しんどー相談室。今日は『親でしんどい』という生徒に話を聞いていきました。

SOL!

今夜の授業を職員のジェーンが振り返り!


今週のSCHOOL OF LOCK!は、「今ちょっとしんどい」という思いを抱えている生徒の声に耳を傾けるしんどー相談室の授業を4日間に渡ってお届け中。

本日の授業テーマは親でしんどい。
両親との間で起こっている問題、悩み、不安、親に関して相談したいことを、生徒に教えてもらいました。

1人目に電話をつないだのは、お父さんと2人暮らしで現在高校3年生。受験を目前に控えているという RN:名無しの空豆
RN:名無しの空豆 が送ってくれたメッセージにはこんなことが書かれていました。


現在、今年受験を控えている高校三年生です。
母親が家を出てから、父親と2人で暮らしています。父は病気で倒れてから、右半身が不自由なため、朝食・夕食・お昼のお弁当を自分で作っています。数ヵ月後に受験を控える身として、この生活はかなり辛いです。それだけでなく、父は昔から横暴な人で、体が不自由になった今でも、毎日のようにぼやかれ、言葉の暴力を受けています。

必要なお金を払ってくれたり、母親に代わって面倒を見てくれていることはありがたく思います。さらに、私にも少なからず非があることは承知しています。ですが、受験期、特に神経質になっている今の状態で父の言葉を受け止めることが本当に辛くて仕方がありません。

「本当は私が悪いのではないか。だから、こんなことを言われ続けるのではないか」と自己嫌悪に陥ることもしばしば。そんな状態でも受験生である以上、受験の準備はしなくてはいけません。誰かに話をして、どうにかなるような問題でもありませんし、受験が終わったら、結果に関わらず家を出るつもりなので、あと数ヶ月耐え抜けば良いことは分かっていますが、どうしても誰かに心の内を聞いて欲しく、メールさせていただきました。
名無しの空豆
静岡県、18歳、女の子

お父さんとの2人暮らしの中でたったひとりでお父さんの暴言を受け続けている RN:名無しの空豆。友達に話そうと思っても空気が悪くなりそうだし、いずれにしても受験が終われば家を出ようと決意しているのであと少しの我慢だと今は静かに耐えていると話を聞かせてくれました。

辛い時は音楽に救われてきたというRN:名無しの空豆は、将来自分も音楽の道に進みたいという。この話を聞いた校長&教頭は「そんな素敵な夢を持つ RN:名無しの空豆 には夢を必ず叶えて欲しいし、きっとお前なら叶えられるよ!」と彼女をエールで送り出しました。

続いて2人目に電話をつないだ RN:フードの中のカワウソは、何かがあるとすぐに怒って手を出してくる母親に対して母親って何なんだろう?と考えるようになってしまった。
普段ご飯を作ってくれたり送り迎えをしてもらったり学校で必要なお金を出してもらったりと、お母さんには感謝しているし優しいと感じることもあるけど、お母さんが怒った時にはどうしてもビクビクしちゃうし向こうの機嫌をうかがってしまうんだとか。。

そして最後には「親子なのに本音を言えない自分を変えたい、信頼のある親子関係にしたい。」と一言 RN:フードの中のカワウソが話してくれました。


今も尚まだまだ辛い状況にいる生徒、誰かに話を聴いて欲しい生徒のみんな、もしよかったらSCHOOL OF LOCK!を頼ってください。さかた校長、こもり教頭、職員一同、みんな君の味方です( ・ω・ )

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聴取期限 2020年12月02日(水)PM 10:00 まで

しんどー相談室。今日は『親でしんどい』という生徒に話を聞いていきました。


SCHOOL OF LOCK!


『 あったけえなぁ 』

さかた校長「今週のSCHOOL OF LOCK!は、月曜日から木曜日にかけて4日間“今ちょっとしんどいっす!”という思いを抱えている生徒の声に耳を傾ける『しんどー相談室』の授業を行っている」

こもり教頭「『しんどー相談室』は“しんどい”ことを相談する、そんな場所です」

さかた校長「人それぞれ、色々な“しんどい”ことがあると思う。そんな中で今週のSCHOOL OF LOCK!は4つにジャンル分けして生徒と話をしていってます」

こもり教頭「月曜日は『不登校でしんどい』
昨日火曜日が『いじめでしんどい』
そして本日水曜日は『親関係でしんどい』
明日木曜日は『生きることがしんどい』

さかた校長「昨日は“いじめでしんどい”という生徒と2時間、話をしていった。
14歳の中学2年生のRN こうが、部活で卓球部のキャプテンとして頑張っていたけど、同じ部活の女子たち7〜9人にいじめられて、物を隠されたり、陰口を言われたり、それがエスカレートしていって、教室でも周りを巻き込んで、いじめになってしまって。
先生にサインを送ったけれども、なかなか何もしてくれなくて、助けてくれなくて。周りにも家族にも迷惑をかけてしまうからって、すごく優しい気持ちを持っていたからこそ周りに言えなくて、部活もやめてしまって。今もそのいじめが続いていて、でも、それに負けたくないから、毎日しんどいけど学校に行っています、って生徒で」

こもり教頭「うん」

さかた校長「で、1人で全部背負い過ぎてて、本当に優しさで自分で何とかしようとしていたけど、もう抱えきれなくて、ってことですごく勇気を出して昨日話してくれて。勇気を出して、いろいろ話してくれたおかげで、たくさんの全国の聴いてくれてた生徒たちが、いろんな想いを掲示板に書いてくれて、それを、こうが読んで“あ、私はいつも1人って思って背負ってたけど、みんながこういう風に思ってくれる。私が1人じゃないんですね。みんな1人1人に直接会って『ありがとう』って伝えたいです”って言ってくれた時に、本当にすごく嬉しかったし、その書き込んでくれたみんなも“みんな最高やな!”って思ったし、俺もうあったけえなぁって思ったの」

SCHOOL OF LOCK!


こもり教頭「うん」

さかた校長「ずっと1人だし、心細かったろうなぁって。それが何よりも嬉しかったし、少しでも こう が前を向いて、全ての問題は解決しないけど、少しでも気が楽になってくれて、本当に嬉しかったなぁという昨日でした」

こもり教頭「昨日一日の授業を通して、僕たち2人だけじゃなくて、学校掲示板だったりとかTwitterだったりとか、本当にたくさんの生徒が書き込みをしてくれて、想いを届けてくれたんですけど、その授業の後から今のこの時間まで、まだ書き込みが届いてて」

こうさんへ
放送も終わったけどどうしても伝えたいです。
ただ、生きてください!
私は小学校で苦しい目に遭いました。だけど、高校生になってからはとても楽しく生きています。今は苦しいと思います。でも、いつまでもその状況が続くわけではありません。
それを信じて、どんな逃げ方をしても、誰に頼ってでも、生きてください!!
リンりん
女性/16歳/愛知県
2020-11-25 00:11


こもり教頭「こういう風にまだ想いを届けてくれる生徒がいっぱいいます。1回の授業2時間だけじゃないんですよね。あの後でも こう のことを考えてくれる生徒がこの学校にはたくさんいて」

昨日の授業を聴いて
「いじめ」というものの重大さを初めて実感した気がする。
私のまわりにはいじめがない。でも、陰で友達がいじめに関わっていることがあるかもしれない。それがわからないからいじめって怖い。

もしも私が昨日お話されていたこうさんの立場だったら...と考えると絶対にたえられない。そんな中、毎日一生懸命生きている同い年が実際にいる。

昨日のいろいろなお話を聴いて、私はこの現実に存在してしまう「いじめ」から絶対に目を背けてはいけないな、と思った。身の回りに「いじめ」が見えないことに安心してしまって、「いじめ」について考える本当の大切さを見失っていた。「いじめ」について考えることで、他の誰かの力になれるかもしれない。(無責任な発言にはなってしまうが、)私はこうさんをはじめ、いじめを受けている人全員の味方になりたい。

私はこれから、「普通」の日々に感謝をして生きようと思う。そして、「いじめ」を絶対にしないことはもちろん、もしそれを見かけたら大人の人に相談するなどして、少しでもいじめのない世界をつくりたい。
Pなっつ
女性/14歳/栃木県
2020-11-25 18:02


さかた校長「昨日の こう の書き込みによって、日常、周りにいじめがないって子もこういう風に気付いてくれて。意識を変えてくれるだけでも、すごくありがたいことで。周りから助けを差し伸べることもあるし、こう も昨日、男友達と女友達1人ずつから気付いてもらえたことが嬉しかったってこともあったから、周りからいくらでも助けられる手段はあるから、それに気付けたのはすごくいい機会だったな」

昨日のしんどー相談室について
昨日の「いじめでしんどい」の授業に書き込めず。もやもやしたままラジオを聞いていました。けど相談していた人のこと聞くと全部に共感できて、自分だけじゃないんだって気持ちになり救われました。
気持ちを晴らしてくれるものは音楽とラジオなど自分の世界に入り込める物だけです。正直何回も死にたいと思いましたけどスクールオブロックにたくさん助けられました。これからも僕みたいな生徒を救ってください。
長文失礼しました
藍井せん
男性/13歳/栃木県
2020-11-25 16:27


こもり教頭「校長も最後に言ってましたけど、こう には、今起きてることを話してもらってたから、もしかしたら話してる最中に今日や昨日、学校で起きたことを思い返させてしまった部分もあるかもしれないなってところもあるけど、でもそこに一生懸命立ち向かってる こう がいて。学校に行かないって選択肢を取らずに、親とか友達に心配かけたくないって想いで行動してるって言葉を聴いただけで、もしかしたら、このRN 藍井せんみたいに共感出来た生徒ももっといたかもしれないし、聴いて勇気をもらいましたって生徒も、実際に書き込みでも“私には出来ないです!”とか、“その強さがすごいです!”って生徒もたくさんいたし。誰かに話すことで自分も救われるし、誰かを救うこともあるんだなって感じました」

SCHOOL OF LOCK!


さかた校長「だから、こう が昨日“本当みんなに、ありがとうって伝えたいです”って言ってたけど、こう に“ありがとう”って伝えたい生徒も確実にいて、勇気を出して話してくれたことで、こういう風に救われた生徒が確実にいて。それは誰かを救う言葉じゃなく、自分の気持ちを吐露するだけでも、繋がって繋がって誰かを救う一手になってるから、今こうして 藍井せん がこうやって“救ってください”って言ってくれたけど、俺たちは対したことないのよ」

こもり教頭「そう」

さかた校長「本当に小さな微々たる力で、救ってるのは実は生徒の君たち1人1人で、こういう 藍井せん が勇気を出して、してくれる書き込みで、これを聴いた誰かをキミは救ってるんだよね。だから、自分の事を悪く思わないで欲しいし、自分のことは責めて欲しくないし、キミの勇気が誰かを助けてるんだってことを改めて実感してもらっていい。これは俺たちが確証するよ。本当にすごいことを君たちはしてるから、決して1人じゃないから、僕たちにこれからも委ねて欲しいというか、僕たちも必死に抗いたいと思ってるから。何でもいい。今日も一緒に話をしていこう!」

SCHOOL OF LOCK!



♪ RINNE / Maki


さかた校長「今週のSCHOOL OF LOCK!は、月曜日から木曜日にかけて4日間『しんどー相談室』の授業をおこなっていっている! 
本日、水曜日は…『親関係でしんどい』

さかた校長「親って、生徒の君にとって、どんな存在だろう? 尊敬できる存在の生徒もいるだろうし、逆に家族だけど、親だけど、一緒にいるのがしんどいという生徒もいると思う。今夜はそんな親に対して、今“しんどい”という気持ちを抱いている生徒の、君の気持ちを聞かせて欲しい」

こもり教頭「親って血の繋がった特別な存在だからこそ辛くてしんどくて、逃げられずにいるってこともあるのかなって思うんですよ。それに時間だけじゃなくても、今後の人生に関わっていく存在だと思うんで、だからこそって部分もあるのかなと思いますね」

さかた校長「どんなことでもいいよ。親に対して抱いている気持ち、親との間で起こっている問題や悩み、不安、親について相談したいこと、話したいこと。本当にどんなことでもいい。今日、よかったら俺たちにも一緒に悩ませてほしい」

こもり教頭「掲示板に書き込めないという生徒や、他の人に見られたくないという
生徒はメールやSCHOOL OF LOCK!の公式LINEアカウントを友だち追加して、LINEからメッセージを送ってきて下さい」



なんかすごく難しい存在だなって思います。
正直、自分の本当の気持ちを伝えても信じてもらえないから、家族なのに本音出せないこと多いです。
将来のことも、親に何度言っても反対されたこともあります。音楽とラジオでしか生きがいって思えなかった時期に依存症って言ってくるし、自分のこと何にもわからないくせにって思ってしまいます。
でも、いろんなことで支えてくれてるのも、楽しいことするのも親がいるから出来ることなんだよな…。
とっても難しいです。
はっぴぃはっぴぃ
女性/14歳/宮城県
2020-11-25 17:09


さかた校長「親って心配がゆえに、将来に対して言ってくると思うけど、そこに対して、俺もそうだったけど“話しても通じねーし、最初から分かってくれないだろう”って思ってたこともあったし。実際に話したら、分かってくれたりも分かってくれなかったりもあったから。すごく時間はかかったりもするけど、そこに育ててもらっているし、って感謝もあるのはウソじゃないから、そこの挾間でね」

こもり教頭「自分がいろいろ好きな事をやりたいとか、それこそ学校に行くとかもそうだし、なかなか1人で生きていくって大変なことだし、現実で見えるところはあるから、感謝の気持ちも沸くのは分かりますけど、やっぱ親でもしっかりコミュニケーションを取らないと、気持ちは伝わらないんだなって思ったことはいっぱいありました。自分は小学校の時から“ダンスやりたい!”ってのがあったから、そこからブレずに来れたのも、結局は母親がそういう風に応援してくれて、サポートしてくれたからだなってあるんですけど」

さかた校長「うん」

こもり教頭「今に至るまでにめちゃくちゃにケンカもしましたし、親だからってことで向こうに決定権があるってことでケンカしたことも何度もありましたし。でも、その都度その都度、悔しかったり、自分の想いが母親に届かないことへのむず痒さで涙したこともありましたし。だから、はっぴぃぱっぴぃ のように“楽しいことがするのも親がいるから出来ることなんだよな…”って思うがゆえに難しい関係だなってのはすごく分かる」

さかた校長「でも、1つ言えるのは、音楽とラジオが好きで、親御さんに依存症だと言われてるかもしれないけど、好きな事を嫌いになる理由にはならないから。俺も言われたもんね、異常にお笑いのテレビ番組を見てたから。ビデオテープを捨てられたりもしたし。確かに今思うと異常に好きだったからね。でもその時は夢を見てたから“勉強や!”と思ってたけど。そういう熱狂的に好きな事に関しては、たくさんコミュニケーション取らないと伝わりづらいよなぁ」

こもり教頭「そうですね。やっぱり、いろんな可能性があるし、いろいろ触れて欲しいってのもあるんだろうなとは思いますからね。これに関しては本当に難しいです」

SCHOOL OF LOCK!


親のことでしんどい
私とお兄ちゃんの今のお父さんは本当のお父さんじゃありません。血がつながっていません。
だからなのかすぐに口論になってしまいます。でも、私の弟は血がつながっています。もちろん仲良し。だから、私とお兄ちゃんは家にいづらいんです。でも、お兄ちゃんは来年から大学生で一人暮らしになります。そうなると、私は一人。もっと家にいづらい。
私も高校生になったら寮に入って家から出ようとおもっています。
あと1年半...。耐えられるか心配です。私は、何度も布団や机の上で泣いてきました。何度も本当のお父さんがいいと思いました。
地球色の蝶々
女性/14歳/鳥取県
2020-11-25 17:15


さかた校長「そうかぁ。たぶん、お兄ちゃんは先に悩んできたと思うけど、お兄ちゃんが家から出て行ってしまう分、不安だよなぁ。今までどこかで半分に出来てた不安を1人で背負うかもしれないって不安があるだろうからね」

こもり教頭「ましてや、自分が感じることが一番本当の気持ちだから、それを大事にした方がいいなと思いますし。今は書き込みを読んだだけなので、家の本当の状況は分からないから言えることかもしれないけど、家族自体がどういう空気感で 地球色の蝶々 と接してるのかとか、お母さんと今のお父さんの関係性と、どういう立場でいるのかとか分からないから、もしかしたら少し冷たさを感じてるかもしれないし、私とは家族じゃないのかもって壁を感じてるかもしれないけど、毎日同じ家の中にいるなら居心地良くいて欲しいなと思うし」

SCHOOL OF LOCK!


さかた校長「うん」

こもり教頭「でも自分があと1年半後、高校生になった時に、寮に入るって選択肢を見つけられてるところも、ずっと家の中にいることが正解ではないなと僕は思ってて。僕なんて中学から親と一緒にいないんで。そういう意味では僕も高校は寮に入って、親と会えない期間はありましたけど、それでも高校は卒業できたし、今になってから感じることはありますけど、家にいなかったから俺は人よりも劣ってるなんて思ったこともないし。
そういう選択肢を自分で見つけて、自分で行こうとしてる、決断できること自体、僕はすごく素敵なことだなと思うんですよ。だから、この1年半、お兄ちゃんが大学でいなくなった時に、どういう関係性か分からないから一概には言えないけど、今まで半分に出来てきた辛いことを1人で背負ってしまうかもしれないけど、それだけに縛られて欲しくないな」

さかた校長「俺も詳しいことは分からないから言えないけど、別にお兄ちゃんが家を出たあと“お兄ちゃんズルい!”と思ってしまうかもしれないけど、その後もいろいろとお兄ちゃんと話して欲しいんだよね。心境がどう変わったのかとか」

こもり教頭「そうね。環境が変わったことで感じることも変わってくるからね」

さかた校長「離れてしまったからこそ、あえて、よりコミュニケーションを取るようにして欲しいなぁ。お兄ちゃんも大変かもしれないけど、新しい感覚でお兄ちゃんとも話せると思うから、いろんな見方をしてくれたらいいなと思うね」

こもり教頭「あと、僕は切れなかったです。中学で家を出て、東京の親戚の家にいて、高校からは寮に入ったから、6年以上、母親と離れてたけど、縁は切れなかったし、連絡も取り続けてたし、関係性が変わったわけでもなかったし。
だから、お兄ちゃんが家を出て1人暮らしになって、環境が変わったとしても、関係性が急に切れることはないから、校長が言ったように連絡は取り続けて欲しいし、会えるなら絶対会って欲しいし。
たぶん、その時に一番辛いこととかを一番共感してくれるのはお兄ちゃんだと思うから、離れてしまったから出来る見えない壁みたいなのは感じないで欲しいなと思いますね」

SCHOOL OF LOCK!



こんにちは。
現在、今年受験を控えている高校三年生です。
母親が家を出てから、父親と2人で暮らしています。父は病気で倒れてから、右半身が不自由なため、朝食・夕食・お昼のお弁当を自分で作っています。数ヵ月後に受験を控える身として、この生活はかなり辛いです。それだけでなく、父は昔から横暴な人で、体が不自由になった今でも、毎日のようにぼやかれ、言葉の暴力を受けています。

必要なお金を払ってくれたり、母親に代わって面倒を見てくれていることはありがたく思います。さらに、私にも少なからず非があることは承知しています。ですが、受験期、特に神経質になっている今の状態で父の言葉を受け止めることが本当に辛くて仕方がありません。

「本当は私が悪いのではないか。だから、こんなことを言われ続けるのではないか」と自己嫌悪に陥ることもしばしば。そんな状態でも受験生である以上、受験の準備はしなくてはいけません。誰かに話をして、どうにかなるような問題でもありませんし、受験が終わったら、結果に関わらず家を出るつもりなので、あと数ヶ月耐え抜けば良いことは分かっていますが、どうしても誰かに心の内を聞いて欲しく、メールさせていただきました。
名無しの空豆
女性/18歳/静岡県


名無しの空豆 静岡県 18歳 女性

さかた校長「すごく話しづらいことだったかもしれないけど、勇気を出して、メッセージをくれて、ありがとう」

名無しの空豆「こちらこそ、ありがとうございます」

こもり教頭「今、受験生で数か月後に受験を控えてるってことだもんね? 特に今は大詰めに時期に入ってるんじゃないかな?」

名無しの空豆「はい」

さかた校長「今は父親と2人で暮らしてるんだよね?」

名無しの空豆「はい。母が家を出てから、ずっと2人で。妹がいるんですけど、妹は母の方に付いていって。元々、私も母の方に付いていく予定だったんですが、妹もちょうど受験生なので」

さかた校長「妹は中学3年生ってことか?」

名無しの空豆「はい。なので、その受験のことでいろいろすれ違ったりするんじゃないかとか、私が母と相性が合わなかったということで、父の方に戻って暮らすことを決断して、今の形になってます」

こもり教頭「お父さんと住むようになってからは、どれぐらいなの?」

名無しの空豆「今年の3月からなので、まだ1年経ってないぐらいです」

さかた校長「今、半年ちょっとお父さんと暮らして。お父さんが不自由だから、家のことを 名無しの空豆 がやってるんだ?」

名無しの空豆「キッチン周りというか、食事の事は私がやって、洗濯物やったりはしてくれるんですが、自分の食事は自分で確保するというか」

さかた校長「でも、ただでさえ学校生活もあって大変なのに、今は受験だから自分のことで精一杯な時に、大変な事をやってるよ。しんどいやろ?」

名無しの空豆「はい(笑)」

さかた校長「家に帰って受験勉強はやれてんの?」

名無しの空豆「やっぱり家の事で拘束される時間があって、時間が上手く使えないとっていうのと、なかなか結果が出ないなっていうのがあるので」

こもり教頭「自分の中でも、本当はその時間も勉強に費やせたら、もうワンランク上にいけるんじゃないかな、みたいな不安もあるんだ?」

名無しの空豆「はい」

こもり教頭「受験は、ここの大学を受けたいとか進路とか決まってるの?」

名無しの空豆「進路が実技も必要な音楽系のところに行きたいと考えてて」

さかた校長「実技って、どういうことが必要なの?」

名無しの空豆「ピアノの練習とか歌の練習とかが必要で。音楽の先生になりたくて」

こもり教頭「あ、そうなんだ。じゃ、音大ってこと?」

名無しの空豆「国公立でしか考えてないんですけど」

さかた校長「だとしたら、国立になるとめちゃくちゃレベルも大変だしな」

名無しの空豆「はい。勉強の方も大事なので」

こもり教頭「両立しないといけないもんね。隙間があればあるだけ、いろいろしたいと思うよね」

名無しの空豆「はい」

さかた校長「でも、家じゃ家事もあったり、お父さんのこともあって、集中出来ないと思うけど、お父さんとは一緒に暮らしてて、どういう感じなの?」

名無しの空豆「何をしてても、突然の嫌みじゃないけど、ピアノの練習をしてたら、横から“どうせ落ちるんだから、意味ない”みたいなことを言われたり、“お前は家から出て行け”って突然言われたりして」

さかた校長「そんなこと言われるんか。…そのために練習してるんだから、そんなこと言われたら堪らんなぁ」

名無しの空豆「はい」

さかた校長「受験とか将来のことに対して、ぼやきを言われて。ごめん、話しづらいことを聞くかもしれないけど“家から出て行け”とか堪らんやろ?」

名無しの空豆「堪らないですね。出て行けるものなら出ていきたいけども」

さかた校長「もちろん、そんな簡単な話じゃないしな」

こもり教頭「そういうのもあるから支え合っていこうよってことで朝食とか夕食とか昼のお弁当を自分で作って、ってやってるわけでしょ? 少しでも迷惑かけたくないとか?」

名無しの空豆「うん」

こもり教頭「さっき書き込みも読ませてもらったけど、必要なお金を払ってくれたりとか、母親に代わって面倒を見てくれてるってところの感謝の気持ちはウソじゃないじゃん。だから、自分にも非があるのかなって思っちゃうの?」

名無しの空豆「はい。そう言われて、私も真っ直ぐな素直な性格ではないので、そういうのも影響して、そう言われるのかなとか。時間の使い方が下手なのとか見て、イライラさせてしまっているのかなとか思って。そういうの言われるの嫌だけど、父が悪いんじゃなくて、そう言われてしまう自分が悪いのかなって葛藤と言うか」

さかた校長「いやいや、全然悪くないよ! マジですごい! 俺はそんな良い大学に行ってないけど、この時期の受験生の苦しみは分かるよ、自分だけでもいっぱいいっぱいの状態で、時間の使い方とか効率良くなんて出来ないよ。こんな抱えた状態でやってるのは素晴らしく偉いよ!」

SCHOOL OF LOCK!


名無しの空豆「ありがとうございます」

さかた校長「今、こういう状況でしんどい生活、お母さんとも話したりしてるの?」

名無しの空豆「お母さんとも妹とも連絡を絶っていて、本当に必要なことしか連絡を取っていないので」

さかた校長「それは取りたくない理由がある?」

名無しの空豆「連絡を取って、そっちがいいと思ってしまったら、もう今さら戻れないので」

こもり教頭「妹と離れると自分が選んだ道でもあるって選択肢が違ったと思いたくない部分もあるの?」

名無しの空豆「はい、そうですね」

さかた校長「覚悟を持って選んだから、それが間違いだと思いたくないもんね」

名無しの空豆「はい」

さかた校長「その気持ちは間違ってないし、その決断の先に今があるんだけど、その時の覚悟はマジですごいよ」

名無しの空豆「はい」

さかた校長「未来はどうなるか分からないしな。だから100%しんどいと思ったら喋っていいし、すごく頑張ってるから本当は親にもめちゃくちゃ甘えていいはずなのにな」

名無しの空豆「…はい」

さかた校長「今、進路に向けて、お父さんにいろいろ言われて、自分の夢に対して気持ちが変わることはない?」

名無しの空豆「ずっとそう言われてる時も音楽だけが支えというか、音楽を聴いて聞き流すじゃないけど、気を紛らわせたりでやり過ごしてきたところがあったので、その音楽に関係することがしたいのは変わってないので、そこの夢はブレてないです」

こもり教頭「お父さんに“どうせ受験に落ちるから”とか“やっても意味ない”って言われて、心がしんどくなる時に、受験に向けてモチベーションだったり、支えになってるものの一番は音楽?」

名無しの空豆「はい」

こもり教頭「それがあるから、自分の夢にもブレずに頑張れる?」

名無しの空豆「はい」

こもり教頭「その支えが何よりだよね」

さかた校長「ちなみに、音楽は何が好きなの?

名無しの空豆「Mrs.GREEN APPLEさんとか、ウォルピスカータ―さんという歌い手さんが最近好きで、その辺りをよく聴いてます」

さかた校長「しんどい時に支えてもらってるから、さらに音楽が好きになるな?」

名無しの空豆「余計に好きになります」

さかた校長「お父さんがいろいろ言うかもしれないけど、お父さん自身が何をしてたか、どんな夢を持ってたかとか知らないけど、俺が1つ言えるのは、夢を叶えられなかった人は、そう言うわ」

名無しの空豆「はい」

さかた校長「俺は叶えて…まだ叶えてる最中で、小っちゃな夢を叶えた俺から言うと、そんなに真剣に叶えたいと思ってたら、叶うよ!」

名無しの空豆「はい。頑張ります」

さかた校長「叶った俺が言うのはアレだけど。その音楽が好きな気持ちを信じていいよ」

名無しの空豆「はい」

さかた校長「このいろんな話って、他にはあんまり言えなかったか?」

名無しの空豆「友達とかに、こういうこと言われてるって言うと、話の空気を重くしてしまうので、笑い話に出来る程度のところまでしか話したことはなくて」

さかた校長「いや、強いね」

名無しの空豆「ありがとうございます」

さかた校長「笑い話に出来るのはすごいよ」

名無しの空豆「(笑)」

さかた校長「俺ぐらいだと、何年も何年も経って言えるぐらいやなぁ。今33歳ぐらいだけど。その嵐の真っ只中に立ってて。…だから、優しいんだよな。優し過ぎる。もうちょっと全然ワガママでいいよ」

名無しの空豆「はい(笑)」

さかた校長「友達にも言っていいし。空気も悪くしていいし。それは友達に対してよくしようと思わず、本当は本音で話したいしな」

名無しの空豆「はい」

さかた校長「全然1人で抱えなくていいのよ」

名無しの空豆「はい」

さかた校長「でも、あと数か月経てば、家を出るのは決めてるんだ?」

名無しの空豆「結果はどうあれ、受験が終わりさえすれば家は出ようかなとは思ってて」

こもり教頭「書いてあったけど、結果に関わらずってところもあって、あと数か月の期間だけど、何が起きるか分からないから、今は心がしんどい時だから、校長も言ってたけど、何かあった時はワガママに伝えてもいいし、本当に伝えたいことがあったら、本当に言葉にした方がいいし、心の中にあるものって言葉にしないとどんどん固まっていっちゃうから、もし身近に言える人がいるんだとしたら、自分が思ってる気持ちを言葉にして、もっとワガママに吐き出していいなと俺は思うよ」

SCHOOL OF LOCK!


名無しの空豆「はい」

さかた校長「全然ワガママになっていいぞ!」

名無しの空豆「分かりました」

さかた校長「あと、その夢は叶うから。俺を信じてくれ」

名無しの空豆「信じます」


♪ 僕は今日も / Vaundy


さかた校長「この曲も 名無しの空豆 の救いになるし、背中を押してくれる曲にもなるし。それが君の好きな音楽だから、今以上に音楽の力を信じていいと思う」

こもり教頭「ポジティブな時もネガティブな時も常に支えてくれるのが音楽だと思うから、これが今、届けばなと思ってます」


私は時々、母親って何なんだろうって考えてしまうことがあります。

いつも授業料や通学代、部活のお金を支払ってくれたり、毎日ご飯を作ってくれたりなど、様々な面で私を支えてくれるのは分かっていますが、時々、母親が豹変してしまうのが、とても怖いです。
前に、床に蹴倒され、何度も蹴られ殴られ、顔に傷を付けたまま、学校に通ったこともあります。原因は、私が親とのコミュニケーションを取ることを拒んでいるからだと思います。
部活の練習をしていると、またお母さんに勉強しろって怒られちゃうかなとか、夜中まで勉強していた時に物音を立てると、明日の朝、何か言われるのかなと思って、自分のしたいこともあまり出来ません。

また、進路についてもです。
私は、母が教員になると信じて疑わないようですが、音楽をやりたいという気持ちがあって、親の言うことに従えそうにないので。親には本当に感謝しています。でも、感謝も上手く伝えられていないので、そんな自分のことがとってもとっても嫌いです。
フードの中のカワウソ
女性/15歳/秋田県


フードの中のカワウソ 秋田県 15歳 女性

さかた校長「学年は?」

フードの中のカワウソ「高校1年生です」

さかた校長「話しづらいことは無理して話さなくてもいいから、いろいろ話を聞かせてな」

フードの中のカワウソ「はい」

こもり教頭「時々、母親って何だろうなって考えちゃうことが最近、増えてきた?」

フードの中のカワウソ「最近というか結構前から、手を出されたりってことはあったので、どういう関係を親子で作っていけばいいのかなって時々、考えることがあります」

こもり教頭「それって、何年前ぐらいとか、この時ぐらいからって具体的にあるの?」

フードの中のカワウソ「中学校の頃から増えるようになったと思います」

さかた校長「こういう時に多いとか、手を出されてしまう時の条件、環境とかあるの?」

フードの中のカワウソ「たぶん、私がお母さんの希望通りに動かないというか、お母さんと私の意見が食い違った時に結構お母さんが怒ってしまう時が多いと思います」

こもり教頭「お母さんは結構、お願いじゃないけど“こういう風にして”とか“こういう感じになって”とか言ってくる方なの?」

フードの中のカワウソ「そうですね」

さかた校長「そこでお母さんと意見の食い違いって言うけど、話は出来るの?」

フードの中のカワウソ「話が出来る時もあるけど、本当にお母さんがカッとなってしまった時は何も言えなくなっちゃいます」

こもり教頭「お母さんが怒っちゃうなってことをしちゃったって実感はあるの?」

フードの中のカワウソ「すっごくあって」

さかた校長「それはどういうことなの?」

フードの中のカワウソ「例えばなんですけど、私が中学校の時、英語の大会があって、それに出るか出ないか自分で決めることが出来たんですね。それで、お母さんは私をそれに出させたがってたんですけど、その時、私は勉強とか部活動が忙しかったし、もう1つ別の英語の大会に出ることが決まってたので、それに出たくないって言ったんですよ。でも、そこで意見が違って、ちょっとケンカみたいになっちゃったんですよ。
それで“親と意見が違うんです”って学校の先生に相談して。そしたら、その先生に相談したことが親に伝わっちゃって、それで“何で私の意見じゃなくて、学校の先生の方を頼るの?”って親に言われてしまって。その時は結構蹴られたりはしましたね」

さかた校長「そうかぁ。それは辛かったなぁ」

こもり教頭「そこだけに頼ったわけじゃないんだけどね。決めなきゃいけなかったから、そういうことになってるんですって報告だったのに、思いもよらないところだったな」

フードの中のカワウソ「はい」

さかた校長「そんなつもりはなかったでしょ?」

フードの中のカワウソ「はい、ホントに。出来ることなら、親の言うことに従うっていうか、本当にお母さんには感謝してるので、親孝行の感じで出来たら良かったなって思ってます」

こもり教頭「そうな。そういうこともあって、きっかけは英語の大会だったかもしれないけど、そういうところからボタンの掛け違いじゃないけど、食い違ってってるな、ってことが増えていったのかな?」

フードの中のカワウソ「そうですね」

さかた校長「お母さんに対して感謝してるって言ってたけど、それはどういう時の気持ちなの?」

フードの中のカワウソ「電車通学なんですけど、電車の定期代とか出してくれるし、車での送迎とか、あと弁当も毎日作ってくれるので、本当にそういうところは感謝してます」

こもり教頭「生活の中で何不自由なくさせてくれてるってことだもんね」

フードの中のカワウソ「はい」

さかた校長「そういうところで、日々支えてもらってるって感じ取れて、感謝の気持ちが生まれるっていうのは、すごいと思うところだけどな」

フードの中のカワウソ「ありがとうございます」

こもり教頭「書き込みにもあったけど、ちょっとコミュニケーションを取るのを拒んじゃってるの?」

フードの中のカワウソ「はい」

こもり教頭「それはどういうことなんだろ? 挨拶しないとか、話を聞かないとか?」

フードの中のカワウソ「いや、普段はすごく優しいので話せるんですけど、自分の本音というかやりたいことを言い出そうとすると、また英語の大会の時みたいに意見がつい違った、また怒られちゃうのかなって思って、怖くなって言いだせないことが多いです」

さかた校長「俺はお母さんのことを知らないし、いま聴いてる話でしか知らないんだけど、そして、いつもは優しくて感謝してるかもしれないけど…トラウマになってて、辛くなってる時点で絶対ダメなんよ。叩いたりとか。だって怖いやろ」

フードの中のカワウソ「怖いです」

さかた校長「いつもは優しいかもしれないし、怖いのがいつまでも続くわけではないんだけど、そういうことを許したくないな。フードの中のカワウソ のことを思うと胸が苦しくて。愛ゆえとは言えとは思うけど、許しちゃいかんし、お前が傷付いちゃいかんなと思うから」

SCHOOL OF LOCK!


フードの中のカワウソ「はい」

こもり教頭「今いろいろと気を遣っちゃうって言ってたけど、書き込みにもあったみたいに、勉強とか部活とか母親がいないところでさえも、お母さんの事を考えちゃって“怖いな、これやっていいのかな?”って自分の気持ちに素直になれない時もある?」

フードの中のカワウソ「そうですね」

こもり教頭「今、言えてないけど、やりたいことはあるの?」

フードの中のカワウソ「例えば、将来なりたい職業とかも、私はずっと小さい時とか教員になるって言ってきたんですけど、最近、軽音楽部に入ってキーボード担当してるんですけど、音楽関係とか、あと元から英語が好きなので、海外の仕事にも興味があるので、教員一本じゃなくて、いろいろ迷ってるってことも、親のことを考えると、日本にいて安定した職業に就いた方がいいのかなって考えたり」

さかた校長「お母さんは、こういう仕事に就いて欲しいなって話したりしてくるの?」

フードの中のカワウソ「私が音楽関係とかの話を親にしてないので“教員になるんだったら応援するよ”っていうのは言われてます」

さかた校長「たぶん、今は軽音部だから音楽活動してるのは知ってるかもしれないけど、将来どうしたいかは話してないなら、たぶん知らないと思うな。そこまでは気付けないからね」

フードの中のカワウソ「はい」

こもり教頭「でも、ちょっと自分の心を開けて話すのが、怖くなっちゃうってことだよな。それを話した時に“今まで教員になるって言ってたじゃん”ってなったら怖いってことでしょ?」

フードの中のカワウソ「はい、そうです」

こもり教頭「怖いっていろいろ背景があるから、一概には言えないけど、今は高校生になって新しいことにいっぱい触れてるわけじゃん。初めて入った軽音部とか、英語で、もしかしたら日本じゃないところでの活躍の場も増えてきてるし。やっぱ心って動くし、夢って変わっていいもんだと思うから、自分の目指したいものとか感じたこととかは伝えられたらいいなと思うけどね。例え何が起きても、素直になりたいものになった方がいいと俺は思うから」

SCHOOL OF LOCK!


さかた校長「好きなものを好きって伝えられないのは苦しいからね」

フードの中のカワウソ「はい」

さかた校長「教頭が言ったように、夢は変わっていいと思うし。なぜなら、いろんなことに触れて、景色が広がって行くのは素敵なことだから」

フードの中のカワウソ「はい」

さかた校長「今お母さんが怖いかもしれないけど、本当のところではどういう関係になっていきたい?」

フードの中のカワウソ「関係というか、親子なのに本音も言えない自分をまず変えたくって、何でも言い合える信頼のある親子関係にしたいなって。あと、日頃の感謝とかもちゃんと伝えられるようになりたいなって思います」


♪ セントレイ / 長谷川白紙


さかた校長「しんどい中、いろいろ話を聞かせてくれて、ありがとね」

フードの中のカワウソ「こちらこそ、ありがとうございます」

さかた校長「最後、フードの中のカワウソに向けて、黒板書くわ」

フードの中のカワウソ「ありがとうございます」



今日の黒板


SOL!


『いくらでもここで待つ』

さかた校長「フードの中のカワウソ、今とてもお前が辛い事を勇気出して言ってくれて、思い出すのもしんどかったと思うし、そんな中伝えてくれて本当にありがとう。今、君が色んなことを正直に話したいっていうお母さんに対しての気持ちは本当のホントの気持ちで。

でも俺たちはそれに対して、どうにか助けたいと思っているし少しでも力になりたいと思っている大人が、俺が、教頭が、みんながいるっていう事は絶対に思っていて欲しい。
で、君がいつかお母さんに自分のやりたい事、好きな事を話せる日までいつまでもいつまでもここで待つし、言えた時はここで「よかったな!」って言いたいし、お前が笑顔で前を向ける日をずっとここで待つからいつでも少しでもしんどくなったら、ここに戻って来てくれ!ずっと待ってるからな!」


♪ あなたがいることで / Uru


さかた校長「SCHOOL OF LOCK!そろそろ下校の時間です! 
いつまでも待つから、どうか頼って欲しい! 
SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時に再び開校! 
明日は『しんどー相談室』4日目“生きるのがしんどい”をおこなっていく!」

さかた校長・こもり教頭「起立!」

こもり教頭「礼!」

さかた校長・こもり教頭「また明日〜〜〜〜〜〜!!!!」



さかた校長の放送後記

安心していいぞ。いつでもここで待ってる。いつもここで君を想ってる。


こもり教頭の放送後記

少しでも今の場所が変わることを願ってる。

この後記の放送を聴く

聴取期限 2020年12月02日(水)PM 10:00 まで

Music 2020.11.25 PLAYLIST


LINE MUSIC

「将来を反対される」「本当のお父さんがいい」10代が親に対して思うこと

ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。11月23日(月)から26日(木)の4日間は『しんどー相談室』と題し、つらいことや悩みを抱える10代の声に耳を傾けています。25日(水)のテーマは「親関係でしんどい」です。まずは、パーソナリティのさかた校長とさかた校長が、リスナーから届いたメッセージを取り上げ、自身の経験を踏まえて語り合いました。

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