「クラブに行くファッションに悩む生徒と逆電!」

SCHOOL OF LOCK!

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聴取期限 2020年1月31日(金)PM 11:27 まで



山口「とーやま校長の卒業イベント『SCHOOL OF LOCK! キズナ感謝祭 supported by 親子のワイモバ学割』に、私も出演させていただくことになりました。当日は校長とゆっくりと、率直にお話しできるんじゃないかと思っております。」

『SCHOOL OF LOCK! キズナ感謝祭 supported by 親子のワイモバ学割』の詳しい情報は[→コチラ]


今回の授業、まずは生徒から届いた質問 "一問一郎" から。

大阪府 さとみからの質問
『一郎先生やサカナクションの皆さんがライブ前に食べてる、あの、猫が好きなチュールみたいなのはなんですか?』

山口「ははは!(笑) 赤いやつね。あれは、台湾にのど飴なんですよ。BUMP OF CHICKENの藤原(基央)さんが舐めてるからいいよっていう情報をマネージメントが手に入れて、当時のマネージャーの人が僕に持ってきてくれたの。それを、「BUMP OF CHICKENになりたい…BUMP OF CHICKENになりたい…!」って思いながら舐める(笑)。効いているかは分からない。喉にいいらしいですよ。甘くて、杏仁豆腐みたいな味がするんですよ、念慈菴(ねんじあん)ってやつ。」

「さて、現在サカナクションは、全国ホールツアー SAKANAQUARIUM 2020 "834.194 光"の真っ最中です。この"光"っていうのをツアーに来た人には感じとれているのではないかと思うんですけど。次は、1月28日と29日のロームシアター京都です。……京都でのライブも久しぶりなので、楽しみだなと思っています。来てくれる生徒の皆さん、ライブ会場でお会いしましょう。」

「それでは、今夜の授業内容を黒板に書きたいと思います。」

SCHOOL OF LOCK!


「今回は "クラブ" の授業です。クラブと言っても部活とかのことではありません。夜な夜な踊りに行くクラブですね。今、サカナLOCKS!を聞いている生徒は10代〜20代が多いと思いますけど、クラブっていうのは年齢制限があります。ほとんどのクラブは20歳以上じゃないと基本的には入れません。夜11時オープンとかの遅い時間にやっているやつはね、デイイベントは違うけど。オールナイトでやっているやつには入れません。そして「IDチェック」と言って、20歳以上でも必ず身分証が必要になるんです。サカナクションも、『NF』というイベントを初めてかれこれ4年、5年と経ちますけど、NFも基本は20歳未満は入場禁止です。一部、20歳未満でも入場可能なイベントを開催したりしていましたけど、基本的にはダメです。サカナLOCKS!の生徒にも、20歳になったらクラブに行ってみたいと思っている人もいらっしゃると思います。これだけクラブ、クラブってお話しているので。」

「そんな中、こんなメッセージが届いたので、紹介したいと思います。」


初めてのクラブ
NFパンチのはじめてのクラブをもう一度見てから、初めてのクラブ行ってきました。拙いことばかりですがクラブ十箇条の最後「音楽と一体になる」はクリア出来たと思います。とっても楽しかったです。また行けたら良いなと思います。
今度はファッションもしっかり考えて行ってみたいです。ファッションのコンセプトは2パターン。考えはあるのですが、中々良い服に出会えなくて… 困ってます(笑)。

多分、弓。
男性/24歳/三重県


「おー!『NFパンチ』でやっていたやつだよね。クラブにどんな服を着て行ったらいいかなみたいなね。『NFパンチ』とは、サカナクションがかつてスペースシャワーTVでやっていた番組です(※現在は放送終了)。そこで、はじめてのクラブ"特集"
をしたんですね。その中で、初めてクラブに行く人たちのために、"クラブ10箇条"を紹介したんですよ。どんな10箇条だったかというと……」


・IDチェックはスムーズに
「(クラブ入場の際に)IDチェックですか?すいません……!ってもたもた財布出しーの、まちがってビックカメラのカード出しちゃったみたいなことがないように、最初から持っておけと。」

・お酒を注文する
「ドリンクは、お酒を飲めない場合はRed BullとかでOK。」

・フロアでいい感じに踊る

・フロアのインフルエンサーになる
「どういうことかっていうと、自分が踊ることによって後ろだったり前だったり横の人が一緒に踊っていくと。同じグルーヴになっていく感じね。パーソナルスペース内にいる人たちに対して、自分の踊りが影響を与えているかどうかっていうことが重要。」

・盛り上がったところで声出し
「声出しは、ライブハウスで言ったら、(曲の演奏終わりで)「ありがとう!」って言った後に、わーってなって「一郎!」って声かけするじゃん。あの感じと一緒だよ。」

・DJに話しかける
「次の、DJに話しかけるのは、難易度高い(笑)。でも10箇条に一応入ってる(笑)。」

・人に飲み物をおごる
「人に飲み物をおごるのは勇気がいるんだよね……自分がドリンクを頼むときに、横にいる人に「一杯おごりますよ」って言えるかどうか。つまり、場のなかに自分が入れるかどうか。」

・友達を作って一緒に踊る
「次の、友達を作って一緒に踊るっていうのは、その場だけの友達を作り、一緒にその場で踊れるか。例えば、「トイレに行くからドリンクを持っておいて」って言えるやつを作れるかどうかだよね。」

・音楽と一体になる
「音楽と一体になる。つまりは、我を忘れられるかどうか。その場を楽しめたら音楽と一体化したってことになるからね。」

・クラブファッション


「ということで、この生徒に電話していきたいと思います。」

SCHOOL OF LOCK!


山口「もしもし!」

多分、弓(以下、弓)「こんばんは!三重県の、多分、弓。と申します。」

山口「こんばんは。24歳でクラブデビューしたの?どうだった?」

弓。「うーん……楽しかったですけど、ちょっと怖かったなって感じも……(笑)。」

山口「怖かった?(笑) それはどんなところが怖いって感じたの?」

弓。「みんなお酒を飲んでいる感じで、怖そうなお兄ちゃんにちょっと当たって、睨まれたような感じもして……」

山口「ははは(笑)」

弓。「けど、音楽も鳴っていて、踊ってみたりしたら楽しかったですね。」

山口「なんか、悪いところにいる自分かっこいい……みたいな気分になるだろ?」

弓。「そうですね。」

山口「それいいよね。その感じってなかなかないんだよね。それって地元のクラブ?」

弓。「三重なんですけど、名古屋の栄までいきました。」

山口「おー!栄に行った?それは、どういうきっかけでそこに行くことになったの?」

弓。「幼馴染がクラブ行きたいって言っていて、僕がNFパンチの"はじめてのクラブ"を見て、行ってみようかなって。」

山口「調べたの、どこのクラブに行こうかなって?」

弓。「いえ、それは友達に全部任せてって感じでしたね。」

山口「そっかー。どんな音楽が流れていた?」

弓。「えっと……「江南スタイル」のアレンジとか……」

山口「EDMか!」

弓。「EDMです。」

山口「おー。多分、弓。はお酒飲めるの?」

弓。「お酒飲みましたね。3人で行ったんですけど、他の2人がお酒を飲むだけだったので、自分だけ友達を放っておいて、踊ってみようかなって。」

山口「あ、友達は踊らずにお酒を飲んでたんだ。」

弓。「そうですね。踊らずにお酒を飲んでいて。終わってから、僕を誘ってくれた子は今まで3人か4人くらい誘っとるらしいんですけど、『お前が一番のっとった』と言われました(笑)。」

山口「ふふふ(笑)、お前踊っとるぞと。いいじゃん。クラブ行ったら踊らないとね。」

弓。「踊らないとですね、やっぱり。見回してみると、インフルエンサーにはなれていなかったんですけど、周りを見れるので、どうやって踊っとるんかなっていうのは分かって。そこにダンスのうまいお姉さんがおったので、その人の真似をして……」

山口「話しかけたりした?」

弓。「話しかけはできなかったですね。……けど、向かい合って、ちょっと離れた距離で、同じ振りをしたりとか。」

山口「おいおいおい!……いいねー。その場でしか会わない人と、同じ空間を楽しむっていうのはクラブのいいところだからね。」

弓。「楽しかったですね。一期一会で。」

SCHOOL OF LOCK!


山口「次に行くときには、ファッションにも気をつけたいっていう書き込みだったけど、前回はどんなファッションで行ったの?」

弓。「前回は、ヒートテック上下着とって……」

山口「ぎゃははははは(爆笑)」

弓。「冬なので……」

山口「お前、かわいいなー。」

弓。「それで、黒のズボンで、ピンクのシャツで、その上を赤のカーディガン。」

山口「ピンク!?江南スタイルやなー(笑)。」

弓。「江南スタイルでしたね(笑)。」

山口「それは、クラブだからそういうスタイルで行こうって思ったの?」

弓。「寒色系の冷たい色で行くと、なんか飲み込まれそうやなって感じがしたので、明るい色の赤とかで行った方がいいかなって。」

山口「考えたのね、いいと思う。ファッションは勇気だからね。普段あんまりしない服装をして遊びに行こうっていう場所としてクラブっていうのは有効的だしね。これをクラブに着て行こうって思いながら服を買ったりするのも楽しいことだからね。」

弓。「はい。」

山口「ナンパしたいなって気持ちになったりした?」

弓。「あ……あの、踊りが上手いお姉さんがおったんで、そのお姉さんにアルコールのドリンクの券を渡せたらいいなって……」

山口「あー、なるほどな。『飲む?』みたいな。」

弓。「はい。『これ、よかったら……僕、アルコールはもういいので、どうぞ。』って渡せたらよかったんですけど、結局渡せなくて。自分が出るタイミングで入ってくるお兄さんに『あげる』って。」

山口「渡せなかったんだー。そこはお前、負けたな(笑)。」

弓。「負けですね(笑)。」


山口「NFパンチのクラブ10箇条があったわけじゃない。まず、IDチェックはスムーズにできた?」

弓。「できました。スマートに。」

山口「"お酒を注文する"……できた?」

弓。「OKです。」

山口「"フロアでいい感じに踊る"……これはできた?」

弓。「多分、できています。」

山口「フロアのインフルエンサーにはなれなかったんだな?」

弓。「なれなかったですね。」

山口「盛り上がったところで声出しはした?」

弓。「ちょっとだけ……」

山口「自分の中だけでな(笑)。人に聞かれるわけじゃなく。」

弓。「そうですね。」

山口「それはOK。認める。」

弓。「はい。」

山口「DJに話しかけた?」

弓。「帰るときに、会釈だけしました。」

山口「はははは(爆笑)」

弓。「ありがとうございましたって。」

山口「うッスって、頭下げたんだ(笑)。それはいいよー。話しかけなくても会釈で大丈夫!で、人に飲み物をおごるのは、出際に男の子にチケットをあげたってことだな。これもおごったことにしようか。」

弓。「はい。あげましたね。」

山口「"友達を作って一緒に踊る"……これはどう?」

弓。「その場限りですけど……」

山口「目を合わせた?」

弓。「目を合わせたし、シュッシュッシュ……というリズムがあったタイミングで、手裏剣を投げるような動きをしていたので、3人くらいでやりました。」

山口「ふふふ(笑)。やったんや。いやー、いいよ。僕もね、クラブに行き始めの頃、知らない人とトレインやったから(笑)。そういうのあるよ。いいよ、いいよー。」

弓。「はい(笑)。」

山口「最後の、"音楽と一体になる"っていうのはできたんだな。」

弓。「多分できたと思います。」

山口「じゃあ、結構達成してるじゃねーかよ。」

弓。「60点くらいですかね……」

山口「いやいやいや。70点80点くらい、いってるんじゃない?」

弓。「ありがとうございます……!」

SCHOOL OF LOCK!


山口「次は、ファッションについて。どんな服装をしていきたいかってことで。次は2パターンやってみたいって書き込みにあったけど、どんなのを考えてるのよ。前回はピンクに赤で攻めたんでしょ?」

弓。「まず1パターン目が……自分の好きな曲で、MVの中で女の子がサビだけ服装が変わるっていうやつがあって、それが黒×黒でクラシカルな感じだったので、意識してみたいなって。」

山口「うん、黒ね。」

弓。「次が……Twitterで、アニメのキャラのなりきりをやっていて。」

山口「アニメのキャラのなりきり……?」

弓。「そうです。そのキャラクターを意識した服装を選べたらいいなって感じです。」

山口「弓。のTwitterでなりきりをやってるんだ。なんてキャラクター?」

弓。「『けものフレンズ』のトキというキャラクターです。」

山口「!!!……多分、弓……俺な、けものフレンズに会ったことあるぞ。」

弓。「ありますか!?」

山口「楽屋に挨拶に来たよ。ビクターだよな、けものフレンズって。『ビクターロック祭り』っていうイベントで……あの頃デビューしたてだったんじゃないかな。」

弓。「2017年くらいです。」

山口「そうでしょ?けものフレンズ、挨拶に来てくれたわ。すごいかわいかったぞ、みんな!」

弓。「かわいいですよね……」

山口「……え?ちょっと待って。弓。がそのキャラの真似をしているってこと?」

弓。「はい。女の子キャラだけど、やっています。」

山口「あ、じゃあ、弓が女装しているってこと?」

弓。「そうですね。Twitter上では女装しているって感じで。」

山口「あ、そうなんだ……!お前、面白いやつだなー。」

弓。「(笑)」

山口「……ん?ちょっと待て。けものフレンズでクラブに踊りに行くってこと?」

弓。「服装の色とかだけ意識して、準コスプレくらいで。」

山口「あ、色だけな!はいはい。なるほど、なるほど。そういう考え方な。」

弓。「はい。ひとまずスカートなので……そのスカートのところをズボンに変えられたらって。」

山口「あー、オレンジのか。白いシャツにオレンジのズボンね。」

弓。「なかなか派手ですけどね。」

山口「ちょっと、なんか……バブルっぽいぞ(笑)。キャバレーっぽくなんないか?クラブじゃなくて。……まあ、でも、いいんだよ。好きな服を着たらいいと思う。ファッションに大事なのは勇気とコンセプトだから。自分が遊びに行きたいと思う場所に自分の好きな服装で行って、人に指さされようが笑われようが、オシャレだとかダサいとか言われようが、自分がよかったらそれでいいんだよ。」

弓。「はい。」

山口「あれじゃないか……けものフレンズのそういうの、ないの?仲間の。」

弓。「あー……なかなかオフ会みたいなのは好まない感じかなって。」

山口「そっか。でも、けものフレンズの仲間たちとみんなでクラブに行くとかやったらいいんじゃないの?けものフレンズの服装を真似したりして。」

弓。「面白そうです。」

山口「けものフレンズの曲をかけるとか、そういう身内だけのものじゃなくて、けものフレンズを好きな人たちが、関係ないところに"『けものフレンズ』フレンズ"で(笑)。みんなで行くっていうのはありかなって思うけど。」

弓。「楽しそうですね。」

山口「あと、今はインターネットの時代だから、自分の好きな音楽とか、ダンスミュージックとか、調べたらいっぱい出てくるから。このミュージシャンが好きだなって思って聴いたら、その人が来日するとかイベントがあるとか、そういう時にクラブに行くと、同じ音楽が好きだっていう共通の意識の中で踊れるからテンションも違うと思うけどね。そこでファッションとかも、踊っている人の中で、あの人かっこいいな、あのファッションいいなとかを思いながら、真似しようとか、「オシャレですね、その服どこのですか?」って聞かれたりするのは、聞かれた側は嬉しいからさ。そうやって、ファッションからコミュニケーションをとっていくっていうのもひとつの手法かもしれないよね。」

弓。「ありがとうございます。」

山口「じゃあ、またクラブに行ったらどうだったかとか情報くれよ。」

弓。「はい、またご報告します。」

山口「じゃあ、ありがとね。バイバイ。」

弓。「ありがとうございました。」


今回の授業も終了の時間になりました。

山口「今回は、クラブに行くときのファッションに悩む生徒に話を聞いてきましたけど、先生は最近、クラブに行かなくてもいいんじゃないかなっていう風に思っている。好きな音楽はネットで手に入るし、積極的にクラブに行こうとしなくても、好きなダンスミュージックを聴いて、このDJが好きだなとか、この音楽を作っている人が好きだなって思いながら聴いて、その人が来日するとか、イベントで自分の地元に来た時に遊びに行くのがクラブだったりするっていうのがいいことかなって思うね。ライブのクラブの違いって、音楽の部分では変わらないから。無理していく必要はないと思う。でも、多分、弓。は頑張ったね、本当にありがとね。」



NFパンチ はじめてのクラブ#1

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