「新春書き初め&宿題『2019年ブレイクしそうなミュージシャンを答えよ。』」

サカナLOCKS! 2019.1.3 木曜日

山口「新年、明けましておめでとうございます。はい、授業を始めますから、席に着いて下さい。マンガを読んでいる生徒は、マンガをしまいなさい。Twitterを開いている生徒は、Twitterを一度閉じなさい。Instagramを開いている生徒は、Instagramを一度閉じなさい。授業が始まりますよ。さあ、2019年始まっちゃいましたね。今日は2019年最初の授業だから正月ボケボケでしょう。先生はね……正月、何それ?って感じですよ。 」

(「お正月」のメロディで)
♪お正月には歌詞書いて〜(笑)」

「今日はそんなお正月ボケしているみんなに、書き初めを披露したいと思います。2019年のサカナLOCKS!的な一文字を書きたいと思うね。」

SCHOOL OF LOCK!


「……硯に筆で墨を付けてなでなでしてるのね……ちょっと待って。筆ってどうやって持つんだっけな(笑)。習ってたんだよ、先生。習字の先生に「個性のある字を書くね」って言われたことがあるのよ。」

SCHOOL OF LOCK!


「書きました。それでは発表します、先生的な2019年の1文字はこちら!

SCHOOL OF LOCK!


2018年は先生アルバムを出さなかったけど、別にさぼっていたわけじゃなくて、どういうことをやっていたかというとね、サカナクションや音楽を好きな人の血を濃くしていくっていう作業をしていたのよ。たくさんの人に広げるっていうことではなく、血を濃く、自分たちの音楽を愛してくれる人たちや、音楽を愛してくれている人たちをぎゅっと濃くしていくこと。それを2018年にやったから、2019年はその濃くなった血で、しっかりと音楽を作っていきたいなと。サカナLOCKS!もそうだね。今年は血が濃くなったみんなに、たくさん音楽のことを知らせていきたいと思う。真面目な授業もテクニカルなこともやっていこうかなと思う。だから、そういう意味で今年は"血"という一文字を書かせていただきました。

SCHOOL OF LOCK!


さあ2019年、最初の授業は、皆さんに出していた宿題『2019年ブレイクしそうなミュージシャンを答えよ!』に提出された回答を紹介していきます。なぜそう思うのか、理由も提出もらっています。紹介された生徒には、サカナLOCKS!の放送後記に載っている"例の写真"だけで作られた『サカナLOCKS!特性卓上カレンダー』2019年版をプレゼントしていきます。

「生徒諸君が考える、今年ブレイクしそうなミュージシャン情報を仕入れて、その傾向も探っていきたいと思う。そういう意味も込めて教えていただきたい。それではいってみましょう。」


★2019年 ブレイクしそうなミュージシャンを答えよ!
僕がブレイクしそうだと思うミュージシャンは、
"ずっと真夜中でいいのに。"です!
ずっと真夜中でいいのに。通称ずとまよは、独特の世界観の音楽で、作詞のセンスがずば抜けています!!例えるならば、「女性版」米津玄師さんのようです。おすすめ曲は「脳裏上のクラッカー」、「秒針を噛む」です!
一郎先生、是非聞いてみてください!!

隣町のさぼさん
男性/14歳/京都府


「お。歌詞が素晴らしいということなので、ちょっと聴いてみようかな。」

ずっと真夜中でいいのに。『秒針を噛む』MV



ACAねが作詞作曲と歌を担当していること以外は詳細を明かしていない。2018年の6月に公開したMV『秒針を噛む』が人気になり、1300万再生超え。

「なるほどね。ずっと真夜中でいいのに。……"ずとまよ"。1300万再生超え、すごいですね。今は、メジャーレーベルに所属することじゃなくて広がりを見せているミュージシャンはたくさん出ていますよね。真面目な話をすると、こういう傾向……インディーズって言い方が正しいのか、また新しい言い方がでてくると思うんだけど、相対性理論が出てきたときに、ちょっとそういう雰囲気というかね……新しいカルチャーが生まれたのかなって僕は思ったんですけど。コンテクストとしてはそこかなって感じがしますね。でもメロディのツボみたいなのは……今っぽさというかね。アニソン的な感じに振り切らず、J-ROCK的なところにも振り切らず、独特の間というかね。これは新しい2019年的な要素があるんじゃないかなって気がしますね。」

「でもこれは多方面に行くかというと、ちょっと違うかな。一世代限定の楽曲っていう感じはするなって気がしますね。言葉のセンスは、リズムとして素晴らしいなと思います。ちょっと注目してみようかな。今回たくさんの生徒が選んでくれたのはこの "ずっと真夜中でいいのに。" だったと。みんながブレイクしそうだと思っているんだね。隣町のさぼさん、ありがとう。」

SCHOOL OF LOCK!




僕が2019年ブレイクしそうなミュージシャンはKing Gnu(キングヌー)と言うバンドです!このバンドは東京藝術大学出身の常田大希(つねだだいき)さんを中心に結成されたそうです!彼らの音楽はとにかくカッコ良いです!様々な楽器を使って独特な音楽性にしっかりとしたメッセージ性の強い歌詞が合わさっていて、最初聞いた時は何だこれ、かっこいい!と思い心を打たれました!彼らは2017年から注目度が高くなり、フジロック・SXSWに出演し、話題になりました!彼らを知って自分はまだ間もないですが、徐々に人気も伸びているので、2019年ブレイク間違いなしと思います!

Awata
男性/18歳/新潟県


■King Gnu - Vinyl



東京藝術大学出身。2015年にSrv.Vinciという名前で活動を開始。その後、メンバーチェンジを経て、2017年にバンド名をKing Gnuに改名。2018年メジャーデビュー。自分たちの音楽を「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」としている。

「いいところは、日本の歌謡曲のメロディラインがちゃんと入っているのがいいですね。すごく素敵。なんかこう……なんだろうね。日本の邦楽の歌謡曲感と、90年代の洋楽のUKロックっぽいものがするんですよね。これを10代が支持しているっていうのは素晴らしいことですね。ナイス!ありがとうございます。いいね、オリジネーターな感じがしますね、楽しみ。いいね、いいね。」



僕が思ってるのは"カノエラナ"先生です!
シンガーソングライターなんですが、色々な曲があって、元々はTwitterで30秒動画から有名になりました!
自己紹介している歌やゴキブリの歌、人見知りの歌、上京をした子の歌、地縛霊が過ごしてきた家に引っ越してきた住人に恋をする歌、色々あります!!
山口一郎先生が言っていたアーティストに当てはまる部分もあるのかなって思います!!

ゆーだい!
男性/15歳/神奈川県


■ カノエラナ “ヒトミシリ” ミュージックビデオ



佐賀県出身のシンガーソングライター。2015年Twitterに動画投稿機能が追加されたことをきっかけに、30秒弾き語り動画を初公開。約2年間で90曲以上を公開。2016年メジャーデビュー。

「あいみょんと同世代とのことで、活動開始当初は一緒にLIVEをやっていたそうです……なるほどね。音楽って、僕らの世代と今の若い子たちの捉え方がどう違うのかという分析がまだあまりできない理由のひとつとして、SNSっていうものと音楽との関連性みたいなところが、若い子と僕らは圧倒的に違うんですよね。だから、ある種僕らの時代の音楽っていうのは、ちょっと手を伸ばさなきゃ届かないものっていう感じだったけど、今の子たちっていうのは、すごく近い物っていうか……代弁する距離感が違うっていう感覚はありますね。あいみょんもそうだけど。アンディ・ウォーホルっていう芸術家がいて、その人がインターネットとかもない時代に、「人間は将来誰でも15分間は有名になれる時代が来る」って予言しているんですよ。SNSってそういう機能だと思うんですよね。ただ、こういうのを聴いてきたSNS世代の子達が、大人になってどういうものを聴いていくのかっていうことも音楽業界的には注視していかないといけないなって気がするね。CDビジネスじゃなくなってきた時代の新世代だから。LIVEビジネスに移行していくわけだからね。じゃあ、この子たちがLIVEをする時に、どういう演出にするのか、どういう人たちが来るのかとか。これが、ROCK IN JAPAN FESTIVALとかだったら、フェス側はどう対応していくのかとかね。これをロックと呼ぶのか、なんて呼べばいいんだろうっていうところも出てきますよね。」

SCHOOL OF LOCK!


そろそろ今回の授業も終了の時間です。

「ちょっと今回は2019年の傾向が見えてきましたね。SNSとかで気軽にパッと楽しめる距離が近い音楽と、あえてクリエティブに今までのコンテクストを大事にしている音楽とに二分化していくんじゃないかなっていうのは感じましたね。レーベルに所属している音楽と、レーベルやマネジメントに所属しない音楽。それは2019年すごく進むんじゃないかなって。ブレイクしそうっていう、そのブレイクの種類が、僕らの想像していたものと違ったというのはひとつ発見でしたね。」

「まだまだ宿題は届いていますし、生徒のみんなにも卓上カレンダーをプレゼントしていきたい。来週も『2019年ブレイクしそうなミュージシャン』の宿題を紹介していきたいと思います。


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