「副担任、江島啓一先生が登場!サカナクションの近況報告」

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2022年5月27日(金)PM 10:00まで




音を学ぶ "音学"の授業、サカナLOCKS!。
今回はこのクラスの副担任、サカナクションのドラム・江島啓一先生が、サカナクションの近況報告をしていきます。


江島「はい、授業を始めますから席についてください。Twitterを開いている生徒はTwitterを一度閉じなさい。Instagramを開いてる人はサカナLOCKS!のインスタアカウント(@sakanalocks_official)をフォローしなさい。授業が始まりますよ。サカナクションのドラム、江島啓一です。」

「今回のサカナLOCK!は、山口一郎先生に変わって、副担任の僕が授業をお届けしていきたいと思います。いつもは副担任's(※)の岩寺(基晴)先生と一緒にやることも多いんですが、今日は一人でやらせていただきます。」

※この音学のクラスでは、一郎先生以外のサカナクションのメンバーの皆さんは副担任'sと呼ばれています。4人での授業を行った回もありました。たまに登場してくれます。

今回は、サカナクションの近況をお話しさせていただきたいと思います。最近のサカナクションは、先日青葉台スタジオでサカナクションのデビュー15周年記念配信『15.0』を3日間に渡ってお送りしました。先週一郎先生が触れられていたと思うんですけど、今日は副担任の僕からの目線で話していけたらと思っています。」

「内容的には、いつもは演出がすごいいっぱいあるんですよ。いつもライブに来てくださっている生徒の皆さんは分かるかもしれないんですけど、レーザーがバーって出たり、急に真っ暗になったり。毎曲いろんな演出を入れているんですけど、今回の15周年のイベントに関しては、ほとんど演出なしという。いつもレコーディングスタジオでやっている感じを出すっていうコンセプトでやったんです。演ってみたあとに、最近お仕事を初めてやらせていただいたサカナクションファンじゃない音楽関係者の方、そういう人からお話を聞くと、いつもは演出がいっぱいあるから、メンバーが何をしているのか実はよく見えていないと。でも今回は、このフレーズはザッキー(岡崎先生)が手で弾いてたんだとか、愛美ちゃん(草刈先生)これやってたんだとか、そういうのが全部観ることができたからよかったっていう意見と、いつものMCだと一郎がお客さんに対して話しかけるのが主だったんですけど、今回は、それほど画面の向こう側のみんなに話しかけるっていうことはあまりせず、いつものレコーディングの風景を覗き見てもらうっていう感覚でやろうかなっていうので、メンバー間の会話が結構あったんですよ。それを聞いてくれた方が、いつもはこうやってしゃべってるんだねとか、メンバーの人となりが見えてよかったよっていう意見をもらいまして。そういう面もあるんだなって。一郎先生は毎週のようにみんな声を聞いていると思うんですけど、女性陣だったり、モッチ(岩寺先生)、僕もですけど、あんまり人前でしゃべる機会ってなかったので、そういうところをみんな実は聞いてみたかったんだなって。」

「メンバー間でちょっと話していたのは、"誕生日って誰が祝うの?"ってことで。日本の感覚では、周りの人が誕生日の人を祝ってあげるって感じじゃないですか。中には、産んでくれたご両親に感謝する日っていう人もいるかもしれないですけど。だとすると、今回の15周年のいわゆる誕生日的な日を、自分らで企画するのってどうなんだろうなってちょっと思っていたんですけど、何やら海外では誕生日の人が『僕、誕生日パーティするからみんな来てよ!』って招き入れる、誕生日の人がみんなを招待するカルチャーの国もあるらしいと。そういう観点で言えば、今回の15周年っていう誕生日は、僕たちがパーティをするのでみんな参加してくださいっていう気持ちでいけば腑に落ちるなって。そういう話をメンバーでしていました。」

「ちょっとそこで先生は心配な部分もありまして、いろんな人に楽しんでもらえるにはどうしたらいいかって考える時に、2つのことをよく考えるんです。片方は、サカナクションのことが大好きで、サカナクションなしでは生きていけないっていう、サカナクション沼ずぶずぶのディープサカナラバーズと、もう片方は、ちょっと観てみようかなっていうライトサカナラバーズ。両方がどう楽しんでもらえるかなっていうことをよく考えるんです。その2つとも楽しんでもらえたら、その中間層はみんな楽しんでもらえるんじゃないかなって考えるんです。今回は、スタジオセッションで、演出なしで、いつものような2時間くらいのライブを観るって今までなかったんですよ。そういう面で目新しさを感じていただけるかなっていうねらいはあったんですけど、方や、ライトなサカナラバーズにしてみたら、今回は演出もあまりないということで、楽しんでもらえるかなって、ちょっと心配もあったんですよね。やってみた後に、いろんな演出をするだけが楽しんでもらえる最良の方法じゃないんだなっていうことが今回分かったというか。新しい発見でした。」

「そんな感じでやっていた15周年記念イベントの『15.0』なんですけど、Blu-rayを出そうかなと一郎先生が言っておりまして。来週あたりその辺りを一郎先生から話してもらえたらと思っています。」



「続きまして、先日『METROCK 2022』に出演させていただきました。先週が大阪の方で、今週、明後日(5月22日)が東京公演。多分、僕の記憶が正しければ、サカナクションが野外フェスに出たのは3年ぶり。久しぶりに野外でめちゃめちゃ気持ちよかったんですけど、コロナで自粛期間を経た野外フェスが初めてだったんですよね。久しぶりの野外気持ちいいなっていう部分と、ちょっと規制が入っていたのか分からないんですけど、お客さんがぎゅうぎゅうじゃなかったんですよ。いつもだと、前の方のお客さんって踊るスペースもないっていうことが結構あったんですけど、今回はみんなちょっと距離をとっていて、踊れるスペースもあって。いつもだったら大人に囲まれて全然ステージが見えなくなりそうな身長の小さなお子さんも割と前の方にいて、しかも踊りやすいスペースもあると。これって案外プラスの面も出てきたなと思って。マスクをつけなきゃいけないとか、声を出しちゃいけないっていうイベントもいっぱいあって、そういうマイナスな部分がピックアップされがちなんですけど、そういうスペースに余裕があるとか、身長が小さいから前の方に行ったら見えなくなるんですっていう人も、前の方に行ってもステージがよく見えるっていうプラスの面があったっていうので、こういう光景を見ていると、すごくポジティブな気持ちになりました。なので、出てよかったなと思います。東京公演はまだこれからなので、もしお時間がある方は遊びに来てください。」



「そしてもうひとつ。近況と言えば、Underworldの来日公演にサカナクションがダブルヘッドラインとして出演します。ダブルヘッドラインとはなんぞやと……僕らもそういう言われ方をするのは初めてだと思うんですけど、ツーマンライブっていうことですね。Underworldを知らない人もいっぱいいると思うんですけど、80年代にデビューした、最初はバンドだったんですよね。バンド形態でメンバーチェンジを繰り返すうちに、ハウスとかテクノ寄りのユニットになっていったっていうアーティストの方なんですけど。これを語る上で頭に浮かんだのは、80年代のイギリスってレイヴパーティっていう……ダンスミュージックばっかりをかける野外のフェスがすごい流行ったのがあって、それを日本に取り込もうとした人がいたんですよ。それが1996年のことだったと思うんですけど、その頃ってまだフジロック(FUJI ROCK FESTIVAL)もやってなくて、今では大型のロックフェスって全国いたるところでやっていると思うんですけど、この時はまだ誰もやっていなかったんです。そんな1996年にレイヴパーティをしようっていう人たちが日本にいまして、開催されて、その時に外国から呼ばれたミュージシャンがUnderworldだったんです。日本の野外の大型音楽イベントの先駆けみたいなイベントに出演していたのが、Underworldっていう2人組のミュージシャン。そういう意味では、日本のクラブミュージックとかダンスカルチャーにとって結構大きな存在の人なんじゃないかなって僕的には思っているんですよね。」

「確か、僕の記憶が正しければ、オリンピックをやるはずだった年……2020年に、オリンピックをやるから大きなアリーナは全部音楽には使えないですよっていう時期があって。サマーソニック(SUMMER SONIC)とかも、2020年はやりませんっていうのが結構前々から決まっていたんですけど、ぽっかり会場が空いたんですよ。結局オリンピックの競技はやらないから誰も使わないっていうことがあって、誰も使わないんだったらサマソニをやっているイベント会社の人が音楽イベントをやろうと。そのうちのひとつがUnderworldの来日公演だったと。そこに、サカナクション一緒に出ませんかっていう話を受けていたのが最初だったんですね。3年前にそのお話をいただいて、僕たちはUnderworldみんな大好きなので、やりますと言っていたんです。結局コロナでオリンピック自体もやらなくなって。そのイベントも中止と。僕らとしても残念で、やりたかったなと思っていて。次の年も、オリンピックもあるし、コロナもそんなに落ち着いていなかったので、やっぱり今年やりますっていう話も出ず、結局もうできないんだなってちょっとがっかりしていたんですけど、2022年になって、2020年に話していたUnderworldとのダブルヘッドラインを2022年にやりませんか?って話がきて実現に至るという感じです。」

「僕らと同世代とかちょっと上の世代の方からしてみれば、なんでサカナクションが一緒にやるのっていうくらいの大物アーティストなんですよ。来日も何回もしているアーティストなので、結構いろんな影響を日本に与えたミュージシャンです。10代の生徒のみんなはそんなに聴いたことがないかもなと思うんですけど、僕らもアマチュア時代からずっと聴いていた憧れのアーティストなので、めちゃめちゃ楽しみだし、『トレインスポッティング』っていう映画のメイン曲にもなっているので、興味がある方はその映画も観ていただけたらと思います。」



「あと、近況といたしましては、僕たちサカナクションは6月14日から、ホールツアーをします。タイトルは『SAKANAQUARIUM アダプト NAKED』。"NAKED"の意味は皆さん各自でググってください(笑)。内容は、演出に関わってくると思うので、そこら辺の話は一郎先生から詳しく教えてもらうように。」



「ということで、今回はサカナクションの近況報告をお話してきました。ここで、『15.0』で演奏した「忘れられないの」のリアレンジバージョンを聴いてもらおうかなと思います。この曲……売ってないんですよ(笑)。特典でつけていたCDに入っているもので、みんなに聴いてもらいたいんですけど、なかなか聴いてもらう機会がない。そこら辺は今後一郎先生と相談なんですが。いい機会なので、今日はその『15.0』で演奏した「忘れられないの -Rearrange-」を聞いてもらいたいと思います。」

♪ 「忘れられないの -Rearrange-」サカナクション
(LIVE音源 from「15.0」STUDIO SESSION - DAY 3 / 2022.05.09)


そろそろ、今回の授業も終了の時間になりました。

「今回は、山口一郎先生に変わって副担任の江島啓一が授業をお届けしました。僕一人の授業は多分2回目だと思うんですけど、ちょっと一人は難しいです(笑)。きっと来週は一郎先生なので、また、ツアーの話や『15.0』のBlu-rayの話、いろんな授業をしてくれると思うので、来週も楽しみにしていてください。」

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