2014/2/16
「今日は、千葉の新鎌ヶ谷に新しくできたライブハウスの杮落し公演を行ってきました。3年前のZeppツアーで、よくよく聴くと深い歌、怖い歌等“よくよく聴くとシリーズ”の話をしたのですが、実際は歌っていなかったので、今回、歌の世界の情景を彷彿とさせる寸劇で“まちぶせ”を歌って参りました。歌の中には、メロディーや声に騙されている歌もある。朗読する事によって、本質がみえてくる。みなさんからも、こんな歌があるよ等、教えて頂きたいです。私が、そういうモードで朗読します(笑)」 という江原さん。
今日は“よくよく聴くと・・・音楽特集”をお送りしました。

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今夜お届けしたナンバー

◇まちぶせ / 荒井由美
◇人形の家 / 広田三枝子
◇夢をあきらめないで / 岡村孝子
◇秋の気配 / オフコース


まちぶせ
「良い歌ですね。ユーミンが作っていて、みんな石川ひとみさんの歌だと思っているが、三木聖子さんなのです。実は私、ファンだったのです。この曲ですが、この手の歌は、夕暮れ。市原悦子ばりの覗いた喫茶店。歌詞がおかしい。“微笑み見つめ合う 見覚えある二人”。“見覚えある”って、どれだけ記憶が遠いのでしょうか。好きなのに見覚えると思わないでしょう。“気のないそぶり”も難しい。これは、DVD観て頂きたい!そして“テーブルをはさんで あなたを熱くみた”。怖い!これを振り付けでやってきました。気持ち悪いですね(笑)」

人形の家
「この曲は、不思議。どれだけアホな女の人なのだろう。“顔もみたくない程 あなたに嫌われるなんて とても信じられない”という歌詞の広田さんの表現が素晴らしい。“とても”が囁くような声で、アホぶりを発揮する。怖い!どれだけ鈍感なのだ。確かに、ほこりにまみれた人形なのだから気が付かない。こういう女の人になってはいけないよという歌ですね」

夢をあきらめないで
「おと語りのリスナーの方々に、みなさまはどう思うのか、真意を問いたい。これに対して意見を頂きたいのです。この曲は、甲子園やマラソン等に使われていて、ポジティブソングだと思っていませんか。この曲を、上から目線女だと思って聴いてみてください。要するにフッた側なのか。それとも彼女がフラれた側なのか。フラれた側なら健気。フラれても相手を想ってあげている。これが、上から目線だったら、きっと私に“似ている誰かを愛せるから”と言ったら、嫌な女。岡村ファンがいたら、この解釈はいかがでしょうか。嫌な女なのか健気な女なのか。みなさまからのお便りをお待ちしております!」

秋の気配
「この歌詞の主人公は、嫌な奴!自分がフッているのに“嘘でもいいからほほえむふりをして”なんて。この彼女も悪い。こんな根性の悪い男と付き合っていたなんて。このタイトル『秋の気配』は“飽きの気配”ではないかと、吉田P、深い読みをしましたね。オフコースファンの方もいらっしゃると思う。みなさまのご意見を伺いたいです」


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