「課題『大人が欲しいツアーグッズ』 (2)」

サカナLOCKS! 2019.5.10 金曜日

SCHOOL OF LOCK!


山口「はい、講義を始めますから席についてください。Twitterを開いている人はTwitterを一度閉じなさい。Instagramを開いている人はInstagramを閉じなさい。YouTubeを見ている人はYouTubeを閉じなさい。講義が始まりますよ。」

「今週も先週に引き続き、諸君から届いた『大人が欲しいツアーグッズ』のレポートを紹介していきたいと思うんですが、先週やしろ教授がどんなツアーグッズがいいかっていうことを話してましたけど……何?魚が食べられて音が出る缶詰?(笑) 一度サカナクションは"サカナのかんづめ"っていうのをやっているんですよ。それは缶詰の中に手ぬぐいが入っているっていうやつ。でも、本当に魚が入っていないといけないということで……まずその魚の種類も重要ですからね。鯖なのか鰯なのか、はたまた鯛味噌なのかとか……そこも重要だし、音の出し方もね。缶詰の下にBluetoothスピーカーがついているのか(笑)。……はたまた、缶切りで開ける際にディレイがかかるとか……それか、缶詰の底の方に米粒が入っていて、振るとシャカシャカ……シェイカーみたいになって、それを湯煎するとごはんになるっていうやつかな(笑)。そういうことかな?(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


「じゃあ、今日の課題に戻ろう。今回の課題は、『大人が欲しいツアーグッズ』。このレポートを読み上げていきたいと思う。どんなグッズが欲しいのか。」


★スマホリング
理由:スマホのアクセサリーとして、クリアを含むカバーの使用率が高く、使用しない人も落下リスクは避けたいと思ったから。またかさばらずポケットに収納したいと思う→大人の雰囲気モノトーンにしたり、シンプルに仕上げ職場でも目立たない且つ毎日使用できるから。

コスト:大王製作所サイトから抜粋
 材料費 270円/個
 印刷費 不明 80円/個で計算
 製作コスト合計 約350円/個

利益:3000円/個で販売
 3000-350=2650円/個の利益
 本体サイズ40mm*38mm 重さ11g
 1万個作成したら
ヤマト運輸 約110
 東京北海道間8025円/25
 東京沖縄間14750円/25
 平均11387円/25
 配送費 見積もり
 11387*5=56935円/125

 2650円×1万個=2千6百50万円
 包装費  約100円×1万個=100万円
 配送費  56935円
 人件費他 100万+α

 利益 約2千4百万円

長くなりましたが、よろしくお願いします!

こず
女性/千葉県


あー、スマホに付けて指で持つやつね。そして彼女はコストから利益、流通の価格まで全部出してくれた!でもこれ……3000円出す?出しても1500円……3000円のスマホケース付きリングなのかな?それだったら3000円でもありかもしれないですよね。配送費まで出している……さすがだな。こういうの、最高ですよ。スマホリングが欲しいっていう声は上がったりする。だから検討したこともあるし、彼女はすごく情報を書いてくれたのもあるし、着眼点も大人グッズとしていいんじゃないかな。」

「……70点あげよう!」

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★前のツアーのセトリ解説本
こういうのってそこそこな値段しそうだけど大人なら払える。大人なら。

フライングatm 岡倉敬士
男性/東京都


おー、紙物ね。確かに、コストが抑えられるんですよね。だけど情報をたくさん含むことができるから、物としていいんですよ。今回僕らのツアーも、ファンクラブの年会員に配られる年会報を、ファンクラブに入れない学生にも手にとってもらえるようにグッズで販売しているんですね。1500円で販売しているんですけど、これは本気を出しすぎているから……160ページのフルカラーで、写真とか対談とかの文書もたくさんある。だからこれは1500円するけど、ツアーセトリくらいのものであれば、CDのブックレットくらいのサイズにして500円くらいで売れるんじゃないかな……もうちょっとするかな?500〜600円で。利益としては結構良い。ただ、先週も話をしたんだが、安くて細かいものが出ると、それを買って満足してしまうお客さんが増えて、大きいものが売れなくなるっていう可能性があるんですね。だから一概に良いとは言えない。全体のバランスを見て考えなきゃいけないというのはあるが、このアイデアは素晴らしいと思う。でも……大人が欲しいツアーグッズなのか……どちらかというと、コアなファンが欲しいツアーグッズって感じだよね。」

「でも、良いと思う。60点!」

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ラバーバンドが欲しいなと思います。それも何色かあってランダムだと尚更開封の時も楽しいかなと。大人の方も普段味わえない子供の時のようなワクワク感があって幅広い年齢層でも十分楽しめるかと思います。大きさも場所を取らないし…。ランダムの場合、色を揃えるのに何個か買ってしまう方は多いと思うので低コストで利益はあるのでは…と思います!

ミュウ
女性/岡山県


ラバーバンドは……実は、僕らはあまり作らないようにしているんですね。ラバーバンドって1回作るとずっと作らなきゃいけなくなる気がするし、なんかこう……サカナクションらしくないなっていう感じがちょっとあるんですよね。変なプライドなのかな?僕らが前回やったのは、キーチェーンというか……銭湯に行った時に腕とかにつけるタグあるじゃないですか。ああいうのを何色か作って、開けないと色がわからないっていうのをやったんです("OVAL KEY HOLDER")。だから、ランダムで色を揃える楽しみみたいなものは良いし、そこでダブっちゃった人がファン同士で交流して交換したりするのも面白いなと思うから、またやりたいなと思っていたんだけど。ラバーバンドを作るんだったらもうちょっと真剣に考えないといけないなと。値段も普通より高くなっちゃうかなって気がするな。……でも、実際に、今UNIVERSITYのリスナー層の皆さんは、ラバーバンド欲しいのかな?ラバーバンドって付けて仕事に行ったりするのかな?いつするんだろう……ライブに行く時だけかな?あ、リュックとか鞄にいろんなラバーバンドをいっぱいつけるとか……。他に使い道無くないですか、ラバーバンドって……なんか、パスタをまとめておくとか?(笑) 今回僕らが作ったのは、結束バンドみたいな、"SAKANATAG"。何色か作っていて、例えばこれを自分の鞄とかにきゅってつけたりするの、かっこいいんですよ……写真で使用例みたいなものを載せておきますが。こういう方がサカナクションらしいかなって気がしてトライしていますけどね。」

「ミュウは……55点!」

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大人が欲しいツアーグッズについてですが、私は化粧品を挙げます。最近では、メンズ向け化粧品もよく見かけるようになってきています。そういった点で、性別関係なく使えるアイテムとして、ネイルポリッシュ(マニキュア)が良いと思います。サカナクションのグッズのデザインを担当されている平林奈緒美さんのデザインするブランドであるTHREEとコラボしても面白いかと思います。THREEといえば、年齢や性別を限定しない自由なコスメティックブランドFIVEISM×THREEも昨年誕生しました。また、一から新しい商品を作るとなると相当なコストがかかるはずなので、既存の商品の限定カラーとして発売するのはどうでしょうか。ブラックやネイビーなどのダークカラーなら、枠にとらわれずに使いやすくサカナクションのイメージとも合うと思います。さらに、家族や友人、恋人ともシェアできるグッズという点もオススメです。

千夏
女性/東京都


「これね……化粧品を取り扱う上で結構難しい問題がある。例えば、肌荒れしたとか何かトラブルがあった時に対応できないというのがひとつ。もうひとつは、ここでもおっしゃっていましたけど、化粧品は自分たちで開発できないので、どこかの化粧品メーカーとコラボしないといけない。つまり、THREE自体にサカナクションと一緒にやりたいっていうメリットがないといけないし、サカナクションとしてもTHREEとやるメリットやストーリーがなきゃいけない。かつ、THREEのマニキュアがいくらするか僕はわからないけど、結構なお値段がするはずなんですよ。そこに、サカナクションのグッズだというところで値段がさらに上乗せされて、それをお客様の元に届けなきゃいけなくなるんですね。コラボすることでの利益が薄くなってくるけど、商品自体の価格は高くなる。利益率が少ないし分割もしなきゃいけない。他のものが売れなくなってしまうということが起きるとなると、ツアーグッズではないタイミングでオンライン販売するとか、違うストーリーで作って販売する方が良いっていう結論にいつも至るんですよね。だから、化粧品は結構難しいと思うね。あと、僕がこんなマニキュアが良いってディレクションできないもんね……女子メンバーがやるってなると思うけど。僕らは、平林奈緒美さんがデザインをしているっていうことで、平林さんってどんなものをやってるんだろうっていうところでTHREEを知って、普通にTHREEに興味を持って、グッズとしてじゃなく買ってもらったりすること……そっちの方が嬉しいなと思うね。コラボするっていうのはちょっと難しい気はする。」

「でも、考え方として面白いし、勉強してくださっているので……65点!」

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今回の講義も終了の時間になりました。

「皆さんのレポートをいろいろ紹介していきましたが、いろいろ考えてくださっている目線は素晴らしいと思いましたね。特に、配送費まで調べてきてくれた、こず。こういう風にやっていくと、UNIVERSITYでやっていく意味があると思いますよね。でも、コラボっていうのはやっぱり難しいなっていうのと、やはりサカナクションっていうバンドのブランディングというか、こうあるべきだっていうのは……思ったより、リスナーの人たちは理解してくれているんだなと思いましたね。突拍子も無く、みんなが作っているこれが良いとかじゃなく、サカナクションだから匂いをやってほしいから香水……とか。そういう風にコンテクストを意識して考えてくれていたのはすごくいいことだし、僕らが普段グッズを作る上で僕らが考えているのはそういうところかなと思います。ということで、今回の講義はここまで。」

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「……やしろ教授、先週女の子を家に連れ込んでサカナクションのDVDを見ながらお世話になってますって言ってましたけど……ユニバースティなのに、教授がそんな不純なことをしてもらったら困る。……でも、今度やろう!"彼氏/彼女を家に呼ぶ時にかけたいJ-ROCK "(笑)。

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