『閃光ライオット2013』名前的グランプリ!?

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音学の授業、サカナLOCKS! 今回は『アーティスト名』を授業をお届けします!しかも、現在、ファイナルに向けて最終審査中の「閃光ライオット2013」の第3次LIVE審査に出場してくれたアーティストのバンド名やアーティスト名を "教材" に、授業していきますよ!

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山口「えーと、最近、非常に先生は上目線になりがちだという指摘を受けたので、極力、謙虚にお送りしたいと思うわけですが……(笑)。ここに、良いアーティスト名のヒントが隠されていると思います。授業でも一度お話ししていますが、バンド名っていうのは非常に大事なんですね。例えば、自分たちのバンド名を検索して、マーケティングするときに非常に大事になったり、自分たちがやっている音楽に対して、そのバンド名から得られるイメージは一体どういったものなのか、とか、そういった部分を考える上で、アーティスト名はすごく大事なのです。」

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現在、生徒の皆さんには「売れそうなバンド名を考えよ!」という宿題を出していますが、今回の授業は、山口先生が今回の3次審査に出した全40組のアーティスト名 "だけ" を見て、気になったアーティストの音源を聴いていきます!たくさんあるアーティスト名の中から、思わず音が聴きたくなってしまう名前や、興味が出る名前。名前から想像したイメージと音との違いなどを話し手いきます。

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まずは、札幌大会の8組から見ていきましょう。

ユーテロに帰る
Casquette Boy 
Shino
EEK PANDERS
高木諒平
SHI然治癒力の人
玲緒奈
un noun


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「まず気になったのは、高木諒平(タカキリョウヘイ)。タカギじゃないんですね。本名からタカキなのかな?それが気になりますね。ダンスミュージックを先生は聴くので、タカキリョウヘイって、ryohei takakiみたいな……(笑)。ダンスミュージックかもしれない……!っていう期待がありますね。ダンスミュージックだとしたら普通は英語表記になるんですけど、ダンスミュージックだとね。これ、エレクトロだったらすごいな〜……!それでは、実際の音源はどうでしょうか。聴いてみましょう!」

♪「夏の日」高木諒平
(札幌大会に出場したアーティストの音源が聴けるぞ!→コチラ)

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「イントロはリバース(逆再生)から……あ、アコギだ!……でも、アコギ、良い音していますね。……うわぁ、素晴らしい歌声だね〜。エレクトロかなって期待して聴いていたので、「やっぱそっち(アコースティック)か〜」っていうところから、この歌声は素晴らしく響きますね。歌詞が見てみたいです。……まあ、レコード会社のツバがついているでしょうね(笑)。あ、閃光ライオットって応募する際にレコード会社がついていちゃダメなのか!じゃあ、今回の閃光ライオットで、どこかからツバがつく気がしますね(笑)。」

続いては、大阪大会の10組を見て行きましょう。

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フィッシュライフ
凍死トナカイ
WOMCADOLE
THE地球連邦軍
Onjuicy
-velvetnoise-
chula
ホワイトロリータ
余命百年
れーな
浪漫少女


「じゃあ、この中から先生がひとつ気になったのを選ぶとしたら……余命百年。どんな音楽なのか聴いてみたいです、実際に聴いてみましょう!」

♪「けいどろの暴走」余命百年
(大阪大会に出場したアーティストの音源が聴けるぞ!→コチラ
)

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「うわ〜……!……おぉ!すげーなぁ。自由ですね。これはパンクかな?アナーキーな感じがしますね。あと、日本っぽいですね。この間、日本に住んでいる外国人に向けた新聞があって、そこの取材を受けたんですけど、外国人の記者さんが、日本の音楽が好きだっていろいろと話してくれて、その人が好きなバンドのひとつには、少年ナイフを挙げていたんですよ。それを思い出しました。海外の人が好きだって言うバンドの音が、余命百年の曲には入っている気がする。日本人の凶器的な……。プロフィールを見てみると……(写真を見て)あ、なるほどね!ゆらゆら帝国的な感じかな。東京出身のバンドなんですね。3人か〜。自己PRが "3人で面白い事ができれば良いと思います。活動初めてまだ半年ですが、真面目に音楽に奉仕していく予定です。" って、奉仕という言い方がいいですね。すごく面白いバンドですね。アイデンティティがあるバンドだと思いました。バンド名を見てから音楽を聴くと、なるほどって感じで、イメージが繋がった気がする。イメージ通りです。」

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次は、名古屋大会に出場したアーティスト、10組です。

緑黄色社会
竜之介 and KenT
ARCHAIC RAG STORE
34
池田百花
Dolly Kiss
INKYMAP
田原凌介
moch heroic
シロノワールド


「ほぉ〜。ここも結構癖のあるバンド名が多いですね。シロノワールド、これ気になるなぁ。ロックバンドかな?実際にシロノワールドの聴いてみましょう!」

♪「夢落ち」シロノワールド
(名古屋大会に出場したアーティストの音源が聴けるぞ!→コチラ)

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「(イントロを聴いて) ん?……おぉ!こうきたか!イェーイ!かっこいいじゃん!星野(源)さんのにおいがする。ボーカルは女の子かな?(プロフィールを見て)あ……全員女の子なんだ!……いいじゃん。めちゃ好き。音楽が好きそう。ベースいいね。あ、作曲はベースの子がしているんだ。バンド名からのイメージはすごかった、全然違った。17才でこんなジャンルの音楽をやっている人がいるなんて嬉しいね。男の子のバンドでこういうのはイメージがあるけど、女性4人組で、こういう系統の音楽性のバンドはなかなかいないから、ここもレコード会社がツバつけてきそうな気がしますよ(笑)。良い歌ですね。「夢落ち」っていうタイトルもいいですね。いい具合の裏切り感が先生にはよかったな〜。」

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そして最後。東京大会に出場した、11組のアーティストを見てみましょう。

水上カルビ
Ivy to Fraudulent Game
我 ROAD FRONTIER
Rucia
ARUKI-TSU-KARATE
GaudyJunk
前田大志
安頭
鈴木心&トラベルエア
とけた電球
the quiet room


「やっぱり鈴木心&トラベルエア、これちょっと気になりましたね。昭和のバンド名みたいでね。実際に聴いてみましょう!」

♪「よーこそ」鈴木心&トラベルエア
(名古屋大会に出場したアーティストの音源が聴けるぞ!→コチラ)

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「イェーイ!イメージ通り!カッコいい。スウィングしてるね〜。……本格的だね。今10代ってこんな感じなの?すごいね〜。歌はオザケン(小沢健ニ)さんだ!。やっぱりボーカルが鈴木心君なんだ。7人バンドか!鈴木心君以外がトラベルエアなんだね〜。19歳の埼玉県のバンド。……へぇ〜。バンドやろうぜって言って始める音楽は、僕らの場合はロックだったんですけど、それが、こういうジャンルをやっていこうってなるのが今っぽいのかなぁ……すごい意外。でも、鈴木心&トラベルエアから連想するそのままのサウンドでしたね。いきなりホーンが入って来た感じが、キター!みたいな(笑)。すごい面白い。」

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ということで、アーティスト名だけをみて、駆け足で4組選んでみましたが、今回、この中から「名前的グランプリ」を決めたいと思います!
この中で僕が一番グッときたアーティスト名は……

余命百年!!

「どんな音楽だろう?って気になるし、実際に聴いてみると、それも好きでした。余命百年が一番気になりました。シロノワールドもよかったけどね〜。余命百年ってなんだか文学的だし、漢字が並んでいて、日本っぽいよね。」

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ということで、サカナLOCKS! 『アーティスト名ライオット2013』グランプリは、余命百年でした!!

「レコード会社の皆さん、是非参考に(笑)。」

ということで、今回の授業はここまで。
今年の『閃光ライオット』のファイナリストは、7月8日(月)の生放送授業で発表します!山口先生が名前的グランプリに選んだ "余命百年" の行方はどうなるでしょうか。その発表を受けて、いよいよ閃光のファイナルは8月4日(日)!東京・日比谷野外大音楽堂で開催です!!

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