バンド部 (w/ 岩寺基晴・岡崎英美)



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岩寺「はい、授業を始めますから、席について下さい。」

岡崎「マンガを読んでいる生徒は机にしまいなさい。」

岩寺「Twitterを開いている人は、閉じなさい。……ということで、こんばんは。サカナクションの岩寺基晴です。」

岡崎「同じく、サカナクションの岡崎英美です。」


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今回もこのクラスの「副担任's」による授業です。先週はサカナクションのドラム江島啓一先生、ベースの草刈愛美先生が登場してくれましたが、今回はギターの岩寺先生と、キーボードの岡崎先生コンビ。このコンビがこういう場所に登場するのは初とのこと!ちなみに山口一郎先生は、"全国音楽教育方針取決委員会 秋のぶどう狩り大会" により引き続き、出張中です。

岩寺「山口先生、帰って来なかったね〜。2週間ずっとぶどう狩ってるのか(笑)」

岡崎「ははは(笑)。ものすごい量のぶどうが採れてるんじゃないかな。」

岩寺「すっごい美味しかったんじゃない?」

岡崎「狩ったそばから食べてるのかな(笑)」

岩寺「(笑)でも、この2人でラジオって初めてじゃない?」

岡崎「初めてですね。」

岩寺「お互い、別々に、山口先生とサカナLOCKS!の授業に出ていたり、山口先生がお休みの時には、副担任's全員で授業に出た事もあったよね。」


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岡崎「4人もあったね〜。私は"コード"の授業。岩寺先生は、"エフェクター"の授業と、"ゲームミュージック"の授業やりましたね!」

岩寺「やりましたね。ゲームミュージックは、まだまだ話足りなかったからね〜(笑)。」

岡崎「フフフ(笑)。モッチ(※岩寺先生のことですよ)は話せるからな〜(笑)。ゲームミュージックとかも、できたら作ってみたいの?」

岩寺「あ、ゲームミュージックね……! できたらやりたいね。面白そう。」

岡崎「いっぱい知ってるから、いろいろできそうだね。」

コード w/副担任:岡崎英美
春のエフェクター講座(前編) w/ ギター:岩寺基晴
ゲームミュージックの世界 w/岩寺基晴



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今回の授業は、岩寺先生と岡崎先生がSCHOOL OF LOCK! の部活動の中にある、『 バンド部 』の掲示板に書き込まれている悩み相談に答えていきます。それでは早速、書き込みを見ていきましょう。



鼓動が…
私は、緊張しやすいタイプです。皆の前で、ピアノ伴奏するだけで、鼓動がはやくなって、それで弾いてる曲もどんどんはやくなってしまいます。どうしたら緊張しないんですか?
二フナフラタ
女/13/福岡




岡崎「緊張は、しますね〜。」

岩寺「あれ、ザッキー(※岡崎先生の事です)、緊張する方?」

岡崎「緊張します。基本的に、緊張してますね。」


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岩寺「ステージではあんまり緊張しているように見えないけどね。」

岡崎「それは、緊張している素振りを自分で出してしまうと、飲み込まれるからです(笑)。」

岩寺「頑張って押さえつけているんだ。」

岡崎「そういう感じです。エジー(※ドラムの江島先生の事です)とかさ、緊張しているのが伝わりやすいじゃない?ちょっとそわそわしているでしょ。そういうのを私も感じるから、影響されると本当に怖くてガクガクするときもある。私もピアノをやっていたんですよ。ピアノは一人で演奏するから、テンポは決まっているけど、自由と言えば自由なの。それをコントロールするために、テンポを一定に刻むメトロノームっていう機械で練習するっていう方法もあるので、それで練習して、自分でそのテンポに慣れるしかないかな。でも、テンポが速くなることは、芸術的観点からすると、自分の気持ちを表現するっていう点では間違いじゃないから。」

岩寺「そうだね。そうやってテンポを速くしていく曲もあるよね。」

岡崎「うん。クラシックの場合は、曲の中でも "ここからは、こういうテンポで" っていうのが決まっていて、例えば "ここからはアレグロ (allegro:陽気に、速く) " って変わったりもするのね。だから、それに則って、その中での表現っていう、奥深い感じにもなってくるけど……テンポをきちっと守るっていうのはありつつ、自分の感情を表現できれば良いんじゃないかなって思う。だから、緊張はしちゃうよっていう話です(笑)。」

岩寺「解決してない(笑)。緊張はしちゃうね。でも、ライブ前でも、みんな決まった事を必ずやったりするじゃん。俺はエジーの肩を揉んだりとか、一郎の背中をバンバン叩いたりとか。そういう決まった事があると良いかもね。」

岡崎「うん、やってるね。そうやって、決まった事をやって、普段の自分に戻れると落ち着くかもしれませんね。いかがでしょうか。」


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教えて下さい!
テレキャスターってリードギターには向いていないのですか!?
歪(ひず)まないとか聞いたことありましたが、よく分かりません。教えて下さい。
ベック大好き野郎
男/14/東京




岩寺「向いてないっていうか……」

岡崎「あれ、テレキャスター、使ってるよね?(笑)」

岩寺「そう。僕、リードでテレキャスター使っているからね(笑)。」

岡崎「バリバリ使ってるよね。」


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岩寺「ベック大好き野郎が、テレキャスターはリードギターに向いていないって聞いた事があるっていうのは、ギターよって、シングルコイルとハムバッカーっていう構造の違いがあるからなんです。ピックアップっていう、弦の振動を感知して、電気信号に変えて、それを音に変える装置がついているんですが、そのピックアップの代表的なものが、シングルコイルと、ハムバッカーっていう、コイルが2つついているものの2種類があるんですね。テレキャスターはシングルコイル。ハムバッカーはギブソン(Gibson)ものが多いかな。レス・ポール(Les Paul)も、フライングV(Flying V)もSGもそうですね。シングルコイルは、ハムバッカーに比べるとパワーが弱いんですね。」

岡崎「ハムバッカーにはコイルが2つついてるからね。」

岩寺「その分、テレキャスターは、乾いた音だったり、空気感が感じられる音が出るって言われています。だから、テレキャスターの音の表現が好きなのであれば、その音を活かせるようなアレンジや、周りとのアンサンブルを考えて使えば、全く問題なくリードギターとして使えるギターです。」

岡崎「要は使い方?」

岩寺「そうそう。アンプだけでもすごく歪むし、クリーンの音(そのままの音)も綺麗だから。僕は、歪みの音は、ほとんどエフェクターをかけてる。だから、好きなのであれば、使い方をしっかり考えてテレキャスターを使って下さい。」


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色んな意見おねがいします!!
高1で、バンドを組んでます。
家にピアノがあり、経験者ということで、キーボード担当になりました。
しかし、ピアノは本番では持っていけません。
そこで、質問なんですがキーボードを買うとしたら、どんなものがいいですか?また、どの位の価格が一般的なんでしょうか。教えてください!!!
ケイ★
女/15/佐賀




岩寺「これは難しいね〜。」

岡崎「でも、これは私の経緯にも似ているから、親近感がありますね。ケイ★さんは、キーボードとして、いろんな音色で、シンセサイザー的なものも考えているのかな。そうだとしたら、最初はいろんな音が入っていて選べるシンセが良いんじゃないかなって思います。私も高校1年生の時におばあちゃんにおねだりをして、シンセサイザーを買ってもらった事があります。それは、YAMAHAから出ているEOSシリーズだったんですけど、スピーカーが埋め込まれているシンセサイザーで、スイッチを入れれば、弾いて音が出るっていうものでした。小室哲哉さんがプロデュースされていたシンセサイザーで、すごく良かったし、勉強になったんだけど、スピーカーがついているがために、ものすごく重くて(笑)。ケースも、壊れないようにしっかりしたハードケースに入れなきゃいけないから、それに入れたら25キロとかになって(笑)。階段も1段ずつ上がるような……気合ですよ(笑)。」

岩寺「うわ〜、それはすごいね。よくやってたね。」

岡崎「だから、それはケイ★さんにオススメしません(笑)。スピーカーが無くても、スタジオに入るとケーブルを繋いで音を出せるようになるから、ローランド(Rolland)から出ているJUNO(ジュノ)シリーズとか、いいかも。」

岩寺「それも最初から音がいっぱい入ってるの?」

岡崎「うん。ピアノ、ブラス、シンセ、ドラム、ベース、ってカテゴリに分かれていて、どんな音色かが分かりやすくなっていくつか入っています。こんなベースの音が出したいなって思ったら、ベースの中から近しい音を探してみたり、ピアノだったらアコースティックなピアノとか、ローズとかのエレクトリックピアノみたいに、いくつか種類もあったりするから。そこからインスピレーションも湧きやすいし、選びやすい。価格も10万円以下って言えば良いのかな。1万円とか2万円でもあるんだけど、そうすると、最初から入っているプリセットの音色が少なかったりするから、ある程度有名なメーカーの雑誌とかにも載っているようなシンセサイザーを最初に触ってみると良いんじゃないかな。」


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エフェクター勉強中!
マルチエフェクターの各パッチにプリセットの音が設定されてるのですが、あれって自分でいじり倒して大丈夫でしょうか?いじったら確実に初期化しないと元の音に戻せないのですが、1つのパッチで色々試すのが面倒で…みなさんどのように使ってますか?因みにZOOMのG3Xです。
べにまる
女/18/岡山




岩寺「いろいろと専門的な言葉も出てきたね。マルチエフェクターっていうのは、いろんなエフェクターがひとつになっていて、ペダルやスイッチがついているサイズの大きいものですね。そのパッチにプリセットで元々音が設定されています。例えば、このボタンを押すと歪んでいて、リバーブがかかって、ちょっとディレイがかかるとか、このボタンを押すと、クリーンで、リバーブが深めにかかってますよ、とかね。そういう音がいろいろと最初から設定されているんですよね。」
(※エフェクターの名称や効果は、前回の岩寺先生の授業『春のエフェクター講座』を読んでみてね。)
岡崎「なるほど。ひとつのエフェクターだけじゃなくて、いくつか組み合わせてあるんだね。音色として、キャラクターが強いのもあるんですね。」

岩寺「そうそう。4つとか、5つとかかかっているのもあるね。僕もローランドのGT-10っていうマルチエフェクターを使っているんですけど、それは、コンパクトで持っていないエフェクターを補ったり、プリセットごとにボリュームを変えたりっていう使い方をしています。実は、プリセットが残っているものはひとつも無いですね(笑)。」

岡崎「へぇ〜! 全部変わってる?」

岩寺「最初は操作を覚えるために、プリセットをいろいろといじって、繋ぎ方とか順番のいじり方とかを勉強する時間があると思うんですけど、自分で触った事が無いところがないくらいまでいじり倒してはじめて、"マルチエフェクター" がいろいろと分かってくる。」

岡崎「なるほど〜。」


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岩寺「プリセットが入っているのって、しっかり作り込まれているのが入っているから、それで満足しちゃえば、それを使うっていう選択肢もあるとは思う。……だが、それじゃあ、マルチエフェクターを脱却してコンパクト(エフェクター)を揃えたいって思った時にどうして良いか分からないからね。」

岡崎「そっか。どうしてこの音が鳴っているのかっていうのが、分からないもんね。」

岩寺「そうそう。プリセットは、セーブしなければその音に戻るから。」

岡崎「もっと深くを把握しようと思ったら、どんどんいじって、一回消すくらいの勢いでやればいいんだね。」

岩寺「うん。とにかくいじって、うわーってなっちゃったら、初期化しちゃえば良いんじゃないですかね(笑)。」

岡崎「ははは(笑)。やっぱり、ゲーマーっぽい発言というか(笑)。」

岩寺「そうだね(笑)。リセットボタンをポチッとね。」


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ということで、今回の授業もそろそろ終了の時間となってしまいました。

岩寺「初めて2人でやってみたけど、こういう質問に答えるやつだったらなんとか大丈夫だね(笑)。」

岡崎「うん(笑)。だから、またやりたいと思います。」

岩寺「そうだね。また山口先生がどこかに行っちゃった時には(笑)。」

岡崎「ぶどう狩りから、来週には帰って来て欲しいですね(笑)。」

岩寺「帰って来てくれると思いますよ。」

岡崎「みんな、待っていて下さい。」


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ということで、今回の授業はここまで。
2週間にわたってお届けしてきた副担任'sの授業。江島先生、草刈先生、岩寺先生、岡崎先生、ありがとうございました!

サカナLOCKS! 放送後記

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