本日の授業は…【全国給食自慢グランプリ2023】！！

COCO教頭「昨日は皆さん温かいメッセージ、本当にありがとうございました。おハガキを家にも持って帰ったのね」

こもり校長「生徒から届いたハガキね」

COCO教頭「うさぎとねこのハーフ、さっぱりギョーザ、はくちょうのゆうなり、レミ、はるかはやか、やまみか、全部読んでますから」

こもり校長「わ、どうすんの？ 私も送ったのにって生徒がいるかもよ」

COCO教頭「ごめん。まだ届いてない」

こもり校長「“私の分は？”ってなるよ」

COCO教頭「となったら、また職員さんが私に届けてください。私の元に届いてないのは職員さんのミスです。分かりました？」

こもり校長「うわ、職員のせいにするやん。ターモなんて立っちゃったよ（笑）」

COCO教頭「泣いてる！（笑） 昨日は私のバースデーを皆さん祝ってくださいまして…」

こもり校長「でも、すっごくいろんな生徒が教頭のためにコメントを送ってくれたりとかして、ああいう瞬間ってホント嬉しいよね」

COCO教頭「嬉しい。やっぱお祝いされるっていくつになっても嬉しい！」

こもり校長「SCHOOL OF LOCK!をやってる中で、生徒から我々に単体で向くって、普段の授業の中で“校長教頭聞いてください”ってもちろんあるんだけど、おめでとうってそういうことじゃなくて、本当に純粋に生徒が一方通行でこっちに届けてくれるだけの言葉じゃない。こっちからじゃないじゃない。それが届く嬉しさっていうか、本当にいつもいつもこの時間にみんながこの学校に来てくれてるんだなって思うよね。ごめんね、教頭の誕生日の話なのに俺ばっか喋って」

COCO教頭「全然いいのよ（笑） 代弁してくれてありがとう。全く一言一句そう思ってたから」

こもり校長「出た！ 俺みたいな返ししてる」

COCO教頭「ちょっとそういうこと学んでいこうと思って（笑）」

こもり校長「ちょっとテキトーだよ。そういうとこ学ばなくていいのよ」

COCO教頭「いやいや。でも手紙とかって1枚に収まるけど、それ書くためにめちゃめちゃ時間かかるわけじゃん。頭の中で言葉を紡いで。で、下書きとか鉛筆で先にちょっと書いて、ペンで書いてくれてる子とかもいて、すごく時間がかかってるわけ。だから、その手間をかけて時間をかけて用意してくれたものって、すごく心に届くからめちゃめちゃ嬉しかった」

こもり校長「俺、やっぱ手紙ってすげえ偉大な文化だなっていうか、ツールの1つだなって思う。こんなにすごく便利なで、派手に想いを伝えることっていっぱいできるじゃない。でも、結局、アナログには勝てないなっていうか」

COCO教頭「やっぱ“想いがこもってる”、“手間がかかってる”は、デカいよ」

こもり校長「他のことでも、想いがこもったり、手間がかかってることはあると思うよ。掲示板に書き込んでくれるのも時間もかかるわけじゃない」

COCO教頭「だよね。でも、いっぱい書き込みがきてたから、出来る限りリアクションちゃんとしましたよ。スタンプ返したりとか、できることはやったけど、もし漏れている生徒がいたらごめん。今日もう1回遡って見てみる」


さぁ、本日の黒板はこちら！



『 給食 』




COCO教頭「さくらんぼっていい値段するよ。それがもらえるのは嬉しいよね」




こもり校長「俺、クジラ食ったことある。確かに普通の魚よりはちょっと肉質な感じというか、硬めな感じはするね」

COCO教頭「臭みはないの？」

こもり校長「どうだろう？ あんまりないかなぁ」

COCO教頭「味噌と和えてたりとかしたら、臭みも消えて美味しそうだよね」

こもり校長「だから、そもそも臭みがないんだって」

COCO教頭「（笑）」

こもり校長「まずは人の話を聞こう。生徒のみんなごめんね。今日ずっと教頭の愚痴を言う日みたいになってるんだけど、もう出会って5ヶ月、毎日一緒にいるけど、俺ずっと思ってるんだけど、人の話をまず聞こう」

COCO教頭「ごめんごめん。聞いてるつもりなんだけどな」

こもり校長「だったら出ないじゃない。しかも、あなたの質問で俺は答えたじゃない」

COCO教頭「そっか」

こもり校長「だから、あなたは質問で、言ってほしい答えが決まっているから、人の回答なんて興味ないわけ」

COCO教頭「それよくないぞ」

こもり校長「あなたがね」

COCO教頭「よくないね。すげー怒られてた」

こもり校長「今日、俺ダメだわ」

COCO教頭「お願い。もう1回チャンシュ（チャンス）ちょうだい！」

こもり校長「何？ チャーシューちょうだい？」

COCO教頭「（笑）」

こもり校長「給食の話しているからって、もう1回チャーシューちょうだいってなによ」

COCO教頭「チャンスちょうだい！」




COCO教頭「『ぐりとぐら』は知ってるぞ。でも、『おばけのアッチ』のカレー？」

こもり校長「じゃ、『こまったさんのアップルパイ』とかってことかな」
（※正しくは『わかったさんのアップルパイ』。『こまったさん』シリーズは、料理シリーズなので、『こまったさんのカレーライス』、『〜ハンバーグ』など）

COCO教頭「おぉ、絵本、懐かしいね」

こもり校長「『こまったさんアップルパイ』めっちゃ読んでもらわなかった？」

COCO教頭「読んでもらったし、最後にレシピ載ってたの覚えてる？」

こもり校長「分かる。一番最後のとこでしょ」

COCO教頭「それは覚えてます」

こもり校長「でも、これはどういうことかな？」

COCO教頭「めちゃめちゃ気になるね」

こもり校長「絵本に書いてあるレシピで出してくれるってことなのかな？」

COCO教頭「今、職員に見せてもらってる写真の『おばけのアッチのおばけカレー』の表紙にカレー載ってるじゃん。これを再現してる可能性あるよね」

こもり校長「そうだね」

COCO教頭「でも美味しそう」

こもり校長「うちの親が今日カレー作ってるって言ってたな」

COCO教頭「食べた？」

こもり校長「食ってくればよかったな」

COCO教頭「さっきめっちゃお腹空いてるって言ってて」

こもり校長「めちゃくちゃお腹空いてる」

COCO教頭「でも小銭がないから買えないみたいな話してたよね」

こもり校長「そう。だから、今日は2時間、給食の授業をやっていきます。SCHOOL OF LOCK!、今夜も開校！」


♪ 今 -明日 世界が終わっても- / SEVENTEEN




こもり校長「我が校のインターナショナルクラスの講師、SEVENTEENのジョンハン先生、昨日、今日と東京ドーム公演お疲れ様です。“見に行ったよ！”って生徒もいるのかな。SEVENTEEN先生5大ドームツアー初日が昨日ということで。本当にすごいね。5大ドームツアーだよ」

COCO教頭「デカイとこでやられてるのね」

こもり校長「いや、すごい5大ドームも本当にすごいよ。ジョンハン先生、走り出したばかりだとは思いますが、残りのツアーもぜひ頑張ってください。応援しております。そして、来週からの授業も引き続きよろしくお願いします」




こもり校長「今日はみんなにとって身近な給食の授業をやりたいと思っているんだけども、この学校には全国各地からいろんな生徒が通っているから、もしかしたらその土地によって出るメニューも違うんじゃないかなと思うわけ」

COCO教頭「確かにね。もしかしたら給食やのに、“え、こんな豪華なメニューでいいの？”みたいなのも出たりするかもしれないしね」

こもり校長「さっき書き込んでくれた生徒も違うじゃない。さくらんぼが出てくるよとか、くじらが出てくるよとか、絵本の中に出てくるご飯が出てくるよとか。ということで、今日はこんなテーマで2時間授業をやっていこうと思う。今夜の授業テーマは…」

『全国給食自慢グランプリ2023』！

こもり校長「今日は、君の学校の給食で食べたことがある豪華すぎてびっくりしたメニュー、ご当地メニュー、うますぎて大騒ぎなったメニューなどなど、君の自慢の給食を俺たちに教えてほしい」

COCO教頭「でもグランプリどう決めるんですかね？」

こもり校長「それは授業の最後に、独断と偏見で俺が最も食べたくなった給食のメニューを発表をしてグランプリとします」

COCO教頭「なるほど（笑） うちの学校の長ですから。じゃ今日は味をどう伝えるかっていうのも大事ってことですね」

こもり校長「どっちかというと、大会だから、生徒のみんなのプレゼンにかかってるというか」

COCO教頭「そうか。プレゼン力は必要ですね」

こもり校長「ちなみに、何かプレゼンしてもらっていい？」

COCO教頭「私？」

こもり校長「若かりし頃の、20何年前の」

COCO教頭「あんまりそこ強調してないでほしいな。若かりし頃のとか（笑）」

こもり校長「なんで？」

COCO教頭「腹立つ顔してんな（笑） あの、若かりし頃の私のオススメの給食は手作りのカレーだったの」

こもり校長「手作りのカレー？」

COCO教頭「手作りって言い方よくないな。みんな手作りだ。バカだな」

こもり校長・COCO教頭「バカだな！（笑）」

COCO教頭「カレーのルーとかを使わずに。小学校時代の話ね。普通、固形ルーとかを溶かしてカレーできるじゃん。なんだけど、うちの小学校の管理栄養士さんかな？ 給食を作ってくれている方々が、スパイスを自ら配合して、オリジナルのカレーを作ってくれてたの」

こもり校長「それ、どういうこと？」

COCO教頭「どういうこと？（笑）」

こもり校長「だって、カレーって結局スパイスだけでは無理じゃない」

COCO教頭「そう。だから、たぶん玉ねぎをめちゃめちゃ炒めて、小麦粉とかも入れてとろみ出して、スパイスをめっちゃ入れてって、すごく手間のかかるカレーを作ってくれてたんだけど、それがめちゃめちゃ美味しかったな」

こもり校長「それは美味いだろうね。そんなだけやってもらってたら」

COCO教頭「そうなの。それが一番の思い出ですね」

こもり校長「ああ、なるほどね。今のは…10点」

COCO教頭「（笑） 満点いくつやねん」

こもり校長「1,000」

COCO教頭「バカか、数字」

こもり校長「1,000中の10です」

COCO教頭「数字がバカです」

こもり校長「本当に美味しそうなんだけど、何が美味しいのかとか聞きたいじゃない。スパイスは一体どんな感じだったのかとか、しかも何も覚えてないじゃん。分かんないけど、玉ねぎと小麦粉を…とか。ホントか？」

COCO教頭「だって、そこは見てないもん。作ってるとこは見てないじゃん」

こもり校長「だけど、そういうのも教えて欲しい。何が材料なのかとか」

COCO教頭「そういう詳細、大事ですね」




こもり校長「サメか！」

COCO教頭「フカヒレとかなら分かるけどね」

こもり校長「確かにフカヒレは高級食材としてあるから」

COCO教頭「でも、たぶん白身だよね」

こもり校長「そうか。サメは白身か」

COCO教頭「白身。私、オーストラリアで食べたことあるわ。フィッシュアンドチップスっていうのも分かる？」

こもり校長「分かる分かる」

COCO教頭「それの白身魚のフライがシャークだったから。で、タルタルとかいっぱいかけて食べたら普通に美味しかった。淡白な味だったのを覚えてる」

こもり校長「でも、サメって脂がのってるって感じじゃなさそうじゃない」

COCO教頭「見た目ね（笑）」

こもり校長「見た目。やっぱあれだけ俊敏に動くから。ちょっと肉肉しいというか。でも、揚げてタルタルとか付けたら美味いんだ？」

COCO教頭「そう。むっちゃ美味しかったよ」




こもり校長「へぇ〜」

COCO教頭「塩むすびとかも、米が美味いと美味いじゃん。米は美味しいとパクパクいっちゃうのよ」

こもり校長「やっぱ素材の味っていうのもあるんだけど、まずそもそもの土台のレベルも高いからね。いいね」




墨汁無双　新潟県　16歳

こもり校長「学年は？」

墨汁無双「高校2年生です」

COCO教頭「中2高2は…Do What You Want！」

墨汁無双「オッケー」

COCO教頭「いい声。ありがとう」

墨汁無双「こちらこそです」

こもり校長「墨汁無双、自慢の給食メニューのメニュー名を教えてもらっていい？」

墨汁無双「佐渡島の名産品のブリカツ丼です」

こもり校長・COCO教頭「ブリカツ丼？」

墨汁無双「はい、そうです」

こもり校長「あれ、でもどこかで聞いたことあるかも」

墨汁無双「ブリは普通のブリです」

こもり校長「魚のブリでしょ。ブリカツ丼ってワードをどこかで聞いたことあるな。それこそ行った時だったかな」

COCO教頭「校長、全国行ってんなぁ」

墨汁無双「すごいな〜」

COCO教頭「（笑）」

こもり校長「（笑） でも、それが普通に出てくるってことでしょ？」

墨汁無双「あ、そうです」

こもり校長「今の高校が給食なの」

墨汁無双「いや、小学校と中学校が給食です」

こもり校長「いつ出てたの？」

墨汁無双「小学校の時からですかね」

こもり校長「いいね。ブリカツ丼、食べてぇ」

COCO教頭「シンプルに美味そうやな。定期的に結構出てたの？」

墨汁無双「年に1か2ぐらいですかね」

COCO教頭「カツ丼ってソースのパターンと卵とじのパターンあるやん。どういう味付けやったん？」

墨汁無双「また、新潟県の郷土料理で、タレカツ丼っていうのがあるんですけど」

こもり校長「タレカツ丼、めっちゃ好き！ この間、食った！」

COCO教頭「タレカツ丼って何？」

墨汁無双「タレカツ丼って、結構甘だれベースの感じのがあるんですね。その甘だれみたいなのがブリのフライにかかっていて、ご飯にもあらかじめ絡まっているので」

COCO教頭「たれが既に？」

墨汁無双「はい。マリアージュが最高なんですよ」

COCO教頭「マリアージュとかって言葉もう知ってる？」

墨汁無双「はい」

COCO教頭「美味すぎるやん。しかも、新潟だからお米も美味しいもんね」

墨汁無双「仰る通りなんですよね」

COCO教頭「ウソやろ…」

こもり校長「これはちょっと絶対美味いな！ ちょっと食ってみようかな」

COCO教頭「いや、ないねん！（笑）」

こもり校長「ちょっといってみるわ。ブリカツ丼」

墨汁無双「いってみますか？（笑）」

こもり校長「（ガツガツ）美味い！」

COCO教頭「腹減りすぎて、おかしなってる（笑） ないねん（笑） 墨汁無双ごめんな」

こもり校長「甘だれがご飯に絡まって美味い！」

COCO教頭「これってサクサクしてる感じ？」



墨汁無双「でも、甘だれがあらかじめ絡まってる時もあるので、最初はしっとりしてるんですけど、サクッともしますね」

COCO教頭「両方楽しめるやん」

墨汁無双「そういう感じです」

COCO教頭「最高やん」

こもり校長「美味い！」

COCO教頭「食べてないからね（笑）」

こもり校長「やっぱ、たれが絡んでいるから、ちょっと甘い染み込んだ感じもあるんだけど、やっぱりサクサクっとしている部分もあって、その感じがめっちゃいい」

COCO教頭「いや、ここにないのよ（笑）」

墨汁無双「（笑）」

COCO教頭「妄想でものを言ってるけど」

こもり校長「美味い！」

COCO教頭「これはお代わり行列とかできないの？」

墨汁無双「余った時は、あらかじめ給食の序盤に集まってジャンケン」

COCO教頭「みんな食べたいんや（笑）」

墨汁無双「はい（笑） ジャンケンをして一切れもらう感じですね」

COCO教頭「なるほどね。これ1個のどんぶり、おわんに何個ぐらい入れてくれはんの？」

墨汁無双「でも結構大きめの、10〜12センチのものが2切れほどですね」

COCO教頭「ボリュームもたっぷりだし、いいね」

墨汁無双「はい」

COCO教頭「これは最強に美味いのがもう分かる」

墨汁無双「ありがとうございます」

COCO教頭「これは校長にだいぶ刺さってました」

墨汁無双「やった」

COCO教頭「（笑）」

こもり校長「めちゃくちゃ美味しい」

COCO教頭「いや、だから違うね（笑） それは嘘を付いてる事になるよ」

こもり校長「爆裂に美味い」

COCO教頭「校長、聞いてください。これは今、38局ネットで嘘をついていることになりますから。食べてないんだから」

こもり校長「でも、墨汁無双がこれだけ伝えてくれたら、俺は伝わったけれね」

COCO教頭「伝わってはいる（笑）」

こもり校長「味さえも口の中で表現されているぐらい」

COCO教頭「そうだよね。甘辛いたれもかかっててって言ってたし、確かにイメージしやすいよね」

こもり校長「最後に、グランプリの発表もあるから、これはドキドキしながら待っててください」

COCO教頭「分かりました」

こもり校長「教えてくれて、ありがとね」

墨汁無双「ありがとうございました」

COCO教頭「バイバーイ」


♪ ごはんはおかず / 放課後ティータイム


こもり校長「やっぱご飯だよね」

COCO教頭「ご飯なのよ。米が結局美味い。大好き」

こもり校長「あと、ブリがいいよね。…懐かしい、放課後ティータイムだ。『けいおん!』のね。僕の青春を支えてくれたアニメですよ」

COCO教頭「そうなの？」

こもり校長「そうだよ。教頭に話したよ」

COCO教頭「話したっけ？（笑） また怒られる」

こもり校長「怒らない。本当に俺のこと興味ないんだなと思ったぐらい」

COCO教頭「（笑） 結果、怒られてるわ（笑）」

こもり校長「怒ってないって。やめて、俺が怒っているキャラみたいにするの。俺は、りっちゃんが好きだった（←『けいおん』の話）」




COCO教頭「やっぱ人気。これはみんな美味しいって感じたってことですよ、聴いてる生徒もね。素晴らしいプレゼンだった」

こもり校長「俺は、逆にジャンケンしても勝てないってわかるから、余った白ご飯を逆におかわりしてタレをかけてもらう側にも回るけどね」



COCO教頭「賢いよね（笑） やっぱそういうとこ校長だよね」

こもり校長「（笑）」


きゅうとま　京都府　12歳

こもり校長「学年は？」

きゅうとま「小6です」

こもり校長「自慢の給食メニューを聞かせてもらっていい？」

きゅうとま「自慢の給食メニューは、京野菜の胡麻味噌かけです」

こもり校長「美味そ！ やっぱ京都ってお野菜が美味しいからな」

きゅうとま「はい」

COCO教頭「おばんざいですやんか」

こもり校長「ちょっとどんな料理なのか聞いてもいい？」

きゅうとま「この料理は万願寺とうがらしとか、賀茂なすっていう京野菜が3センチくらいの正方形に切られています。それが油で炒められていて、その上にかかっている田楽味噌みたいなのがとても美味しいです」

COCO教頭「田楽味噌、間違いない！」

こもり校長「分かる。間違いないよな。お互いやっぱさ関西の方出身だからさ。京都は大阪で、俺は三重県出身だから。田楽味噌って」

COCO教頭「米なんぼででもいけるよな。しかも、賀茂なすと万願寺とうがらしの組み合わせもいいよね。食感も楽しめるしね」

きゅうとま「はい」

こもり校長「ていうか、俺も小学校の給食で出たかもな。京野菜ではないだろうけど」

COCO教頭「きゅうとま。え、京野菜って季節によっても旬のものが変わってくるやん。でも、この賀茂なすと万願寺とうがらしなん？」

きゅうとま「この田楽味噌がかかっているのは、万願寺とうがらしと賀茂なすです」

COCO教頭「なるほどね。一番お味噌が合うよね」

きゅうとま「はい」

こもり校長「季節に合わせて作ってくれるんだろうね」

きゅうとま「はい」

COCO教頭「でも、これは給食、争奪戦みたいになったりする？」

きゅうとま「あんまりならないです」

COCO教頭「でも、うちの時と給食が一緒か分からへんけど、大きいおかずと小っちゃいおかずみたいなのあるよね」

きゅうとま「あ、あります」

COCO教頭「それのメインになるの？」

きゅうとま「大きいおかずの方になります」

こもり校長「これが大きいおかずの方か」

きゅうとま「はい」

COCO教頭「米が進むっていうことでは」

こもり校長「味噌田楽さんがいるからね」

COCO教頭「でも、給食で京野菜ってすごいよね。珍しくない？」

きゅうとま「京都だから」

COCO教頭「地産地消か」

こもり校長「いや、ホンマそうやと思うで」

COCO教頭「急に関西弁なってるやん（笑）」

こもり校長「でも、これ食べたらテンション上がるの？」

きゅうとま「上がります。もう匂い嗅いだだけでも」

こもり校長「分かるよ田楽味噌って匂いが強烈だからね。どういうところが好きなの？」

きゅうとま「こんにゃくも入ってるんですけど」

COCO教頭「いいとてもいいよ」

きゅうとま「食感と田楽味噌の味と野菜の味が合わさって、とっても美味しいです」

こもり校長「ちょっといってみようかな（笑）」

COCO教頭「出た（笑）」

こもり校長「（フンフン）堪んない！」

COCO教頭「まず匂いでいってる（笑）」

こもり校長「もう田楽味噌の匂いだけで、空気が美味い」

COCO教頭「（笑）」

こもり校長「ハッ！ ハッ！」

COCO教頭「食べ方、変！（笑） 器に付いたみそをへつって、米で食べようとしてるけど、ないねん」

こもり校長「美味いな！」

COCO教頭「きゅうとまがびっくりしてるやん」

きゅうとま「いえいえ（笑）」

こもり校長「これぐらいになるよな？」

COCO教頭「校長ので、テンション合ってる？」

きゅうとま「いや、そんなに私テンション上げないです」

COCO教頭「（笑）」

こもり校長「きゅうとまは声に出さないタイプだもんね」

きゅうとま「あ、はい。心の中でテンション上がってるんですけど」

こもり校長「ほら。表現は人それぞれだから」

COCO教頭「ごめんごめん。それを一緒にしたらあかんな」

きゅうとま「はい（笑）」

COCO教頭「（笑） でも、校長的には食べてみてどうですか？」

こもり校長「もう匂いがしてるじゃない。逆に嗅いで分からない？」

COCO教頭「鼻炎やねん」

こもり校長「それはかわいそう」

COCO教頭「でも、こんにゃく入ったって分かった時点で、またテンション上がってたもんね」

こもり校長「こんにゃくと田楽味噌は本当に美味いですよ。相性抜群ですからね。きゅうとま、今日の最後にグランプリ発表があるから。これ食い込んできてます。かなり食い込んできます」

COCO教頭「さっきのブリカツ丼と勝負だな」

こもり校長「最後までちゃんと吟味していくので、楽しみにしててください」

きゅうとま「はい」

こもり校長「教えてくれて、ありがとね」

きゅうとま「お願いします」


♪ 食キング / niKu


COCO教頭「きゅーとま、もちろん京野菜の献立もめちゃめちゃ美味しそうだったんだけど、プレゼン力すごくあったよね？」

こもり校長「あった。みんな上手い」

COCO教頭「もちろん墨汁無双のブリカツ丼もめちゃめちゃ美味しそうだったけど、この言葉によって、こっちが食べたいという意欲がそそられるから素晴らしいプレゼンでした」




COCO教頭「食ってないやん。校長みたいになってるから」

こもり校長「校長みたいになってるというか、俺らは伝わってるのよ。食べてるし」

COCO教頭「だから、食べてるがおかしいじゃん」

こもり校長「おかしくないじゃん。ああああみも言っているじゃない。“死ぬほど美味しかったです”って言ってるよ」

COCO教頭「怖い。何？ 今、時空歪んだ？」





さて、ここからは…『SCHOOL OF LOCK!農業部 supported by JA全農』!!!

こもり校長「生徒のみんなに農業の魅力を知ってもらうための部活動！ SCHOOL OF LOCK!農業部の時間！ 農業部では毎週この活動を行っています！
SCHOOL OF LOCK!農業部検定」

こもり校長「生徒のみんなに、農業について、より深く、より楽しく知ってもらうために、農業にまつわる問題を出題。正解した生徒の中から抽選で1名に、JAタウンで使えるギフトカード5,000円分をプレゼントします！」

COCO教頭「答えはXで受け付けます。答えと“#スクールオブロック農業部検定”をつけて、つぶやいてください！」

こもり校長「問題を出題してくれるのは、我が校の農業部員、あ〜お先輩、的場パイセン、よろしくね！」

的場パイセン「農業部部員、虹のコンキスタドール、的場華鈴です！」

明桜先輩「農業部部員、大和明桜です！」

的場パイセン「今回は“食料危機”にまつわる問題です」

明桜先輩「食料危機っていうのは、食料の需要が供給される量より上回ってしまうことなんですよね？」

的場パイセン「そうなんです。簡単にいうと、人が食べたい量に対して足りていないことが、食料危機です。では、ここで、SCHOOL OF LOCK! 農業部検定、問題！
2010年に必要な世界の食料の量と比べ、2050年には世界でどれくらいの食料が必要になると言われているでしょう？ 今回は3択です！ A：0.5倍 B：1.2倍 C：1.7倍」

明桜先輩「それではシンキングソング、いきますよ。本日のテーマは…世界！」


♪ Food / SEKAI NO OWARI


明桜先輩「めっちゃいい曲ですね〜」

的場パイセン「いいでしょ！」

明桜先輩「華鈴先輩、セカオワ好きなんですよね？」

的場パイセン「大好きなんです！ かけさせていただいて、ありがとうございます！」

明桜先輩「頭抱えてる（笑）」

的場パイセン「最高なのよ」

明桜先輩「私、今日からプレイリストに入れます」

的場パイセン「ありがとうございます！」

明桜先輩「それでは、正解を発表していきます！ 答えは…… C：1.7倍 です！」

的場パイセン「解説していきます。今、世界の人口が80億人に達して、今後も伸び続けるのではないかと言われています。人口が増えると、食べる人や食べる量が増えるますよね？ 2050 年には、2010 年と比べておよそ1.7倍の食料が必要になってくると言われています。世界の生産量が変わらなければ、食料危機になってしまうわけです」

明桜先輩「2050年というと、27年後ですけど、そこまでに世界で生産される食料を、1.7倍にアップしないといけないってことですね」

的場パイセン「そうなんです。日本の食料自給率が38%って言われていて、輸入に62%も頼っているけど、世界が食料危機になったら、輸入もできなくなって、日本のみんなが食べるご飯が足りなくちゃうから、その前に食料危機について知ることだったり 考えることが必要なんだよね」

明桜先輩「まずは日本の食料自給率を上げることですね。国産の食料を食べて、食料自給率を上げることに貢献しないと」

的場パイセン「そうだね。国産を食べることで、食料自給率アップに貢献しましょう！」

明桜先輩「それでは、当選者の発表お願いします！」

こもり校長「それでは、正解者の中から1名当選者を発表します。当選者は… はっC おめでとう！」

COCO教頭「正解した、はっCには、JAタウンで使えるギフトカード5,000円分をプレゼントします！」

こもり校長「来週の活動内容は……“ASMRクイズ キキミミ食堂”」

COCO教頭「制限時間内に見事クイズに正解した生徒には、JAタウンで使えるギフトカード5000円分をプレゼントします！ エントリーいつでも待ってます！」

こもり校長「ということで、今日の農業部の活動は以上！」





こもり校長「俺、食ったことあるかもな」

COCO教頭「何でもいけますね。校長」

こもり校長「愛媛出身のメンバーがいるから、それで食ったことある気がするな」

COCO教頭「カレーピラフだと思ってたってことは、そんなにオレンジオレンジしてないのかな？」

こもり校長「てことなんだと思うよ、たぶん」




COCO教頭「めちゃめちゃ豪華やん！」

こもり校長「いいね」

COCO教頭「でも同じ三重県じゃない？ 覚えてない？」

こもり校長「覚えてない。何にも覚えてないな。出てたのかな」

COCO教頭「めちゃめちゃ高級なジャパニーズ和牛みたいな感じ、海外でも言われてるから」

こもり校長「俺って本当に地元だから、あぐらをかいているじゃないけど、やっぱりそれで育ってるわけじゃない。三重県は松阪牛だよと言われてるから、だからやっぱそこに対して敏感にはなってないよね」

COCO教頭「そっか。大阪出身だから大阪の通天閣とか逆に行かないみたいなのと一緒だよね」

こもり校長「そうそう。みたいな感じにちょっと近いから、もしかしたら俺も小学校の時に出てたのかもしれない」




COCO教頭「これこそご当地感あるよね」

こもり校長「でも確かに本来の趣旨で考えると、なかなか売れないよね」

COCO教頭「そうだよね（笑）」

こもり校長「赤飯の蒸気みたいなもので柔らかくなった南部せんべいなんでしょ」

COCO教頭「今職員に写真見せてもらってるんだけど、和菓子みたいな見た目に見えるよね」

こもり校長「確かにね」

こもり校長・COCO教頭「美味しそう」

COCO教頭「めちゃめちゃいい」


こもり校長「さぁ、今夜はこのテーマで授業を行っています…
『全国給食自慢グランプリ2023』！」

100%なすちゃん　山口県　14歳

こもり校長「学年は？」

100%なすちゃん「中学3年生です」

こもり校長「100%なすちゃんの自慢の給食メニュー教えてもらっていい？」

100%なすちゃん「チキンチキンゴボウです」

COCO教頭「（笑）」

こもり校長「2回チキンあった？」

100%なすちゃん「はい（笑）」

こもり校長「これが正解の名称？」

100%なすちゃん「はい、そうです」

こもり校長「それ、何？」

100%なすちゃん「子どもが興味を引くような名前にした、みたいな感じで、チキンチキンゴボウになりました」

こもり校長「そもそも何なの？」

100%なすちゃん「チキンとゴボウが甘辛いたれで和えてあるものになってます」

COCO教頭「これまた米が進むパターンじゃないですか」

こもり校長「進むね。甘辛いは、ある種正義でもあるからね」

COCO教頭「白のご飯を行きなさいってメニューだからね。え、これが学校の友達とかもお気に入りのメニューなの？」

100%なすちゃん「はい。もう誰でも知ってるような給食で」

こもり校長「チキンチキンゴボウは、揚がってるの？ それとも炒めてるの？ 煮込んでるの？」

100%なすちゃん「鶏肉が揚げてあります」

こもり校長「揚げ鶏。ゴボウは？」

100%なすちゃん「ゴボウも揚げてあります」

こもり校長「じゃ、両者揚げたものを甘辛ソースみたいなので絡めてるってこと？」



100%なすちゃん「はい、そうです」

こもり校長「あ、絶対美味いじゃん」

COCO教頭「これは想像できます。美味しいです。これは決まってます。そのほかに付け合わせみたいないの？ いま職員から写真もらったんだけど、そこには枝豆とか一緒に入ってたりするのよ」

100%なすちゃん「はい、枝豆は彩りみたいな感じであります」

COCO教頭「そうか。だってゴボウと鶏肉だけだったら、茶色茶色になっちゃうもんな」

100%なすちゃん「はい」

COCO教頭「だから、ちょっと美味しそうに見えるグリーンも入れてってことか」

100%なすちゃん「はい、そうです」

こもり校長「100%なすちゃんをこれが出るとどういう感じになるのよ？」

100%なすちゃん「“いやぁ出たな”みたいな感じになります（笑）」

COCO教頭「嬉しい？」

100%なすちゃん「嬉しいです」

COCO教頭「給食でテンション上がることあるもんな」

100%なすちゃん「はい」

こもり校長「え、じゃいってみる？」

COCO教頭「さっきからもその“いってみる？”は何なの？」

100%なすちゃん「（笑）」

こもり校長「いただきます」

こもり校長「（ビュシュワ、ブシュワ）」

COCO教頭「だいぶデカめの肉にいってるやん」

こもり校長「（コリコリコリ、ゴボウパキッ、ゴボウパキッ） イエ〜〜〜イ」

COCO教頭「…ってテンションで合ってる？」

100%なすちゃん「は、はい（笑）」

COCO教頭「合ってんねや（笑）」

こもり校長「これは嬉しいよね。相当美味いもん」

COCO教頭「だから、まだ食ってねーから」

こもり校長「また、この甘辛ソースが唇に付く感じがまたいいね」

COCO教頭「ごめん、ティッシュで口元を拭くのやめてくれない」

こもり校長「本当はペロッと舐めてやりたいところだけど、大人だからティッシュで拭き取ってるけど」

COCO教頭「これは私もめちゃめちゃそそられてる」

こもり校長「ホント？ 食べてみる？ はい」

COCO教頭「えーと（笑） いただきま〜す。フォークとナイフはどこだろうか」

こもり校長「あ、フォークとナイフで食べる系？」

COCO教頭「そっか、フォークとナイフは外側から使わなきゃいけないんだった。ママから教えてもらった食べ方を忘れてたな。よいしょ。あ、鶏肉がしっかりと何だったらお箸で食べられたな。でも、お母さんはいつもフォークでって言うからフォークとナイフで食べちゃったけど、ここは学校だった。それだったらもうフィンガーで食べちゃおう。とってもデリッシュだな」

こもり校長「怖い怖い。どんな世界観？」

COCO教頭「ということで、今、美味しくいただきましたけれども」

こもり校長「100%なすちゃん、見えないからあれだけど、ずっと顔芸だったんだよね」

COCO教頭・100%なすちゃん 「（笑）」

COCO教頭「顔を届けられなくて、ごめんね」

こもり校長「その顔の変化を見てたから、もう怖くて怖くてさ。でも、100%なすちゃんのプレゼンでやっぱり伝わったでしょ？」

COCO教頭「やっぱご飯を横に置きたくなるぐらいまでイメージできてたもん」

こもり校長「分かる。これは美味い。鶏に骨は付いてるのかな？」

100%なすちゃん「骨は付いてないです」

こもり校長「じゃ、もうほぐしてあるんだ」

100%なすちゃん「はい」

COCO教頭「もも肉か、いいね」

こもり校長「それは分からんやん（笑）」

COCO教頭「この雰囲気はもの肉だ（笑）」

こもり校長「分からんよ。骨をちゃんと取り除いてくれてるパターンというのもあるじゃない」




COCO教頭「すごい。食べたことある生徒がいたね」

こもり校長「なるほどね。こういう風に全国のご当地料理とは言いつつも、献立に入れ込んでる学校もあるんだね」

COCO教頭「いいじゃないですか」

こもり校長「これは非常にいいですね。夜11時台もちょっとグランプリ候補が来たか。非常に悩んでます。悩んでいます。非常に悩んでます。さて、最後にグランプリの発表もあるから、100%なすちゃん、それまで楽しみにしといて」

100%なすちゃん「はい」

こもり校長「教えてくれてありがとね」

100%なすちゃん「はい」


♪ 大好物 / スピッツ


こもり校長「この時間にもやっぱいるもんだね。食べたくなっちゃったな」

COCO教頭「しかも3つとも茶色いご飯なのよ。味噌とかもあるし、揚げてたりとか。茶色い飯は美味いんだ。結果そこに行き着くのよ」


あまおう　富山県　17歳

こもり校長「学年は？」

あまおう「高校3年生です」

こもり校長「あまおうの自慢の給食メニュー教えてよ」

あまおう「カニ給食です」

こもり校長「待って。そんなんずるいじゃんね」

COCO教頭「カニってあの甲殻類のカニのこと言ってる？」

あまおう「はい（笑）」

COCO教頭「ヤバすぎ」

こもり校長「カニチャーハン？」

あまおう「いや、カニです」

こもり校長「オンリーカニ？」

あまおう「はい」

こもり校長「あまおう、それは大きく出過ぎですよ。いくらなんでも。それはいつの頃の話の給食？」

あまおう「小学校6年生の時です」

こもり校長「いやいやいや。それはどういう料理で出るのよ？」

あまおう「普通の給食にプラスして、カニが出ます」

COCO教頭「それはボイルのやつ？」

あまおう「はい。茹でてるやつです」

COCO教頭「茹でているやつの、足だけ出るの？」

あまおう「いや、丸々1匹、お盆に乗って出ます」

こもり校長「（笑） あまおう、ちょっと落ち着いて。それは全国給食グランプリみたいな大会だから、ちょっとびっくりせたいみたいな？」

COCO教頭「もしくは、サワガニ？ ちっこいカニでしょ？」

あまおう「いや、お盆にちょっとはみ出るぐらいの」

COCO教頭「いいやつやん（笑）」

こもり校長「やばいだろ（笑）」

あまおう「（笑）」

こもり校長「職員から写真来たけど、でけ〜！」

COCO教頭「（笑） 1人1杯あるやん！」

あまおう「はい」

こもり校長「なんで？」

あまおう「普通の方が、子どものカニを食べてほしいみたいな」

こもり校長「え〜」

COCO教頭「素敵すぎ！ 優しすぎるだろ」

こもり校長「俺もカニ食いて〜」

COCO教頭「これは豪華すぎ。見た中で一番豪華だわ」

こもり校長「カニ、めっちゃ好きなんだよね」

COCO教頭「みんな好きでしょ。これは季節いつ出るの？」

あまおう「いつか忘れたんですけど」

こもり校長「でも、カニは冬じゃないか？」

あまおう「はい」

COCO教頭「これはテンション上がるわ」

こもり校長「でも、これはテンション上がる感じなの？」

あまおう「上がります」

COCO教頭「けど、カニ食べる時ってめっちゃ時間かからない？」

あまおう「かかります」

COCO教頭「結構、給食の時間ギリギリになりそうなイメージあんねんけど、どうやった？」

あまおう「給食時間プラス休み時間も」

こもり校長「あ、合わせて、みんなカニ時間にしちゃうんだ」

あまおう「（笑）」

COCO教頭「やっぱそうまでしないと。ボディの部分とか剥くの時間かかもんな」



あまおう「はい」

こもり校長「どこを体と言っていいか分からないけど、カニの甲羅の部分あるじゃん。あそこをパカッと割って、味噌とか食べるわけでしょ？」

あまおう「はい。食べました」

こもり校長「最高だね」

COCO教頭「これは豪華」

こもり校長「味は？」

あまおう「めちゃくちゃ美味しかったです」

COCO教頭「何か付けるの？ カニ酢とか」

あまおう「いや、何もなしでそのまま」

こもり校長「でも、そうよ。素材の味が一番だから」

COCO教頭「カニ、食べたい〜」

こもり校長「カニ食いてぇ〜 足8本パキッ！」

COCO教頭「（笑） 手でいくの？」

こもり校長「ブリッ！ ジャッ！ キャッ！」

COCO教頭「吸ってる！ 食うの上手っ！（笑）」

こもり校長「ハサミのところ、バキッ！ チュッ！ ヒュルン！」

COCO教頭「（笑）」

こもり校長「オケ〜〜〜！」

COCO教頭「さっきから気になってたのよ。カニも用意してません。あなたが今まで食べたと言ってるものは全て妄想です。校長、目を醒ましください」

こもり校長「だとしたら、俺はもう妄想でいいね」

COCO教頭「もうそれでもいいぐらい想像できてる？（笑）」

こもり校長「これが夢だというのなら、俺は冷めないでほしい」

COCO教頭「キザだな〜」

こもり校長「夢ならば醒めないでです。でも、だってこういう感じで、あまおうも食べてたわけでしょ？」

あまおう「はい」

こもり校長「ほら」

COCO教頭「あまおう、“はい”なん？ 今のテンションで食べてた？ 吸ってた？」

あまおう「はい」

COCO教頭「いってたか（笑）」

こもり校長「あまおうは、本当にこれで食べたんでしょ？」

あまおう「はい」

こもり校長「そんなに言うんだったら、教頭先生の食べ方を見てみたいものだよね？」

あまおう「はい」

こもり校長「あまおうから見せてくださいって言ってよ」

あまおう「見せてください！」

COCO教頭「あ、じいや。もう学校にまで来ないでって言ったじゃん。分かった。じいやがそれだけ言うんだったら。COCOが大好きなカニ持ってきてくれて、ありがと。わぁ、すごーい。みんなに配ってくれて、ありがとね。じゃあ、いっただきま〜す。よいしょ、よいしょ。じいや、COCO剥き方わからないよ。上手に食べさせてください。…え〜っと（笑）」

こもり校長「ヘラヘラすんなよ。飯食ってる最中に自分で入れたキャラでも迷ってヘラヘラすんなよ」

COCO教頭「ちょっと迷子になった（笑）」

こもり校長「いきなり行き止まりだったじゃねーか。迷路の中で右曲がった瞬間ストロークない行き止まりだったじゃん（笑）」

COCO教頭「もう顔面に壁が付いてた（笑）」

こもり校長「めり込んでたよね（笑） でも、あまおう。マジでちょっとテンション上がったわ。これは本当に出てたって、俺やっぱ信じられなかったけど、今見えた。信じられるわ」

あまおう「はい（笑）」

こもり校長「この後、グランプリの発表もあるから、楽しみに待っててください。教えてくれて、ありがとね。こんな素晴らしいカニ、食べさせてくれて、ありがとう！」

あまおう「はい、ありがとうございました（笑）」


♪ ごはんの練習 / リョウときりん（佐藤利奈と大亀あすか）


こもり校長「じゃ、黒板もグランプリの生徒のラジオネームを書かせていただきます」

COCO教頭「書いてる間、デザートの書き込みでも紹介しようかな」




COCO教頭「お米のムースって初めて聞いた！」




COCO教頭「どうかな？ みんな甘い口になったかしら？」

こもり校長「最後にデザートでいいね。サイダーかん、気になるね。でも、給食ってデザートも醍醐味じゃない」

COCO教頭「私、冷凍みかん好きだったな… ちょっと時代が違いますかね（笑）」

こもり校長「（笑）」

今日の黒板

『 墨汁無双 』



こもり校長「書きました！ グランプリの生徒に電話します！」

墨汁無双　新潟県　16歳

こもり校長「分かってるな。全国給食自慢グランプリ、墨汁無双の給食がグランプリだ！ おめでとう！」

こもり校長「グランプリの特賞として、墨汁無双に、俺が食べた、今までで一番美味しかった…何の話を聞きたい？」

COCO教頭「委ねんな（笑）」

墨汁無双「じゃ、こもり校長が今まで行った食レポみたいなロケで、一番美味しかったところってどこですか？」

こもり校長「俺が食レポで行った中で美味かったのは、千葉の料亭だ」

COCO教頭「いいとこ行っとるな（笑）」

墨汁無双「（笑）」

こもり校長「すごくいいとこに行かせてもらった」

墨汁無双「いいな」

こもり校長「じゃ特別に今、その千葉で食べた料亭の料理、想像で食べていいぞ」

墨汁無双「おぉ…」

こもり校長「どうだ。ちっちゃい小鉢がいっぱいあるだろ」

墨汁無双「ありますね」

こもり校長「海鮮も美味しいんだぞ」

墨汁無双「うわぁ」

こもり校長「どうだ？」

墨汁無双「すごく美味しいです」

COCO教頭・墨汁無双「（笑）」

COCO教頭「無理やりやらせんなよ。びっくりしたよね？」

墨汁無双「正直めっちゃびっくりしました（笑）」

こもり校長「（笑） でも、ブリカツ丼。俺、もともとタレカツ丼が好きなところもあるから、やっぱそそられたね。丼ものってところとタレのついたものを食べたい。ブリカツ丼、食べたくてしょうがなくなっちゃったわけよ」

墨汁無双「ホントですか」

こもり校長「墨汁無双のあのプレゼンがあったからこそということで、改めて。ブリカツ丼、グランプリおめでとう！」

墨汁無双「ありがとうございます」

こもり校長「最後、一緒に挨拶ももらってもいいか？」

墨汁無双「はい」

こもり校長「いくぞ！ SCHOOL OF LOCK！は、明日夜10時に再び開校！」

COCO教頭「起立！ 礼！」

こもり校長・COCO教頭・墨汁無双「また明日〜〜〜〜〜〜!!!!」

こもり校長「墨汁無双、ありがと〜」

COCO教頭「ありがとね〜」

墨汁無双「ありがとうございました」


こもり校長「COCO教頭、俺はブリカツ丼が最高だと思ったけど、ちょっと教頭にも食べてもらいたい」

COCO教頭「ブリカツ丼、いっただきます！ うわ、私やっぱ今、お肉が食べられないから、ブリカツってところが本当に嬉しいよね。よいしょ。サクサクサク。じいや、今1人で食べようと…」

こもり校長「すいません、お先失礼します！ 帰ります！ ありがとうございました！」

COCO教頭「（笑）」

こもり校長「お疲れ様でした！ 生徒のみんなもバイバイ。気をつけて帰るんだよ。じいやもバイバイ…」

COCO教頭「（笑） じいや…」

Music 2023.9.7 PLAYLIST

「青森のこびりっこ」「愛媛のオレンジピラフ」「絵本を再現」10代が自慢の給食を紹介

ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」（月曜〜木曜 22:00〜23:55／金曜 22:00〜22:55）。9月7日（木）は、『全国給食自慢グランプリ2023』と題して放送。10代のリスナーが給食で食べたことのある印象深い1品を紹介し、パーソナリティのこもり校長（小森隼／GENERATIONS from EXILE TRIBE）とCOCO教頭（CRAZY COCO）が感想を伝えました。

続きをTFM+で読む