今夜の授業を職員の新人職員Nが振り返り!
わが校の校庭から、焚き火を囲んでお送りした今夜の授業!
授業テーマは…『焚き火の時間』
「ストレスが溜まってイライラしてます」「友達との人間関係に疲れました」「色々うまくいかなくて、モヤモヤしたり、凹んだりしています」〜など、いま癒されたいと思っている生徒の話を聞いていきました。
最初に電話をつないだのは…
【埼玉県 16歳 女の子 RN:グミを全制覇したい】
マクドナルドクルーのバイトが繁忙期で体が疲れていたり、友達関係にモヤモヤしていたりするので、癒されたいという、RN:グミを全制覇したい。
本来一度ケンカした友達とは距離を置きたいタイプだけど、過去それで友達がいなくなってしまった経験があり、距離をおきたい、けど無理してでも関わりを持たないと1人になってしまうかもしれない…という葛藤を今抱えているということを話してくれました。
次に電話をつないだのは…
【愛知県 16歳 女の子 RN:小森綾花】
中学の頃いじめにあったことをキッカケに超ネガティブな性格になってしまい、自分のネガティブに疲れてしまったので癒されたいと話してくれた、RN:小森綾花。
自分もしんどいし、周りの迷惑にもなっていると思うので、ポジティブに変わりたいと考えているそう。
ポジティブにこだわらず、ネガティブな自分を受け入れてみる考えもあってもいいかもという話をしながら、ホットココアを飲んで癒されました。
最後に電話をつないだのは…
【群馬県 16歳 女の子 RN:インコのピノちゃん】
明日の卒業式で300人の前で伴奏するので、ド緊張しているという、RN:インコのピノちゃん。
こもり校長も、明日偶然、大勢の前で踊る予定があるということで、共感とエールをもらいました。
今夜の授業はradikoのタイムフリーで聴きなおすことができます!ぜひ再出席してみてね!
聴取期限 2022年3月17日(木)PM 9:59 まで
焚き火の時間!癒されたい生徒全員集合!!
<焚き火の音パチパチパチ>
ぺえ教頭「綺麗な星ね。星空が広がってるわね」
こもり校長「東京も空が見えるもんだね」
ぺえ教頭「みんなの街からは見えてるかしら。同じ空の下にいるからね(笑)」
こもり校長「何かクサい台詞で、いいね」
ぺえ教頭「(笑)」
こもり校長「でも、教頭が言わなかったら、たぶん2秒後に俺が同じこと言ってた」
ぺえ教頭「よかった(笑) リラックスして落ち着いて、やっぱりいい空間ね」
こもり校長「いいよ。たまには、これぐらいの感じでやりたいよね」
ぺえ教頭「焚き火って、ものすごい力を持ってるんだろうね」
こもり校長「我々、今日は焚き火を囲んでやっております。SCHOOL OF LOCK!の生放送教室を飛び出して、校庭で今日は放送をやってるんですけど」
ぺえ教頭「私、校庭に来たのは初めて」
こもり校長「たぶん歴史上、先代も校庭でラジオはやっていないと思うな」
ぺえ教頭「そうか(笑) 私がまだ入ったばかりとかじゃなくてね」
こもり校長「SCHOOL OF LOCK!は17年目に入っているけど、たぶん誰も校庭でやっていないんじゃないかな。焚き火やったことある?」
ぺえ教頭「2年前ぐらいに友達とグランピング行って、富士山の辺りに泊まった時に焚き火をして、ぼーっと空を見てということはしたけど。2〜3年前以降はしてないかな」
こもり校長「俺、プライベートで焚き火って…あ、あるわ。自然が好きで焚き火がすごく好きな先輩がいて、その先輩に誘ってもらって行くと、絶対焚き火やるんだよ。それで焚き火をやったことあるぐらいで、あとは全部番組でやっているから、あんまり落ち着くみたいなのはないね」
ぺえ教頭「プライベートでやらないと落ち着かないもんね。せっかく焚き火してるのにね」
こもり校長「プライベートでやらないと、焚き火じゃなくなっちゃうよね。でも、焚き火って凄いらしいよ。音と画と」
ぺえ教頭「焚き火のこの音とこの火の具合って、無になってしまうじゃない。だから、私、今から生放送2時間なのに、ぼーっとしすぎて言葉が何も出てこなくなって、大丈夫かしら(笑)」
こもり校長「校長先生も正直そうなのよ」
ぺえ教頭「そうだよね(笑)」
こもり校長「生徒のみんなに言い訳させてもらうんだけど、30分前までリハーサルで東京ドームのステージの上にいたのよ。明日、本番なのよ。で、30分前にステージにいて“これダッシュでいかないと間に合わない”って。で、教室に入ったら“今日、生放送教室じゃないです! 校庭です!”“何だそれ?”って言って、外を見たら本当にテントを張ってあった」
ぺえ教頭「(笑)」
こもり校長「“マジかこれ!”って。だから、すごく今、情緒が不安定な状態になってるよね」
ぺえ教頭「そうね。すごく元気な場所から、急にこんなに落ち着いていいんだよという場所に連れ出されて」
こもり校長「そう。だから今日は、そのスイッチが、この焚き火に入った瞬間に急にバチンと変わっちゃったの。“うわ最高! もうめっちゃリラックス”って感じなわけ。だから今日は、校長先生は使い物にならない日だと生徒のみんなは思っていただいて」
ぺえ教頭「でも、いいと思うわよ。あなたにとっての休息で。今日は思う存分、あなたも癒されて、私も癒されて、生徒のみんなも癒されて」
こもり校長「それが一番だよね」
ぺえ教頭「生徒を癒すつもりでやったのが、私たちが一番癒されてしまって、ぼーっとしてるっていう。大丈夫かしらね?(笑)」
こもり校長「でも、すっごく心地が良いのよ」
ぺえ教頭「そうね。やっぱり木が燃える香りと星空と」
こもり校長「生徒の君は…今…どう感じて…いるんだろうか?」
ぺえ教頭「すごい間ね(笑) 半年ぐらい一緒にやってるけど、あなたがそんな間を作って話したの、私初めて聞いたわ。自然ってすごい力を持ってるのね」
こもり校長「そうよ(笑) 今日はこれぐらいのテンションだから。今日は焚き火の時間ということで、焚き火はもう始まっているんだけど、今日は今、一緒にここにいる生徒の君とた焚き火を囲みながら、授業をやっていきたいなと思っております。SCHOOL OF LOCK!今夜も開校です」
♪ Stand By You(Acostic ver.) / Official髭男dism
こもり校長「我が校の“公式の講師”、Official髭男dism先生が『Stand By You』って楽曲をアコースティックバージョンで歌ってくれているんだけれども。焚き火ってf分の1ゆらぎの音があって、そういうリラックスする音があるんだって。海の波とかにも入っている、あの音。ヒゲダンの藤原先生がその声の持ち主なんだって。f分の1ゆらぎを出せるんだって」
ぺえ教頭「じゃ、焚き火の音だったり、さざ波の音に近い声を持ってらっしゃる。確かに癒されるもんね」
こもり校長「この雰囲気の中で、このバージョンは、ちょっともう気持ちいいよ〜」
ぺえ教頭「整ってきた?(笑)」
こもり校長「整ってきたよ」
ぺえ教頭「肩の力ってこんなに抜けるのね(笑)」
こもり校長「今日は校長先生が焚き火に本当にやられ、今ゆるくなってて、ダンガリー先生がちょっと焦りだしているよね」
ぺえ教頭「ここまでとろけてしまうとは…って?」
こもり校長「そう。“校長、今日こんなに使えないの?”って空気が出てきているもんね」
ぺえ教頭「その仕掛けをしたのは職員…」
こもり校長「そう。ダンガリー先生だからね。生徒のみんな、今日は本当に僕と一緒に、そして、ぺえ教頭も、ダンガリー先生も、職員もいっぱいいますわ。ワタリドリ先生も今日はすごく遠くにいるのよ。あ、手を振ってくれてる。ありがとうね!」
ぺえ教頭「遠いね」
こもり校長「ターモもありがとね。携帯いじりながら手を振って。何を見ているのよ。こっち向いて手を振ってよ〜」
こもり校長「今日、本当に校長先生は、もう何度も言うようだけど、すごくリラックスしているの。生徒のみんなもSCHOOL OF LOCK!を長く聴いてくれている生徒もいれば、最近聴いたよという生徒もいるだろうけど、何か今日は生徒のみんなが思ったことがあったらツイッター書き込んでください。“校長先生、もうちょっとしっかりしてください”とか、疲れているんだなと思ったら“疲れているんですね”と言ってくれればいいし、“そのままでいいんですよ、校長先生。今日はゆっくりやりましょうよ”と思ったら、それを言ってくれればいいし」
ぺえ教頭「それを一番言って欲しいんでしょ?(笑)」
こもり校長「本当は一緒にグダってやりたい。さっきTwitterとか見てたら、勉強しなきゃいけないって。で、勉強しなきゃいけないんだけど、睡魔が来ていると。だから、SCHOOL OF LOCK!聴いて、元気出そうかと。いつも声を張り上げてるもんだから。…と思って聞いたら、こんなパチパチとかいっているから、“睡魔と闘ってます”って子もいたし、あと“あぁ今日SCHOOL OF LOCK!か。危ない危ない。寝ちまうところだったぜ”って子もいたし」
ぺえ教頭「なるほどね(笑) 睡眠BGMになりかけてる。みんな最後まで聴けるかしら。みんな睡魔が襲ってきているみたいだから」
こもり校長「俺、今日は、もう寝ちゃったら寝ちゃったっていいと思っているんだよ」
ぺえ教頭「そうだね。…私たちも?」
こもり校長「そう。究極ね」
ぺえ教頭「(笑)」
こもり校長「生徒の君と一緒に今日はグダっといきたいなと思っているんですけど、授業テーマいきたいと思います。
焚き火の時間」
こもり校長「生徒の中には癒されたいっていう生徒もいると思うんだ。“この3月になって友達とギクシャクして人間関係に疲れてます”とか“受験のストレスでイライラしています”とか“恋愛がうまくいかなくてモヤモヤしたりへこんだりしてます”とか。この今の時期って、4月に向けての準備とかさバタバタしているじゃない。どうしても落ち着かない時期というか、3月のこの変換期というところは。特に10代の君たちは特にそうだと思うのよ。クラスが変わったり、卒業があったりとか。あとはもしかしたら大学に入って上京したりとか、環境が変わって住むところが変わったりとか、いっぱいあると思う。だから、今日はいろいろ溜まっている生徒と一緒に焚き火を囲んで話をして、少しでも心を癒せたらなと思ってる。焚き火ってすごいんだって。コミュニケーションが円滑になるらしいよ」
ぺえ教頭「穏やかな気持ちになるよね」
こもり校長「同じものを囲んでいるってことに何かあるのかもしれないね」
ぺえ教頭「無心になれる。無心になることって一番難しいことじゃない」
こもり校長「分かる。無心になろうと思うと、もうすでに違うことが頭の中に入ってきたりするからね」
ぺえ教頭「無心になろうとしてる時点で無心になれていないからね。でも、すごいわね。ここまで落ち着くのね」
こもり校長「今日はだからちょっとひと味違う、SCHOOL OF LOCK!史にも残る、いい感じでいきましょうよ」
こもり校長「そうだよ。校長もそう思っているもん」
こもり校長「ありがとう! 今日はこのスタンスを変えるつもりは1ミリもないんだけど。俺あと2週間後ぐらいになったら、SCHOOL OF LOCK!に来てから、2年が経つんだけど、2年間、俺がこんなことなかったから。こんなユルユルなことが。だから、ちょっと心配に思っている部分もある。生徒のみんなが“こんなにゆるいんだったらもういいや”と思われてないかな。でも、俺はこのスタンスを急に2時間変えるつもりはない」
ぺえ教頭「掲示板もTwitter=廊下も見てるけど、すごく楽しんでくれてるよ」
こもり校長「うん。だから助けられてる。心が和らいでる」
ぺえ教頭「でもやっぱりちょっと正直ギリギリで戦っているこもり校長に対して、今日のこの日はあってはならない日だったのよって私は思いながら」
こもり校長「(笑)」
ぺえ教頭「だから、私は全然いいわよ」
こもり校長「今夜のSCHOOL OF LOCK!は、この授業をお届け中…
焚き火の時間」
こもり校長「あら! 職員からコーヒーが届きました」
ぺえ教頭「すごい」
こもり校長「俺もこのスノーピークのコップ持ってるな。しかも、豆を手引きで…誰が入れてくれたんですか? …言っていいかどうかは分からないけど、言っちゃうけど、インターンでSCHOOL OF LOCK!にちょっとお勉強という形で来てくれている見習い職員さんがいらっしゃるんだけど、その人が入れてくれたコーヒーなんですって。手挽きでお湯で」
ぺえ教頭「ものすごく美味しいです。ありがとうございます。今まで飲んできた中で一番おいしいかも(笑)」
こもり校長「コーヒーって“美味しくなれ”って思って淹れると、本当に美味しくなるのよ。相当緊張すると思うのよ。だって初めて今日、勉強させていただきますって来て、まず一発目のコーヒーを豆を挽いて淹れてって」
ぺえ教頭「そうよね。かなりの大役よ」
こもり校長「ちょっとコーヒーも飲んでリラックスできたから、グミを全制覇したい一緒に焚き火囲んじゃうか」
グミを全制覇したい 埼玉県 16歳 女性
グミを全制覇したい「はい、お願いします」
こもり校長「学年は?」
グミを全制覇したい「高校1年生です」
こもり校長「焚き火って今までやったことある?」
グミを全制覇したい「ないです」
こもり校長「じゃあ今日は初焚き火だ。初めての焚き火一緒にできるって嬉しいな」
グミを全制覇したい「最高ですね」
こもり校長「何か温かい飲み物とかある?」
グミを全制覇したい「ココア飲んでます」
こもり校長「最高じゃん!」
ぺえ教頭「ココアはもいいな〜」
こもり校長「ココアもいいね。いや最高じゃん。ちょっと今コップ片手に持って、一緒にひとくち乾杯して飲もうよ。じゃあ今日という日に乾杯」
ぺえ教頭・グミを全制覇したい「乾杯」
こもり校長「落ち着くな」
グミを全制覇したい「あったかい」
こもり校長「あったかいな。今めちゃくちゃ癒されたいんでしょう。何があったの?」
グミを全制覇したい「最近、入試と卒業式があって、高校の休みが多くなって。それでバイトを入れたら、すごく忙しくなっちゃって、体力的に疲れたなと思って、癒されたいです」
こもり校長「なるほどね。もう本当にHPが削られてきているんだね。バイト何やってんの?」
グミを全制覇したい「マックのクルーやってます」
こもり校長「今忙しいんじゃない? 3月9日だっけ?」
グミを全制覇したい「9日。はい、てりたま(笑)」
ぺえ教頭「そっか、春だからね(笑)」
こもり校長「俺食べたくてしょうがないの、てりたま。スパイシーベーコンのね」
グミを全制覇したい「めっちゃ美味しいです。ぜひ食べてください」
こもり校長「ぜひ行く。スパイシーベーコンのてりたまと、チーズのてりたまと、普通のてりたまもあってね。今そんな忙しいの?」
グミを全制覇したい「今すっごく忙しいですね。デリバリーとかが本当に多くなって」
こもり校長「今そうだよね。だって、この間、校長先生は深夜にすごい量のマック頼んじゃったもん」
ぺえ教頭「そうじゃん。20〜30個頼んだもんね」
こもり校長「頼んだね。職員みんなで食べたんだけどね。ごめんなさい(笑)」
グミを全制覇したい「全然全然(笑)」
こもり校長「でも書き込みには他にも癒されたい理由があるよね。
グミを全制覇したい「はい。友達関係にモヤモヤしてて、癒されたいですね」
こもり校長「友達関係どうしたの?」
グミを全制覇したい「少し前から友達関係がうまくいってなくて。そこからケンカした相手とか信じることが難しくなっちゃった自分がいてから、中学の時も、信じられなくなったってことがあって。そうなると、友達との距離を置いちゃう自分を高校で止めたいなと思って。今うまくいってない友達とも自分が頑張ってしようとしてるのがちょっと疲れちゃって。それがモヤモヤしてます」
こもり校長「何か自分の中ではやっぱ1回ケンカしちゃったから、ちょっとあんまり話したくないなというのもあるんだろうけど、そこを一回突き放しちゃった時に、周りの人からの目も気になるし、学校っていうコミュニティの中でいるならば、やっぱり円滑にそういう関係は築いてたほうがいいんじゃないかというのもあって、自分からそういう風に話しかけたりはしているのかな?」
グミを全制覇したい「そうですね。あと周りの友達がいなくなるのが怖いんで、それも嫌だから」
こもり校長「そのケンカしたというのは、どれぐらいの内容なの? 無理に言うこともないけど、もし言えるのなら」
グミを全制覇したい「ケンカしたってまではいかないんですけど、文化祭が10月にあって、その時から何故か分かんないけど、相手から避けられるようになって。何か嫌われたのかなと思ってあんま関わらないようにしてたら、あっちは私たちが避け始めたっていう、よく分かんない感じで、ギクシャクしちゃって。それであんまり関わる回数を減らしたって感じですね」
ぺえ教頭「あるよね、そういうタイミング」
こもり校長「俺、それこそグミを全制覇したいと同じ年ぐらいの時に、同じ経験したね。一緒に男子チームで遊んでいたグループが、他の男子たちがケンカしだして、俺はそのケンカが面倒くさくて。で、一緒にいたグループから出ていったの。“俺、別に関係ねえし”って。そしたら、何かそこのケンカしてたチームが仲良くなっちゃって。そしたら、“あいつ俺らのことが急に避けだしたよな。なんでなん?”みたいになって。で、それを言われたんだけれど、俺も結構そういうタイプなの。“別に知らねーし。だって、面倒くさいじゃん”って感じで、俺が言っちゃって。そこからすごく距離が空いちゃって、もうそこから、そのグループとは関わらなくなっちゃったね」
ぺえ教頭「それ最後まで?」
こもり校長「最後まで。もう全然絡んでない。…って経験があった上で話すんだけど、グミを全制覇したいが、どういう立ち位置にいたいかというのを、すごく明確になるといいのかなと思うというか、きっと1人ぼっちになるっていうことは、可能性としてはあるんだろうけども、自分が傷つきまくってまでも無理する必要があるのかどうかというと、俺は意外とそうではないと思っているのね。学校生活を送る中で、それはもちろん誰かのことを思いやる気持ちとか、他人と一緒に生活する学校の生活だから、その誰かのことを考えるというのはものすごく大切なことなんだけど、それ以前に自分がそのコミュニティーの中でいる時に、自分というものを大切にできないとやっぱ良くないなと俺は思うし。で、その中での俺の反省点は0か100かで 切っちゃったのね。そっちから、そう言ってくるんだったら、俺は別にいいわって。別に何か一緒にいなくてもって、極端なことをしちゃったんだけど」
グミを全制覇したい「うん」
こもり校長「それをする必要はまったくないというか、距離を新しく関係性を築くというのは全然アリだと思う。無理に自分が辛いのにこの関係性でいないとこの関係性でないと、ひとりぼっちになっちゃうかもという不安の関係をずっと続けるんだったら、一気に割り切って、他の違う自分が落ち着ける環境を作るというのに注した方が、俺は時間が有効…有効って言い方は良くないけど、何か自分の心を満たす時間にできると思うのね。ただそれをしたいからといってバーンって突き放すんじゃなくて、しっかり相手がなぜそう思っているのか。でも自分はそこに折り合いをつけられないんだったら、そこに折り合いをつけられるような関係性を築く努力をしたほうがいいと思うというか。だから何か今もしモヤモヤしているんだとすれば、きっとたぶん自分がいる環境が、たぶん落ち着かない環境だったりとか、たぶん今の自分のスタンスに合っていないんだと思うんだよね。で、それのために毎日24時間使うんだったら自分が落ち着けるような、本当に信頼できるお友達を作るとか、この人だったらもしかしたらという方に何か時間を自分の心を向かせてあげた方がうんそのモヤモヤというのも少しずつ、バランスがとれてくるんじゃないかなと思うけどね」
ぺえ教頭「最初は確かに勇気はいることだけど、いつまでもその自分がすり減らなきゃいけない環境に足踏みしてる必要もないっていう考え方もできるよね」
こもり校長「そうだね。それでも何か今モヤモヤしている友達のことを思えている、グミを全制覇したいは、俺は素晴らしい心だと思うというか。俺が16歳の時はそんなことを思えなかったから。だからこそ、自分が思う何かというのと向き合って、この4月から高校2年生にもなるし、クラスも変わるだろうし、新しい人にも出会うだろうし。もっともっとなんか自分のこころを大切にしてほしいなと思うけど、どう?」
グミを全制覇したい「信頼できる友達とかはいるんですけど。来年度、高校2年生になる時にクラス替えがあるじゃないですか。私の高校って、3つの学科があって1つの学科が2クラスしかないんですよ。そうなると、2分の1の確率でまた同じクラスになるじゃないですか。その時は、また気落ちを改めてと言うか」
こもり校長「いやいいと思うよ。俺はクラス替えほど環境が変わることないというか、その子が同じクラスになったとしても、クラスが変わるってものすごいことだから、本当に関係性も一気にガラッと変わるだろうし、自分が話す子も変わるだろうし、受ける影響も変わるだろうし」
ぺえ教頭「いろんなきっかけに変われるよね」
こもり校長「そうそう。だから、もし今この話を聞いて、グミを全制覇したいが、もしクラスが変わった時に、それを機に一新して、向き合ってみようって少しでももし思えたんだとするならば、ぜひその新しい気持ちを持って、1月学校に行ってみてほしいなと思う」
グミを全制覇したい「はい、そうします」
こもり校長「次来た時にはもう焚き火は、うちの学校にはないんだけど」
グミを全制覇したい「あ」
こもり校長「でも、それでもこの学校はあるから、4月になったタイミングで、まだもしモヤモヤすることがあったら、また違う方法で僕は君の背中を押すから」
グミを全制覇したい「ありがとうございます」
こもり校長「だから、最後に。一口あったかいの一緒に飲んでバイバイしてもいい? じゃちょっとこの温かい飲み物に想いを込めて、自分の心に届くように会い一緒に飲みましょうか。乾杯。またね」
グミを全制覇したい「ありがとうございました」
こもり校長「難しいけどね、今の時期だからこそってのもあるんだろうけど、踏ん切りをつけられるタイミングでもあるだろうしさ」
ぺえ教頭「すごく寄り添える子だからこその悩みだよね」
こもり校長「本当にそれ。自分だけしか考えてなかったら、そうならないんだよなぁ。本当にそう思う。考えられるって素晴らしいことだと思う」
ぺえ教頭「だから自分を責めないで欲しいね」
こもり校長「そうだね」
♪ ほんとうのこと / 帰りの会
さて、ここからは…『農業部 supported by JA全農』!!!
こもり校長「生徒のみんなに農業の魅力を知ってもらうための部活動! それが、SCHOOL OF LOCK!農業部。今日は野外授業みたいなものですかね」
的場部長「農業部部長、虹のコンキスタドールの的場華鈴です!」
明桜先輩「農業部部員、大和明桜です!」
的場部長「すごいしっぽりしているじゃないですか!」
ぺえ教頭「うるさいなぁ(笑)」
的場部長「あれ、焚き火、消えた?」
ぺえ教頭「あなたたちのせいよ。火が消えたじゃない」
的場部長「肺活量が」
こもり校長「そんなロウソクみたいな火でやってたの?」
ぺえ教頭・的場部長・明桜先輩「(笑)」
的場部長「校庭にいる、校長教頭が見えますね」
ぺえ教頭「ちょっと遠いね」
的場部長「私たち、教室にいるので」
こもり校長「普通に2人の部員呼んでるのに、別のところからやるの?」
的場部長・明桜先輩「(笑)」
ぺえ教頭「確かに」
こもり校長「2人は焚き火やったことある?」
的場部長「あります! メンバーみんなで囲んだことありますよ。で、今、私たちの前に画面があるんですけど、ちゃんと焚き火が映ってて、ちょっとあったかい感じがする(笑)」
明桜先輩「目があたたかい」
こもり校長「画面とか言うな」
的場部長・明桜先輩・ぺえ教頭「(笑)」
的場部長「校長教頭のところもしっかりあるじゃいですか」
ぺえ教頭「あるのよ」
的場部長「すごい。今日はこんなテンションの差でお送りする感じですか?(笑)」
こもり校長「お送りしていきましょう。今週の活動内容は…
農業体験レポート」
こもり校長「レポートしてくれるのは、これまでYouTube番組を通して全国各地で農業に触れてきた、的場部長とあ〜お先輩! それでは農業体験レポート、お願いします!」
的場部長「はい! 私たち虹のコンキスタドールが全国各地で農業に触れて、その様子を発信しているYouTubeチャンネル“全農 presents 虹のコンキスタドールの届け!ファンファーム シーズン2”! 今回は食で日本の四季を感じられる動画になっております。春のイベントといえばお花見ですが、なかなかこれまでみたいにお花見をやるのはまだまだ難しいかもしれません」
こもり校長「そうだね」
的場部長「ですが、春を感じるのは目だけではありません。今回は日本の春の食材を味わってもらい、舌で春を感じてもらおうという企画です! あーおちゃん、題して!」
明桜先輩「美味しい国産農畜産物を使って、ニッポンの食で“新生活を始めるみなさんにエールを送る企画”」
的場部長「よいしょー! 具体的に言うと、今の時期に食べてもらいたい、お花見弁当作りに私たちが挑戦しています。鶏モモのグリル焼きとか、ニンジンのタラコ炒めとか、アスパラガスの胡麻和えとかを作って、食しています」
明桜先輩「本当にどれも美味しかったですよね。撮影が終わっても食べてて…」
こもり校長「いつもやん」
ぺえ教頭・的場部長・明桜先輩「(笑)」
明桜先輩「でも料理は失敗しなかったんですよ」
的場部長「この番組始まって以来初めてですね。失敗しなかったの」
こもり校長「しっかりしてくれよ(笑)」
明桜先輩「簡単に作れて」
的場部長「楽しかったですね。お花見弁当のレシピも公開しているので、生徒の皆さんにもぜひ挑戦してみてほしいなと思います。さらに今回の動画ではクイズにも挑戦しているのですが、ものの数え方にまつわるクイズがいつも出題されていまして、例えばお箸は一膳とか、きゅうりは一本だったり、物とか食材によって数え方って変わるじゃないですか。このような数え方について、ちょっといろいろ調べてきたのでお二人にクイズを出しちゃおうと思います! じゃんじゃん答えていってください!」
明桜先輩「問題です! にんじんの数え方は?」
こもり校長「一本」
ぺえ教頭「一本」
<ピンポン!>
明桜先輩「セロリの数え方は?」
こもり校長「一房」
ぺえ教頭「一束」
<ブブー!>
明桜先輩「株です」
こもり校長「あ〜 そうか」
明桜先輩「では、サヤエンドウの数え方は?」
こもり校長「一本」
ぺえ教頭「一本」
<ブブー!>
明桜先輩「実は“さや”です」
こもり校長「え」
明桜先輩「続いて。ニンニク数え方は?」
ぺえ教頭「あ、かけら?」
こもり校長「一球!」
ぺえ教頭「一片」
<ピンポン!>
こもり校長「すごいな」
明桜先輩「では、しめじの数え方は?」
こもり校長「いちニョッキ!」
ぺえ教頭「株?」
<ピンポン!>
こもり校長「また株なんだ」
的場部長「では復習していきましょう。全て1つを数える時の数え方です。ニンジンは1本、セロリは1株、サヤエンドウは1さや、ニンニクは1片、または1かけ、しめじは1株です。ニョッキが独創的でしたね」
明桜先輩「(笑)」
こもり校長「分かんないもん」
的場部長「今回の動画では、今日出題していない数え方の問題にも挑戦しています」
明桜先輩「そして、お花見弁当が美味しかったので、生徒の皆さんもぜひ動画をチェックしながらお弁当作りにも挑戦してみてください」
的場部長「レポートは以上ですい!」
こもり校長「いいね。ここまでしゃべりにコントラストがあると」
的場部長・明桜先輩「(笑)」
ぺえ教頭「だね。でも、2人とも普段そんな明るくないから、こっちの方が落ち着くんじゃないの? 焚き火よりでしょ?(笑)」
的場部長「確かに。テンション合わせに行くかちょっと悩みましたけど(笑)」
こもり校長「サヤエンドウみたいな服着て!」
的場部長「あ。私、今日、緑なんで(笑)」
こもり校長「一房って呼んじゃうぞ(笑)」
的場部長「サヤエンドウは、さやです」
こもり校長「間違えた(笑)」
ぺえ教頭「何も学んでないわね」
こもり校長「(笑) 生徒のみんな、今日は校長見ちゃダメよ」
ぺえ教頭「レポートの様子が気になった生徒のみんなは、YouTubeチャンネル“全農 presents 虹のコンキスタドールの届け!ファンファーム シーズン2”で、映像を見ることができるので、ぜひ確認してみてください!」
こもり校長「でもこれは、農業部としての授業ですから、ここでまた勉強して、さらに知識を深めて、農業部員として再挑戦して欲しいと思います。というわけで、SCHOOL OF LOCK!農業部、今週の部活動は以上!」
こもり校長「今日は校庭でたき火をしながら放送をお届けしております」
ぺえ教頭「私たちも同じ気持ちよ」
焚き火で癒されて眠たくなってます。今からコーヒーは目が冴えるので代わりにホットミルク飲んでます。シナモンと蜂蜜入れたらめっちゃ美味しかったです。
女性/19歳/愛知県
2022-03-10 23:02
こもり校長「なるほど。ホットミルクにシナモンとはちみつはいいね」
ぺえ教頭「おしゃれね」
ぺえ教頭「私もさっきお手洗いに行って便座に座ったら5分に寝た。めちゃくちゃ癒やされすぎてさ(笑)」
こもり校長「マジかよ(笑) 言いたいことは分かるよ」
ぺえ教頭「便座があったかいのよ」
こもり校長「うそだ。うちの学校の便座あったかいか?」
ぺえ教頭「たぶん焚き火で私が暖かくなっちゃってるから、温もり感じちゃったのかもしれない」
こもり校長「今夜のSCHOOL OF LOCK!はこの焚き火を生徒と一緒に囲んでお話するこの授業をお届け中です。焚き火の時間」
こもり校長「10時台はラジオネームグミを全制覇したいと話したことと、ガールズのすずのうちの話したこと以外はもう何も覚えてない」
ぺえ教頭「今日ぐらいはふわふわしてて、いいと思うわよ(笑)」
電話ありがとうございました!!
あんなに寄り添ってくださるとは思いませんでした…!
進級してからの高校2年生もがんばります!!!
女性/16歳/埼玉県
2022-03-10 23:21
こもり校長「学校生活を頑張るというのは、今そういう気持ちがそっちの方向に向いているんだったら、絶対にそのまままっすぐ進んだ方がいいし、俺は絶対にグミを全制覇したいが提供してくれる、てりたまを食べたいと思っているから」
ぺえ教頭「そうだね(笑)」
こもり校長「直接もしかしたら行けないだろうけども、俺がいつかてりたまを頼む時は絶対にグミを全制覇したいを思い出すから、俺じゃない人にも、バイトでクルーでやる時には愛を込めて丁寧に渡してあげてほしいなと思う」
ぺえ教頭「スマイル0円ですから。いつか本当に生で会って、みんなの焚き火を囲んでお話する機会があったら幸せね」
こもり校長「幸せねなんてものじゃないでしょ。すごいことなんじゃない。キャンプファイヤーとか2時間とかじゃ収まらない気がするよ。もう6時ぐらいから始めたい」
ぺえ教頭「特番になっちゃうわね(笑)」
こもり校長「じゃちょっと、ラジオネーム小森綾花一緒に焚き火囲もうか」
小森綾花 愛知県 16歳 女性
小森綾花「お願いします」
こもり校長「学年は?」
小森綾花「高校1年生です」
こもり校長「焚き火、今までしたことある?」
小森綾花「初めてです」
こもり校長「君も初めてか。じゃ…一緒の焚き火をこういう風にできて…うれしいな。…ごめんな。こんなゆっくりしゃべっちゃって(笑)」
小森綾花「大丈夫です(笑)」
こもり校長「書き込み読んでもいい?」
小森綾花「大丈夫です」
私はすぐネガティブに考えてしまい「全て自分が悪い」とか「自分は愛されない人間だ」と考えてしまいす。正直疲れてしまい、治したいのに勝手に考えてしまって治せません。今日くらいは癒されたいです
女性/16歳/愛知県
2022-03-10 18:44
こもり校長「この書き込みを読んで、今日の授業自体が一緒に焚き火を囲みながらってことだったから、本当にちょっとでもいいから一緒にお話できないかなと思って、今、焚き火を囲んでいるんだけど、すごくネガティブに考え込んでしまうの?」
小森綾花「そうですね。全部自分が悪いって思っちゃったりとかあって。結構ネガティブと考えちゃうことが多いです」
こもり校長「どんな時に自分がネガティブだなと思う?」
小森綾花「親とか友達とケンカした時に全部自分が悪いって思っちゃったりとか、“ちょっとこれはこうするべきじゃない”って言われただけでも、何でもないことでも謝っちゃったりとかして。そこがすごくネガティブだなって感じちゃいます」
こもり校長「そうか。でも、ご家族だったりとか周りの人にこうした方がいいんじゃないって言われた時に、別にそこまで気にする必要もないけど、ごめんなさいとか謝っちゃうって言ってしまう自分に、ちょっと考えすぎなんじゃないかなとかというのは思ったりするの?」
小森綾花「結構思いますね」
こもり校長「でも、そういうネガティブな自分みたいなところは、それが一個の自分というふうに捉えているのか、それとも、これは今後変えていきたい、新しい自分になりたいという思いがあるのか、どっちなんだろう?」
小森綾花「変わっていきたいです。やっぱりネガティブに考えすぎちゃって、夜に寝れない時があったりとか、それで考えすぎて、胃が痛くなって学校休むことも多かったり、泣いちゃって、友達とか親に迷惑かけちゃうので、ポジティブ思考に変えて、みんなに迷惑をかけないようにしたいなって思ってます」
こもり校長「だからすごく、周りを見る目が広いというか、誰かのことを常に気にする性格なんだろうなというのも、今話している中でもすごく感じる。胃が痛くて休んじゃうとか、辛くて涙しちゃうっていうのが、果たして誰かに迷惑をかけているのかっていうと、俺はそうではないと思うのね。いや、それはもちろん誰かに対して、いつ、どこで、これしてこれしてああしようねって何カ月も前から計画を立てていて、当日の朝、集合時間の1時間前に“胃が痛くて今日行けない。ごめん”は確かに迷惑をかけちゃうということは生じるかもしれないけど」
小森綾花「はい」」
こもり校長「小森綾花が日常を生きている中で、自分に起きてしまった出来事が、誰かの迷惑になっているとか、そういうことは俺はないと思うのね。ケースバイケースだけど。だけど、そこを何かなってしまったという時に、今さっきからずっと迷惑をかけてしまうのが嫌だからポジティブになりたいというのが、常に誰かのことを見るというアンテナがものすごく立ってる子なんだなと思うから。だから、それすらも果たしてネガティブなのか、発言していることがネガティブなんじゃなくて、そこのアンテナが誰よりも多いから、そういう発言になるんだという考え方もできるんじゃないかなと、今一緒に話していてちょっと思ったけどね」
ぺえ教頭「ネガティブって自分のことを思っちゃってると思うけど、だとしたらネガティブな自分を愛するっていう方法も私はアリなんじゃないかなって思うのね。私もどっちかっていうと、世間が騒いでる自己肯定感とかあるじゃない。それとかも全然ないし、私もよっぽどネガティブだと思うんだけど、だけど敏感だからこそネガティブになると思うのよ」
小森綾花「うん」
ぺえ教頭「鈍感な人は、もしかしたらネガティブな人より傷つかないかもしれないよ。だけど、私は傷ついてもいいから敏感であり続けたいなって思うし。だからこそネガティブってなるかもしれないけど、敏感で自己肯定感もそんなに高くない自分が好きというか、愛してるというか、簡単に理解されるような人間なんて面白くないわよ(笑) だから私は、今すぐにそれを理解できるかどうかは分からないけど、いずれこう大人になって時が経った時に、それに気づくのかなと」
こもり校長「小森綾花が、自分が感じて自分の口から出る言葉を、自分で否定してしまった時に、その感情っていったいどこに行っちゃうのって俺はすごく思うというか。ネガティブだからポジティブな言葉にしたいというのは、もちろんいいことだとは思うわけ。俺の大好きなゲッターズ飯田先生も“自分は運がいいと言わなきゃ運は寄ってこない”という言葉があって、俺もそれを聞いてから“自分は運がいいんだよね”って言うようにしているんだけど、この運がいいと思い込めるかどうかというところも問題というか、要は運が悪いって思い込んでいるのに運がいいといっても意味がないというか。自分が運がいいって本当に思い込めるから、その言葉を出した方がいいという考え方なのね。だから小森綾花も、もしポジティブな言葉を使うように心がけていると言いながら、自分の心の中で動いた気持ちがネガティブなのに無理して、ポジティブなことを言うというのはウソをついちゃうし、何か自分の気持ちを押し殺しちゃっていることになると思うわけ。そうすると、自分の中でたまった負の感情、その気持ちはどこに行っちゃうのって。でも、その気持ちが湧いたというのは、本当に小森綾花の心があるから、その気持ちが湧くわけであって、今はネガティブっていうものに合わせているから、負の感情という言い方をしたけど、君の心の中から出た感情というのに、負の感情なわけないわけ。だって、自分は感じていることなのに、それを全部“ダメだ。この気持ちは負の気持ちだ。これはダメだマイナスだ”ってやっちゃうと行き場がなくなっちゃうというか」
小森綾花「はい」
こもり校長「だから、自分の口から出た言葉だったりとか思ったことは、自分だけでも肯定してあげた方がいいというか。さっきの教頭の自己肯定感の話と真逆のことを俺は今言ってるんだけど、ネガティブなことを言っているような自分は、ネガティブな気持ちになっているよなって言い聞かせてあげられるっていうのも一つの何か自分との向き合い方なんじゃないかなと思うというか。“ネガティブな言葉を言っちゃった。ダメだな”じゃなくて。“ああ、私、今ネガティブなこと思ってるんだ”と自分だけでも思ってあげないと。“本当の気持ちって何?”って。小森綾花が感じたその気持ちっていうのは何?っていうのを誰も分からないままになっちゃうのは、やっぱりしんどいだろうし。いつかそればっか繰り返していると、本当に虚無感というか、無になっちゃうという、それだけが一番怖いっていう感じがするから。無理に変える必要もないし、かといってポジティブになろうとしてるものを無理矢理“いや、私は変わらなくていいんだ”ってする必要もないというか。今ポジティブなことを言えそうって思った時に、ポジティブなことを言えたらベストだし、ポジティブなこと言えないかもしれないけれど、今ポジティブなことを言いたいって思ってポジティブなこと言うのもベストなタイミングなのかもしれないし。今ネガティブなことを言っちゃうで言った、ネガティブな気持ちもベストなタイミングでその言葉を放っているって、どこかしら自分の気持ちに向き合ってあげて、落としどころを見てあげて、これが私の気持ちなんだというのを理解してあげる」
ぺえ教頭「本当の心から出た言葉を失わないで欲しいよね」
こもり校長「うん。君が放つ言葉は君だけの言葉だから」
ぺえ教頭「そうよ。全て大切にしていいのよ」
小森綾花「分かりました」
こもり校長「今ちょっと普段の感じとは違う、校長教頭の声のトーンで長く長く話しちゃったけど、今どう?」
小森綾花「自分でポジティブにならなきゃとずっと思ってて、やっぱ自分に嘘をついていたというかちょっとネガティブでもいいんだってちょっと思いました」
こもり校長「そんな君も君だから」
小森綾花「はい」
こもり校長「俺らは嫌いにならないし、今ネガティブなことを言われても“ざけんなよ”って絶対言わないもんね」
ぺえ教頭「(笑)」
こもり校長「絶対それはもう約束するし、すごく小森綾花が自分を傷つけるようなことを自分に言い続けていたら怒るかもしれないよ。もしかしたら、それは自分に失礼だみたいな怒るかもしれないけど、そういうのじゃない時は俺らは絶対に怒らないから、自分の言った言葉とかも…今、何か飲み物を持ってる?」
小森綾花「ココア持ってます」
こもり校長「最高じゃん。俺はさっきインターンの子が淹れてくれたやつがもうほとんどないんだけど、最後の一口になっちゃうかもしれないけど、ちょっと温かいものでも一緒に飲みながら。ちょっと乾杯して飲もうか」
小森綾花「はい」
こもり校長「それでは乾杯」
ぺえ教頭「乾杯」
小森綾花「乾杯」
こもり校長「あったまった?」
小森綾花「あったまりました」
こもり校長「今日はぐっすり寝るんだよ」
小森綾花「はい。ありがとうございます」
ぺえ教頭「おやすみ」
小森綾花「おやすみなさい」
♪ yours / chilldspot
こもり校長「できる限り生徒と焚き火を囲みたいから、ラジオネームインコのピノちゃん こっちおいでよ」
インコのピノちゃん 群馬県 16歳 女性
こもり校長「明日卒業式で伴奏をするらしいね」
インコのピノちゃん「そうです」
こもり校長「てことは中学3年生?」
インコのピノちゃん「はい」
こもり校長「緊張してるの?」
インコのピノちゃん「はい、緊張してます」
こもり校長「今日は寝れない感じ?」
インコのピノちゃん「はい」
こもり校長「伴奏か。ピアノ?」
インコのピノちゃん「はい」
こもり校長「卒業生の前で。何人ぐらい見ている予定なの?」
インコのピノちゃん「一応、卒業生と家族で300人ぐらいで」
こもり校長「練習はいっぱいしてきた?」
インコのピノちゃん「やってました」
こもり校長「出来はどう?」
インコのピノちゃん「全然ダメ。何かまだ明日なんですけど、全然緊張感の方が大きいです」
こもり校長「人前で緊張するよな、めちゃくちゃたまたまなんだけど、今日、校長もたまなんだけれど人前で踊るのよ」
ぺえ教頭「(笑)」
インコのピノちゃん「そうですよね。行きます」
こもり校長「本当?」
インコのピノちゃん「はい。土曜日、お姉ちゃんと一緒に行きます」
こもり校長「ありがとう!」
インコのピノちゃん「マスクストラップつけます」
こもり校長「付けてあげてよ。明日本番は何時?」
インコのピノちゃん「12時です」
こもり校長「昼から本当に緊張するよな」
インコのピノちゃん「やっぱり緊張します」
こもり校長「でも緊張しているから納得いっていないというのもあると思うんだよね。めちゃくちゃ何かを求めているというか、向上心が高い証拠」
ぺえ教頭「校長、一応黒板の時間だけどどうする?」
こもり校長「ちょっとインコのピノちゃんに言葉を届けてもいいかな」
インコのピノちゃん「本当ですか?」
こもり校長「明日卒業式で、大勢の前で卒倍増して発表してすごく緊張しているって言葉をもらったんだけど、湖とかで鳥が泳いでいるのを見たことある? 鴨とかが泳いでいる絵とか?」
インコのピノちゃん「はいはい。あります」
こもり校長「すっきり優雅に綺麗に泳いでるじゃん。でも、あれって見えない水の下で、メチャクチャ足をバタつかしているから、綺麗に見えているわけ。何かがスムーズに出来るとか、きれいなものって、どうしてそうなっているかというのは、見えないものなんだよね。だから、たぶん明日の伴奏をやった時にそこにいるみんなが、めちゃくちゃ“インコのピノちゃん、何日何時間練習したからこうなったのだよね”というのは全くないわけ。たぶん、そのインコのピノちゃんが奏でる音で感動して、みんなの想いが乗って、すごくいい卒業式になったんだなというのが答えだと思うわけ。でも、それってインコのピノちゃんが想いを乗せてみんなにそういう思いをさせたいという願いがあるから、きっとそういうものになると思うわけ。だから、緊張していますというのは本当にさっき言った意味で向上心がある証拠だし、誰かのために何かしたいって思っている証拠だし」
インコのピノちゃん「はい」
こもり校長「だから焦る必要はないし、自分が緊張して、もしかしたら失敗しちゃうかもなんて他人に見せる必要ない。超自信満々にいっちゃって。俺も明日、本番だけれども12時になったら、きっと思い出すし」
インコのピノちゃん「ありがとうございます」
こもり校長「そして俺が本番の時間に、インコのピノちゃんも俺を思い出してほしい」
インコのピノちゃん「はい」
こもり校長「最後一緒に挨拶するか」
インコのピノちゃん「いいんですか。ありがとうございます」
こもり校長「SCHOOL OF LOCK!は明日夜10時に再び開校!」
ぺえ教頭「起立! 礼!」
こもり校長・ぺえ教頭・インコのピノちゃん「また明日〜〜〜〜〜!!!!」
♪ 見上げてごらん夜の星を / T字路s
Music 2022.3.10 PLAYLIST
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「無理に変える必要はない」“ポジティブになりたい”10代に届けた言葉
ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。3月10日(木)の放送では、パーソナリティのこもり校長とぺえ教頭が、つらい思いを抱える10代のリスナーと電話をつなぎ、心が少し軽くなる言葉を届けました。電話をつないだ3人のなかから、高1の女性リスナーとのやり取りを紹介します。