今夜はTHE 2の古舘 佑太郎先生が来校!!

SOL!

配信期間は終了しました

今夜はTHE 2の古舘 佑太郎先生が来校!!


こもり校長「さあ、今日生放送教室に来てくれるゲスト講師は、THE 2の古舘佑太郎先生です。今週木曜日、2月22日にTHE 2のラストライブがあります。で、今日は、ちょっとその前に、校長がどうしても一緒にお話させていただきたいってこともあって、今夜、来てもらうことになりました」

SOL!


『 2009 』

こもり校長「2009年。この年が、このあと来てくれる古舘先生と、この学校との出会いの年になるんだけども、15年前、当時、古舘先生は18歳です」

COCO教頭「今年も開催が決まった、SCHOOL OF LOCK! が贈る10代限定 夏の音楽フェス『マイナビ 閃光ライオット2024 produced by SCHOOL OF LOCK!』

こもり校長「この『閃光ライオット』は2008年に始まって、その2年目、『閃光ライオット』2009年にエントリーしたのが、古舘先生の前身のバンドThe SALOVERSです」

COCO教頭「The SALOVERSは、ファイナルステージへと進んで、その年の会場は、東京ビッグサイトの屋上、野外特設ステージ」

こもり校長「2009年8月8日。その会場で演奏した曲が、この曲」


♪ China / The SALOVERS


こもり校長「今、流れてるのは『China』という曲で、The SALOVERSは『閃光ライオット2009』の審査員特別賞を受賞。古舘先生、この『閃光ファイナル』の時ことは、覚えてますか?」

古舘先生「いや、懐かしいっすね。ほんとに思いだすだけでキュンキュンする思い出。いや~、懐かしいわ~」

こもり校長「“キュンキュンする”っていうワードは、なんかいい表現だな、と思いましたけど」

古舘先生「年齢的にも青春ど真ん中ですから」

こもり校長「18歳ですもんね」

古舘先生「そうです。高校3年生の夏ですから」

こもり校長「うわ~。では改めて自己紹介お願いします」

古舘先生「はい。THE 2のボーカル古舘佑太郎です

こもり校長「お久しぶりです」

古舘先生「お久しぶりです」

COCO教頭「初めまして。教頭のCOCOと申します」

古舘先生「はじめまして」

こもり校長「前回、古舘先生が来てくれたのが、2021年6月ということなので、もう3年ぶりくらいになるんですね」

古舘先生「経ちますね。SCHOOL OF LOCK!、ほんと10代からお世話になってて、もう結構、何でもかんでも喋って来たんですよ」

COCO教頭「ありがとうございます」

古舘先生「だから、僕にとって“ヤンキー母校に帰る”みたいなノリだったんですけど。でもあの日は萌歌先生がいたから」

こもり校長「たしかに! そうでしたね」

古舘先生「僕の普段の学生ノリでやってしまっては彼女に申し訳ないって気持ちで、めっちゃいい子にしなきゃって思って」

一同笑い

古舘先生「紳士的に振る舞おうと思って頑張ったんですよ」

こもり校長「そう考えると、だから僕たちは、ある種言えば、古舘先生の1番普通な部分というか、ニュートラルな部分をまだ知らないというか」

古舘先生「そうかもしれないですね。あの時とは」

こもり校長「ちゃんと話すみたいなのって意外となくて。で、今回ラストライブ前に、どうしても僕が直接お話したかったっていう」

古舘先生「いや。嬉しいです。ほんとに」

こもり校長「この学校じゃないところでね、ちらほらとお会いしたんですね」

古舘先生「はいはい。そうですね」

COCO教頭「そうなんすね?」

古舘先生「そうなんですよ」

こもり校長「でもなんか、ほんとに面と向かってじゃないですけど、ちゃんと話したこともなかったなっていう中で、今古舘先生が何を思ってるのかとか、どういうことを感じているのかっていうのを、直接僕がすごく聞きたくてお声掛けさせて頂いたんすけど。ほんとに、こんなバタバタした時期に来ていただいてありがとうございます」

古舘先生「いやいや。もう、こちらこそっていう感じで、絶対来たかったので」

こもり校長「ありがとうございます。今日はよろしくお願いします」

古舘先生「お願いします」

SOL!


こもり校長「あと『閃光ライオット』の話が出たんですけど、実は去年から『閃光ライオット』再始動しまして、今年も夏にやるんですよ。『閃光ライオット2024』。改めて、閃光ライオット再始動みたいなの聞いて、思うことってあります?」

古舘先生「いや。でもやっぱし聞いた時は単純にまず嬉しいっていうのと、なんかこう、“あ、俺にもあったんだよ。その時代”みたいなちょっとおっさん臭い感情になっちゃいましたね(笑)」

COCO教頭「OB感がすごいですね」

古舘先生「そうなんですよ。だからなんか羨ましいですね。もう、自分も1回経験してるくせに、わがままですけど、いいな~っていう」

こもり校長「“もう1回”って言われたら、やっぱもう1回やりたいもん?」

古舘先生「いや。あの年齢に戻れるならやりたいですね。でも僕、当時、もう思春期特有の尖り倒してて」

一同笑い

古舘先生「もう毎晩、夜月で小説読む、みたいな痛々しい男の子だったんで」

こもり校長「いや。めちゃくちゃいいじゃないですか」

古舘先生「そうなんです。だからあんまりバンド同士の友達ができなかったんですよ。だから、今戻ったら、もっとバンドの仲間作りたかったな、と。もっと普通に喋って、っていう思いはありますね」

こもり校長「でもたしかに、他の『閃光』出身のバンドの方の話とか聞くと、それこそ“ファイナルに出てから横の繋がりで”とか、“あそこで出会ってから何年かずっと関わりがあるんです”とかって話も聞いたりもするんで」

古舘先生「そうなんですよ。だから時を経て大人になってから再会して仲良くなる、って。お互いバンド続けてたりすると、また喋って、お互いもう丸くなってるんで喋れる、みたいな」

こもり校長「磨きがかかってね」

古舘先生「そうなんす(笑)」

こもり校長「まずは、古舘先生とこの学校との出会いをみんなに聞いてもらったんだけど、ここからは、2009年以降から2024年の今日まで、古舘先生の歩みを、みんなと一緒に、たどっていきたいと思う! 古舘先生も一緒に振り返ってきましょう」

古舘先生「はい」

こもり校長「The SALOVERSは、2012年にアルバム『珍文完聞 - Chin Bung Kan Bung-』を発表し、メジャーデビュー。2014年8月には、『喉が嗄れるまで』をリリース」

COCO教頭「この『喉が嗄れるまで』は、『閃光ライオット2014』の応援ソングでした」

こもり校長「そして、2015年に無期限停止を発表して、2015年の3月には、この生放送教室に来てもらってます。その時は、とーやま元校長とあしざわ元教頭時代」

COCO教頭「噂によると、とーやま元校長が最後に号泣したという」

古舘先生「そうなんですよ」

COCO教頭「どういうことですか?」

古舘先生「とーやま元校長、僕、すっごい仲いいんで、その時はなんか嬉しかったんすけど、今思うと、ちょっとモテようとしてたんじゃねーかな? って。異常に泣いて、自分が主役みたいな感じだったんですよ」

こもり校長「古舘先生の背景を背負って、自分が青春の真ん中にいるぞ感ね(笑)」

古舘先生「それでちょっとモテようとして。とーやま元校長ってそういうとこあるんすよ」

こもり校長「狙わずに中心に入れる才能ありますよね。とーやま元校長」

古舘先生「それが時に迷惑なんですけど。僕も結構、エモーショナルな気持ちになりたかったのに、なんか、心がパ~って冷めちゃって」

こもり校長「相手の方が泣き過ぎて自分の方が引いちゃうってやつですね」

古舘先生「まさにそれだったんですよね」

COCO教頭「何してんすか? とーやまさん。ほんとに」

SOL!


こもり校長「そして古舘先生は、ソロでの活動後、2017年、音楽人生のエピソード2をコンセプトに、『2』を結成」


♪ ケプラー / 2




こもり校長「今、流れているのは2の『ケプラー』」

COCO教頭「その2017年、古舘先生は、音楽活動の一方で、NHK連続ドラマ小説『ひよっこ』に出演したり、2019年の映画『いちごの唄』では主演を務め、役者としても活動されています」

こもり校長「そして2021年、リズム隊の2人が抜けて、活動休止を発表。2022年2月22日に新メンバー加入と共に活動再開。そして、バンド名を『THE 2』と改名します」


♪ 恋のジャーナル / The 2




こもり校長「この曲は我が校の音楽の講師、サカナクション 山口一郎先生をプロデューサーとして迎えた1曲目になるのかな? 『恋のジャーナル』」

COCO教頭「今年の1月には、リリースまで4年をかけた新曲『スプートニク』もリリースされています」

こもり校長「そして2024年2月22日に、東京・Spotify O-EASTにて行われるワンマンライブをもって解散を発表。2024年まで紹介していきましたが、最後、改めて今、解散という大きな決断だと思いますけど、古舘先生は、今どんなことを思ってますか?」

古舘先生「でも実感としてはまだないんですよね。2月22日までは、ほんとTHE 2のボーカルというのは変わらないんで、たぶん終わってからいろいろわかることがあるんじゃないかな? っていう感じですね」

こもり校長「今はもう活動の中で、22日が見えてるわけじゃないすか。で、きっと、メンバーと会う期間ももう限られてる中で、感じるな~って思うこととかはない?」

古舘先生「メンバーとも、バンド始める前から、もうほんと10代の時から、それこそ『閃光ライオット』ぐらいの時からの仲間なんで、あんまり話してて、そういう“あ、終わりだ”とか、ないんですよね。まあたぶん、バンドやんなくなっても関係性は続いてく仲間なんで、“これであと何日だ”みたいなのはないですね。普通にみんなで騒いでますね。喋って笑って」

こもり校長「それって逆に自分たちで意識してないようにしてるのか、はたまたほんとに意識しないのかって言ったら、どっちなんだろう?」

古舘先生「たぶん、僕らの場合は異常に、そういう意味で言うと“えっ? 終わんの?”みたいに思わせるぐらいなテンションで喋っちゃってるんで、そういう景色見られると逆に怖がられるかもしれないですね。普通なんですよね。ほんとに。“意識しないように”とか、そういうのもないというか。不思議なもんで、そうなんですよ。何なんでしょうね?」


こんな古舘佑太郎先生を迎えて送る今晩のSCHOOL OF LOCK! は、こちらの授業!
『決断前夜!』

こもり校長「今日は“決断”についての授業です。“何かを始めようと思っている”、“何かを辞めようと思っている”、でも決断がなかなかできない。そんな生徒に話を聞かせてほしい。今日、俺たちと話をして今すぐ決断してほしいわけじゃなくて、明日でもいいし、ぶっちゃけ、その先でもいいと思ってる。生徒の君が、いつか決断する日の後押しになったらいいと思ってる。だから、『決断前夜』! 君が今が決断できないことを『学校掲示板』に書き込んでほしい」

COCO教頭「例えば、“バンドを始めたい! でも、不安が大きくて決断できてない!”とか! “高校では違う部活に入りたいけど、ずっと迷っている”とか! “バンドを辞めたいけど、決断ができずにいる”とかね!」

こもり校長「それでは古舘先生、この後、よろしくお願いします」

SOL!


古舘先生「お願いします」


こもり校長「SCHOOL OF LOCK! SCHOOL OF LOCK!が贈る10代限定 夏の音楽フェス! 『マイナビ 閃光ライオット2024 produced by SCHOOL OF LOCK!』 では出場者の受付を開始しています! “1次音源審査”の応募の締切は、3月31日24時まで!」

COCO教頭「SCHOOL OF LOCK! のYouTubeチャンネルに、『閃光ライオット × ドクターマーチン スペシャルムービー(Documentary of Senko Riot #2 蒼山幸子)』がアップされています!」

こもり校長「蒼山先生は、『閃光ライオット2008』、閃光初年度に、『ねごと』というバンドで参加してくれて」

COCO教頭「去年は審査員も務めてくださいました」

こもり校長「蒼山先生のインタビュー、ぜひ、生徒のみんな、確認してほしい! お知らせはまだあります!」

COCO教頭「しかも、ちょっとでかい発表です!」

こもり校長「今聴いている生徒の中には、“バンドでメジャーデビューしたい”とか、“様々なアーティストに必要とされるドラマーになりたい”とか、“音楽プロデューサーになりたい”という生徒もいると思う!」

COCO教頭「確実にいます! 今、うなずいたそこの君!」

こもり校長「そんなプロ志向の10代の生徒に向けた、特別講義の受付を、本日より開始します!」

それが『閃光クリニック』supported by JASRAC!!

<syudou先生の曲が流れる>

こもり校長「この曲はsyudou先生の曲だね~! これはなんでsyudou先生の曲が流れてるんだろう?」

COCO教頭「それは後ほど。この『閃光クリニック』、ミュージシャンを目指す生徒への特別授業です。当日、授業を届けてくれる担当講師が、下積み時代の話をしてくれたり、これまでに発表してきた楽曲の解説してくださったりと、ミュージシャンとして活動するために何が必要か? 大事なことを教えてくれます」

こもり校長「ただ、このクリニックの定員が、正直少ないらしい!」

COCO教頭「そうなのよ。定員、30名なんです! で、今回は、去年の『閃光ライオット』に応募してくれた生徒と、数名を募集したいと思っております! 『閃光ライオット』の1次審査に応募していれば、それでOK! あとは、応募していなくても、将来ミュージシャンを目指したいとか、音楽の意識高い系の生徒は、みんな応募できます! ちょっとでも興味が湧いた、参加したいという生徒は、今日からどんどん応募してください。ちなみに『閃光クリニック』は、東京・半蔵門のTOKYO FMで行います! 日時は、3月22日(金)のお昼頃から夕方頃を予定しています! そしてなんと、講義は無料です! さらに 遠くから参加する生徒には、交通費も支給します!」

こもり校長「すごいね。すごいよ」

COCO教頭「そうなの」

こもり校長「北海道から沖縄まで、全国の生徒が、お金の心配なく参加できるのは、もう、めっちゃ素晴らしいこと。ありがとうございます。ほんとに。で、そろそろ言っときます?」

COCO教頭「言っときましょうか。勘のいい生徒はもうわかってると思うけど、今回の『閃光クリニック』の特別講師はsyudou先生! Ado先生の『うっせえわ』など、楽曲提供も多数のsyudou先生が特別講師でございます」

こもり校長「シンガーソングライターとしても、去年は幕張メッセでのLIVEを成功させて、syudou先生、もう大活躍中ですよ! 改めてsyudou先生の下積み時代の話とか、これまでに発表してきた楽曲の解説、ご自身が作って来たものを題材にいろいろ解説してくれたりとか、ミュージシャンになるためにsyudou先生が感じたこと、あと、現役で今、活動されているミュージシャンのsyudou先生が直接教えてくれるっていうのは、なかなかないことだからね」

COCO教頭「これはね、ほんとにこんな機会めったにないし、あとこの定員30名っていうことで、距離がきっとめっちゃ近いから、もうね、めちゃめちゃ楽しい、やばい授業になると思います」

こもり校長「そして、この『閃光クリニック』について、COCO教頭がなぜ、これほどまでに詳しいのか? 情報をなぜ珍しくスラスラと言えるのか? それは」

COCO教頭「当日のMCとして、COCO教頭も参加するからです。私もちょっと頑張りたいと思うんですけれども、『閃光クリニック』の応募締め切り、ございます。来月の3月7日(火)まで、詳しくは特設サイトに全て載っているので確認お願いします。エントリー、じゃんじゃん待ってます」


こもり校長「さあそして今夜のSCHOOL OF LOCK! には、THE 2の古舘佑太郎先生が来校中! すみません、たくさん待たせてしまいました」

古舘先生「いえいえ。もう気合充分です」

2月22日にラストライブを控えている古舘先生をお迎えして、今夜はこの授業!
『決断前夜!』

こもり校長「今日は決断についての授業です! 何かを始めたり、辞めよう、区切りをつけたいと思っている。でもなかなか決断できない。今日はそんな生徒の話を古舘先生と聞いていこうと思います! 早速、生徒に電話して行きますか?」

古舘先生「はい」

こもり校長「もしも~し」

グレープルプル 香川県 17歳

こもり校長「17歳。学年は?」

グレープルプル「高校2年生です」

COCO教頭「中2、高2は、Do what you want!」

グレープルプル「OK~」

COCO教頭「Long time no see youだね。元気にしてた?」

グレープルプル「元気、めっちゃしてました」

一同笑い

COCO教頭「そう言うしかないよな(笑)」

こもり校長「グレープルプル、THE 2先生、好きなんだよね?」

グレープルプル「はい!」

古舘先生「あ、マジで? うわ。嬉しいわ。ありがとう(笑)」

こもり校長「今日、古舘先生、来てくれてるから」

グレープルプル「やばいっすね」

古舘先生「いや、やばいね~(笑)」

こもり校長「グレープルプルは、THE 2先生はいつ知ったの?」

グレープルプル「『サカナLOCKS!』に来てた時に初めて知って」

古舘先生「めっちゃ前じゃない?」

グレープルプル「そうなりますね」

古舘先生「マジか。でもたしかにグレープルプルっていう名前で、僕、ちょっと、“あれ? 一瞬、自分のこと好きでいてくれるのかな?”と思ったんですよ。いやなんか僕、このTFMのやってる『AuDee』って配信サイトで『パッションフルーツ』っていう番組ちょっとやってたんです。で、番組に寄せるメッセージの名前を、みんなグレープフルーツとかなんかフルーツに…」

COCO教頭「かけてる?」

古舘先生「それと関係ある?」

グレープルプル「あっ…いや…」

一同笑い

古舘先生「ごめんなさいね。プレッシャーかけちゃって。違うのね」

SOL!


こもり校長「今日はね、古舘先生と一緒にちょっとグレープルプルの話、聞きたいんだけど、なにが今、決断できてないのか教えてもらっていい?」

グレープルプル「はい。元彼と別れてすぐに別の人を好きになったんですけど、3ヶ月で告白するのは本気度が伝わらないかな? と思って不安です

こもり校長「俺がな、あんまりちょっと恋愛マスターじゃないっていうところがありまして…」

COCO教頭「私も恋愛から遠ざかってるっていうのがありまして…」

古舘先生「任してください!」

こもり校長「行けます?」

古舘先生「僕、恋バナ、超得意」

COCO教頭「最高! よかったぁ~」

こもり校長「グレープルプル、あれだよな? 去年、別れたよ、みたいな話したよね?」

グレープルプル「焚き火の時に話しました」

こもり校長「そうだよね?」

COCO教頭「スポーツドリンク飲みがら話したよな」

グレープルプル「はい」

こもり校長「それが11月ぐらいだから、あそこから別れてからってこと?」

グレープルプル「はい。そうです」

古舘先生「3ヶ月?」

こもり校長「3ヶ月で、今どんな人を好きでいるのよ?」

グレープルプル「同じ部活の、同い年の、すごい優しい子です」

こもり校長「何部?」

グレープルプル「写真部です」

こもり校長「クラスは違うの?」

グレープルプル「クラスは別です」

こもり校長「どこに惹かれたの?」

グレープルプル「後輩に対する優しさとか、みんなに対する優しさ、気の配り方とかがすごいいいなと思って」

こもり校長「なるほどね。人と関わってるその人がすごく好きと」

グレープルプル「はい」

こもり校長「ぶっちゃけ、今どんな距離感なの?」

グレープルプル「一緒に帰る時、結構あるんですけど、腕とかもう、ベタ付けみたいな」

一同笑い

こもり校長「ベタ付けって、どういうことなの?」

グレープルプル「私は別に寄ってる感覚はないんですけど、あっちが寄って来て、もう私が家の壁とかにぶつかりそうなぐらい」

一同笑い

こもり校長「それだいぶ寄せて来てるね」

グレープルプル「そうです(笑)」

こもり校長「で、“なんかこの人何距離近いな。私のこと好きなのかもな?”みたいな」

グレープルプル「そんな感じですね」

古舘先生「夕暮れ時だ。帰ってる時」

グレープルプル「そうなんですよ」

古舘先生「うわ。エモいっすね」

こもり校長「いいですね~。その距離感久しくないな~」

グレープルプル「(笑)」

こもり校長「この間、バレンタインだったじゃない?」

グレープルプル「はい。渡しました」

古舘先生「おぉ~」

こもり校長「なんて言って渡したの?」

グレープルプル「これ、何チョコやと思う? って言って」

COCO教頭「いいね。グレープルプル。で?」

グレープルプル「“いや。そんなのわかってるよ。義理やろ?”みたいな感じで返って来ました」

こもり校長「で、なんで答えたの?」

グレープルプル「“え?”みたいな」

COCO教頭「含み、持たせる~」

こもり校長「向こうは、好きな人とかいんの?」

グレープルプル「“いない”って言ってました」

こもり校長「聞いたんだ?」

グレープルプル「聞きました」

古舘先生「なんて聞いたの?」

グレープルプル「“好きな人おる?”みたいな」

古舘先生「したら?」

グレープルプル「“別に、おらんし”みたいな」

古舘先生「でも、足踏みしちゃってる感じなんだ?」

グレープルプル「そうですね」

古舘先生「でも、人間、毎回毎回真実を語るわけでもないじゃないですか? “気になる人いるの?”って言われて、“いない”っていうことだけがほんととは限らないって僕は思ってて」

こもり校長「お?」

古舘先生「だって、そういうもんじゃないですか? 僕もそうですもん。例えば今、じゃちょっと僕に、“とーやま元校長が好きか”、聞いてもらっていいすか?」

こもり校長「古舘先生、とーやま元校長、好きです?」

古舘先生「嫌い」

こもり校長「(笑)」

グレープルプル「(笑)」

古舘先生「そういうとこあんのよ。人って」

COCO教頭「あまのじゃくなところが?」

SOL!


古舘先生「そう。照れ隠しでさ、ズバって言えないとかもあんのよ。表と裏があるじゃないすか。本音とかって。って言うのと、僕が思ったのは、グレープルプルが、今“3ヶ月がちょっと早すぎるんじゃないか?”って言うのを、逆に“何ヶ月だったらいいの?”って思っちゃった」

こもり校長「たしかに」

古舘先生「1年なのか、半年なのか、周りの目も気にしてるんだろうけど。“乗り換えた”みたいなこと言われちゃった、みたいなことも気にしてるかもしれないけどさ。そもそもが、恋ってそういうもの飛び越えて動くものじゃない? 周りが見えなくなったりとか、ね。すぐ気持ちが動いてしまった。でも、これがほんとの気持ちだ。っていう時点で、それもう結構、恋じゃん」

グレープルプル「はい」

古舘先生「だから、数字で“3ヶ月は早い”とかって、なんか俺はあんまり意味ない気がしてて、もう、こうやってグレープルプルが悩んでることとか、こうやって電話を繋いで来てること自体、もうこれが恋なんだよ。だからこれは悩みじゃない。もう決まってるんですよ。ただ、そのね、今、1 歩を踏み出す、その決断に迷ってるっていうよりも、1歩踏み出す、動き出すこの瞬間にちょっとビビっちゃってだけなのかな? っていう」

こもり校長「あと、やっぱり僕、思うんですけど、学生時代の3ヶ月は、普通に世の中の1年ぐらいに相当すると思うんです。時の流れの中で」

古舘先生「たしかに」

こもり校長「3年間しかない限定的なものを…だって、高校の3年ってもう2度と来ないわけよ。それを人生に例えたら、下手したら、3ヶ月って3~4年分ぐらいの月日の長さだと思うんです」

古舘先生「そうですね」

こもり校長「だから別に、いいと思うというか、短すぎることはないんじゃないかなっていう」

古舘先生「ないですね。だからもう短いも長いもないですね。とにかく、もう好きになったその瞬間に、過去とかはもう違うんだ、と。未来しかないんだ、っていう、気が僕はしますよ。そうじゃない?」

グレープルプル「たしかにそうですね。なんか、急に未来しか見えんくなって来た」

古舘先生「だって、過去はもう、戻って来ないんだから」

グレープルプル「はい」

古舘先生「明日からのことしかないんだからさ。その彼との貴重な高校時代の時間をどう過ごすか? だと思うけどな」

グレープルプル「古舘先生の言葉で、もう急に過去のことどうでもいいな、とか思って来て。学生時代の3ヶ月なんて、もう一生来ないし。思って来ましたね」

こもり校長「そうね。授業テーマの中でも言った通り、“今すぐ告れ”とかさ、“もう明日にはグレープルプル行くぞ”っていうことではなく、今後またチャレンジする時、その好きな人に想いを伝えようとした時に、今日のこの古舘先生の言葉が君の背中を押すのか? はたまた手を握ってくれるのか? そういう日に今日はしてもらいたいなと思う」

古舘先生「うん。うん」

こもり校長「もう、こっから先、過ぎてゆく未来しかないわけだから」

古舘先生「そうですね。まあ、焦る必要はないんだけどね」

こもり校長「今、誰かのことを好きって思ってる気持ちは大きくしてく、で、いいですよね?」

古舘先生「まあ、そうですね。グレープルプルは確実に恋してるのは間違いないんで。で、その彼も、僕は彼じゃないんでわかんないんですけど、今どういう気持ちなのか? っていうのは、“好きになる人いるの?”の、“いない”だけでは推し量れないと思うから、いろんな感情があると思うから、そこをね、なんかいろいろコミュニケーションを取って行けたらいいんじゃないかな? って思うけどな」

こもり校長「こっから肩の距離感もちょっと意識しつつ、押し返して見るみたいなのもありだと思うからさ」

古舘先生「いいですね」

こもり校長「ちょっとまた明日からもさ、相手のことを思いながら、いつか来るその日に向けて備えようよ」

グレープルプル「はい」

こもり校長「今日はありがとうね」

グレープルプル「ありがとうございます」

こもり校長「バイバイ」

グレープルプル「バイバイ。大好きです」

古舘先生「ありがとう!」


♪ ミスサンシャイン / The 2




こもり校長「でも、何なんでしょうね? なんかこの、恋の、決定打がないと動けなくなるこの感じ」

古舘先生「その感じもいいんですけどね。実は1番」

こもり校長「なんか、わからないところで頑張ってるっていうのが、1番、恋は美しいんですかね?」

古舘先生「心と心が混ざり合っていく過程がね、なんかいいんですよね」

こもり校長「“今日もまたちょっとあなたの好きなとこ見つけちゃった”みたいな」

古舘先生「その発見と言うか」

こもり校長「“ちょっと好きになってくれたかも?”みたいな」

古舘先生「いや、だからちょっと、僕も帰り道、誰に押されてないのに、隅っこにどんどん行ってみようかな? って、今日思いました。ちょっとキュンキュンしたくて。1人じゃダメか?」

COCO教頭「2人必要ですからね」

こもり校長「でも、なんかいいな。誰かを好きと思えるっていうのが、その瞬間が1番愛なのかもしれないしね」

古舘先生「そうですね」

こもり校長「グレープルプルも、今しかないこのムズムズ感とか、あと古舘先生が言ってくれたみたいに、周りがわかんなくなっちゃってるその状態を逆に楽しむ、みたいな。1番いいかもしれないね。恋を楽しんで」


古君、大好きです。
2017年の『サカナ LOCKS!』に古舘佑太郎先生がゲストで出ていた日をきっかけにThe SALOVERS、2、そして今のTHE 2を好きになりました。
2月22日のラストライブ、配信で参加します。
形を変えても、古君の音楽がずっとずっと大好きです
どさんこメロンパン
18歳/秋田県


古舘先生「いや~嬉しいですね。ありがとうございます」

こもり校長「でも、2010からって考えると、それこそSCHOOL OF LOCK!でさっき2009年にって話もしましたけど、そこからの長さで言うとほんとにSCHOOL OF LOCK!は長いですよね。」

古舘先生「そうですね。振り返るともうず~っとお世話になって来たんで、こうやってこのバンドが終わるタイミングで呼んでもらえたの、めちゃくちゃ嬉しいすね」

こもり校長「いろいろな分岐点の中で、うちのSCHOOL OF LOCK!もすごく形が変わってるじゃないですか。それこそ校長・教頭が変わったりとか、番組の名前は引き継ぎながらも、何か少しずつ中身が変わって行ったりとか。すごいいっぱい分岐点がある中で、その数多い分岐点で僕もやって来て、で、その中でやっぱ古舘先生と出会って。古舘先生はまたその形が変わって行く中で、また1個、形を変えようとしているこの瞬間に一緒にいれるっていうのもなんかすごい縁だなって、正直思って。で、ほんとにたくさんの方がこの学校には来校して下さるんで出会いもたくさん多いんですけど、それこそまた一郎先生を介して、あの激しく盛り上がった日にお会いできたみたいな」

COCO教頭「気になる~」

こもり校長「でも、そういうの、なんか僕の中ではすごい巡り合わせのような気もして。今、書き込みくれたみたいに“2010年に出会ってからずっと応援してる”って言う人との出会いって、すごくいろんなタイミングがあって、でも時の長さなんて意外と関係なかったりして、こういう風にまた今日話せるっていうのが、僕はすごく思うことがやっぱあるんですよ。で、今この時点で、先ほど“解散っていうのを、今どう思いますか?”って聞いたら、“意外と”いう話が、まさか僕、来ると思わなくて」

古舘先生「はい」

こもり校長「今の古舘さん、もしかしたらちょっと違うこと考えてるんじゃないかな? とか、今だからこそ、SCHOOL OF LOCK! The SALOVERSとして出会った中で、また1個違う点を打つ古舘先生が、何を思うのかな? みたいなのを純粋に聞きたかった時に、“1回終わらせてみないと”っていう気持ちなんだな、ってのが僕としてはすごい新鮮だったと言うか、“あ、そういう考え方もやっぱあるんだ?”っていうのが、ちょっと驚きだったと言うか」

SOL!


古舘先生「僕ら、ほんと今ありがたいなと思うのが、バンドで解散とかっていう道を選んだ時にライブもしないままとか、別れも告げないまま終わってしまうパターンがあるんですよね。例えば、いわゆる仲違いとか喧嘩してしまったりとか、いろんな原因があると思うんですけど。結局、ファンのみなさんとかにも、こういうラジオとかもそうですけど、結局そのまま何もせず終わっちゃう。まあ、しょうがないことだと思うんですけど。
僕の場合はそうじゃなくて、メンバー誰1人、投げやりになったやつもいないし、“もう、顔、合わせたくない”みたいなことも全くなく、むしろすごい仲良くて。なんか不思議なんですけど、解散っていう1つの終わりを決断しているのに、それに向かってすごく前向きに頑張れているっていう、それってほんと、お客さんに最後まで愛してもらえてるっていうのが実感できてるからできることだし、僕ら自身もこのバンド全員が大切に思えるからこうやって喋れたりとかライブもできるんだなってっていう。
それが、終わらし方が次のそれぞれの第1歩に繋がると僕は毎回思ってるんですよ。“終わらせ方=始まり方”だと思ってるんで」

こもり校長「なるほど。自分も長年グループの塊みたいなもので動いて来たので、やっぱ解散とかって、どうしても終わりのことばっかり気にしちゃうんですよ。もうここで解散してしまったら、一緒にいたこの塊とはもう会えないんじゃないかな? とか、“この先なんてもうなくなっちゃうんじゃないかな? だから、もうドクロマークが書いてある赤いボタンを押すような、もうすごい厳重なプラスチックに囲まれているボタンのようにすごく思っちゃうと言うか。
でも先ほど言ったみたいに、ここでもし解散しても音楽があるからまた出会うだろうしな、みたいな感覚があるって言うのを聞いた時に、ああ、必ずしもそれが終わりっていうマイナスなことだけでもないのかなっていうのもすごく感じたというか」

古舘先生「まあそうですね。だって実際、このTHE 2って、“2”って書いてTHE 2なんですけど、結局“1”があった上で2を始めた2回目のバンドとして始めてるんで。つまり、それぞれのバンドメンバーが、僕らは_1回何かを終わらせた人間たちの集まりなんですよね。だから、終わりから始まってるようなもんなんで、あの時はもちろんね、The SALOVERSは無期限活動休止しましたし、森はShiggy Jr.ってバンドを解散させたりとか、それぞれあったんですけど。その別れとかがTHE 2に繋がっているので、結局、終わるっていうことは悲しいことだけじゃないんですよね。始まることだったりとか、出会いにも繋がるんで。そういう意味で僕は心の底から前向きに思ってるんですけどね」

こもり校長「その言葉が聞けて、僕もすごくはっとさせられたというか。やっぱ今日話せてすごくよかったなと思いました」

古舘先生「ファンのみんなには少しでもその思いを共有するために、僕らができることは、やっぱきっちりライブをいいものにするっていうことしかできないので。逆に言うと。だからそこは頑張りたいなと思いますけどね」

COCO教頭「そんなラストライブですけれども、YouTubeで生配信があるんですよね」

古舘先生「そうです」

COCO教頭「これはもう、完全無料生配信?」

古舘先生「そうです。無料生配信でやります」

COCO教頭「ミニアルバム『THE 2』のリリースも決定しているということなんですけれども、2月22日のワンマンライブの会場で限定発売。そして、2月22日の木曜日の0時にデジタルリリース」

古舘先生「はい」

COCO教頭「あと、ワンマンライブの映像、Blu-rayとして商品化するというクラウドファンディング企画も、もう始まっているということなんですけれども」

こもり校長「先ほど、X=我々の“廊下”で生徒たちをバ~っと見漁ってましたら、1人、声の大きいおじさんを見つけまして。おそらくとーやま元校長なんですけども、全額返金希望ということで仰ってる方がいらっしゃったんです」

COCO教頭「おそらく、古舘先生が“とーやま元校長嫌い”って言ったタイミングで出されてます」

古舘先生「すみません。その方、誰ですか? ちょっと存じ上げなくて…すみません。申し訳ないです。すみません」

こもり校長「全額返金も不可能ということで?(笑)」

古舘先生「誰かわかんないので」

COCO教頭「まさかそう来るとは(笑)」

こもり校長「詳しくはDMなどなどで(笑) なのでね、生徒のみんな、詳細とか特設サイトがあるから、ぜひ確認してもらいたいなと思います」


2月22日にラストライブを控えている古舘先生をお迎えして今夜はこのテーマで授業中!
『決断前夜!』

こもり校長「もしも~し」

音楽に恋するJK 福井県 17歳

こもり校長「17歳。学年は?」

音楽に恋するJK「高校2年生です」

COCO教頭「中2、高2は、Do what you want!」

音楽に恋するJK「OK」

COCO教頭「声がかわいい、ありがとう」

SOL!


こもり校長「音楽に恋するJKは、今、何が決断できない状況なのか、教えてもらっていい?」

音楽に恋するJK「私、音楽がとても大好きで、それで食べて行きたいけど、自分には才能がないなってよく思うから決断できないでいます

こもり校長「自分の才能のなさみたいなのに、ちょっと不安を持ってるってこと?」

音楽に恋するJK「はい」

こもり校長「“音楽で食べて行きたい”ってことは、なんか今、音楽に携わったりとか、勉強したりとかっていうのはしてるの?」

音楽に恋するJK「今、同じ高校の友達とバンド、半年前ぐらいから組んでるんですけど、楽器始めて1年も経ってない人たちと組んでるから実力もまだまだだし、音楽の勉強も始めてはいるんですけどまだまだわかんないことだらけで、みたいな」

こもり校長「古舘先生は、もう、それこそ10代の頃から音楽に触れてるじゃないすか? “才能”っていうのについて考えたことってあります?」

古舘先生「もちろん、それこそ『閃光ライオット』、僕は第2回に出たんですけど、第1回が行われた時は普通にお客さんとして観てて、いや、もうすごい人たちが決勝出てて、同世代にこんな才能溢れる子たちがいる、俺なんか全然ダメだって思ってたんですよ。でも、その時に女の子と付き合ってて、その女の子にめっちゃ励まされたんですよ。“いや、絶対大丈夫だと思う”みたいな。それで、“そっか~”って。自分には才能なんてないっ て思ったけど、その子が言ってくれるからなんか頑張ってみようと思ってやったら次の年出れたんですよ。
だから、才能って結局、自分でも測れないし、まあある種、人でもなかなか解明できるものじゃないから、今こうやって話してくれてる内容で聞くと、俺ね、才能っていうよりも“自信”っていうことなのかな? って思ってて。今自分に才能ないなって思ってるって言ってたけど、それも自分じゃ判断できくない? それって今すぐでもないし。たぶん、今、自分に自信がないんだろうなっていうことだと思うんですけど」

こもり校長「どう? 音楽に恋するJK、今の話、聞いてみて」

音楽に恋するJK「すごい共感することが多くて。ほんとに高校生バンドでもうすごいたくさんみんなから聴かれてるとか、活躍してるバンドとかがたくさん出てきて、それ聴く度に私すごい自信なくしてて、みたいな感じで」

こもり校長「そっか。周りと比べちゃうと、みたいなこととかもあるってことか?」

音楽に恋するJK「そうです。すごい比べてちゃって。同じぐらいの年齢の人でこれできるのに、私は何もできないみたいな」

古舘先生「でもそれがね、実はめちゃくちゃ重要なんですよ。だから、最初からもう“自分は最高だ!”って思ってるよりも、逆に今そういう風に周りと比べて自分に自信がなかったりとかっていうのがガソリンになって、絶対にエンジンに繋がって来るんだよね。だから俺は第1回の時に周りを観て自分に才能ない、自信ないと思ったことが、第2回の選考の出場にも繋がったし。後に同世代で決勝行けなかった奴らが“クソ、悔しい!”って言って“俺にはダメだ”とか思いながら、でも後に、そのバンドがどんどん売れてったりとかするのも俺は見てきたから、今そうやって思える葛藤だったりとか、悔しさとか、自分に才能がないっていう劣等感というのがめちゃくちゃいい栄養になると俺は思うし。
才能なんてわかんない。俺も十何年やってるけど、全くわかんないし。自分に才能あるななんて思ったこと、ほんと零コンマ1秒もないぐらい。でもそういうとこでもう戦ってないもん」

こもり校長「“才能とは?”みたいなのの比べ合いでは、ってことですよね?」

古舘先生「そうですね。今、話してくれたようなこと、悔しい思いとかが自分の栄養になっていい曲が生まれたりとか、人を感動させたりするし、だから才能ないなって決めて辞めちゃうぐらいだったら、たぶん、そもそも続かないから。でもそれでも信じる思いがあるんだったら、まだ今は才能を自分で推し量んない方がいいかなと思うね」

SOL!


こもり校長「どう? 音楽に恋するJK。今のお話聞いてみて」

音楽に恋するJK「才能がないと思ってることがすごい悪いことばっかりだと思ってたから、才能がないのもメリットっていうか、いい方向になるっていうのを聞いて、すごい勇気出ました」

こもり校長「そうね。自分で見つけるものでもなかったりするからね。やっぱ才能って、誰かに言われて、それが才能になっていくこともきっとあるだろうから、才能探しの旅に自分の音楽をたくさんの人に聴いてもらうっていうのもきっと1個のきっかけにもなるだろうし、たぶんきっと音楽ってのはめちゃくちゃ広いですもんね?」

古舘先生「そうですね。才能有る無しだけじゃ決められない世界だからね」

こもり校長「だからここで“何か”って思わず、自分に自信なくして音楽やめずに信じて、音楽頑張って」

音楽に恋するJK「はい。わかりました。頑張ります」

こもり校長「楽しんでね」

古舘先生「頑張ってね」

音楽に恋するJK「ありがとうございます」

こもり校長「じゃあね」

古舘先生「ありがとう」

COCO教頭「バイバイ」


♪ スプートニク / The 2






今日の黒板



COCO教頭「さあ、そろそろ黒板の時間です。SCHOOL OF LOCK! 授業の最後は黒板で終えています」

こもり校長「さあ、今日はTHE 2の古舘佑太郎先生に黒板をお願いしたいと思ってたんですけども、なんと今日はギターを持って来てくださっております。…ということは? そうです。黒板の代わりに1曲演奏して頂けるということで。
それでは古舘先生、お願いします」

古舘先生「はい。僕にも、今日のテーマである“決断前夜”いっぱいありました。で、いろんな人がいろんな僕を思って言ってくれる意見があって、嫌いな人からの意見だったら全然いいんだけど、中には自分が大切に思ってる親だったりとか、先生とか友人から、“こうした方がいいよ”“ああした方がいいよ”っていう言葉に振り回されたりとか、めちゃくちゃいっぱいありました。でもやっぱり、人は人の理想道理に生きれないんだなって。結局、自分の心に従って自分の思うままに生きて行くことがすごく大事だなと今は思ってます。
なので、今日はね、最後にミニアルバムから1曲『蛙鳴蝉噪』という歌を歌いたいと思います」

SOL!



♪ 蛙鳴蝉噪(生演奏) / The 2


SOL!

SOL!




こもり校長「今、生徒のみんなと一緒に聴いた『蛙鳴蝉噪』。俺はね、今ほんとにまだこれ未発表だから、祈りのように聞こえた自分もちょっといて。生徒のみんなの中で、やっぱりすごくいろんな声が届いて、その中ですごいいろんな選択を毎日やって、“自分らしさとは何か?”、“自分がやりたいことって何か?”わかんなくなってるけど、選択しなきゃいけないことがいっぱいあって。“これが正解だよ”、“あれが正解だよ”っていう正解がいっぱいあって、どうすればいいかわかんない。雁字搦めになって、自分が正解だと思うものを選ぶことが正解じゃない状況もあったりとかして。
だからすごく悩む中で、自分が正解だと思うものを信じて正解だって1歩進めれるように、君が思うことがずっと正解であるように、そこに信じてずっと突き進めるように、生徒のみんなも、自分も含めて、真っ直ぐほんとのものがこれだって思える祈りのようにも聴こえたというか。僕も明日から選ぶ選択が“これで合ってる”と信じれるように、すごい勇気がもらえる1曲でした」

古舘先生「ありがとうございます」

こもり校長「今日は、2月22日、直前に来て頂いてほんとにありがとうございました」

古舘先生「こちらこそです」

こもり校長「さあ、SCHOOL OF LOCK! 明日夜10時に再び開校!」

COCO教頭「起立!」

こもり校長「さあ、生徒のみんな立って。最後。一緒に挨拶、お願いします」

古舘先生「はい」

COCO教頭「礼!」

こもり校長・COCO教頭・古舘先生「また明日~~~~~!!!!」

こもり校長の放送後記

決断するって難しい、決断できるってカッコいい

COCO教頭の放送後記

「私たちが気にしすぎでモロい」じゃなくて「この世」がうるさい!勇気もえらえたな!

配信期間は終了しました

Music 2024.2.19 PLAYLIST

古舘佑太郎 THE 2の解散は「心の底から前向きに思っている」2月22日にラストライブ

ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。2月19日(月)の放送は、古舘佑太郎さんがゲスト出演。ボーカルギターをつとめるバンド「THE 2」の解散について、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が現在の心境を聞きました。

Art FAXイラスト

SOL!
SOL!

Students 今日の生徒

香川県 17歳 グレープルプル
福井県 17歳 音楽に恋するJK


配信期間は終了しました

生放送教室 放送後記一覧

もっと見る

LOCKS!SCHOOL OF LOCK!の講師陣

  • ミセスLOCKS!

    Mrs. GREEN APPLE

  • Saucy LOCKS!

    Saucy Dog

  • 宮世琉弥

    宮世琉弥

  • 乃木坂 LOCKS!(賀喜遥香)

    乃木坂46(賀喜遥香)

  • 乃木坂 LOCKS!(井上和)

    乃木坂46(井上和)

  • NiziU LOCKS!

    NiziU

  • INI LOCKS!

    INI

  • 新しい学校のリーダーズLOCKS!

    新しい学校のリーダーズ

  • ビーバーLOCKS!

    SUPER BEAVER