだろうけど、本当に憎たらしいけど、可愛いやつらで。何か、またミユキとかに“ぷりぷりして”とか言われたら、俺ムカついちゃうんだろうなとか思いながら聴いてたりとかして(笑) メンバー1人1人が本当に思い浮かんだ。ちょっとまた生放送教室に来てくれないかな。教頭も会ってないし。また遊びに来てください」

COCO教頭「お待ちしてます」

SCHOOL OF LOCK!



こもり校長「さぁ、今夜のSCHOOL OF LOCK!、授業テーマは…!」

『電話できないけど聞いてほしい!』

こもり校長「理由があって、直接電話で話すことができない生徒や普段電話ができないから書き込んでいないという生徒、電話で話すのが苦手な生徒も、もちろんいると思う。今日のSCHOOL OF LOCK!、授業で電話を繋ぎません。2時間みんなからの書き込みだけで授業していきます」

COCO教頭「学校生活について、友達関係や恋愛相談、家族のことだったり、相談したいこと、悩んでいること、普段吐き出せない気持ち、電話では言いづらい本音など、今聞いてほしいことを自由に書き込んでください」

こもり校長「今夜は書き込みだけだから、大学を今の状況だったりとか、今の君の気持ちだったりとか、長くなってもいいから。書ける範囲で詳しく具体的に教えてくれると嬉しいなと思っています」

COCO教頭「授業を聞いて思ったことや感じたこともどんどん送ってきてください」

こもり校長「今日、“書き込むだけなんですけど”ってところで、すごくいろんな生徒がいろんな想いを届けてくれたのね。いろいろ読んでる中で、夏休みが最近明けたってこともあったりとか、すごく同じ想いを持って悩んでいるけど、周りに言えてない生徒の声が結構あって」


私はいつも4人組で過ごしているのですが、最近その中の2人が特別仲が良くて移動教室の時も先に行ってしまいます。
最初はその2人組のうち1人が私といつもペアみたいな感じだったので、もう1人の子に取られたような気分です。なので最近は4人の中のもう1人の子と一緒にいることが多いです。
また、4人でいれる方法はないでしょうか?
ポス
-/12歳/愛知県


こもり校長「学校の中での、仲良しなグループって正直あるじゃん。全員が全員と仲良くはできないわけだから」

COCO教頭「ある。類は友を呼ぶしね。やっぱ、仲良い子たちも集まってくるもんね」

こもり校長「となった時に、やっぱり人のバランスもあるじゃん。今の気分だったりももちろんあるから、こういうこともあると思うわけ。4人で本当は仲がいいはずなのに、ポスみたいに特別2人だけ仲良くなっちゃうと、取り残された本人ともう1人って、何か疎外感を感じちゃうし。で、たぶんこのポスの中でも、あと1人と一緒にいるのが、そんなつもりはないけど、泣く泣くその子と一緒にいちゃってるんじゃないか、みたいな罪悪感を感じることも、もちろんあると思うのね」

電話できないけど聞いてほしい
こんばんは。
私は今、人間関係に悩んでいます。クラスで4人組の中に入っているのですが、ほぼ3+1人組になっています。元々3人で仲が良かったところに私が入りました。
そのため仲にあまり入れずに夏休みになりました。そして夏休みが明け、何とか4人組になれました。ですが、あまり3人のテンションについて行けずにいます。夏休みが明けて2週間ほどたちましたが、すごく疲れました。言いたいことも言いづらくて、テンションにもついていけません。
長くなってしまいましたが、グループで上手くいられるようにしたいです。もしよかったらアドバイスください。
さく!
女性/14歳/愛知県
2023-09-13 16:57


こもり校長「やっぱり、グループで一緒にいるとか、友達と一緒にいるには…っていうところで悩んでいる生徒は本当にたくさんいるんだなっていうことと、普段、本当に声にできていないんだなって。だから今日送ってくれたんだなってすごく思ったけど。教頭はどうだった?」

COCO教頭「やっぱりグループで活動をみんなしてたし、1人でいるのが、仲間はずれにされている風に見られたくないなって思いもあったのね」

こもり校長「自分から1人でいる時もあるけど?」

COCO教頭「そう。だから、そういう時間も本当は欲しかったし。3人グループだったのね。でも、3人ってなかなか難ししいのよ。1人でちょっと考えたいなってなっても、“あ、この子、1人でいるんだ”って周りから思われたらどうしようとか、そういう葛藤は常にあったよね」

こもり校長「で、どうしてたの?」

COCO教頭「結局は、自分の気持ちを伝えていって」

こもり校長「どう伝えたの?」

COCO教頭「“今の言い方ちょっときつくて、若干嫌やったかも”みたいな」

こもり校長「そういうのを周りに?」

COCO教頭「結構言っていった。グループに1人ちょっときつい子がいて。“いや、全然いいねんけど、何か若干さっきの気になったかもしれん”みたいな」

こもり校長「それって、伝えることによってある種ちょっとリスクというか、“COCOって敏感だから、一緒にいるの疲れるんだよね”って逆に言われかねないじゃない」

COCO教頭「うん。でもそこで離れたら、このグループじゃなかったってことかなと思ったら、言っていいなと思って。でも結局、“ごめん、全然気がつかへんかった”って、その子は気づいてくれたから、結果3人でいれたんやけど。それまでは、やっぱ“これ言って嫌われたらどうしよう?”みたいなのもあったし、“みんなといるためには、やっぱここで1回、自分の気持ちを言わなきゃいけないな”って思って動いたのもあるのかな」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「なるほどね。そういうので言うと…」


友達との付き合い方で困ってます。
自分はあまり好まない友達なのですが、クラスではその子以外あまり関わりがなく、仕方なくというのは駄目ですが、関わってます。
仲の良い友達はみんな別のクラスなんです。
自分は仲良くなりたいと思ってるんですが、その子と小学生の時、消しゴムを取られたり、物を借りパクされたりしていて、あまり良い思い出がなく。。
アオゾラ
-/15歳/長野県


こもり校長「って子もいるんだけど」

COCO教頭「ん〜。今のその子を見てあげてほしいなってのはあるよね。過去にそういう借りパクとかされて、自分の中で嫌な思いしたりとか、トラウマになってることってあると思うけど。でも、今はその子がどうかを見てあげて、判断した上で行動した方がいいんじゃないかなと思うよね」

こもり校長「でも、さっき教頭が言ったみたいなことってあると思ってて。1人でいることによって、周りからそういうレッテルを貼られるのが怖いというのもあるじゃん。俺は全くなかったんだけど、そういうのが」

COCO教頭「強いね」

こもり校長「俺は逆に本当にそういうの言えなかったの。教頭みたいに“それ、すっごく嫌だったんだけど”みたいな。俺はそれが言えずに、グループから出て行っちゃうタイプだったの。自分が嫌だと思うものには蓋をするじゃないけど、嫌だなって思うんだったら、そこで喧嘩してもしょうがないし、逆にそこから何も言わずに離れちゃえばいいやって。だから、1人でいることも多かったし」

COCO教頭「1人でいるってことに対して、周りからどう思われるとかっていうのはあんまりなかった?」

こもり校長「なかったかも。自分は嫌だと思ってるから1人でいるんだよ、みたいなことも、うまく表現表現できてなかったんだろうけど。そういう感じで立ち振る舞ってたから、逆に、このアオゾラの、言えずに何か関わってしまうみたいな形はちょっと分かんない。言ってもしょうがないみたいなところもあるから」

COCO教頭「“自分は自分、人は人”って、分かり合えないところも絶対あるもんね」

こもり校長「でも、周りのことをすっごく気にしちゃうみたいなところはすごく分かるね。
だから今日は、いつも書き込んでくれてる生徒はもちろんなんだけど、普段電話できない生徒とか、電話が苦手な生徒も今夜はいろいろ書き込んで欲しい」

SCHOOL OF LOCK!



僕は今高3で受験が近づいているのですが、僕は専門学校を志望しています。
けど、僕が通っている高校はほぼ自分以外の生徒全員は大学に進学するんです。
毎週、模試があり、友達とも進学の話をする機会はたくさんあるのですが、友達に自分の進路をちゃんと話せたことがありません。
僕は柔道整復師になりたいです。
けど、この夢を誰かに話して笑われるのがとても怖いんです。
チキンハート
-/17歳/秋田県


こもり校長「この、話して笑われるのがとても怖いと思っちゃう気持ちは、やっぱり、周りがほぼ大学に進学するっていう状況下で、自分がみんなとは違う道を選ぶ状況だから思っちゃうってことなのかな」

COCO教頭「それもあるかもしれないよね」

こもり校長「どうだった?」

COCO教頭「今、まさにチキンハートと同じタイミングで、私は大学に行くことを…行くことにされたって言うとあれなんやけど、決心したのよ」

こもり校長「この9月のタイミングぐらい?」

COCO教頭「そうそう。というのも元々、私、美容師さんになりたくて。で、美容学校の体験とか友達と一緒に行ったりとか、お母さんに内緒でしてて。お母さんは大学に行ってくれるものだと思ってたから。なんだけど、やっぱり大学に行ってる自分が自分自身で想像できなくて、そろそろ進路の紙を出さなきゃいけないって時に、お母さんに“大学行きたいとこがないから、美容学校に行きます”って言ったら、“いやいや、あんたはたぶんそこまでの熱量ないよ。どうしても行きたいんだったら大学4年間行った後に、お金を出して通わせてあげるから、まずは大学行きなさい”って言われて」

こもり校長「うん」

COCO教頭「で、そこから。行こうと思ってないから、受験勉強もしてないわけじゃん。で、自分が行ける、勉強をそんな頑張らなくても行けるというか、今の自分のレベルで狙える所が、たまたま私の大好きな2個上のいとこが通ってる大学だったのよ。もう、それだけの理由で大学に行って。でも、結局その英語を突き詰めたいってことが発見できたから結果オーライではあったんやけど」

こもり校長「うん」

COCO教頭「でも、たぶんチキンハートは、すごく柔道整復師になりたいって気持ちがちゃんと書き込みにあるような気がして。私はそこまでではなかったのよ。髪の毛いじってみたいなとか、あとは大学受験の勉強をしたくないなぁとか、ちょっと逃げてたところもあって。美容師さんとか全然楽じゃないんだよ。楽じゃないんだけど、美容学校に行く方が勉強せずに行けるかなって思っちゃってたところもあったから。でも、自分が本当にやりたいことって、話して笑われるぐらいの夢ってすごくかっこいいと思うからさ。人と違うことって全然ダサくないし、逆に自分を持っていてかっこいいとうちは思うから。本来であれば“こういうことをした方がいいよ”ってアドバイス、的確なものができたらいいんだけど、自分もこの当時は結構フワフワしてたから、なかなか言葉にするのが難しいっていうことはあるよね」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「チキンハートは、“誰かに夢を話して笑われるのがとても怖いんです”って言ってくれてるから、もしかしたら俺が今言うことはすごく逆のことになるのかもしれないけど、俺が小学校の時に、“中学受験して東京に行く”って言った時は、まぁ笑われたね。“俺、EXILEになるんだよね”って。東京に行くって言った時はすごかったよ」

COCO教頭「だって、周りにいないでしょ」

こもり校長「いない(笑) 三重県の村で育った子が、いきなり受験しますって。当時、やっぱ本当に〇〇村って村だから、“え? 中学受験?”みたいな。三重県の伊勢とか都市に中学受験、進学校を受験するって子が何年かに1人いるかいないか…みたいな。で、その子はもう家柄で、“あそこ(の家)はね”って言われるような。なのに、そんなのも吹っ飛ばして、“俺、EXILEになるから東京行きます”って言った時はすごかった」

COCO教頭「うん」

こもり校長「で、俺は、逆にそういう経験はある。友達のお母さんが、“頑張って!”みたいな。でも、小学生ながら分かるわけ、“こいつ、(そんなこと)思ってないな”って。それは正直分かるし。俺はまだ小学生だったから、あんまりそれをダメージと感じなかったのはもちろんあるだろうけど。究極論の感じでいくと、その後、そういう声はばっさり聞こえなくなったわけ、上京してからは。でも逆に、自分の追いかけたい夢に対してフォーカスはすごく当たったから」

COCO教頭「うん」

こもり校長「チキンハートの中で“怖い”みたいな気持ちがあるのはすごくリアルなことだと思うわけ。やっぱ嫌じゃん。自分が頑張ろうとしてることを笑われたりしたら。でも、もしかしたらそれを口にした時に、そうなってしまう現実は確かにあるかも。だって、周りはみんな、“え? だってそのためにここにいるんじゃないの?”って子ももしかしたらいるかもしれないし」

COCO教頭「そうだよね」

こもり校長「でも俺は究極、自分のやりたいことをやり切った先には、そういう声が一気にバタッって消えた経験もあるから。もし、その現実にぶち当たったとしても、チキンハートが進みたい場所に進めば安心できると思うから。だったら、そこに向かって突き進むって強引な方法を取るのも俺はあるなって思う」

COCO教頭「そういう選択肢もあるよね」

こもり校長「だから、いいんじゃないかって思うけどね。話したかったら話した方がいいし」

SCHOOL OF LOCK!


電話できないけど聞いてほしい
こもり校長、COCO教頭こんばんは。
僕は今高校3年生で、受験を控えています。母子家庭で、裕福な状況ではないのですが、大学に進学したいと母親に告げました。第1志望校は地元から通える国公立大学でそこなら行ってもいいと言われました。しかし、最近の模試判定でもE判定で、合格には程遠いくらいです。第2志望校は県外の私立大学で、A判定は出たのですが、一人暮らしをするとなると金銭面できつくなり、家にも迷惑がかかる事になります。
大学へ勉強したいと思う反面、やはり地元で就職をすべきかな、とも思っています。
校長、教頭、なにかアドバイス等があればお願いします。
タンタンジェント
男性/17歳/山口県
2023-09-13 19:24


COCO教頭「これは難しいね。まず、第二志望の私立大学でA判定出たってのはすごいし、本来であれば、もしかしたらお金のこととか気にせずに行けたら、そっちも選択肢に入ってたと思うんだけど、やっぱり母子家庭だし、すごくお母さんのことを考えてあげてるやん。家に迷惑かけちゃうかもしれないって。でも、地元で就職をすべきかなってとこまで飛ばなくていいと思ったのね」

こもり校長「なんで?」

COCO教頭「私、大学5年行ってるんやけど、1年休学してるのよ。今、この年齢になって、社会人を経験した時に、大学5〜6年行ってる人ってたくさん周りにいるのね。それが、例えば高校から大学に行く時に浪人っていう選択肢を取った人もいるし、あとは大学中に2年間留学とか行って大学5〜6年行ったってパターンもあんねんけど。
これはもう全然話半分で聞いてくれてたらいいんやけど、やっぱりお母さんのこともすごく大切にしてるタンタンジェントやから、そばにいてあげたい、お金がかからない方法を選んであげたいのはすごく分かるし、自分やったらなんかそうしてたかなっていうのはあるんやけど。仮に今、志望校がE判定で、来年の1月の共通テストで結果が出なかったとしても、1年、例えばアルバイトをしながら勉強し続けるとか、いろんな選択肢はあると思ってて。
自分が大学の時って、例えば仲良い友達と一緒に卒業できないのちょっと嫌やなとか、大学に5年行ってる自分って社会に出た時どう思われるんやろうとか、ちょっと不安に思ってたことはあったんやけど、今振り返ると、全然いろんな選択肢があって、みんなそれを選んで、やりたい行きたい方を選んできてたから。そういう選択肢も1つとしてあるよっていうことは思ったね」

SCHOOL OF LOCK!


こもり校長「俺、タンタンジェントの書き込みを読んだ時に思ったのが、そのパターンももちろんあると思うわけ、浪人して。もしかしたら自分の第一志望で、母親と手を組んで一緒にできるような方法を一番に取りたいっていうのもあると思うんだけど、母親に対しての恩もあるし、迷惑を掛けたくないって思うところがあるから、だから就職って道を選んでいるのかなと思ったわけ。
やっぱり、浪人してアルバイトで繋いで、もう1回チャレンジさせてくれって言うのって、すごく心配もかけるだろうし、負担もかけるだろうし。だとしたら、ストレートに、“お母さん、もう大丈夫だよ。成人になったし。自分の力でもう一発いってみるわ”って言えるぐらいまで体力を蓄えてからじゃないと、逆にもっと不安にさせちゃうんじゃないかとか思うところもある。だから、COCOさんが言ってくれた選択肢ももちろん1つなんだけど、そこすらも、今は選択肢にない状態なのかなとか。うちも母子家庭だから」

COCO教頭「そうだよね」

こもり校長「生まれた時には(父親が)いたんだろうけど(笑)、気付いた時には僕お母さんしかいなかったから、その選択肢はすごくあった中で、俺は母親にめちゃくちゃ金銭面で迷惑かけたから。中学受験もして1人で学生寮とか住ませてもらってたから」

COCO教頭「しかも東京までのレッスンとかもね」

こもり校長「だから、俺は爆裂に迷惑かけてたね。ただ、これは今だから言えることでもあるのかなと思うのは、話して話して流されてみるっていうのもすごくあるなって思ってて。俺が上京するって時、実は最初は、母親はちょっと反対だったの。もちろんお金がないからね。だから、“あんたがお爺ちゃんに自分で話に行きなさい。で、おじいちゃんが協力してくれるんやったらいいよ”って言ったの。だから俺は卒業式の日にさ…卒業式の日だよ(笑) 朝早くにおじいちゃんとこに行って、“東京に上京するんだよね。協力してくれない?”って。“あ〜分かったわ〜”ってなって、母親に言ったら、“じゃ、いいよ。やってみるか”って話になったわけ。で、意外と流されてみるっていうのも1つの選択肢で。もしかしたら、タンタンジェントの母親に言った時に、“いや、やっぱりそこはごめんね”ってなる可能性もあるんだろうけど、そしたらそっちに流れてくると、また違う体力の蓄え方をしてチャレンジできる時が出てくるかもしれないし、何よりも自分1人だけで抱えるよりは話してあげたほうがめちゃくちゃいいと思う」

COCO教頭「それはそうだね」

こもり校長「特に片親だから。逆もしかりだよ。お母さんも誰にも話す人いないんだから。タンタンジェントしかいないんだから。そこはめちゃくちゃ話してあげるのが俺はいいと思うけどね。そうすると、もしかしたらお母さんが言いたいことと伝えたいことも出てくるかもしれないし、そうすると、腑に落ちるところが2人で受け皿を作れるかもしれないから」

COCO教頭「お互い気を遣って言ってないこともあるかもしれないしね」

こもり校長「だからこそ、これが言えなかった気持ちも分かるから。今日、文章にしてみて、今日こうやって書き込んでくれたことで、自分の中で言いたいことがまとまってくれたら、すごく嬉しいなと思う。きっかけになってくれたら嬉しいと思うし」

SCHOOL OF LOCK!



♪ more than words / 羊文学


COCO教頭「さっき書き込み紹介したチキンハートから書き込み届いてます」


校長たちの話を聞いてスッキリしました。
大学に行かなくても共通テストまでは受けるので、大学に行く人よりもいい点を取って、自分なりのけじめをつけて専門学校に行こうと思います。
チキンハート
-/17歳/秋田県


こもり校長「いいね。いや、すごいと思う。選択肢の幅が増えるというのは絶対に大事だしね」

COCO教頭「しかし、今日のこういう授業が何かのきっかけになってくれたら、すごく嬉しいなと思うな」

こもり校長「言っても、今話してることって俺たちの1ストーリーでしかないじゃん」

COCO教頭「本当にそう」

こもり校長「もしかしたら今日、こうやって書き込んでくれた生徒の書き込みを読んで俺らが話している時に、やっぱり一方通行だから、もしかしたら生徒からすると、“いや、それそういうことじゃなくて”って思うことも起きると思う。だって、俺らが一方的に話しちゃってるから。でも、その中でも、自分も思うことが、こうやって言ってくれたことをダイレクトに受けると、自分の言葉で届けたいと思うものも出てくるし、チキンハートがそう言ってくれれば、もちろん超嬉しいよね」

COCO教頭「嬉しいよね、応援したいしね」

こもり校長「だからこそ、今日は生徒のみんなが普段は書けないけどって書いてくれるっていうのもすごく嬉しい」

時間がない、
こもり校長、COCO教頭、そして生徒の皆さん、こんばんは。
電話をしないで書き込みを紹介する、という今日の授業テーマを見て、この書き込みを書いています。
私は今、とある2つのことで悩んでいます。1つ目は、生徒会選挙のことです。
学校のために何かをすることは、すごく楽しいです。でも、去年のトラウマが怖い。
去年。児童会長だった私は、兄弟学級の1年生と親睦を深めるために、レクを企画しました。でも、まともな計画もできずに実行し自爆してしまい、それ以来人前に立つような仕事はやめようと思っていました。
でも、中学の入学式で前に立って話した時、楽しいと思いました。
やっぱり生徒会をやりたい。でも、もう傷つきたくない。その境目で揺れています。
2つ目は、部活のことです。私はバスケ部なのですが、1人だけ初心者で周りに迷惑をかけていないかと思い込み、また自爆し、何ヶ月も行けていません。
もうじき部活をやめます。でも、顧問の先生と会うと、色々な感情がごちゃごちゃになって泣き出してしまいそうで踏み出せずにいます。怖いです。
消えちゃえばこんな悩みもなくなるのかなー、なんて思ったりもします。
もう何もかもがつらいです。苦しいです。
私よりも苦しんでいる人は、世の中に何人もいます。
でも、そうやって気持ちを押し殺そうとすればするほど苦しいです。
私はどうすればいいですか?どうすれば、全部ハッピーエンドになりますか?
よかったら意見を聞かせてください。
今日は期末テスト前なので、勉強しながら授業に参加したいと思います。
夜空ちゃん
女性/13歳/千葉県
2023-09-13 20:32


こもり校長「まずは、やっぱりこうやって書き込みしてくれて、ありがとうということと、期末テストだから勉強しながら授業に参加してくれているということで。それもすごくありがとう。勉強は期末前だから大変だろう。今、たぶん、いろいろと詰め込まなきゃいけない時期だから。で、悩んでることは、生徒会選挙か」

COCO教頭「校長、生徒会やってたんじゃなかったっけ?」

こもり校長「誤情報? 俺はそれはできない」

COCO教頭「違うね。失礼しました。全然違いました(笑)」

こもり校長「でも、高校1年生の時に新入生代表スピーチをした。たぶんそっちだよね」

COCO教頭「それだ。 …でも、夜空ちゃんは人前に立つことがでも楽しいって本当は思ってるんだもんね。傷つきたくない境目で揺れてるのは、しんどいよね」

こもり校長「やりたいことは、やっぱりやれるのが一番だとは思うんだけど、でも、やはりどうしても傷ついてしまうことをしようとしてるからね。人前に立つことは、目線を浴びることは。人の目線は刃物のような鋭利さを持っているから。たとえそれが何でもない目線だとしても、角度によっては傷ついてしまうことがもちろんあるから、悩んでしまう気持ちはすごく分かるしね」

COCO教頭「これが、例えば、生徒会をやりたくないのにやらされてて、人前に立たされてる状況だったら、“今すぐやめな。無理しないでいいよ”って思うんだけど、夜空ちゃんの中では、“生徒会をやりたい”って言葉が、“でももう傷つきたくない”の前に来てるから、そこがやっぱり本質なのかなって、この書き込みを見て思ったんやんか。“去年まともな計画もできずに実行し、うまくいかなかった”ってお話ししてくれてたけど、これってすごく良いことだと思ったの。新たな発見というか。またチャンスがあれば、計画をしっかりして実行した時に、どういう結果が生まれるかが分かるから、夜空ちゃんはすごくいい経験をしているなって、私はこれを読んで思ってるんだよね」

こもり校長「うん」

COCO教頭「人前に立つって、さっき校長が言ったみたいにすごく鋭利な刃物で刺されているようなシャープさがあるけど、でも、それに立ち向かった人しか見られない景色があると思っていて。やっぱり人前で発表することって、これから生きていく上で何回かあることだと思うし。社会に出ても。だったら、うまく練習台で使うって言い方は良くないけど、今はまだ準備できる時間がきっとこの先もあるから、それに向けて、この生徒会をやりたいっていう想いを大切にするって方向性もあるんじゃないかなって思ったな」

こもり校長「それに悩んでいる中で、部活のことでもすごく悩んでるじゃない。迷惑をかけたくないみたいな感じって、さっきの話にも付随しているし、“もうじき部活を辞めますって言って、部活の先生と会うと、いろいろな感情がごちゃごちゃになって踏み出せない”って、たぶん、やっぱり辞めたくないんだろうなと思う。踏み出せないってそういうことそうだと俺は思うんだよな。怖いよなって思うし、何かを無くしてしまうのもすごく大変なことだし。でも、それをすることによって迷惑をかけてしまうんじゃないかっていって自分をすごく追い込んでしまうという。
だからたぶん、夜空ちゃんの中で悩んでいることが、どっちもすごく中立なところに立っているから、どこにポジショニングを置けばいいか分からないところで悩んでいるのかなと思うね」

COCO教頭「そうだよね。バスケは初心者だからこそ、全然迷惑をかけてもいいと思っていて。これが、経験者なのに全然うまい動きしてくれないとかだったら、周りからしたら、ちょっとオイオイってなるかもしれないけど、誰しも初めてってあるし、もし気持ちの本当の部分では部活をやっていきたいって気持ちが少しでもあるんだったら、今だからこそ全然迷惑かけちゃっていいって思うけどな」

こもり校長「そうね。で、そういう悩みがすごく明確にあるのももちろんだけど、今、夜空ちゃんが、何もかもが辛くなっちゃっている状態が俺はすごいしんどいことだと思うの。書き込みにもあったけど、“私よりも苦しんでいる人は世の中に何人もいます。でも、そうやって気持ちを押し殺そうとすればするほど苦しいです”って言ってる中で、俺の中で何を思うかっていうと、いや、もちろんいると思う。この世の中にすごく悩んでいるっていう人はめちゃくちゃはいるのは事実なんだけど、今、夜空ちゃんがその周りにいる苦しい人に手を差し伸べようとする、その気持ちのように、君も今、その世の中で悩んでいる1人なんだよっていうことに気付いてほしい。君1人だけ蚊帳の外じゃないんだよって。その中にいる君もその1人なんだよ。手を差し伸べられるべき人なんだよって。だから、押し殺そうとする必要はもちろんないし。でも、俺もこんな偉そうなこと言っているけど、じゃあ自分の不満だったりとか苦しいことをぶちまけて、“全部もうやめ! もう俺疲れたので、仕事やめます!”って言えないもんね」

COCO教頭「(笑)」

こもり校長「やっぱり自分も普通を壊すのが怖いし、日常を壊すのが怖いし。だから、どうやって立ち向かえばいいかも分からないし。でも辛いことなんて死ぬほどあるし。だから、もがいてるんだろうし。
だから、俺もたぶんきっと夜空ちゃんと一緒。毎日辛いこともあるし、どうすればいいか分からないし。俺もすごく思う。全部どうやったらハッピーエンドに終わるのかなって。悩むよなって、苦しいよなって、この気持ちどうすればいいんだろうなって俺もすごく思う。だから、すごく一緒だなって俺も思ってる。
だけど、こうやって一緒に何か想いをもし話し合えるんだとするならば、お互いの辛いものを1個ずつ交換できたら、一緒の気持ちになれるのかなとか。こういう風に想いを言ってくれたからこそ、もしかしたら気持ちが通じ合うんじゃないかなって、すごく俺も期待する部分がやっぱりある。希望にも思うところもやっぱりある」

SCHOOL OF LOCK!



♪ 最愛なる自分へ / Atomic Skipper


COCO教頭「夜空ちゃん。今、廊下(=X)に、メッセージ届いてます。
“自分よりも苦しんでいる人がいるからって、自分が苦しんでも良い理由にはならないと思う どうかご自身を大事にね”
“よく言葉にして文章にして、吐き出してくれたね。 自分の感情を押し殺さず、自分の心の声を大切にしてくれたらいいな〜”

こもり校長「そうね。いつしかなんとなく自分でその気持ちに名前を付けて理由をつけて、なんとなく納得してたけど、急にこれが納得できない日が来るみたいなのももちろんあるから」

電話できないけど聞いて欲しい
最近、学校に行くのが辛いです。
休み時間も、ご飯食べるのも一人。ガヤガヤした感じに孤独感とか、疎外感を感じてしまいます。私の学校は1年生から2年生に上がるとき文理で別れるのでクラス替えがあって、平均点の調整とかで、2年生から3年生に上がるときもクラス替えがあります。だから、1年生から2年生に上がるとき、せっかく仲良くなったのに、クラスが離れちゃった子がいて、それ以来あまり話さなくなりました。今年も同じ。2年生は修学旅行もあるから、ずっと一緒にいる友だちができた。でも、今年は離れてしまいました。唯一小学校から高校まで一緒の友達とも今年はクラスが離れたけど、その子は新しい友達ができて、その子とも全然話さなくなりました。そんな状態で半年過ごしてきて、一人なんて慣れてるつもりでした。進路の先生にも、受験は個人戦だ。最後責任取るのは自分だ。と言われ、それを自分に言い聞かせてきました。
でも、9月の頭にあった文化祭から、わたしの心が悲鳴を上げるようになりました。2日間に渡って開催された文化祭。1日目、わたしは、午前は去年仲良くなった他クラスの子と回りましたが、その子のシフトの関係で、午後は一人で、ずっと控室にいました。必ず何人かは待機してるので少しガヤガヤしてたのですが、ある数分間だけ、本当に私一人になる瞬間があって、そこで思ったよりダメージ食らったみたいです。2日目は、あんなに好きだった学校に行くのが嫌でたまらなかったです。頑張って辿り着いたけど、扉に手をかけても開けられませんでした。何が怖いのか、自分でもわからなかったけど、入りたくなかった。登校時間ぎりぎりでやっと入れました。入ったら、普通でした。私がいてもいなくても、気づかれないみたいなあの空気感。そこから、学校に行くのが嫌になってしまいました。毎日頑張って登校して、進路の先生の言葉を信じて、一人のほうが楽だって、自分に言い聞かせて、心を騙して。でも、もう無理かもしれません。今までもずっと聞いてきたはずの曲を聞いて涙が出てくる。何もしなくても、泣いてしまう。今も、なぜかわからないけど、泣きながらこれを書いています。
もう、自分が何を言いたいのかも、自分の気持ちも、どうしたいのかも、なぜ泣いているのかも分かりません、、
モアのすけ
女性/18歳/岩手県
2023-09-13 20:25


COCO教頭「これはしんどいね。でも、まずこの文章に、泣きながらでも言葉を紡いで私達に伝えてくれたのは、まずすごくありがとうって思う」

こもり校長「本当にありがとう」

COCO教頭「この進路の先生が、“受験は個人戦だ”って言ってたじゃん。それはそうだし、最後に責任取るのは自分だっていうのは分かるんだけど、でも、普段の学校生活ってまた受験とは違うわけじゃん。だから、受験が個人戦だからずっと1人でいることに平気でいなきゃいけないって全然思わなくてもよかったのにね。それを、“1人に慣れなきゃいけない”ってもしかしたら思ってたのかなと思うと、余計にちょっと心が苦しくなるなって思ったんだよね」

こもり校長「俺も同じ経験したことがあって、高校生の時に全日制から通信制に行っているので、もうくどいように言ってるんだけど、高校1年生の時に通信に行ったんだけど、その時に、いろんな友達から散々引き止められたわけよ。“え、通信行くの? 寂しいよ”みたいな。最後の登校の日は、みんなが黒板に書いてくれて、ケーキ持ってきてくれて、俺ってすごく愛されているなみたいな。それを機に通信に入ったんだど、通信に行ったら、まさしくモアのすけと一緒よ。俺なんていなくても、みんな超楽しそうにやってるの。体育祭とか文化祭とか、元々1年生の時のクラスのグループLINEなんて、俺なんかいなくても盛り上がっちゃうみたいな。それが嫌で、グループLINEとか抜けて、友達のことも正直“何だこのヤロー。あれだけ言っといて、結局これかい。俺なんていなくてもよかったんかい。あの時間は何だったんだ”って俺は高校生の時に実はすごく思ってて」

COCO教頭「うん」

こもり校長「それで、俺、すごくひとりぼっちだった感じがあったの。でも、その時にすごく助けられたのが、自分の夢。ダンスが好きだったし、今の仕事につながるようなことをやっていたから救われてたんだけど。でも、俺もすごく心が揺れてて。
逆に俺はあの時、通信に行ってて良かったなというか。これがもし全日で同じことが起きてたら、俺は絶対に耐えられなかったし、周りの人なんて信じられなかったし。特に俺は、高校生の時は思ってたよ。本当に思ってた。周りが“一生友達だね〜”なんて言ってたのに、(自分が通信に行ってから)男女問わず友達全員ひっくり返って、俺なしでみんな同じお揃いの靴とか買ってる、みたいな。“何だそれ”みたいな」

COCO教頭「うん」

こもり校長「でも、卒業して、10年経ったけど、俺いまだに高校の時の同級生と仲いいの。いろんな紆余曲折あったけど、やっぱ人と一緒にいるって、得意不得意もあるし、合う合わないもあると思うけど、俺はやっぱ好き。めちゃくちゃ好き」

COCO教頭「高校の時には、そういう手の平を返されたみたいな経験があって。でも今は仲いいわけじゃん。昔のこととかで、“ん?”って思うこととか、今はもうないの?」

こもり校長「ある時はあるけれどもね。話すしね。“んにゃろー!”みたいにね」

COCO教頭「(笑) でも話題にはできてるか」

こもり校長「話題にはできてるし、あと、モアのすけが書いてくれたみたいに、学校が好きでとか、1人が辛くてとか、仲がいい子と一緒にいるのが楽しくてとか、誰かといるのが楽しいのであれば、俺はきっと絶対に誰かと一緒にいるという選択肢をやめない方がいいと思うの。で、人ってそういうもんだと思う時も大事だと思うの。自分からアクションを起こさないと、平気で離れていってしまうものなんだなって思うことも意外と大事で、つなぎ留めないといけない、つなぎ留めておかないと繋がってないような友達関係なんて薄っぺらいじゃんって人もいるかもしれないけど、俺はそれを、薄っぺらいって思ってるものをずっとやり続けられる努力ができるものが、絶対に人との繋がりだと思うから。
たぶん、今はすごく辛いこともあるだろうし、何が辛いんだろうと思うこともあるかもしれないけど、何かそういう信じられるものだったり、自分の心をもしかしたらもう1回騙すことになるかもしれないけれど、騙してもいいと思うんだったら、人とつながり続けるって、すごいことだと思うから、俺はモアのすけに諦めてほしくないなってすごく今思ってる。こう言って話してくれたからこそ。
俺も友達の話とか、ここで話すのすごく嫌だった(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


COCO教頭「(笑) でも、自分が経験したことだもんね」

こもり校長「でも俺は、モアのすけの話を聞いた時にすごく思ったから」

COCO教頭「届いてると思うし、そういう話を聞けて、私も嬉しいと思った」

こもり校長「ありがとう」



今日の黒板


SCHOOL OF LOCK!


『どこかにある』

こもり校長「今日、“電話しないよ”って授業テーマにして、すごくいろいろな書き込みが届いて。初めて見るラジオネームの子もいるし、いつも書き込んでくれるラジオネームの生徒の子が、“実はそんなことを思ってたんだ”とかって気付けたきっかけもあって。
たぶん、どこかにいろんな気持ちがみんなの中にあるんだと思うの。そのどこかにある気持ちは、気づいていない生徒もいるかもしれないし、どこかにあるこの気持ちをどこに吐き出していいか分からないって悩んでる生徒ももちろんいると思う。
いつも俺たちは電話で話させてもらってるけど、電話で話さなきゃないってことでもないし、みんなが“今日は何か暗い話になっちゃって申し訳ありません”って書いてくれてることもすごく多かったんだけど、君のそのどこかにある気持ちを俺たちは聞きたいし、君がいったい何を思っているのか、どういうことを感じているのか。それを改めて本当にもう一度知りたいって思えるきっかけになった。
だから、この学校が、君たちのどこかにある、その気持ちの置き場所になれるような場所をもう1回作りたい。もう1回作り直していきたいと思ってるから。もし良ければ、その気持ちをまた俺たちに預けてくれないかな」


♪ 話をしよう / GLIM SPANKY


こもり校長「SCHOOL OF LOCK!そろそろ下校の時間です」

COCO教頭「改めて、みんなが本当に思ってくれてたことを、ちゃんと中核の部分まで聞けば、今までそれに気づいてなかったことにもちょっと申し訳ないって思ったし、全然うまい言葉で並べなくていいから、どんどんこれからも聞かせてほしいと思った。一緒に解決できるか分からないけど、寄り添ってしっかり聞いていきたいと思った」

こもり校長「俺もやっぱり、今さっき、あれ(自分が嫌だったことの)話をして、話し終わった後に、“あ、俺、これは嫌なことだったんだ”って自分でも気付くし。でも、俺もたぶん、まだ話せていないこともいっぱいあるだろうし。それって一方的なものになってしまうかもしれないけど、それが何か交換できるだったらいいなと思ってる。だからこそ、これからもSCHOOL OF LOCK!はあり続けていこうと思います。
さぁ、SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時に再び開校!」

COCO教頭「起立! 礼!」

こもり校長・COCO教頭「また明日〜〜〜〜〜〜!!!!」


こもり校長の放送後記

"声"にならない"声"をこの学校に届けてほしい。


COCO教頭の放送後記

勇気を出してくれてありがとう。

この後記の放送を聴く

聴取期限 2023年09月20日(水)PM 10:00 まで

Music 2023.09.12 PLAYLIST

友達グループについていけないなら…「嫌なことは嫌と言う」「むしろ1人でいる」10代の声

ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。9月13日(水)は、「電話できないけど聞いてほしい」をテーマに放送。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、番組の掲示板やX(旧Twitter)、メールで届いたリスナーのメッセージを紹介し、自身の学生時代について語りました。そのなかから、友達付き合いについてのトークを紹介します。

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