「サカナクション15周年記念スタジオセッション『15.0』の見どころを解説!」

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2022年5月13日(金)PM 10:00まで




音を学ぶ "音学"の授業、サカナLOCKS!。
今回は、5月9日に15周年を迎えるサカナクション先生が、デビュー15周年を記念して生配信するスタジオセッション『15.0』について、一郎先生が解説していきました。

■サカナクション「デビュー15周年記念 スタジオセッション『15.0』」特設サイト [→ コチラ!]


山口「はい、授業を始めますから席についてください。Twitterを開いている生徒はTwitterを閉じなさい。Instagramを開いてる人はサカナLOCKS!のインスタアカウント(@sakanalocks_official)をフォローしなさい。授業が始まりますよ。」

山口「今回は、明日から3日間に渡ってサカナクションが行うスタジオセッション『15.0』についてお話ししていきたいと思います。2007年5月9日、アルバム『GO TO THE FUTURE』をリリースしてデビューしたサカナクションは、今年でデビュー15周年を迎えます。それを受けて、明日5月7日から3日間、サカナクションの活動拠点である青葉台スタジオというところでスタジオセッション『15.0』を生配信することになりました。」

「僕らにとってこの青葉台スタジオというのは、当時は高嶺の花だったんですよ。立派なスタジオで、大先輩たちが使う良いスタジオだったんですよね。だから、青葉台スタジオを使ってレコーディングできるようになったら一人前だ……そういうポジションだったんですけど、どのタイミングだったかな?『DocumentaLy』くらいだったかな?その頃から青葉台スタジオを使うようになって、そこが拠点となり、自分たちのホームみたいな場所に変わっていきました。スタジオのスピーカー環境だったり、アシスタントの子たちが独立していったり、環境がアップデートしていったり……そこでたくさんの曲を生み出して自分たちがある。そんな非常に重要な拠点です。サカナクションの『834.194』っていうアルバムの"834.194"っていうのは距離なんですけど、ひとつは札幌で僕たちが拠点としていたスタジオ、それと青葉台スタジオまでの距離が834.194kmだったんですね。そういう北海道の拠点と東京の拠点って2箇所あるとしたら、この青葉台スタジオはまさに拠点となっています。」

「スタジオセッションっていうのは、Ustreamというものがあった時代……みんな知らないかな?何年くらいかな……2010年とかからかな?あの辺からスタジオセッションというのを配信で行っていました。それは特典映像としてCDに付いているので、フィジカルを持っている人は見れるんじゃないかと思うんですけど。そういうことをやっていたので、まさにいま自分たちが力を入れているオンラインライブの原点的存在になっているんじゃないかと思っています。」

「実際、スタジオセッションって何なのっていうところもあると思うんですけど……オンラインライブが3種類あるとしましょう。ひとつはLIVEのシュートをしているもの。例えば、アリーナとかでコンサートを行っているものをカメラで撮影して生配信するもの。今回コロナ禍に僕らが発明したのは、ミュージックビデオのようにLIVEを配信する、撮影スタジオなどで演奏した映像。ミュージックビデオとLIVEを混ぜたようなもの。そして明日からのスタジオセッションっていうのは、リアルライブが舞台だとして、ミュージックライブビデオみたいなものが映画だとすると、このスタジオセッションっていうのは "ドキュメンタリー映像" になるんじゃないかなと思っています。なので、いつもみたいな派手な演出は一切なくて、メンバーの会話とかもそのまま流すし、トークもあります。スタッフも映り込むし、その場の空気感みたいなものを覗き込んでいるような感覚でこの15周年のオンライン配信を体験できるという形になっています。なので、あんまり取り繕っていないメンバーたちが普段どんな風にスタジオで会話をして、どんな風に演奏しているのかっていう。場所も動かないしみんな座って演奏するから、生々しいリアルな演奏シーンと会話を聞けるっていうのがこの15周年の配信ライブの内容になると思います。」

「今回は3日間やるんですけど、サカナクションの15年を3日間に分けようと。5年タームで分けていった時にどんなアルバムをリリースしてきたかっていう感覚です。1日目はファーストアルバム『GO TO THE FUTURE』とセカンドアルバム『NIGHT FISHING』、サードアルバムの『シンシロ』までの3枚まで。この3枚までを初日に。2日目の5月8日は4枚目のアルバム『kikUUiki』5枚目のアルバム『DocumentaLy』。この2枚をコンセプトにしたのが2日目。3日目の最終日、5月9日の15周年当日は、6枚目のアルバム『sakanaction』、7枚目のアルバム『834.194』、最新作の『アダプト』。この3枚をコンセプトにしたものになっています。15年を5年ごと3日に分けて、3日間連続で配信しようっていう形になっています。今日リハーサルだったんだけど、結構生々しいですよ。普段見れない光景も見れたりすると思うんで、楽しみにしていただけたらと思います。」

「初日、5月7日に披露する楽曲の頃のサカナクションっていうのは、実はまだ札幌にいて活動していた頃の作品が2枚含まれているんです。『GO TO THE FUTURE』『NIGHT FISHING』っていうのは、僕らが札幌にまだいて東京に出てくる予定ではなかった時の作品です。なので、北海道の土臭さとか、センチメンタルな情景描写だったり、そういう楽曲が多かったですね。3枚目の『シンシロ』というアルバムは東京に出てきて最初に作ったアルバムなので、東京で通用するためにはどうすればいいのかって苦心し始めた最初の作品です。結構内容的にはディープなトークが繰り広げられると思うし、レアな楽曲の演奏が増えるんじゃないかと思っています。」

「2日目の5月8日に披露する4枚目、5枚目のアルバムの頃のサカナクションは、「アルクアラウンド」という楽曲がリリースされて、YouTubeでミュージックビデオを上げていくっていうことが、音楽業界で主流になってきた最初の方だったんです。」




「「アルクアラウンド」っていう曲がミュージックビデオでヒットして、「アルクアラウンド」みたいな楽曲を作ってくれっていう声がレーベルからあったりして、それに反発していったりとか……結構反抗期だった頃ですね(笑)。サカナクションの反抗期が4枚目、5枚目のアルバムに含まれています。『DocumentaLy』っていうのは、震災があった年に作られたアルバムなので、そういった思いも、最新作の『アダプト』っていうアルバムとの関連性もあったりして。そんな話も多くなってくるんじゃないかと思います。いつも僕が楽曲についての思いみたいなものを話す機会が多いんですけど、メンバーがどう考えているのかとか、どう取り組んできたのかっていうこととかも、話を広げていったりすると思うので、聞くことができると思います。だから、サカナクションを好きな人にとってはすごく良いスタジオセッションになるんじゃないかと思いますよ。」

「そして最終日、5月9日に演奏する曲の頃のサカナクションっていうのは……まさに、今。コロナ前からコロナ禍っていう、大きなテーマがここにあるんじゃないかと思います。サカナクションっていうのはデビューしたのが遅かったんです。僕が26歳とか27歳とかの頃で、東京に出てきたのは30歳になる年だったんですよ。普通だと、若いバンドが大学卒業してすぐデビューして……っていうことが多い中で、我々はある種社会を経験してから、メジャーという波に飲み込まれていって、東京っていうものを知っていったので、早くデビューして東京へ来た人たちとはちょっと違う感覚で音楽をやってきた……そして15年経っているっていうところがあるなと。改めて昔の曲を聴いたり、演奏でさらっていったりすると感じたりします。」

「Instagram Liveで自分たちの楽曲を解説することもよくやってきたんですけど、すごく大事だなって思うのは、どの曲も大好きなんですよね、自分が。15年経っても自分がサカナクションの一番のファンでいられているっていうのは、本当にすごいことだなって思っていて。他のミュージシャンもそうだと思うんですけど、余す所なく1曲1曲に全部思い出があって、好きな理由もちゃんと言える。ドラマもあって話せたりするっていうのは、珍しいバンドなんじゃないかなって思っています。プロデューサーがいないっていうのもあるんですけどね。自分たちで全部演奏して、自分たちで全部アレンジして、自分たちでレコーディングして。もちろん、エンジニアの浦本(雅史)さんはいますけど。自分たちでコンセプトを立てて、世に放たれていくっていうリアルを15年間ずっと感じてきたので、誰かの意思が介入していないというか……そういった部分では非常に全曲自分たちのストーリーがあって、いまだにサカナクションの一番のファンとして愛していて。この15周年の配信に向けてリハーサルをずっとやっているんですけど、楽しくてしょうがないですもんね。『あー、この曲きた!』って自分で歌うのに思ってる……みたいな(笑)。そういうワクワク感みたいなものをいまだに持ち続けていて、コロナ禍で新しいことを発見しようと切磋琢磨、一蓮托生でみんなで頑張っていられているっていうのも、すごく良いムードとしてあるバンドでいられているなと実感しています。」

「今のチームサカナクションのこの感じを是非3日間のスタジオセッション配信で観てもらえたらなと思います。生配信ですからね。サカナクションが好きな人、ずっと応援してくださっている方はそうなんですけど、最近知った人とかもね。サブスクリプションでサカナクションを聴いているだけの人にとっては、知らない曲ばっかりだと思うので。アーカイブもありますので、観てみていただけたらと思います。一番はリアルタイムで観ていただくのがいいんですけど、スタジオセッションなので、後からアーカイブで観るのも良さは変わらないと思いますので。是非体験してもらえたらと思います。」

「1日券と3日通し券とあるんですよ。1日券は2,000円なんですけど、3日通しだと3,800円っていう……謎な価格になっているので(笑)。なんでこうなったかは、僕は知らない(笑)。値段設定までは僕はやらなかったので。どういう割引?っていうね。でも、3,800円で全部で何曲くらいかな……3日間で37〜38曲聴けるんじゃないかな?もっと聴けるかも。さらに、ゲストもいるので。ゲストっていうのは、サカナクションのリミックスを担当してくださった方だったり、青山(翔太郎)くんだったり。NFでパリコレとかを僕と一緒にやってくれて、「ユリイカ」のリミックスをやってくれた青山くんだったりがゲストで出てくれます。あと、『NF OFFLINE』でやった、サカナクションの曲のリアレンジをメンバー含めて演奏するっていうことも考えています。総合演出には、もちろん、田中裕介監督が入っています。"今回はど派手な演出はなしですよ。本当にお金かけないでくださいね" って言いましたけど……やっぱり。演出はないんですけど、その代わりカメラとかいろいろやりやがって(笑)。こんなにかかる?!ってくらい(お金が)かかっているのでね。でね……チケットが売れていないんですよ、あんまり。ぜひ皆さん、後悔しないので。アーカイブもゆっくり見れますので、観てもらえたらと思います。」

「サカナクションのオフィシャルサイトの方にスペシャルサイトを立ち上げています。それも、高校時代に一緒にバンドをやっていたヤスくんっていうね。彼がNFに入ってWEBチームとしてサカナクションのファンサイトの運営とかもやってくれているのでね。みんな、そういうサカナクションのいろんなドラマも、ファンクラブに入ったりすると分かったりするよ。ふふふ(笑)。サカナLOCKS!だけでサカナクションを聴いている人もいっぱいいるだろうけどね。ちょっと踏み込むと面白いバンドなのでね。これを機に、試しに1日だけでもスタジオセッションを観てもらえたらと思います。」

「1日だけならどこをおすすめするかな?3日観てもらえるのが一番いいんだけど、1日しか観ないっていう人におすすめするとすれば……最終日だよね、やっぱりね。最終日だと思うな。結構生々しいトークになるから、喧嘩になる可能性があるからね。悪いけど。スタジオで取っ組み合いの喧嘩になったら、そのまま配信するから。何が起きるか分からない。なので、楽しみにしていただけたらと思います。」

■サカナクション「デビュー15周年記念 スタジオセッション『15.0』」特設サイト [→ コチラ!]


そろそろ今回の授業も終了の時間になりました。

「たまにはこういう自分たちのことを話す回もあっていいんじゃないかと思っているんですけど……どうなんですかね?あまりにも普段サカナLOCKS!で自分たちの話をしないから(笑)。ちょっと照れるよね。でも、15年何か同じことを続けて……今学生の方も、働いている方も聴いていると思うんですけど、15年間ひとつのことを続けるって、やっぱり大変なことだと思います。ましてや、僕らのようなエンターテイメントの世界に居続けることって、すごい大きな壁もたくさんありました。でも、こうやって今15周年を迎えられるっていうのは、応援してくださっている皆さんがいるから。これは別にみんなに対して謙っているわけじゃなくて、リアルなことなので。期待してもらえることってすごく大事だなと思いますし、皆さんがいるおかげで今の自分たちが音楽を続けていられているっていうのは事実です。改めて、応援してくださっている皆さんに15周年を経てお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございます。そして、これからも応援してもらえるように頑張ります。」


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