「TikTokクリエイター 指男 先生と、SNSの付き合い方についての授業。」

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2023年6月30日(金)PM 10:00まで




今回のゲスト講師は、TikTokでサカナクションの「新宝島」を指パッチンだけで演奏しバズったフォロワー数390万のTikTokクリエイター、指男先生。前回につづいてのご登場です。今回は、TikTokでバズらせるには?マナーは?注意することは??そんな授業をお届けしていきます。

■前回の授業は [→コチラ!]
指男先生のTikTok


山口「さあ今夜のサカナLOCKS!ですが、前回に引き続きこの人がゲストに来てくれています。TikTokフォロワー390万人、指パッチン世界一の指男先生です。よろしくお願いします。」

指男「よろしくお願いします、指男です。引き続きお願いします。」

山口「今週もよろしくお願いします。」

SCHOOL OF LOCK!



山口「俺が指男を知ったのは、指男が僕の曲を指パッチンやりながらすげえでかい声で歌ってた動画があったんだよな。」

指男「「忘れられないの」の。」

山口「そうだ、そうだ(笑)。それを見て、何これっていうところから始まったんじゃなかったかな。」

指男「そうですね。確かTwitterに「忘れられないの」の動画を投稿させていただいて。」




指男「その時がちょうど『834.194』が発売されて、結構プロモーションも活発にされた時期なので、多分それで一郎さんに見ていただいて、「最高!」という風に引用リツイートしていただいて。それだけでもう飛び上がる気持ちでしたね。」

山口「ははは(笑)。」


山口「で、実はなんだけど、指男先生はサカナクションの動画コンテンツアドバイザーに就任してるんだよね、今。」

指男「そうです。本当に名誉ある職をいただいて。」

山口「ファンサイトの動画であったり、YouTubeであったり、TikTokであったり……いろんな動画コンテンツのアドバイザーとして入ってもらってるわけですけども。」

指男「はい。」

山口「今回は、指男先生にいろいろ聞きたいんだけど……まず1個は、TikTokアンバサダーを務めている私、山口一郎……TikTokのバズり方を知りたい。」

指男「はいはいはい……(笑)。」

山口「TikTokで390万人のフォロワーがいる指男先生が思う、TikTokのバズり方。バズるってどういうことなのか聞きたいの。」

指男「本当にもう……これは日夜僕たちTikTokクリエイター含め、いろんな方が考えてはいるんですけども、なかなか正解はないっていうのが正直なところで。一応理論的には、動画が始まってから1.5秒までの間に、ちょっとフックとなるポイントを入れるとか、敢えて突っ込みどころのある部分を見せて、コメント欄で視聴者に突っ込ませてバズらせるみたいな……そういう理論とかはいろいろあるんですけども、本当にこれはもうトライ&エラーでしかなくて。結構よくあるのが、これ絶対バズるだろうって思った動画が全然うんともすんとも言わなくて、逆にこれはバズらないだろうけど、ちょっとその場しのぎで出してやろうっていう動画が1000万再生とか2000万再生みたいな。結構そういう逆の現象っていうのが多いなと思っていて。それはもしかしたら音楽とかにもあるのかもしんないですけど。」

山口「そうだね。音楽もそうかもね。」

指男「だからめちゃくちゃ肩に力を入れたビシッとしたコンテンツというよりかは、若干肩の力を抜けた、脱力したものっていうのが案外人をすごく惹きつけるものになってるのかなと思ってるんですけど。でも、TikTokでも映画かっていうくらい編集が凝ってる動画だったり、画質も4K、8Kくらいのめちゃくちゃクオリティ高い動画もあるので一概には言えないんですけども。僕的にはある程度力の抜けたものっていうのを見せていく……それは一郎さんが昔から言ってる"戦略こそ表現の一部"に繋がることかもしんないすけど。そういう裏の顔というか……そういったものを見せるっていうのが、今の時代はより重要視されてる世の中なのかなっていう風に思います。」

山口「結構僕も思うけど、ある種ドキュメンタリーであったりモキュメンタリーみたいなものを求め始めている気はするよね。」

指男「そうですね。結構テレビ番組とか見ても、お笑い芸人さんが番組の裏側を語るとか、そういう番組はすごく増えていて。人々がみんなストーリーというか……その人の中にあるストーリーだったり、裏側っていうのを知りたいっていう欲求ってのがどんどん年々増えていってるのかなっていう風には思いますね。昔は結構そういう部分って隠されていた部分だと思うんですよ。でも今ネットというものがあって、TikTokというプラットフォームがあって、本当にいろんなコンテンツが無限にある世の中ですから、そういう部分をやっぱ見せないと人が寄り付いてこないというか、そういう側面もあるのかなっていうのはすごく感じています。」

山口「なるほどね。」


山口「そう考えている指男が、今回サカナクションの動画コンテンツアドバイザーに就任したことによって、サカナクションはTikTokで何をするべきか、どういうことをやるべきかみたいなのをアドバイスするとしたらどういうことかな?」

指男「さっきの話……裏側っていう部分になると、ルーティン……例えば、何時に起きて、何時からミーティングがあって、何時からレコーディングがあって、何時にこういうのがあります……みたいな、そういう1日のスケジュールっていうのをドキュメンタリー風で撮るみたいなのがすごくいいのかなと思っています。見せられるものと、見せられないものとたくさんあると思うんですけど。あとその逆で、一郎先生がめちゃくちゃ暇な日のルーティン。休日はこういう風にやってますみたいな動画を撮って……っていうのもファンにしてもすごく貴重な映像だと思いますし、ファンじゃないにしても、サカナクションのボーカルの方ってこういう休日を過ごしてて、こういう風に結構チャーミングな部分あるんだっていうのがより伝わると思うので。そういうものが結構求められてるんじゃないのかなっていうのは、今思いましたね。」

山口「ほー……でもそれってさ、なんかやらしくならない?本当に忙しい時だったら、忙しいアピールかよ!みたいな。」

指男「はは(笑)。あー、そうですね。言われちゃうかもしんないすね。そういうちょっと悪い目線の人は結構いるんで、世の中に。でもそういうのは結構人気だなっていうのは、やっぱいろんなコンテンツを見て思いますね。」

山口「なるほど。」


山口「じゃあ、生徒のみんなにも役立つようなTikTokのバズるコツみたいなのがあったら教えてほしい。」

指男「バズるコツ……でも本当にひとつ言えるとしたら、恥じらいを捨てる。自分がこれやりたいということがあれば、確実に倫理的に駄目っていう場合は駄目だと思うんですけども、そうじゃない場合は、もう遠慮せずにさらけ出して動画を撮るっていうのが一番いいのかなと思っていて。僕も最初自分の指パッチンを世界に向けて投稿するっていうのはどうなんだと、全然反響もないんじゃないかっていう風に思ってた時期もあったんですけど、勇気出して一歩踏み出してみたら、こういう風にたくさんの世界が広がってて、いろんな人のポジティブな意見っていうのが受け取れるようになったので。そこの恥じらいを捨てて、勇気出して自分の面白いこと……それはもう本当いろいろあると思いますけど、コメディーだったり、音楽だったり、ドラマだったり……いろんなジャンルがあると思うんですけど、自分の殻に閉じこもらずに、思い切って、多少笑われてもいいので、開放的になってみてはいいのかなって。それがやっぱバズるコツの第一歩なのかなと思いますね。」


山口「逆に、TikTokを使ったり、いろんなプラットフォームを使うのに気をつけなきゃいけないことは?」

指男「まずは、これは本当に僕も自戒を込めて言わせていただくんですけども、数字にとらわれないように気をつけようっていうこと。やっぱ結構シビアなので、例えば昨日出した動画が200万再生だったとしても、今日投稿した動画が8万再生とか7万再生とかっていうのも結構あるんですよ、TikTok。他のプラットフォームもそうだと思うんですけども。そういうときにどうしても気持ちが沈んでしまうというか……どうしようみたいな。数字にとらわれすぎて精神を病んでしまう人も、結構僕の周りにも話聞く限りは結構いらっしゃるので。数字というものに対してある程度距離を持って接するっていうの大事かもしれないすね。そこを盲信的にずっと集中し続けちゃうと、数字にとらわれた化け物になってしまうというか……自分のやりたいことというよりかは、いかに大衆に受けるものを作らないといけないかっていうことを考えてしまって、楽しんでたものから完全なライスワーク……"仕事"になってしまうっていう恐れはあると思うので。そこのバランス感覚っていうのは間違いなく持ち続けないといけないなっていうのは、自分含めて全員が気をつけないといけない部分だなと思います。」


山口「倫理感的なところは?」

指男「倫理感は、もう本当に大前提……下ネタであったり、誹謗中傷であったり、本当に道徳的にまずいだろうっていうことはもう絶対やらない方がいいですね。ただそこが難しくて、結構人によって、傷ついた傷つかないのラインってあると思ってて。」

山口「指男先生も炎上経験あるんですか?」

指男「炎上というか……よくあるのは、『うるさい』とか、『指パッチンしかできねーのかよ』とか……そういうコメントは結構今も定期的にきます。それに関しては、本当に指パッチンしかできないので言われてもしょうがないんですけども。あんまりもう気にしないようにしてますし、むしろ何か反応してくれてありがたいなというか……無反応の方が一番嫌なんで、僕にとっては。」

山口「なるほど、なるほど。」


山口「サカナクションでは、「新宝島」をよくSNSで使われることが多いんですけど、他の曲でポテンシャルを秘めてる曲ってある?」

指男「本当にたくさんあります。それこそ「ショック!」とかも一時期結構使われてましたし……去年の4月とか5月辺りは結構TikTokでよく耳にしました。あと、サビがドカンとくるような曲っていうのはやっぱりTikTokでバズりやすいと思っていて。例えば「アイデンティティ」の"どうして"っていう部分とかは結構汎用性高いなと思います。あと「モス」のあのイントロ部分とかもすごくインパクトがあってTikTok向きだなってのはすごく思います。シングル曲にTikTokでバズる余地のある曲ってのはいっぱいあるのかなっていう風に思いますね。」

山口「なるほど。"TikTokでバズるっていうこと = 世の中的にバズる"っていう風潮になってるもんね、今。」

指男「そうですね。アーティストの方も、1回まずサビだけTikTokに投稿して、そのサビだけの曲がTikTokでバズったら、それをもとにフルを作るっていう……逆になっちゃってるんですよ。なかなか面白い考え方の人いるんだなってすごく思いますね。」

山口「音楽っていうものが一体どういうものなのかっていうのも問われる時代になってきてるかなって気もするよね。」

指男「あー……それこそ消費されてしまいがちというか……TikTokで流行って、曲だけ流行るけどアーティスト名は知らないって人とか結構います。アーティストにとっては、曲が聴かれるっていうのはすごくありがたいことだと思うんですけど、自分の名前を知られてないっていうのはちょっとやっぱ複雑な部分はあるのかなっていうのは思ったりしますね。」

山口「なるほどね。でも、世の中的にはTikTokだけじゃなくて、SNSっていうものがいろんなジャンルに大きく影響を与えている時代の中で、そこの渦中にいる指男先生の話は本当に貴重なお話でした。ありがとうございました。」

指男「いやいや……!とんでもないです。TikTokというプラットフォームは本当にすごく面白いプラットフォームですし、使い方さえ間違えなければ、本当にハッピーにするものではあるんですけど、結構その裏側に危ない部分ってのは確かにあると思うので。そことの距離感っていうのはもう一度僕らはやっぱ見つめ直さないといけないですし、そこはもう一度認識した上で、僕自身も活動しなきゃいけないなと……一郎先生と今日お話して改めて思いました。」

山口「ふふふ(笑)。」

山口「最後に、指男先生にとってTikTokとは?

指男「TikTokとは……"指先ひとつで人生が変わる場所"という風に言わせていただきます。」

山口「おー。」


山口「2週間にわたって指男先生と一緒にお届けしてきましたが、楽しんでいただけました?サカナLOCKS!。」

指男「いやもう本当に……それこそ10年以上前から聴いていたラジオ番組なので、自分が本当に元々生徒だったので、生徒だった僕がこうやって先生となってサカナLOCKS!に登場できるってのは……本当生きててよかったなと思いますし、真面目にTikTokやってて本当によかったなって心から思います。」

山口「ははは(笑)。本当に真面目だよな、指男な。」

指男「いやいやいや……やっぱ一郎さんと会う度に思いますね。真面目じゃないと駄目だなっていうのは。」

山口「俺もそうって思ってもらうこれからも頑張るわ。」

指男「いやいやもう……ありがとうございます。本当楽しみにしてます。また『NF』も開催されたら行きたいです。」

山口「ぜひぜひ遊びにきてください。」

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