今夜のSCHOOL OF LOCK!は 『閃光クリニック2024 SP』

SCHOOL OF LOCK!

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聴取期限 2024年4月3日(水)PM 10:00 まで

今夜のSCHOOL OF LOCK!は 『閃光クリニック2024 SP』


SCHOOL OF LOCK!


『 新時間割 』

こもり校長「みんなの学校と同じように、SCHOOL OF LOCK!も4月から新学期を迎えます。来週4月1日月曜日から。今年はめちゃくちゃキリがいいね。
昨日、アイナ先生とのしばしのお別れがあったけれども、別れがあるということは新しい出会いもあるのがこの季節。来週からは授業時間の変更があったり、新たな講師をお迎えしていくので、さっそく4月からの新時間割を発表しようと思う!」

COCO教頭「すごくサクサク、テンポよく重要なことを言うよね(笑) 他の生徒のみんな、ここからより耳を澄ませて聴いてほしい」

こもり校長「まずは10時台のアーティストLOCKS!から!
毎日10時20分頃からの10分間は週ごとに違う講師が授業を届けてくれますが、ズバリ言っちゃいます!
10時台のアーティストLOCKS!に変更はありません!

COCO教頭「そうなんです(笑)」

こもり校長「ごめんなさい。耳を澄ましてとか教頭が言ってたのに肩透かしでごめんよ。
10時台のアーティストLOCKS!はこれまでと変わらず。
1週目、乃木坂46・井上和先生、2週目はSEVENTEEN・DINO先生、そして3週目はINI・眥預臾汗萓、4週目は景井ひな所長がそれぞれ授業を担当してくれます。
10時台のアーティストLOCKS!も、すごく個性豊かなLOCKS!が揃っております。韓国語を教えてくれる先生がいれば、片やトレンドにめっぽう詳しい先生もいるなどなど、ユニークな講師陣が揃っております。
アーティストLOCKS!のみなさん、改めて4月からもよろしくお願いします。こんな感じでどんどんいきます!」

COCO教頭「はい」

こもり校長「ここからは11時台のアーティストLOCKS!について。11時8分頃からの15分間は曜日ごとに担当の先生がいます。11時台のアーティストLOCKS!は、1組ずつ発表」

COCO教頭「まず毎週月曜日を担当してくれるのは…」

こもり校長「Mrs.GREEN APPLE先生

こもり校長「この春からもミセスLOCKS!は開講です。3人でのワチャワチャした授業、そして罰ゲームいつまで続くのか(笑) 引き続きよろしくお願いします」

COCO教頭「続いて火曜日を担当してくれるのは…」

こもり校長「Saucy Dog・石原慎也先生

こもり校長「“おっと! ここで?”と思った生徒も多いんじゃないでしょうか。これまで毎週水曜日だったSaucy LOCKS!がお引越しです。4月からは毎週火曜日に授業を届けてくれます。Saucyのファンの生徒は、来週から間違えないように。毎週水曜日と書いていたら火曜日に移しておいてね。普通の質問もこれからも石原先生によろしくお願いしますよ。答えてくださいね(笑)」

COCO教頭「でも、“あれ? 火曜日がSaucy石原先生ってことは、水曜日は誰なん?”って」

こもり校長「焦らすじゃん。もっとちょうだいよ!」

COCO教頭「“誰がするん?”って思ってるんじゃないかなと思います。もったいぶらずにここで発表します。水曜日を担当してくれるのは…」

こもり校長「宮世琉弥先生

こもり校長「今まで5週目がある月に2回、短期限定授業を担当してくれた、りゅびたん。4月からは水曜日に宮世LOCKS!を担当してくれます。しかも、生徒のみんなも気付いたように、“宮世琉弥先生”になりました。宮城から来たイケメン転校生から、宮城から来たイケメン先生に転身でございます」

COCO教頭「結局、イケメンはそのままです(笑)」

こもり校長「彼はイケメンです。勘弁してください。校長先生が嫉妬してますので、これからのイケメン度合いに、イケメンの振りまき具合には注意してください(笑)
それから先生になったということは、何の教科を担当するのか、初回の授業までのお楽しみです。初回は1週間後、4月3日水曜日です!」

COCO教頭「そして、毎週木曜日担当してくれるのは、もちろん…」

こもり校長「乃木坂46・賀喜遥香先生

こもり校長「かっきー! 職員情報によると、木曜日、乃木坂LOCKS!の前に、いつも俺が教室にちゃちゃを入れに行くじゃない。かっきーが、“校長って、なんで去年ぐらいからあんなにおかしくなっちゃったんですか?”ってちょっと心配してるらしい(笑)」

COCO教頭「かっきー、大丈夫だよ。怖がらないで」

こもり校長「昔々にいた2代目のとーやま校長先生という人がいて、あの人が昔やっていた、乃木坂だったり、いろいろなLOCKS!でワチャワチャするという伝統芸能を校長先生が去年から引き継いでしまったのだよ」

COCO教頭「継承してるってことだよね」

こもり校長「そう。ある種、私も本物の校長に近づいたということだから、あまり心配しないで(笑) 4月からのガジュマルの授業も楽しみにしております」

COCO教頭「そして、毎週金曜日の夜10時半頃から担当してくれるのは…」

こもり校長「SUPER BEAVER

こもり校長「新学期も変わらず、永遠の新入生SUPER BEAVERということでビーバーLOCKS!を担当です。近々来るみたいなことをおっしゃってました」

COCO教頭「その場で取り付けてね。あんなに大人が携帯を一斉に見るって景色ないよね(笑)」

こもり校長「俺、この間のライブ行ったんだけど、会った時に言われたもん。“近々行くから!”って」

COCO教頭「それ、柳さん?(笑)」

こもり校長「分かった?(笑)
ということで、こんな感じで新学期からの時間割を発表してきたんだけど、もう1つ生徒のみんなに発表があります」

COCO教頭「もしかしたら気づいてる生徒もいるかもしれないけど、唯一時間割の中で埋まってない枠あるよね」

こもり校長「そう。10時台、5週目のアーティストLOCKS!。数カ月に1度5週目がある月に、井上和先生や宮世琉弥先生など、いろいろな講師の方が期間限定での授業を届けてくれたこの時間。この春からは新しい講師をお迎えして授業を届けてもらうことになった」

COCO教頭「新しい講師」

こもり校長「そう。新しい講師です。じゃあ発表していこうか」

COCO教頭「5週目のアーティストLOCKS!を届けてくれるのは…」

こもり校長「新しい学校のリーダーズ先生!


♪ オトナブルー / 新しい学校のリーダーズ


こもり校長「今年1月にも生放送教室に来てくれたリーダーズパイセンが、なんと先生になってこの学校に帰ってきてくれます。担当する授業は、新しい学校のリーダーズLOCKS!ということで、今年は4月から5週目があります。初回の授業は4月29日、祝日昭和の日から。
一体何の講師になるのか、今から生徒のみんなはぜひ予測して楽しみにしていてほしい。そして、この新学期から生徒から先生になるという人が2組もいると。りゅびたんとリーダーズパイセンがまさかの先生になるということで、新しくレギュラー講師となった今年の新学期」

COCO教頭「新時間割は、我が校のX公式ホームページにもアップされているので、ぜひ確認してみてください!」

こもり校長「さぁ、4月からのSCHOOL OF LOCK!も改めてよろしく!」


こもり校長「さて、今夜のSCHOOL OF LOCK!は音楽の授業を行います!」

『閃光クリニック2024 SP』!!!

こもり校長「SCHOOL OF LOCK!は毎年夏に10代のアーティストだけが参加できる 音楽フェスを行なっています! それがマイナビ 閃光ライオット!」

COCO教頭「去年、9年ぶりに復活した音楽の甲子園とも言える夏フェス! 今年も8月7日水曜日に開催が決まっていて、出場エントリーも4月7日日曜まで受け付けています

こもり校長「そうなんです。エントリーが1週間延びました。
まだ悩んでるよって生徒とか、4月から新学期始まるよとか、新生活が始まって不安だよっていう生徒、1週間延びているから、もうちょっと考えたり、まだ仕上げきれていないって生徒は仕上げて応募だったり、仕上げきれてなくても、君の閃光を待ってます。
そして、閃光ライオットを我が校がサポートしてる理由は、10代のみんなに今しか放つことのできない閃光を見せつけてもらうため。だから、オーディションのために行なっているわけじゃないんです。ただ、エントリーしてくれる生徒の中には当然だけど、 プロのアーティストを目指している生徒もたくさんいる。“今組んでいるバンドでメジャーデビューしたい”“世界に羽ばたくボカロPになりたい”“色んな曲を表現できる歌い手になりたい”“レコード会社に入って、様々なアーティストをサポートしたい”とか、いろんな形での音楽の夢を描いて一歩を踏み出してくれてる。そんな音楽に向き合って、ひたむきに進む生徒たちに向けた特別授業が、この『閃光クリニック』

COCO教頭「以前は“未確認クリニック”として行っていたこの授業も、今年5年ぶりにカムバック。先週22日の金曜日に行われました」

こもり校長「今回、この授業のパートナーとなってくれたのは、音楽の著作権を管理するJASRAC。閃光ライオットや毎週水曜日の松田LOCKS!をサポートしてくださっていることでもお馴染みだね。
この講師を務めてくれたのは、我が校の元生徒でもある、シンガーソングライター・音楽プロデューサーのsyudou先生。Ado先生へ提供した楽曲『うっせぇわ』でも知られるアーティスト。
で、10代のアーティストを目の前に全てをさらけ出す勢いの授業を届けてくれたって噂を聞いたんだけど、教頭はこの授業に参加してくれたと」

COCO教頭「そうなんですよ。syudou先生も打ち合わせの段階からめちゃくちゃ提案を自分から持ってきてくれて。職員とも言ってたんだけど、もう超大盤振る舞いの授業。これを聴いた生徒はきっと音楽への向き合い方そのものが変わると思う。それぐらい素晴らしい授業だった」

こもり校長「ネタバレない程度に…」

COCO教頭「いや、今ネタバレない程度に頑張ってまとめたんだよな(笑)」

こもり校長「ごめん(笑)」

COCO教頭「全然(笑) まだ言えないことがいっぱいある」

こもり校長「ちょっとだけ! 雰囲気とか」

COCO教頭「雰囲気は“そんな今まで出したことないの、出しちゃっていいんですか?”とか、これは社会人にも通ずるところがめっちゃある」

こもり校長「なるほどね。音楽という切り口なんだけども、社会で生きていくにも通ずる、みたいな?」

COCO教頭「めちゃめちゃ通ずる」

こもり校長「なるほどねです。今日は、そんな閃光クリニックの模様を時間の限りお届けしていきます。音楽に興味のない生徒でも、今後何かの表現してみたいと少しでも思っているのであれば、参考になることは間違いなくあると思うから、是非今日の授業から何かを感じ取ってほしい!」

新時間割
宮世琉弥先生が水曜日のLOCKSを担当されるんですね!!5週目がある月は毎回楽しみに聴いていたので、来週から毎週聴けるのが嬉しいです!!
めんたいこもち
女性/18歳/兵庫県
2024-03-27 22:15


こもり校長「りゅびたんが、ついに先生になってやってまいりました。めんたいこもち、あんまりイケメンだからって、目をハートにし過ぎるのもいかがなものかと思うぞ!」

"新しい"講師!
新しい学校のリーダーズ先生!!やったぁ!めっっちゃ楽しみです‼︎‼︎‼︎
辛ぇパン
女性/17歳/広島県
2024-03-27 22:08


COCO教頭「分かってる、私も。みんな…ダメか(笑)」

こもり校長「音に合わせて行こうと思ったけど、思ったよりイントロが長くて上手くハマらなかったのね(笑) でも、教頭就任1年目にしていいチャレンジ。音に合わせてるって難しいのよ(笑)」


こもり校長「さて、今夜のSCHOOL OF LOCK!は、シンガーソングライター・音楽プロデューサーのsyudou先生による音楽の授業。
『閃光クリニック2024 SP』!!!

こもり校長「先週22日金曜日にsyudou先生が10代の生徒に向けて行ってくれた授業の様子を時間の限り届けていきます。
当日のこの教室の様子はどんな感じだったの?」

COCO教頭「授業は生放送教室のある東京半蔵門でやったんだけど、集まったのは大体30人ぐらいかな。もちろん、去年の閃光ライオットに出てくれたファイナリストたちの顔ぶれもあったし」

こもり校長「それも熱いね。繋がっている感じがあって」

COCO教頭「そう。“来てくれてる!”って思って。で、その他にも、とにかく音楽に熱い生徒が勢ぞろいしていて、Q&Aの時とかどんどん質問が出てきたし、みんな“これをで聞いて帰りたい”って質問を持って来てくれてて。関東近郊以外にも、わざわざ大阪、滋賀、宮城、高知など遠くから参加してくれた生徒もいて、本気度とどことない緊張感が授業中は教室を包み込んでました」

こもり校長「いいよね。普段混ざることのない生徒達が集まることによっての異様な緊張感もあるじゃない。普段はラジオを通して一緒に授業している生徒だけど、いざみんなで一堂にに会して集まってみると、“あ〜、みんないっぱい来てる〜”みたいな。その中で授業を受けるのも新鮮ですごく良かったんじゃないかな」

COCO教頭「めっちゃ良くて。そんな中で授業がスタートしたんだけど、正直、最初は生徒のみんなも初めましての人たちもいるわけじゃない。知らない子達がいる中で、まずみんなに今日は仲良くなって帰ってくださいって私の方から言わせてもらって。で、打ち解けたところで…」

こもり校長「あ、それ言ったの私(教頭)なんだ(笑)」

COCO教頭「そう。私なんだ〜」

こもり校長「俺は“やっぱsyudou先生すごいな”と思ったら教頭だった(笑)」

COCO教頭「ちゃんと前座させていただきまして。そんな生徒達の緊張をほぐしつつ、この間の生放送授業でも少し話していたように、社会人を元々経験されているので、そういうところを通して感じた、アーティストにとって大切なことを話してくれました」





SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!


COCO教頭「早速、今日のゲストの講師、お呼びしましょう。syudou先生! お久しぶりです」

syudou先生「お久しぶりです。まず最初にお伝えしたいんですけど、皆さん、ミュージシャンを志す人間としてもう既に100点以上のことをしていて。というのは、時間通りにこの場所に来てるってことが、実はミュージシャン的にはめちゃめちゃすごいことで(笑)。なので皆さんもう既に素質があるので、今日はちょっともうラフに聴いていただけたらなと思いますので、よろしくお願いします」

SCHOOL OF LOCK!


COCO教頭「素質たっぷりのみんなってことですね」

syudou先生「本当にないですね。これ悪口じゃなくて、なかなか揃わないので。だから、今日みんなスゲーと思って」

COCO教頭「オンタイムは素晴らしいですね」

syudou先生「これを一生続けてほしいです。僕も心がけているので」

COCO教頭「今回、syudou先生がみんなに伝えたいテーマ。考えてきてくださったんですよね?」

syudou先生「はい」

COCO教頭「こちらでございます。
今の時代、音楽を仕事にする上で大事なこと。
グラデーションでキャリアを作る”
そして、“キャリアの中の防御力”
ということで、パワーワードが並んでますが」

syudou先生「そうですね。“グラデーションでキャリア”と“防御力”と全然違うワードに見えるんですけれども、今回、僕が一番お話ししたいことは、僕はすごい音楽の才能が元々あったわけでもないし、あと、努力はそれなりにしたつもりではあるんですけど、血のにじむような努力をした人間でも、正直なくて。そんな人間が皆さんに対して話せることって何かなと思った時に…僕は大学まで普通に行きまして、本当に分かりやすいところで就活しまして。で、社会人になって、そこからミュージシャンになったということで、いわゆるフリーター的な時期があったとか、親に心配をかけたみたいな時期は、自分で言うのも何ですけど、最小限に抑えられたと思っているんです。
そういった感じで、地続きでミュージシャンになっていく為のグラデーションでキャリアを作るということ。そして、その為に必要なのが何か、ガンガン音楽で活動を激しくする。いい曲を作るというだけではなく」

COCO教頭「攻めるだけではなく?」

syudou先生「はい。攻めだけではなく、防御力。ちょっとまた流れで話していけたらいいんですけれども、そういう要素が大切だなと思って、この2つをお話しできたらなと思っております」

COCO教頭「syudou先生、私も去年、生放送教室に来てくださった時の放送後記を見ながら思っていたんですけど、音楽活動をされていた中で、ご両親が一度も反対することなかったって?」

syudou先生「そうですね。反対する隙を与えなかったのかもしれないですけど、気付いたら音楽やってた、みたいな」

COCO教頭「ご家族も“音楽好きな一家”みたいな話もされてましたよね?」

syudou先生「そうですね。家族が元々、両親とも音楽を聴いていて、そういう環境で育ったので、自然と音楽を聴いて楽しいなと思って作るようになったので、元々理解はあったんです。
ただやっぱり、僕は性格でいうと弱腰の人間と言いますか、陰キャ陽キャとかの話じゃなくて、リスクを恐れて人がやったことしかやりたくないので、そういうすごく弱腰なところがあって。それはミュージシャンとしてどうなんだとは思いつつも…やっぱりミュージシャンになりたいと学生の頃から思っていたんですけれども、一番心配だったのが親とか世間体ですので、そこがすごく気になって」

COCO教頭「うん」

syudou先生「例えば親に反対されたのを押し切って…とかも、それはそれで素晴らしいと思うんですけど、僕は極力どこからも悪い顔をされずに音楽を仕事にしたいなと思っていて。その結果見つけたのが、ボーカロイドという音楽ジャンルでして。インターネットを軸にネットで音楽を楽曲を発信するということが、プロ・アマ問わずできる。本人が学生なのかプロなのか、そんなことは全部フラットになって勝負できる場だったので、これはもしかしたらそれができるんじゃないのかな、と思って、ボーカロイドという音楽に惹かれたのはありましたね」

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COCO教頭「学生をやりながら音楽を作られていたとか、就職してからも仕事をしながら音楽を続けていたという話を生放送教室の時にもしてくださったと思うんですけど、今日来てくれている生徒のみんなも、もしかしたら、音楽をやるとなったらもうそれしかやっちゃいけない、それぐらい打ち込んで攻めの姿勢だけで行かなきゃいけないんじゃないか、とか思う生徒もいると思うんですけど、先ほど“グラデーションを付けながらやっていく”というお話がありましたけど、私も結構そっち派なんですよ。例えば、CAしながらも他のことやったりとか、今ラジオのパーソナリティーをやりながらもYouTubeとかお笑いもやりつつ、言い方は悪いですけど、“食いっぱぐれないように”みたいな」

syudou先生「そうですよね。どこか1つが潰れても他が残る、みたいな」

COCO教頭「そう。それは私も結構意識はしてるんです。とはいえ、やっぱりガツガツ行かなきゃいけない時期、今が頑張り時だなと思う生徒もいると思うんですけど、その辺の葛藤は全然なかったんですか?」

syudou先生「葛藤はすごくありましたね。自分自身、大学時代に、いわゆるボーカロイドの曲をやりつつ、バンドを組んでみたり、デモテープを作っていろんなところに送ってみたりもしたんです。でも、正直言ってどれもうまくいかなくて。2018年に就職となったタイミングで、“やっぱり音楽を仕事にするのは厳しいのかな”と。ただ、ボーカロイドのように、ネットで音楽を作って出して…ということは趣味でも続けられるから楽しく続けようかなと思った矢先に、『邪魔』という、最初に多くの方に聴いていただいた曲ができて。
…となっていったので、“ハッキリさせなくていいよ”って、すごく思いますね。特に、ちょっと踏み込んだ話ですけど、キャリア教育なんて言葉が叫ばれるようになってから、小中学校の頃から“夢は何だ”と聞かれて、逆算させてキャリアを選ぶなんて、そんなの無理だと僕は思っているので」

COCO教頭「その通りにいかないことの方が多いですもんね」

syudou先生「いかないですからね。だから、すごく弱腰の話に聞こえるんですけど、逆に現実的な話をめちゃめちゃしていまして。せっかくお話させていただくので、ふんわりと夢だけ与えてありがとうございましたって言うのも申し訳ないので…。本当に自分の人生なので、どう転んでも自分でケツが拭けるような生き方をしたいなと思って、“グラデーションでキャリア”というのが1つですね」

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♪ 邪魔(ボカロver.) / syudou


syudou先生「“防御力”というのは、今言った話にも繋がるんですけども、一番は、“作り続けることがある意味攻めであり、防御である”というか。例えば、音楽を仕事にするんだと言って、就職をせずに、自分に向いていないのに、バイトだけの生活を選んでしまった場合、どうしてもフリーターは大変ですから。全然楽ではないですし、それは就職しても楽ではないんですけど、ただ自分に合っていない道をチョイスしてしまった場合、どうしても音楽に割く時間、根本の部分が削られてしまって、一番いいパフォーマンスができないのであれば、それこそ就職して、毎日7.75時間働いて帰ってきて家で作業する。それが一番音楽と正しく向き合えるのであれば、それを選ぶ勇気は必要かもしれないです。その選択を周りに流されず自分でするということがすごく大切だと思っていまして。
本当にどっちでもいいんです。皆さんは今、ミュージシャン志望とおっしゃっているかもしれないですけど、曲を作ったり演奏してる時点でもう全然ミュージシャンなので、そこは1個あるので、それを仕事にしたいとなったら、また踏み込んでいく話だと思うんですけど、胸を張っていいんじゃないかなと思いますね」

COCO教頭「既にこの時点でってことですよね」

syudou先生「既に時間通り来てますし。ミュージシャンの中でも何なら上位ですよ」

COCO教頭「(笑) ミュージシャンの中でもトップに位置付いている?」

syudou先生「はい」

COCO教頭「素晴らしいスタートですね。では、これを踏まえつつ、次のテーマ行きたいと思います。
今の時代、音楽を仕事にする上で大事なこと。

syudou先生「音楽を仕事にするのが、これは音楽でお金を稼ぐというニュアンスだけではなくて、結局“音楽を仕事として社会に関わる”ということだと思うんですね。だから、自分個人で作って発信している分には、どんなスタイルだとしても勝手にやればいいと思うんですけれども、やっぱり音楽を仕事にするとなった時は、本当に基礎的な、今日もそうですけど遅刻しないとか、挨拶をちゃんとする、という。就職なんて大きい話ではなくても、バイトとか、学校、部活とかでも求められることだと思うんですけれども。そういう、他者と人間関係をしっかり築くことができるというのは最低限必要なのかなと思っていますね。すごく普通のことなんですけど。ただ、やっぱりミュージシャンやアーティストって、そうじゃない人の魅力もどうしてもあると思うんですよ」

COCO教頭「分かります。できないみたいなところも格好いい、というところもあるし、あと、ちょっと遅れてきても、“すごい、何か自分の軸を持ってる”みたいな」

syudou先生「そう。“でも、ステージに上がるとすごい”みたいなところに憧れるのも分かるんですけど。例えば個人だったら表ではそうして裏ではちゃんとするとかですし、バンドとかチームでしたら、そういうミュージシャンムーブをする人とちゃんとする人でチームが組めていたら、トータルでバランスが取れていたら素晴らしいと思うんですけど。決して、このスキルがミュージシャンだからいらないというわけではないので、基礎的なところです。“ミュージシャンだから〇〇”みたいなことは一切しない方がいいというか」

COCO教頭「治外法権ではないですよってことですよね」

syudou先生「そうですね。それはあります」

COCO教頭「今、syudou先生がおっしゃってくれたことって、どこにでも通ずることだから、周りがちょっとイキって“挨拶しねぇ”みたいな時期もあるかもしれないですけど、それだけは忘れないでほしいですよね」

syudou先生「そうですね。挨拶するしないだったら、した方が確実にいいってことですね」

COCO教頭「間違いない。その他に、仕事上のコミュニケーションで何か特に気をつけていらっしゃることってありますか?」

syudou先生「気をつけることはたくさんあるんですけど、特に曲を作っている方がいたらその方に言いたいんですけど、“自分が作りました。スタッフの方に聴かせます。なかなか曲のことを分かってくれない”みたいに思うジレンマがあると思うんですが、これはちゃんと伝える努力をしているのかどうかというところがあると思うので。
では、そういう時にどうしたらいいか。伝えるための努力はしているか、ということは今一度自分に問いかけてほしいですね」

COCO教頭「あちら側に全て委ねるんじゃなくて、こちらが本当に相手が理解できるまでの落とし込みをできていたかどうか、みたいなことも大切になってくるということですね?」

syudou先生「そうですね。これはファンというか、リスナー、お客様との接し方もそうで、“何で分かってくれないんだ”というよりは、“分かってくれるように一生懸命努力をしたのか”というところは、今一度振り返って欲しいですね」

COCO教頭「ちょっと、その辺は後ほど詳しく」

syudou先生「これ、いいのを用意してきたんです」

COCO教頭「これマジですごいから」

syudou先生「ちょっとテンション上がってきたんで脱ぎます(笑)」

SCHOOL OF LOCK!






こもり校長「まだ15分弱だけど、マジ講義だね」

COCO教頭「すごいでしょ」

こもり校長「リアルなキャリアの形成について、ここまでプロのミュージシャンが語ってくれる機会ってないじゃない。自分が音楽と向き合いやすい環境を見定めるために就職して。自分の人生どう転んでも自分でケツを拭けるようにするってところは、俺は考えたことがないかな。だって、就職したことないし、10代の頃から、ありがたいことにもうこの世界にいさせてもらってるとところがある中で、どう転んでも自分でケツを拭けるようにするって、もしかしたら社会人の方でもこう考えることがない人もいると思うのよ。だから、今やっている仕事をいきなりほっぽり出しても、まだ自分の人生の形成を立てていけるように考えるタイミングって、なかなか俺は来ないと思うから」

COCO教頭「そうね」

こもり校長「そう考えると、意外と大人でもそういうことを考える機会って巡り合わない方が多いのかなと思う中、今こうやって10代の生徒がsyudou先生からその話を聞いて、“いろいろな選択の分岐点の中に今自分はいるんだな”と気付くだけでもすごく大きな一言だったなと思う。
“仕事=社会と関わる”ということで言うと、自分も社会の歯車の中に入っているのかなとか、すごく感じることはいっぱいあるし。聞いていて、俺はこの閃光クリニックの講義には参加できていないからこそ、直接この話を聞きたかったなって、すごく思うね。
実際に、社会人としても経験のあるCOCOさんはどうでした?」

COCO教頭「私は結構共通点があって。それこそ私も言っていたけど、YouTubeとかいろんなところをやりながら食いっぱぐれないようにって意識はしていたし、だからと言って必ずずっと安定というものではないけれども、必ずしも音楽だけ0か100でやらなきゃいけないというわけでもないんだなって、来てくれてた生徒にもいろんな選択肢をsyudou先生が与えてくれたんじゃないかなと思った」

こもり校長「やっぱりちゃんと自分が歩んできた道を知るのは大事なんだなって思った。こんなにキャリアをグラデーションして伝えられるってすごいことだなと思うというか。やっぱり何となく歩いてきちゃうことってあるから、その中で振り返ったら、“あれ? 自分ってどうやってここまできたんだっけな?”みたいな…俺は結構そっち派だからさ。なんとなく生きてきちゃって、なんとなく運とタイミングだけで来ちゃったから」

COCO教頭「それもすごいけどね」

こもり校長「だから、syudou先生の言葉を聞いてハッとするというか。今の自分の防御力って何なんだろうなとか、仕事をする上で大事なことって何なんだろうなとか、今になるまでに自分の中であった葛藤って何だろうなとか、すごく振り返れるから、10代の生徒にもちろん聞いてもらいたいし、今音楽に熱がある生徒にも聞いてもらいたい。今これを聞いてくれている大人生徒のみんな、もしかしたら今働きながら聴いてくれているとか、家族、お父さん、お母さんも聞いてくれているだろうし、もしかしたら夜勤で働いてくれている大人生徒もいると思うけれども、そういう大人生徒のみんなも一緒に何かを考えられる授業で、すごく熱い閃光クリニックだったなと思いますね。
最後の方に“曲をスタッフに伝える努力が必要”と言っていて、このことは後で話すみたいなことも言っていたけれども?」


♪ インザバックルーム / syudou


COCO教頭「syudou先生は曲の魅力を正しく人に伝えるために、実は陰でこんなこともやってたんです」





COCO教頭「ここから後半なんですけれども、今日は来てくれたみんなのためだけに。これはマジですごいからね。みんなのためだけにsyudou先生が普段、世に出していないし、出るはずがないくらいのすごい資料を持ってきてくださったということなんですけれども」

syudou先生「はい。先ほど、ちらっと“この後の話につながるよ”なんて言ったんですけど、ここからお話ししたいのが、音楽活動や創作をしていてそれを仕事にしたいのであれば、やっぱりスタッフの方にその楽曲や作品がどういったものなのかを伝える必要があると思うんですね。これはすごく当たり前の話で、例えば冷蔵庫を作っている会社があるとします。僕が冷蔵庫を作る工場の人だとします。で、冷蔵庫を営業の人に渡します。営業が売ってくださるので、いろんなお客さんに繋げてくださると。で、“お願いします”という時に、この冷蔵庫がどんな製品か分からずに俺が作って渡して“売ってきてください”って言っても、“冷蔵庫です”しか言えないじゃないですか」

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COCO教頭「(営業の人役)“冷蔵庫を買ってください。めっちゃいい冷蔵庫出来たっぽいです。お願いします”」

syudou先生「“どんな冷蔵庫ですか?”って聞かれても?」

COCO教頭「とりあえず大容量です」

syudou先生「ってことしかできないので。だから、同じプロダクト、製品を売るにはそれを共有しておく必要がある。そのために、僕が一番効率がいいなと思ったのが、楽曲ごとに資料を作るってことなんすね。僕は自分1人で作っていた時はあれなんですけども、スタッフの方とやるとなった時から、1曲1曲一応楽曲の解説資料を作っておりまして、今回そちらを持ってきましたので、皆さんとちょっと共有できたらなと思います」

COCO教頭「これは門外不出やからね。すごい資料よ」

syudou先生「全然、皆さん真似してください」

<資料を見せる>

COCO教頭「あれ? 思いきり弊社の先輩!」

syudou先生「あ、そうですね。吉本さんの。僕は以前、『爆笑』という曲を作らせていただきまして。その時の資料を今回代表して引っ張らせていただきまして。これ、ちゃんと日付も入ってるんです。2021年3月17日、制作者syudouって自分で書いてるんですけど。で、これがどういった内容かというと、最初は表紙。でも、表紙も重要です。表紙しか見ない人もいるんで」

COCO教頭「ジャケットみたいなことですもんね」

syudou先生「そうですね。“ぶっちゃけ何なの?”って言ったら“マジラブ(マジカルラブリー)さんの曲です”ということが伝えわるように、ネットから拾ってきた画像。果たしていいのか悪いのか。その辺はちょっとアレですけど(笑)
で、歌詞の内容があって、歌詞をパートに割ってブロック分けしています。これは後で歌詞を部分部分で解説するためにやっているんですけど。
まず頭に、楽曲の持つ意味。どういった内容かをざっくり言うと、まず、楽曲の持つ意味と、サウンド面。で、歌詞のブロックごとの解説。最後に一応、これはミュージックビデオをイラストベースでいただいたりするんですけど、その作家さんに渡す時にどういった映像にしたいかというイメージみたいなものを最後にまとめていまして。これをスタッフの方に共有するということを、僕は全曲やってますね」

COCO教頭「全曲?」

syudou先生「基本全曲ですね。これをなぜやろうと思ったかというと、さっきの話に戻るんですけど。僕は曲を作りました。それで、“すごい意味を込めて作ったぜ”って言ってマネージャーさんに渡しても、“いい曲じゃん!”ぐらいしか出てこなくて、“オイオイ”みたいな。でも、それまでに上げていた曲って、例えばネットだとYouTubeのコメントとかにすごい考察をしてくださる方がいて、それをマネージャーさんは読んでいるので、その曲の理解は深いんですよね。でも、それは出してからじゃ遅いので、出す前に伝えるにはどうしたらいいかと考えた時に、自分で手の内を明かすと言いますか、全部言葉で書く。これは結構恥ずかしいところもいっぱいありまして」

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COCO教頭「だって、自分の、“こういう気持ちでこういう感じで作りました”というのを全部さらけ出す作業でもありますもんね」

syudou先生「はい。やっぱり何もなく出てきたよっていうのが天才的でいいんですけど、全然そんなことなくて、いろいろなものに影響されてできていますよ、というところがあって。
ざっくり内容を見ると、“楽曲の持つ意味”というところでは、一番の軸がマヂカルラブリーさんですね。この前の年2020年にM-1で優勝して、すごくカッコよかったんですけど、同時にいろいろ議論を巻き起こしまして。しゃべり芸じゃないじゃないかみたいな、漫才なのか、みたいなことを言われつつも、でも、それはやっぱりその後のムーブというか、結果で、マヂラブさんは面白いに変えていきまして、その姿勢が、僕はお笑い好きなので、カッコいいなと思っていて。で、そのマヂラブさんの様子を見ていて、僕も当時『うっせぇわ』というAdoさんの曲を書かせていただいて、提供曲にも関わらず、良くも悪くもめちゃくちゃ意見が来たんです」

COCO教頭「うん」

syudou先生「“うわ。しんど”って結構なったりもしたんですけども。そこでマジラブさんを見て、“いや。でもこれで病んでるんじゃなく、ミュージシャンだからちゃんと曲で返すのがカッコいいよな”ということで、マヂラブさんからとてもいいバイブスをいただいて、それで作ったのが『爆笑』という曲なんです。だから、笑いにかけて『爆笑』と言うところがあって。ただ、ちゃんと面白いんですけど、“落ちサビのワルツ感、クソキモ感、初期のボカロっぽい大げさ、それに合わせた大げさな歌唱”って…」

COCO教頭「言葉は本当にそのまま思ったから書いている感じですね?」

syudou先生「そうです。だから、これを人が見ると思って真面目に書くと疲れちゃうので、もう本当にメモメモで、長めのTwitterみたいに気持ちバーっと書くのがオススメでして」

COCO教頭「だし、この感じの方が入ってきます。熱量とか、このクソキモ感を聴いてくださいよって方が、親近感を持ってこの資料を見ることができるなと思います」

syudou先生「そうですね。言葉をあまり選ばずに、正直に書くのがポイントで。
…ということをやって、歌詞に関しては本当に1ブロック1ブロック解説してますね。こうやって細かくブロックごとに分けて。サウンド面も、“イントロがM-1の動向を意識させて”みたいなのとかもありまして。それを踏まえて、最後のイラストのイメージにつなげるという感じのを作ってますね」

COCO教頭「すごいわ」


♪ 爆笑 / syudou


COCO教頭「これ今まで、スタッフさん以外に見せたことはあります?」

syudou先生「こういうのを作っていますって話はしてるんですけど、実際こうやってお見せしてるのは初めてなので、参考にしていただけたらと思っていますね」

COCO教頭「これ、1曲大体4ページぐらいにまとめている感じなんですか?」

syudou先生「そうですね。4〜6ページくらいですか。長くても6ページとかにまとめてますね」

COCO教頭「めちゃめちゃ見やすいんですけど、結構文字も量を書かれているじゃないですか。1枚目から最後のページまで大体どれぐらいの時間で制作できるんですか?」

syudou先生「でも、意外と1〜2時間とかでパーっと」

COCO教頭「この量をですか?」

syudou先生「やっぱり言いたいことが溢れてるんで。しかもこれを書いておくと、あるあるかもですけど、作った時の気持ちを忘れちゃうという現象があるんですけど、これを見返すと思い出せるので」

COCO教頭「初心に戻れるみたいな」

syudou先生「はい。自分で、“これ何の曲だっけ?”ってなることがあるんですけど、これを見ると思い出せるということがありますね。これはぜひ皆さんも、量とかは本当にお任せなんですけど、すごくオススメですね」

COCO教頭「これを実際やってみて、マネージャーさんだったりとか、一緒にお仕事をされている方から何か反響とかあったんですか?」

syudou先生「そうですね。他の、こういうのがない方に比べて、やっぱり分かりやすいなと言っていただけますし、こちらからも話やすいというか。“あの曲、こういう意味があったじゃないですか”みたいなことも当然知っててくれるよねって気持ちで進められるので、やっぱり情報伝達が早いというのはありますね。これはとても大切ですし、オススメです。手書きのメモでも、スママホのメモでも何でもいいと思うんですけど、形にして伝えるのが大切だと思います」

SCHOOL OF LOCK!






こもり校長「1曲1曲ご自身で解説資料を作ってるってすごいね」

COCO教頭「やばいでしょ」

こもり校長「しかも、この“自由に使ってください”っていいね」

COCO教頭「やさしくない?」

こもり校長「見たいけどね」

COCO教頭「これ、話だけ聴いていると、結構文字が多そうに聞こえるんだけど、すごく見やすくセクション分けもしてくれてるし、アイコンとかも使ってくれてるから、4枚ぐらいの資料にまとめてくれてるんだけど、4枚全部文字だけで来たらキツいなって思う必要がないというか。すごく読みやすい。読み進めていて見るのが全然しんどくないっていう、見る側の気持ちもちゃんと考えて作ってくれてる資料。すごくいい」

こもり校長「なるほどね。だから、音楽をやるという仕事の中では、確かに表現するという意味では自由にやるってことはいいかもしれないけど、それを真っ先に届けてくれるのって、やっぱりスタッフさんじゃない。身近な人が発信して仕事してくれて…ということがあるから、そういった人に伝えることの丁寧さは大事なんだなって思うね。
いやぁ、いいね。ちょっと資料の魅力が伝わってきてるから見たいなぁ」

COCO教頭「ぜひ見ていただきたいけど、あの授業だけのオリジナルだったので。そして、次は“キャリアの作り方と曲の魅力を伝えるコツ”。こちらは大きく2つのテーマでお話をしてくれたsyudou先生。授業の後半には生徒からの質問にも答えてくれました」





COCO教頭「今、お話を聞いてきましたけど、この時点でぜひsyudou先生には聞きたい、みたいな生徒は?」


SCHOOL OF LOCK!


三四少女(サンスーガール)たみ「さっき資料をまとめた段階では、音像だったり、歌詞だったり、結構はっきりした段階で作ったと思うんですけど、その資料の面で、歌詞だったりサウンドに対して、両方ともある程度しっかりとした解像度で書き込まれていたと思うんですけど、作り始めの時って歌詞が先か音像だったりサウンドメイクだったり構成がある程度脳内でできてるかどっちなのかなっていうことと、今syudouさんが取られてる方法、もし詞先だったら詞先で、曲先だったら曲先で、そのメリットをお伺いしたいです」

syudou先生「分かりました。順番にお答えすると、一番よくやっている作り方は、曲を作って、そこに歌詞を乗せるって意味では曲が先ですね。楽器とかも基本、ベースとかドラムの下のものから積み重ねて、最初にサビを作ったりしますね。バッとワンコーラス作って、いいか悪いか判断して。良さげならフルコーラスにして歌詞を入れる、みたいな感じなんですけども、でもやっぱり一番いいのは、歌詞とかメロディーが両方つるっと出てくる時みたいなのがたまにあって、それは大体、やっぱりいい感じだなというか。Adoさんの『うっせぇわ』とかも、サビ頭がいきなりパーンとできて。で、同時に出たものは基本それを生かそうと思っているので、それで固定していこうかなと思ってますね。
曲を作る資料に関しては、資料で書くとカッコつけて作ってみたくなるわけなんですけど、基本僕はあれは後付けなので、もう本当はバーっと作ってます。本当にバーっと作って、よーしできたって。で、要所要所をメモしたりしたのを最後にまとめて、さも“笑いを届けるために俺は全部逆算して作ったんだぜ”に見えるんですけど、もちろん思いながら作ってはいるんですけど、でももしかしたら途中で全然違うことに転がっちゃうことも全然あると思うので、全部コンセプトを決めてから逆算するというよりは、最初は“気持ち”みたいな。でも逆に、最初が気持ちじゃないとつまらないものになる気もするので。そんな感じでやらせていただいてますね」

三四少女たみ「ありがとうございます」


SCHOOL OF LOCK!


COCO教頭「他は?」

DONGMIN「私も将来プロを目指して、今楽曲制作とかも頑張ってるんですけど、私はいつも人の心をグッとつかめるようなアーティストはどんなアーティストなんだろうってことを結構考えていて。それはパフォーマンスがヤバいアーティストかもしれないし、もしくは曲がいいとか、またビジュアル面で顔が格好いいとかたくさんあると思うんですけど、syudou先生が考える、人の心をグッとつかめるようなアーティストはどんなアーティストだと思うか伺いたいです」

COCO教頭「去年、ライオットにエントリーしてくれて、ありがとうございます」

syudou先生「そうなんですね。僕はまず閃光に落ちてますからね。皆さんの方が優秀っていうのが」

COCO教頭「ビックリした〜」

syudou先生「その話をし忘れてましたけど。ただ、DONGMINさんがおっしゃったプロってすごく難しい言葉で、僕も学生からずっとパソコンをカタカタやってそのグラデーションで今に来ているので、どこからプロなのかは分からなくて。それは各々の線引きでいいと思うんです。人を感動させたらプロだとか、それで飯が食えるようになったらプロだとか、いろいろあると思うんです。その中で、おっしゃっていた“人を感動させる”というのも1個のプロの要素なのかなとは思っていて。で、そこに求められるものって何だろう、優れたミュージシャンって何だろうって思った時に、僕が1つ思っているのは、聴いたり見たりした時に、“自分も人ごとじゃない。何かしなきゃ”って気持ちにさせてくれるのが優れたミュージシャンなのかなと思っていまして。
例えば、僕は最初、姉から教わったBUMP OF CHIKENとかASIAN KUNG-FU GENERATIONというバンドから音楽に入っていったんですけど、やっぱりその人たちの曲って、ただ“いいな”というだけじゃなくて、“自分も弾いてみたい”って思ったり、“格好いい、こういう風になってみたい”って思わせてくれるものだった。それは、内容をちょっと超えた、より優れたものであるといいますか。今もいろんな人の曲を聴いて、“あ、この人のこのリフかっけぇ!”とか、“このビートいい。参考にしたい”って思わせてくれる。それが、売れてる売れてない、人気か人気じゃないかということはもう全然関係なく、自分に影響を与えてくれるものは、やっぱり優れたものなのかなと思います」

DONGMIN「ありがとうございます」


SCHOOL OF LOCK!



♪ リライト / ASIAN KUNG-FU GENERATION





こもり校長「去年の閃光ライオットのファイナリスト、三四少女たみと3次ライブ審査まで進んだDONGMINの声が消えたのは、ちょっと個人的には胸熱です」

COCO教頭「懐かしいよね(笑)」

こもり校長「でも、リアルな質問ですごかったね。“プロとは?”みたいな。そこの線引きは自分で決めてくださいって格好いいなって思ったな。結局、音楽とか表現するって、評価される世界じゃない。その中で正解がないというか。売れればプロなのかと言われると、ほとんどアマチュアになっちゃう。でも、自分が決めた線の中でプロだと思えるんだったら、それを信じてやっていきましょうという感じとか、それがすごいなと思うし、その角度もあるよなって、ある種のニュアンスを形にしてくれた質問だったから、本当にsyudou先生が今みんなに必死で届けようとしてくれているんだなってすごく伝わってきた」

COCO教頭「そうだね。いろんなことを経験したsyudou先生だからこそ言えることもあったもんね。
これにてsyudou先生による閃光クリニック全授業が終了。つもの生放送教室と同じく、この日はsyudou先生が黒板にメッセージを書いて授業を締めくくってくれました」



今日の黒板


SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!


『聴』

syudou先生「僕、以前に生放送教室を出させていただいた時に、“恥”という字を書いたんですね。自分の『恥さらし』という曲があって、“心に耳を当てると恥ずかしいけど、それくらいの本音を出そうぜ”と当時思ったんですけど、それにちょっとプラスしまして、“聴”ということにしたんですけど、これは、音楽との向き合い方、曲を作られたりプロを目指している方でしたら、ただ“聞く”だけじゃなくて、“聴く”を意識してほしいと。
なぜかというと、“耳”にプラスして、“目”と”心”で“聴く”んじゃないの?っていう、まるで結婚式の披露宴のありがたい言葉みたいな話なんですけど。でも、これは本当に誰か先輩がおっしゃっていたんです。確かお酒の席で、先輩が、“いいか。こういうのを大切にしろよ”って言っていて、“ああ、そうか”って。でも同時に、“いや、これ目か? 横になってるじゃねえか”みたいなことを思ったんですけど、その場では指摘せずに今日まで至ってるんですけど(笑) でも、本当に重要だと思っていて。耳だけじゃないですよと。特にパフォーマンスをなさる方は、視覚的なもの、何より心が一番土台にないといけないのかなという、すごく初心な話なんですけど、それをどうか今日は思って帰っていただけたらと思います」


♪ 共闘 feat. RYOKI from BE:FIRST / syudou


こもり校長「SCHOOL OF LOCK!そろそろ下校の時間です! 正直、閃光クリニックを生徒のみんなで一緒に聴けると俺は思っていなかったから、この授業を一緒に聴けて、すごく大切な授業だったなと思うから、この閃光クリニックはどんどん続けていきたいなという想いがすごくある」

COCO教頭「ね。いろんな講師を招いてやっていきたいよね」

こもり校長「そして、今流れているsyudou先生の『共闘 feat. RYOKI from BE:FIRST』。実は、今日の授業を記念したプレゼントということで、この曲をSCHOOL OF LOCK!に置いていってくれたそうで、なんと初オンエアだって!」

COCO教頭「ありがとうございます!」

こもり校長「ありがてぇ!」

COCO教頭「授業までしていただいたのに、お土産まで!」

こもり校長「しかも、最後にこんな風に上げて終わってくれるっていうのは」

COCO教頭「人柄出てるよね」

こもり校長「きっとこの曲の解説資料とかもあるんだろうなとか思うと、気になるよね(笑)」

COCO教頭「絶対ある(笑)」

こもり校長「今度はぜひ資料をお持ちの上で生放送教室に遊びに来てくれたら嬉しいです。
さぁ、閃光クリニックは今後も定期的に開催していく予定です。今日の授業を聴いて気になった君もぜひ次の機会に参加してみてほしい。
SCHOOL OF LOCK!は明日10時に再び開校!」

COCO教頭「起立! 礼!」

こもり校長・COCO教頭「また明日〜〜〜〜〜〜!!!!」


♪ アタシ / syudou


SCHOOL OF LOCK!



こもり校長の放送後記

音楽って輪郭はない!!
大胆にやるのみ!!


COCO教頭の放送後記

今日の授業をフル活用して
Riotでかきならしてくれ!!

この後記の放送を聴く

聴取期限 2024年4月3日(水)PM 10:00 まで

Music 2024.3.27 PLAYLIST

syudou「音楽を仕事にしたいのなら」「プロとは?」10代アーティストに伝える一般社会にも通じる大切なこととは?

“ラジオの中の学校”TOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。3月27日(水)は『閃光クリニック2024 SP』と題して放送。Adoさんの楽曲「うっせぇわ」を手がけたことでも知られるシンガーソングライターで音楽プロデューサーのsyudouさんを講師に迎えて3月22日(金)に開催された、音楽のプロを目指す10代の生徒(リスナー)に向けた特別講義イベント『SCHOOL OF LOCK!×JASRAC 閃光クリニック2024』の模様をお届けしました。

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