「迷える森のナナ逆電」をお届け!

SCHOOL OF LOCK!



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聴取期限 2022年7月21日(木)PM 10:00 まで



(教室のドアが開く)

森七菜「生徒のみなさん、元気ですか!?SCHOOL OF LOCK!七組の担任、森七菜です。」

森七菜「七月の登校も今夜で最終日となります。 あの、一応「七月は七組的には一番大事な月じゃないですか」って書いてくれてるんですけど…それ八月じゃないですか?」

森七菜「まあ七なんで、語呂的には良いんですけど。あの…八月のような気がするんですよね、私は(笑)。だって、今月発表させてもらいましたけど、来月はアルバムがあったりとかね。…いや、良いんですよ、本当にそういうのは良いんですけど、私の誕生日があったりとか(笑)。そういうプレゼントとかはね、全然、ほんと大丈夫です(笑)。冗談ですよ、はい(笑)。」

森七菜「アルバム、お知らせさせてもらったりしましたけど。もう今月の登校も最終日らしいですよ、今日で。あっという間ですねまた。みなさん今日まで、夏バテせず、元気に聴けましたかね?」

森七菜「来月にはね、アルバムの詳細も…『アルバム』っていうアルバムね(笑)。アルバムの詳細を、もうちょっとお話しできればなと思っているんで、そこまでどうか熱中症にも気を付けて、元気に待っててもらえればなと思っておりますよ!」

森七菜「ということで、今夜はこちらの授業をお届けしたいと思います。」

森七菜「『迷える森のナナ相談室』!

森七菜「迷いの森に迷い込んだ、悩める生徒の相談に乗っていくという授業です。まずは、書き込みを紹介したいと思います。」



いま私には好きな人がいて、その人が最近彼女さんと別れたとかなんとか。
で、最近勘違いしちゃうようなことがあります。
向こうから写真を撮ろうと誘ってくれたりとか…。
これはもっとアタックして良いんですか?
そして、もうすぐ鑑賞会があって、駅からホールまで「一緒に行こう」って誘おうか迷ってます!

走るマッチ棒
★16歳・女の子


森七菜「おお、なるほど、今までとちょっと違うようなお便りがきました。
それでは、電話していきましょう!もしもし?」

走るマッチ棒「もしもし?」

森七菜「もしもし、こんばんは!森七菜です!書き込みありがとうございます!」

走るマッチ棒「はい!」

森七菜「悩んでいるということみたいですね。好きな人がいると。」

SCHOOL OF LOCK!


走るマッチ棒「はい。」

森七菜「どんな方なんですか?まず、その方は。」

走るマッチ棒「私の好きな人は、今年から同じクラスで。サッカー部で寮に入ってます。」

森七菜「寮なんだ!…見た目を芸能人で例えたら、どんな人かな?」

走るマッチ棒「え〜、芸能人で例えると…あんまりいないんですけど、結構、顔が濃いめの。あんまり似たような人、見たことなくて。」

森七菜「この人しかいないんだ(笑)。もうオンリーワンだ!…ソース顔なんだね。」

走るマッチ棒「そうですね!」

森七菜「その人は最近、彼女と別れちゃった感じなんだね?」

走るマッチ棒「はい。寮なんで、同じ部屋の人がインスタライブをしていて。私の好きな人が彼女と別れたって言ってて、それで発覚しました。」

森七菜「彼女と別れた時って、ちょっとセンシティブな感じがするじゃないですか。別れてこう速攻みたいな感じも、周りから友達から思われてもね、ちょっと複雑だし。でも好きになる気持ちってしょうがないんだよね。」

走るマッチ棒「はい。」

森七菜「向こうもさ、「写真撮ろう」って誘ってくれたってことでしょ?」

走るマッチ棒「はい、そうです。」

森七菜「みんなに言うわけじゃないじゃないですか。そんな写真撮ろうとか。」

走るマッチ棒「ですよね?」

森七菜「だから、この「写真を撮ろう」は、結構、好感の「写真撮ろう」なのでは?って私は思ってます。」

走るマッチ棒「あ〜。」

森七菜「例えばじゃあ「写真撮ろう」の他に、なんか言ってもらえたなとか、こんな良いことがあったなみたいなこと、ありました?」

走るマッチ棒「お互い屋外で活動する部活なんですけど、部活中に会ったら「頑張れ!」みたいな感じで言ってくれたりとか。」

森七菜「え〜、はいはいはい。」

走るマッチ棒「勘違いかもしれないんですけど、授業中とか、すごい目があったりとか。」

森七菜「ええ〜、ちょっと〜(笑)。なかなか良い線はいってるでしょう(笑)。だってだってさ、これで「好きです」って言ってさ、「ちゃうねん」とかって言われたらさ、怒っていいぐらいじゃない?そんなこと言われたらさ、好きになっちゃいますよね。」

走るマッチ棒「けどこの間、電話に誘ったら、「俺、地元の子が好きやから、ごめん」って言われちゃって。」

森七菜「え、この前?」

走るマッチ棒「一週間ぐらい前に。」

森七菜「うそ〜、厳しい、マジで。「告白してないのに振られたみたいじゃん」って思うよね。」

走るマッチ棒「思いました。」

森七菜「それ結構。私だったらくるのね。すぐ傷ついちゃうからさ。」

走るマッチ棒「はい…。」

森七菜「でも、走るマッチ棒ちゃんが、「もっとアタックしたいな」って思う気持ちがあったら、いっていいと思うよ。だってさ、もう取られるの嫌じゃない?」

走るマッチ棒「はい!嫌です。」

森七菜「それはさ、地元の子とは、まだお付き合いもしてないんだし。奪うっていうことでもないと思うんで。」

走るマッチ棒「地元の子が好きって言ってたんですけど、多分なんですけど、私の予想では最近別れた元カノさんのことで。」

森七菜「え?」

走るマッチ棒「たぶん、別れた人のことをまだ好きって。」

森七菜「まだ好きってこと?はぁ〜もう罪だわ(笑)。」

走るマッチ棒「それで良いのかな〜みたいな。」

森七菜「まあ、でもそれは彼も苦しいと思うんですよ。やっぱ何らかの理由があって、お別れしちゃったわけで。まあね、悪いようにもとられちゃうかもしれないけど、良いように使われるようには絶対なってほしくないけど、その寂しさとか、傷ついた気持ちを、純粋にね、ちょっとお応援してあげたりするところから始まる恋も、少なくないって言うし。やっぱりその時に、ちょっとでも下心が見えるとアレかもしれないけど。純粋にやっぱそこを 絆創膏貼ってあげるぐらいの方が、良いのかもしれない。それを逆にね、チャンスとして。」

SCHOOL OF LOCK!


走るマッチ棒「はい。」

森七菜「全然、罪なことではないと思うんで。罪悪感なくやってほしいなと思います。逆にもしかしたら、彼にはいま助けてくれる人が必要なのかもしれないし、。楽しませてくれる人が必要なのかも。」

走るマッチ棒「あぁ。」

森七菜「「そこは私が埋めるぞ」っていう気合いで、彼をもしかしたら振った人に、「その穴埋めさせねぇ」っていう気持ちで、いってもらった方が。」

走るマッチ棒「(笑)。」

森七菜「嬉しいのかもしれない。良いようにはされないでほしいけど、やっぱりそこは自分も大事にしつつ、彼も大事にしてあげることを始めてみたらいかがでしょうか?

走るマッチ棒「はい!ありがとうございます。」

森七菜「大丈夫ですかね?頑張ってください!応援してます!負けるな!元カノに!」

走るマッチ棒「はい!ありがとうございます〜!」

森七菜「頑張れ〜!いってらっしゃい!」

走るマッチ棒「バイバイ〜!」
(逆電、終了)

森七菜「・・・ところどころ、気合いが垣間見える女の子でした(笑)。「はい!」とか。なかなか力強い言葉で言ってくれて、楽しかったです(笑)。やっぱ高校生でも、複雑な恋愛っていうのはあるものですね。やっぱ高校生だからかな?っていうのもありますけど。」

森七菜「前に進もうとしている気持ちっていうのは、ぜひとも応援させていただきたいですね。結果を、もし良ければ送って頂きたいですね。そしたらまた聞いて「次はこうしよう」とか言うかもしれないし。「おめでとう」って言える日がくることを祈ってます。」

森七菜「ということで、一曲聴いてください。藤井風さんで『damn』。」

〈M.damn/藤井風〉

森七菜「お聴き頂いた曲は、藤井風さんで『damn』でした。」

森七菜「さあ今月の授業は以上となります。今月もなかなかスピーディにというか、あっという間だったなって思います。やはりみなさんとお話しするのは楽しいですね。」

森七菜「みなさん「アルバムこんなのだったら良いな」みたいなのとか、「楽しみにしてます」みたいなメッセージも、ぜひぜひお待ちしておりますので。また来月お会いしましょう。」

森七菜「ということで、七組の担任、森七菜でした。バイバイ!」

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