授業テーマは…「わたしが選んだ！2023年・流行したこと大賞」！！

COCO教頭「生徒のみんなこんばんは。12月19日火曜日。今夜もSCHOOL OF LOCK!、始まりました！」

こもり校長「始まりました！」

COCO教頭「そうなのよ〜。こもり校長が、なんと本日出演できることになりました」

こもり校長「ど〜も！」

COCO教頭「事前に公式XとLINEでお知らせしたんだけどね」

こもり校長「そうそうそう、本当は今日お休みするっていうのを、昨日のお知らせでも言ってたんだけど、『校長審議会ツアー』が、今日、急遽中止になりました。ダンス仲間の1人がちょっと体調不良により、急遽キャンセルになって。
で、今、ちょっと色々と説明して行くと、今聞いてる生徒からすると、お前の声を聞く限り、（体調が悪いのは）お前なんじゃねーかと思ってる生徒がいると思うの」

COCO教頭「正直、昨日の段階で、心配してくれた生徒もいたもんね」

こもり校長「なんだけど！ ちゃんと検査した上で…今日、2回検査したの。ダブルチェックしたんだけど、大丈夫だった。俺的にも、なんかこの感じ、喉潰しちゃう感じが最近、12月中にずっとあって、ちょっと長引いたじゃない？ で、いよいよ変なタイミングで喉潰しちゃったな、みたいな感じだから。
まずは、生徒のみんな、心配しないでほしいな、というのがまず1個。
今日急遽中止になって、本来だったらお休みするって言ってたし、タイミング的にも喉も潰しちゃってるし、“休むか？”って選択肢もあったわけです」

COCO教頭「正直ね」

こもり校長「まあ、これを機にちょっと2日間ぐらいお休みして」

COCO教頭「体調を万全にするっていうのもね」

こもり校長「のも手かなって思ったんだけど。なんか、自分的にはさ、体調も別に、倒れ込むってわけでもないし、ちょっと喋りづらいなってくらいだし、検査もして大丈夫だったし、ふと思った時に、行きたいなって思ったのね。
で、普通に“行きたいな”と思う場所があるって、すごく嬉しいことだなと思って。で、自分のカバンを見た時に、ちゃんこ先生からボールペンを3週間ぐらい“借りパク”してるわけ」

COCO教頭「なげーな！」

こもり校長「そ。返そう返そうと思ったんだけど、火曜日ずっと、先週も審議会とかもあって休んでて、ずっと返せてなかったから。今日休んだら、もしかしたら年内返せないかもなって思って。返しに行くかって思って、SCHOOL OF LOCK! に来たの。
それで学校に来る間の道で、すごいいろんなことを考えたんだけど、たぶん、今、ラジオ聴いてくれてる生徒だったりとか、今日はもしかしたらお休みしてる生徒もいるかもしれないけど。まあ、みんな、おのおのの理由で学校を休んでるっていう生徒も、もちろんいると思うわけ」

COCO教頭「そうだね」

こもり校長「で、学校休む理由は、まあ俺で言ったら、“審議会ツアーがあるから休みます”とか、人それぞれの理由があって休んでるから、そこに何かを咎めるってわけじゃないんだけど。でも、もしかしたら学校に行きたいなとか、行ってみようかなと思うことって、実はすごい些細なことだったりするのかなと。
俺でいう、“ちゃんこ先生にボールペン返しに行かないと。あと、みんなに会いたいから行こうかな、微妙だけど体調”みたいな。でも意外と、側から見ると些細だなと思われるようなことでも、それがすごい大きな一歩になったりとか、振り返ってみると、あれがきっかけなんだなって思うことがあるんだなってすごい思ったから。
なんか今、ラジオの前にいる生徒の君も、ちょっとした“心の機微”をないがしろにしないでほしいな、というか。“別に何も思わねーよ、そんな話聞いても”っていう、その“何も思わねーよ”っていうのも、もう動いてる証拠だと思うし、逆に“なんかちょっとソワソワとしたな”とか、もしかしたら大きく動いている子もいるかもしれないし。自分が感じたことに、目を背けず。
だから今日は、急に俺もやって来たものだから…」

COCO教頭「嬉しいよね」

こもり校長「不安に思う人もいると思うよ！ そんな声しか聞こえてないと思うから（笑） 今もそんな大きい声出していいのかって」

COCO教頭「そうだよね。心配してくれてる生徒はいっぱいいるからね」

こもり校長「だけど今日も俺はみんなと楽しみに来たから、今夜も一緒に楽しんでいこうと思う。言っちゃっていい？ 突然現れた俺が!?」

COCO教頭「言ってください!!」

こもり校長「SCHOOL OF LOCK! 今夜も開校です!!!」


♪ 　Winter Wish / GENERATIONS from EXILE TRIBE


こもり校長「あの〜…正直、校長先生落ち込んでます。
いろいろね…なんだけど、こうやってすごくリアルタイムで落ち込んでるって言える場所があることがすごく幸せだなって今思ってる。
たぶん、そういうことを伝えたい、誰かに話したい場所っていうのが、俺にとってもこの場所だったんだなっていうのを今、改めて思ってます。
会えない日が続いてもね、いつか必ずつなぎ合わせるように。
ここで終わりじゃないんで、今日も楽しんでいきましょうか」


こもり校長「さあ、いきましょう！＜ガサガサ声＞今夜の授業は…！」

『わたしが選んだ！2023年・流行したこと大賞』!!!

COCO教頭「入れ替わるの、早かったなー！」

こもり校長「（笑）大きい声を張るのは無理っぽい」

COCO教頭「気付いた？ やめよう。大きい声を張るのやめよう」

こもり校長「今日は授業タイトルそのまんま！
君が独断で選んだ、2023年の、流行したことを聞いていく！」

COCO教頭「みんなのまわりや君自身の中で、“今年はこれが流行ったな〜”、“これにハマったな〜”というものを発表してもらいます！」

こもり校長「（ガサガサ声）ひき肉です！」

COCO教頭「（笑）無理無理よ〜。無理やで、ソレ！ ようやったな、頑張ったな、頑張った！ すごい！ 頑張ったけど、無理しないでほしいから」

こもり校長「（笑）みんなはどんなことが流行した??」

COCO教頭「では、たくさんの賞がありますので、発表していきましょう！」

こもり校長「『わたしが選んだ！2023年・流行したこと大賞！』
東京都 14歳 RN 猫町やたろう『小説』!!!」

COCO教頭「山形県 16歳 RN うさぎとねこのハーフ『まだ行ける もっと行ける』!!!」

こもり校長「神奈川県 15歳 RN 白米のオムライス『COCO教頭のギャグ』!!!」

COCO教頭「ありがとう！
青森県 13歳 RN ちぇるりんご『ラジオ』!!!」

こもり校長「いい！ この時間の紹介は、以上となります！ 俺的には、『まだ行ける もっと行ける』!!!」



COCO教頭「芋煮会って山形やな〜（笑）」

こもり校長「なるほどね！ だから、今日は独断で選んでくれた君のその流行が、もう大賞として発表されてるわけじゃない。だから別になんか世の中的にとかじゃなくていいわけだから。こういう、RN うさぎとねこのハーフみたいな、みんなの大賞だから」

COCO教頭「みんなが選んだ、みんなの思う大賞だから」

こもり校長「そうそうそう。あとは、やっぱこれじゃない？ RN 白米のオムライスの『COCO教頭のギャグ』」

COCO教頭「ありがとうございます。どのギャグのこと言ってんだろうな？」



COCO教頭「あれは本当に校長の無茶ぶりによって生まれたやつだからね（笑）」

こもり校長「ただ、RN 白米のオムライス的には、やっぱり今日大賞を取ったということで、ちょっとクリスマスバージョンのギャグが欲しいと。
ちょっとね、ノミネートされて今日受賞ですから。まあ受賞した…その、なんですか、景品と言うんですかね？」

COCO教頭「ええ！ ええ！ ええ！」

こもり校長「クリスマスバージョンギャグを」

COCO教頭「クリスマスギャグ、いきます！
“サ・サ、サンタサンタサンタ、どっこいピヨピヨ、サンタサンタサンタ、どっこいピヨピヨ、きみの町にも必ず、やってくる、はいはい♪”
……っていうことが…そういうことがね、きっと起きるから」

こもり校長「なに、起きるからって!?（笑）」

COCO教頭「コレをきっと切り取られて使われることが起きるから。みんなの町にもサンタさんがやってくるということは忘れずに」

こもり校長「改めて！ RN うさぎとねこのハーフはと、RN 白米のオムライス、大賞、おめでとう!!」

COCO教頭「おめでとう！」

こもり校長「RN 猫町やたろうの『小説』も、RN ちぇるりんごの『ラジオ』もね」

COCO教頭「気になるけど」

こもり校長「では、引き続き発表していきましょう！
宮城県 15歳 RN ろうおう、わたしが選んだ！2023年・流行したこと大賞！『ガーディ』!!!」

COCO教頭「宮城県 13歳 RN めいろみたいなせいかく、わたしが選んだ！2023年・流行したこと大賞！『空中ウォーク』!!!」

こもり校長「栃木県 17歳 RN Pなっつ、わたしが選んだ！2023年・流行したこと大賞！『お口ミッフィー』!!!」

COCO教頭「兵庫県 16歳 RN Airy、『カメラ』!!!」

こもり校長「広島県 16歳 RN 辛ぇパン『マインスィーパー』!!!」

COCO教頭「北海道 16歳 RN 執念の馬『バキどう』!!!」

こもり校長「大賞がたくさん発表されました！『バキどう』」

COCO教頭「これ、ちょっと紹介しますね」

こもり校長「なるほどね、『バキ童』？ 漫画の方の『バキ道』じゃなくて？」

COCO教頭「そっちなのかな？ 筋肉の漫画ね、あれでしょ？」

こもり校長「（笑）“筋肉の漫画…”」

COCO教頭「あれでしょ？ バッキバキのやつでしょ？ 筋肉の漫画！」

こもり校長「そうだけど、本当に何も知らないね（笑）」

COCO教頭「私、気になったのは『ガーディ』」

こもり校長「『ガーディ』はポケモン」

COCO教頭「ポケモンなんだ〜」

こもり校長「犬みたいなポケモンがいるの。オオカミなのかな？ 進化すると、ウインディになる。なかなか強いですよね。野生のポケモンで出てくるんだけど、ちょっと伝説のポケモンみたいな扱いをされたりする時もある。ポケモンのカードのね、大会とかになったりする時に…」

COCO教頭「饒舌だな！」

こもり校長「優勝賞品の中に『ガーディ』のカードが出たりするから、伝説扱いされてる」

COCO教頭「私が気になったのは、もう1個、『マインスイーパー』」

こもり校長「RN 辛ぇパンね。『マインスイーパー』ってなんだっけ？」



COCO教頭「今、ちゃんこ先生が見せてくれてる」

こもり校長「なつかしいぃ！ めちゃくちゃやった！ Windowsに入ってる『ソリティア』みたいな」

COCO教頭「オンラインで出来るヤツ？」

こもり校長「違うよ、オンラインじゃないよ。さっきから、全部知らないじゃん。何して37年間生きてきたの、逆に？」

COCO教頭「PCに入ってるヤツだけど、オンラインは必要ないんですか？」

こもり校長「どうするつもりだったの？ 今日俺が来なかったら」

COCO教頭「ちゃんこ先生に全部言ってもらうつもりだった」

こもり校長「なるほどね。懐かしいな〜。これ、俺の親世代のヤツよ。40代から50代の人がやってたはず」

COCO教頭「通ってない」

こもり校長「謎解きゲームみたいなのよ」

COCO教頭「見た目テトリスみたいな感じに見えるのに、違うんだ」

こもり校長「めちゃくちゃ見た目だけで、しかも違うね。もう見てみてよ、ほら、もう丸ですってなってる。
じゃあちょっと、生徒にも直接聞いていこう」

やびぱ 広島県 14歳

こもり校長「14歳、学年は？」

やびぱ「中2です」

COCO教頭「中2高2は！ Do what you want!」

やびぱ「OK!」

COCO教頭「やびぱ、ありがとう！」

こもり校長「じゃあ、やびぱの、『私が選んだ2023年流行したこと大賞』は！
…って言いたいところなんだけど、当てていこうかなと思って」

COCO教頭「校長？」

こもり校長「やびぱが発表する前に、俺が当てたいのよ」

COCO教頭「だいぶムズいよ？」

こもり校長「俺、当てたいから、教頭からヒントもらっていい？」

やびぱ「はい！

こもり校長「言葉？」

やびぱ「はい」

こもり校長「名前ではない？」

COCO教頭「名前でもあるよな。名詞だよね」

やびぱ「うんうん」

COCO教頭「これ、どうする？ どういうヒントの出し方する？」

やびぱ「ん〜…アニメ！」

こもり校長「アニメアニメ！ わかりました！ 今年、やびぱが流行ったアニメ！ 流行したこと大賞は…『呪術廻戦』！」

やびぱ「違います」

こもり校長「教頭も知ってるんだよね？」

COCO教頭「私、珍しく知ってる」

こもり校長「え〜だとしたら…『セーラームーン』！」

COCO教頭「いい！」

やびぱ「あ〜〜！」

こもり校長「セーラームーンでいい線いってる…松田聖子！」

COCO教頭「アニメ！ 私の年齢を考えてほしい」

こもり校長「はいはいはいはい、『おジャ魔女どれみ』？」

COCO教頭「惜しい！」

こもり校長「え、これ以上いったらだいぶ若い人になっちゃうよ？」

COCO教頭「やびぱと私と両方いける。やびぱ、めっちゃいいとこ行ってるよな」

やびぱ「はい」

こもり校長「あっ！ もうこれ、ごめんなさい当てます。『ふたりはプリキュア』」

やびぱ「あ〜、惜しい！」

こもり校長「え〜…『とっとこハム太郎』」

COCO教頭「遠くなった、やびぱ、もうこれ、正解じゃないか？ やびぱ、発表して下さい！」

やびぱ「私が選んだ2023年流行したこと大賞は…！
『魔法つかいプリキュア！』です！」

COCO教頭「『魔法つかいプリキュア！』でした。『ふたりはプリキュア』ではございませんでした」

こもり校長「待って。ふたりはプリキュア、俺の世代すぎるってことか。プリキュアってそんないっぱいいるの？」

やびぱ「はい」

こもり校長「やびぱの中では、なんでこれが大賞なの?？」

やびぱ「来年に映画が決定しているっぽくて、友達と、楽しみだねって話したり」

こもり校長「プリキュアって今もやってるの？ それが、“魔法つかい”？」

やびぱ「いや、今は違うんですけど。なんか、今のプリキュアは主役が青い髪なんですよ。今まではピンクの髪だったけど」

こもり校長「なんでハマったの」

やびぱ「昔見てたのが懐かしくて、もう1回見始めたって感じです」

こもり校長「やびぱが当時観ていたのが、『魔法つかいプリキュア！』？」

やびぱ「はい」

こもり校長「なるほどね。だから、それにもう1回再熱みたいなことで、今年流行ったのがプリキュア、みたいな」

COCO教頭「どういうところが好きなの？」

やびぱ「可愛いところですかね」

こもり校長「決めゼリフみたいなのあるんだっけ？」

やびぱ「結構ありますね」

こもり校長「なんか、好きな決めゼリフ教えてよ」

やびぱ「違うプリキュアなんですけど、『スマイルプリキュア！』の、“キュアハッピー”のやつが好きです」

校長＆教頭「キュアハッピー」

COCO教頭「『スマイルプリキュア！』のキュアハッピーの決めゼリフが好き？」

こもり校長「キュアハッピーは髪色は何色なの？」

やびぱ「ピンクです」

こもり校長「あ、ピンクだ。ちょっと今、ちゃんこ先生が、決めゼリフ出してくれたから、ちょっとCOCO教頭に決めてもらおう」

やびぱ「おお〜〜〜！」

こもり校長「決めゼリフを、COCO教頭が……想像できます」

COCO教頭「“キラキラ輝く未来の光！ キュアハッピー♡”」

やびぱ「（笑）すごい！」

COCO教頭「優しい！ やびぱ、ありがとう」

こもり校長「合ってた？」

やびぱ「めっちゃ似てました」

COCO教頭「マジで!? 良かった」

こもり校長「逆にびっくりだよ、合ってたのが。来年、映画もあるし、それも見に行くために繋がっていく感じなのかな？ この流行が」

やびぱ「（笑）そうですね」

こもり校長「キュアハッピーで魔法かかっちゃった？」

やびぱ「（笑）」

こもり校長「そっか。じゃあ、今年せっかくハマったものだから、来年も楽しみなこともまだ続いてるということだし、突き詰めて楽しんでいってね」

やびぱ「はい」

こもり校長「え？ 決めゼリフ、他のもあるの？ キュアピースとかの決めゼリフはどう？」

やびぱ「好きです」

こもり校長「じゃあ、キュアピースの決めゼリフを、COCO教頭からもらって、お別れしようか？」

やびぱ「おお〜！ はい!!」

こもり校長「それでは、キュアピース、決めゼリフ、お願いします！」

COCO教頭「“ピカピカぴかりん、じゃんけんポン♪ キュアピース♡”」

やびぱ「（笑）」

こもり校長「（笑）やびぱ…よいお年を…」

COCO教頭「ありがとね〜！」


♪ 　Dokkin◇魔法つかいプリキュア! / 北川理恵


こもり校長「キュアハート？」

COCO教頭「キュアミラクル…」

こもり校長「（笑）決めゼリフ、全然出てこないじゃない？」

COCO教頭「キュアサニーいきます。“太陽サンサン熱血パワー！キュアサニー！”」

こもり校長「そんなにキュアサニーは発音いいんだろうか？ あと、ミラクルもいるっぽいよ」

COCO教頭「じゃあ、ミラクルがいい。“未来の奇跡！ キュアミラクル！”」

こもり校長「“ふたりの奇跡”じゃない？」

COCO教頭「漢字も読めなくなってた。ミラクルだ、起きたね」

こもり校長「魔法、くらっちゃってるね。
すごいね。プリキュアって、今聞いてびっくりしたんだけど、20周年らしいね。すごいね」

COCO教頭「すごいね〜。おいくつだった？」

こもり校長「小学校2年生とか3年生とかかな」

COCO教頭「そうか。私が高校の時ってことね。でもその世代にわたって共通して知ってるアニメっていうのはすごいよね」

こもり校長「すごいなって思う。そこでよく出たよ、俺も」

COCO教頭「そうだね」



COCO教頭「ちょっと待って、さっき言ってた“魔法つかい”、“スマイル”、とかあって、“ファイブ”がある。もっと前のやつ」

こもり校長「俺らが全く詳しくないがゆえに、めっちゃごめん。本当は俺も話したいんだけどね」



こもり校長「ん？ 今、っぽく言ってたけど、決めゼリフなの？ 今、名前だよね、絶対ね（笑）ちょっとさ、あまりにも分からないから、横文字が来たらとりあえず決めゼリフだと思うのやめなよ」

COCO教頭「え、違うの？ カタカナってそうじゃないの？」

こもり校長「違うよ。カタカナは決めゼリフじゃないよ。基本、今までの流れみたらだいたい名前でしょ？」

COCO教頭「いやでもこの“ハートキャッチプリキュア”って、あ、これ？ “大地に咲く一輪の花、キュアブロッサム！”っていうパターンもあるよっていう…」

こもり校長「俺、プリキュアから、“キュア”っていう言葉が浸透していったと思うんだよね。“癒し”みたいな言葉も、今までなかったんだけど。“キュア”っていう言葉自体を普及させたのは、プリキュアだと思う。“キュアなになに”とか。言葉を浸透させるってすごいことだと思うの」

COCO教頭「だってさ。ろうにゃくにゃんの…老若男女に知れ渡るのすごいなって思う」

こもり校長「ちょっと、魔法かかり過ぎ。脳みそコンフューズしてるよ（笑）」

こもり校長「では、大賞を紹介していきましょう！」

COCO教頭「埼玉県 14歳 女の子 RN 細胞質。私の2023年流行したこと大賞は、『残像』!!!」

こもり校長「秋田県 13歳 RN オカルトマニアMKの流行した大賞！『ポウ！』と『そうなっちゃう』!!!」

COCO教頭「気になる〜！
愛知県 18歳 女の子 RN タロチ。の流行したこと大賞は、『編み物』!!!」

こもり校長「うあ〜。
岡山県 15歳 RN 選ばれし者よ。ネギを抜けぇ！の流行したこと大賞は、『JYパークのグルービーバック』!!!」

COCO教頭「三重県 16歳 女の子 RN お弁当毎日つくってるの流行したこと大賞は、『王様戦隊キングオージャー』!!!」

こもり校長「（笑）めっちゃ気になる、めっちゃ気になったけど、え〜、この時間は以上です。ごめんごめん、もう無理だ。俺が気になっちゃう」

COCO教頭「これね」



こもり校長「聞いてもわからん」

COCO教頭「お、今、ちゃんこ先生が見せてくれる」

こもり校長「どういうこと？ 特撮系のシバリなの、今日は？ なんかチームを成しているものじゃないと今日は流行語に入れない、みたいな」

COCO教頭「（笑）そうだね」

こもり校長「戦隊ものの中で、今の（シリーズ）ってこと。ガオレンジャーみたいな」

COCO教頭「全員王様だって」

こもり校長「戦隊モノにまで王様が来たの、すごいね」

COCO教頭「私はね、RN オカルトマニアMKの『ポウ』と『そうなっちゃう』」

こもり校長「どういうこと？」

こもり校長「どうなんだろう？ ちょっと読むね」



COCO教頭「めっちゃ仲いいじゃん。え、これだって、“タコ”って言ったら、『ポウ！』。“痛い！”『そうなっちゃう！』。めっちゃ良くない？ いい合言葉よ。仲良しよ」

こもり校長「意味はなしてないってことでしょ？」

COCO教頭「内輪でめちゃめちゃ盛り上がるってことだよね。いい！
あと、気になったのは、RN 細胞質の『残像』」

こもり校長「俺もそれになった」



COCO教頭「めちゃめちゃ速く動いて（笑）…夢なんだ…」

こもり校長「そっから広がって、“残像見えるよ！”になったんだ。では、大賞となった5人、おめでとう！」

COCO教頭「おめでとう！」

ななは限界看護学生 神奈川県 19歳

こもり校長「限界なのか？」

ななは限界看護学生「限界です！」

COCO教頭「じゃあ、大賞を紹介してください」

こもり校長「待った！」

COCO教頭「また当てるの？ ヒントもらってく？ これ、ヒントないと無理だよな？」

ななは限界看護学生「無理です、絶対無理です」

こもり校長「今年の流れをとっても無理？」

ななは限界看護学生「無理ですよ（笑）」

こもり校長「キャラクター？」

ななは限界看護学生「いや、違います」

こもり校長「もの？」

ななは限界看護学生「ん〜…違います」

COCO教頭「ななは限界看護学生は、これといつ出会ったの？」

ななは限界看護学生「元々は高校生の時に出会ってたんですけど、看護学校に入って、ちゃんと出会いました」

こもり校長「ルーペ！」

ななは限界看護学生「違います！」

COCO教頭「でも、線としては合ってるよね？」

ななは限界看護学生「はい、方向性は」

こもり校長「看護の言葉？」

ななは限界看護学生「ん〜…看護、いや、体の言葉です」

こもり校長「身体の言葉!?」

COCO教頭「でも、ボディパーツではないのよ。これたぶん、絶対知らないと思う」

ななは限界看護学生「知らないと思います」

COCO教頭「医療系とか、看護学校の勉強してたら知ってる？」

ななは限界看護学生「高校のうちに生物を取っている人はわかるかもしれないです」

こもり校長「生物…“葉緑体”みたいな？」

ななは限界看護学生「あーー！ なんかもう、そんな感じです」

COCO教頭「サウンド的には、擬音っぽいよね」

ななは限界看護学生「そうですね」

こもり校長「生物の授業を取ってたらわかるんだよね」

COCO教頭「いい、いいですよ〜」

こもり校長「光合成！ 葉っぱじゃない？」

COCO教頭「もうちょっとヒントあげる？」

ななは限界看護学生「ポケモンとか、ゴジラに出てきそうな感じの単語です」

COCO教頭「音としては…（机をたたく音、コトン、コトン）」

ななは限界看護学生「あ〜〜！」

こもり校長「コンコンコン」

ななは限界看護学生「あっ！」

こもり校長「もう出ないよ（笑）教えてもらっていい？」

ななは限界看護学生「はい。私の選んだ2023年流行したこと大賞は…！『コドン』です！」

こもり校長「聞いてもわかるかー!! なあに、コドンって？」

ななは限界看護学生「『コドン』は、人の体の中でタンパク質ってアミノ酸を作られる時に、アミノ酸を作り始めますよ〜と、お詫びの合図みたいなやつが…コドン」

こもり校長「わかるかー!! そもそも、なんでこれが流行るのよ」

ななは限界看護学生「授業が終わった後に、友達が急に、“今日の授業疲れたコドン”って言い出して」

COCO教頭「（笑）可愛いかよ〜。語尾に使うのね」

ななは限界看護学生「語尾に使って、“今日楽しかったコドン”みたいな」

こもり校長「じゃあ、本来の意味から何か発生したとかではないんだ？」

COCO教頭「だから、“お腹すいたコドン”とか」

ななは限界看護学生「そうです！ そうです！」

こもり校長「聴感上。流行った言葉ってことね」

ななは限界看護学生「そうです」

COCO教頭「使いやすいし、言いやすいもんね」

ななは限界看護学生「“めっちゃ疲れたコドン”みたいな」

こもり校長「なるほどね〜。“もう俺の喉、終わったコドン”みたいな」

ななは限界看護学生「それです！ さすがです！」

COCO教頭「これ、友達のどのあたりまで流行ってんの？」

ななは限界看護学生「本当に私の身の回りで（笑）いつも一緒に居るぐらいの。ちなみに、その仲良しグループのライン名も『コドン』です（笑）」

COCO教頭「めちゃくちゃいいじゃん！」

こもり校長「大バズリ！」

COCO教頭「いいよ〜。これは、絆深めるよ〜」

こもり校長「ワード部門の大賞ってことだね。意味はないけれど、皆さんが耳にした心地よさ大賞ということで。これどう、来年まで持ちそう？」

ななは限界看護学生「いや、持たないですね」

COCO教頭「（笑）すげー冷静やん」

こもり校長「流行ってそうなの！ なぜかね、年を跨ぐといなくなっちゃうんだよね。いや、でも、いい話を聞いてちょっと笑ったコドン。ありがとうね。じゃあね、バイバイコドン！」

ななは限界看護学生「バイバイコドン！ ありがとうコドン！」


♪ 　強風オールバック / ゆこぴ


こもり校長「いいよね、耳に残るものってあるよね」

COCO教頭「あるコドン」

こもり校長「可愛く言うの止めて」

COCO教頭「ふふぶ〜。しかも豚鼻だし」

メイフローラ 大分県 14歳

こもり校長「メイフローラ、学年は？」

メイフローラ「中2です！」

COCO教頭「中2高2は！ Do what you want!」

メイフローラ「OK！」

こもり校長「では、恒例の！ メイフローラが2023年流行したこと大賞を、僕が当てます！
どう、メイフローラ、これは単語ですか？ アニメのタイトル？ 食べ物？」

メイフローラ「違います」

こもり校長「もの？」

COCO教頭「ものは使うよな？」

メイフローラ「使います」

こもり校長「空中で歩いてるヤツ！ スリックバック！」

メイフローラ「違います」

こもり校長「道具を使う、野球？ サッカー？」

メイフローラ「違います」

COCO教頭「遊びだよね？」

メイフローラ「遊びです」

こもり校長「キックベース！」

メイフローラ「違います」

COCO教頭「スポーツから離れた方がいい。暇つぶしみたいなもんよ」

こもり校長「暇つぶし……ペン回し！」

メイフローラ「うわ！ 惜しい!!」

COCO教頭「ほぼよ、もうほぼ！」

こもり校長「え、ほぼ？」

COCO教頭「いわゆるペン回しではない」

こもり校長「ペンを使って、ペン回しじゃない…箸まわし？」

メイフローラ「お〜〜〜！」

COCO教頭「先ではなくて、先っぽではなくて、端？」

こもり校長「先っぽ？ 先回しってこと？ ちょっと、メイフローラ、きいてた？ 俺らのやりとり」

メイフローラ「はい」

こもり校長「あんなサラっと答え言うことある？ びっくりだよな！」

COCO教頭「はい！ 『ペン先回し』で合ってるよな」

メイフローラ「まあ、合ってます」

COCO教頭「最悪だ〜。ごめんな、メイフローラ」

メイフローラ「いえ」

COCO教頭「これ、正しくは、ペン先回しで合ってるの？」

メイフローラ「たぶん、名前がないので」

こもり校長「何をするの？」

メイフローラ「これは、ペンの先端を、指パッチンの要領で回して、最後まで回ってた人が勝ち」

COCO教頭「コマみたいなこと？」

メイフローラ「はい」

こもり校長「なるほどね。ペン先でペンを回すってことね」

メイフローラ「いえ、ペンは回さない」

こもり校長「あ、はいはいはい、今、職員が説明してくれるわ。ペンの先っぽだけまわすってことね！」

メイフローラ「はい」

こもり校長「ペンから先っちょだけ外して、くるんってするってことか」

メイフローラ「はい」

COCO教頭「うわ、おもしろ。…あ、私の外れない」

こもり校長「俺のも。なんで流行したの？」

メイフローラ「よくわかんないんですけど、クラスの中の男子が2、3人で集まって始めたのが広がっていった感じです」

COCO教頭「じゃあ、結構強い子とかがいるの？」

メイフローラ「はい。ペン先にも色々種類があるみたいで。いろんな種類のペン先を持っている、ペン先コレクターがいます」

COCO教頭「コレクター出た！」

こもり校長「戦いものになると、種類を集めたくなる猛者が出てくるね。メイフローラはやってるの？」

メイフローラ「たま〜に混ぜてもらってます」

こもり校長「“見る専”？」

メイフローラ「見るのもやるのも」

こもり校長「メイフローラの中で、ちゃんと流行ってるんだよね？ 来年には王者目指してるんだもんね。クラスの」

メイフローラ「ん〜…そんなでも……」

COCO教頭「1位を獲りたいわけじゃないのよ。楽しくやりたいのよ」

メイフローラ「はい」

こもり校長「ありがとう。そして俺らすごい迷路に入ったのに、助けてくれてありがとうね」

メイフローラ「（笑）」

こもり校長「俺らも探してみるわ、先っちょまわるヤツ。ありがとうね！」

メイフローラ「ありがとうございます！」


♪ 　青のすみか / キタニタツヤ




COCO教頭「え〜、あった！」

こもり校長「あった。ほんとに流行ってるところ。すげ〜な逆に！」

COCO教頭「さあ、今夜もそろそろ黒板の時間がやってきました。読みます」

今日の黒板

『包み込まれる様に』

こもり校長「流行みたいなものって、俺からすると、優しい光のような、太陽の光のようなものに思えるのね。
どこからその光が始まったのか分からないんだけど、その流行というものは、どんどんどんどん、光のようにみんなのことを包んでいって。きっとその光の中に包み込まれた人たちというのは、その光を共通言語に、みんなで笑ったりとか、それをテーマに話したりとか、それについて考えたりとか、何かみんなを1つにしてくれるような、そういう柔らかいものだと思うから。
その中に包み込まれに行くのもアリだと思うし、そこに包まれている自分というものが、みんなと繋がってるんだなって実感するきっかけでもあると思うから。
さっきのコドンのように、その光が交わる瞬間というのも絶対にあると思うから、その包まれてる自分というものも、もっと楽しんでもらいたいな」


♪ 　ひかりのディスコ / CAPSULE


こもり校長「SCHOOL OF LOCK! そろそろ下校の時間です」

COCO教頭「光って、自分のメンタルによって、感じ方が違うじゃない？ なんだよ、眩しいなって思う時もあれば、自分がすごくそれに感謝する瞬間もある。太陽光みたいに、あったかいなって。校長が言ったみたいに、包み込まれるなって思える時もあるから。そうなった時に、そこに全力で包みこまれに行ってほしいなって思った」

こもり校長「俺もそう思ったコドン」

COCO教頭「うまっ！」

こもり校長「SCHOOL OF LOCK！は、明日夜10時にふたたび開校！」

COCO教頭「起立！ 礼！」

こもり校長・COCO教頭「また明日〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

Music 2023.12.19 PLAYLIST

「ガーディ」「王様戦隊キングオージャー」「ポウ！」10代が選ぶ『2023年・流行したこと大賞』

ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」（月曜〜木曜 22:00〜23:55／金曜 22:00〜22:55）。12月19日（火）の放送は、『わたしが選んだ！ 2023年・流行したこと大賞』をテーマに放送。パーソナリティのこもり校長（小森隼／GENERATIONS from EXILE TRIBE）とCOCO教頭（CRAZY COCO）が、10代リスナーから届いた今年の流行を紹介し感想を語りました。

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