掲示板逆電！

2014.02.05

生放送教室

『君のための学校』
　
昨日の生放送授業終了後、ある生徒から書き込みがありました。

■ はじめまして
今日、はじめて掲示板を見たり、書き込みしながらラジオを聞きました。生徒のみなさんが、真剣に悩みについてアドバイスしているところに感動しました。ここにくればみんないる、って思えます。私の悩みはまだここに書き込めるほど整理がついてないし、友達にも家族にも話しづらいし、書き込む勇気もありません。少しずつ、みなさんと一緒に授業を受けながら考えていこうと思います。このSOLという学校があってよかったです。これからよろしくお願いします。
　

黒歴史
女/16/熊本県
2014/02/05 00:22

とーやま校長「ようこそ！ここはお前の学校だ！色々悩む事もあると思う。自分でもわかってない悩みでも、誰かと話していて分かることがある」
　
よしだ教頭「整理ついてないままここに来て、ここで解決できる時もありますよね」
　
とーやま校長「昨日も、祭り娘へのたくさんの書き込みありがとう!!頼もしいよ！俺達はお前の話を聞きたい。経験はしてないけど、知らないてままにしたくない。ちゃんとお前の気持ちわかりたい。時には、生徒の力を借りることもあると思う。その時はよろしく！黒歴史もよろしく！」
　
SCHOOL OF LOCK!本日も開校です!!
　

　
今夜の生放送教室も【掲示板逆電】の授業をやります。
　
夜空に浮かぶラジオの中の学校SCHOOL OF LOCK!
我が校の教室は、君のスマホ・携帯から繋がる、学校掲示板
　
今日あった事、楽しかった事、受験のこと、好きな人の事。
誰にも言えずに、胸に留めたままになっている事。
　
ここはキミの教室。
今、キミが思っている事をそのまま自由に学校掲示板に書き込んでほしい。
誰にも見られたくないという生徒は[ 校長＆教頭へのメール ]で待ってます。
とーやま校長、よしだ教頭と話そう！
　

　
それでは掲示板逆電授業にいきましょう!!
まずはこのメールをくれた生徒と話します。

僕の親友が去年の12月に亡くなりました。しかも亡くなった原因がイジメです！僕も小学校からイジメられています。同じ身として何も言えなかった自分に今後悔しています。
あの時どんな言葉をかければ良かったのでしょうか？教えてください。
　
プリンぽんぽん
長崎県　17歳　男

とーやま校長「メール読ませてもらった。…うん。去年の話か。話を聞いて大丈夫？」
　
プリンぽんぽん「はい」
　
とーやま校長「いつ出会った親友なの？」
　
プリンぽんぽん「高校で、友達から、“イジメで悩んでいるヤツがいるから相談のってくれない”って言われて紹介されたやつで、月に2、3回くらい3人で集まって遊んでたんです。そいつの話を聞いていたら自分よりももっとひどいイジメを受けていたんです。
それで、そいつは“俺は生きてて、意味があるのかな”言ったので、自分達は“お前がいなくなったら、悲しいからやめてれくれ！”って言ったんです…。
でも去年の12月に自分の修学旅行の前日に亡くなったんです。自分はショックで、行きたくなかったんですけど、亡くなった子が“東京に行くのが夢だ”って言ってたので、俺が東京に行って色んな話をしてあげたいって思って行きました」
　
とーやま校長「そっか…どんなやつだった？」
　
プリンぽんぽん「自分と違って、元気があって、楽しませてくれる存在でした。でも学校では暗い存在だったって聞いてます」
　
とーやま校長「じゃあプリンぽんぽんの前での姿が本当の姿だったんだね。お前の前じゃ本当の自分でいられたんだよ」
　
プリンぽんぽん「はい、そうですね」
　
とーやま校長「後悔の気持ちはあるの？」
　
プリンぽんぽん「あの時に、言葉が詰まっていて。“自殺するなよ”って言葉以上の何かをかけられたのかなって考えちゃいます」
　
とーやま校長「まあ…考えちゃうよな。それはどこかで責任みたいなものは感じる？」
　
プリンぽんぽん「はい…考えます」
　
とーやま校長「自分でさ、いっぱい、考えただろ？どういうことが浮かんだ？」
　
プリンぽんぽん「やっぱり…悲しい気持ちと後悔っていうことしかないです」
　
よしだ教頭「プリンぽんぽん。…なんだろうな、お前にはたぶん、“あの時、ああ言えばよかった”とかあると思うけど、それは普通だよ。その気持ちはあっていい。でも彼からしたらさ、プリンぽんぽんに言ってもらった言葉全部で自分を助けてもらえたと思う。お前は“自分がもっと出来ればよかった”って思うけど、全部やってたと思う。でも彼は本当に疲れたいたから、よくわからない方へ答えを出してしまったんだと思う。でもお前はやったんだよ」
　　

　
“ああすればよかった”という気持ちは持っていてもいい。でも後ろ向きになっちゃダメだ。これから彼の分まで生きればいいと言う、よしだ教頭。
　
よしだ教頭「これからは彼の誕生日にケーキを食べてみたり、彼が告白するやつだったら、お前が好きな人ができたら告白してみたり。彼の分まで楽しい事をすればいいと思う」
　
とーやま校長「なんだろう。話を聞いていて悔しい。本当に悔しいよ。どんな思いしてたんだよ。そいつは…。そいつがどんな想いで修学旅行前日いたのかなって思ったら、たまらない。本当にそいつが一番悔しかっただろうし、絶望していただろうし、世の中って本当に救いがないんだなって思いながら天国に向かっただろう。でも少なくとも、プリンぽんぽんの事はめっちゃ大好きだったし、お前と出会えて本当によかったって思ってるから。じゃないとお前ので明るくはなれないよ。プリンぽんぽんは自分が納得できる言葉はかけられなかったけど、それはちゃんとわかってる」
　
プリンぽんぽん「…はい」
　
とーやま校長「ラジオをやっていて、科学じゃ説明できない事があって、それが人と人を繋いでくれて、人に想いを飛ばしてくれるって学んだ。そいつは今、どこにいるかな」
　
プリンぽんぽん「自分では、天国じゃなくて心の中にいると思ってます」
　
とーやま校長「うん、笑ってるよ。そいつは」
　
よしだ教頭「お前はもう幸せになるしかないな。そいつの分も。世の中のイジメてるやつよりもさ」
　
とーやま校長「お前は何をしてる時が一番楽しい？」
　
プリンぽんぽん「部活の弓道をやってる時が楽しいです」
　
とーやま校長「色んな物を見せないとダメだな。お前が頑張れることを精一杯やって。お前は一人じゃない。心の中にいて…！俺も今日お前を知って。もう友達だ！友達が悲しいと思ってるのは辛いよ。でもお前が弓道頑張ってて、そいつのために頑張っていたら俺は嬉しい!!」
　
よしだ教頭「もっと校長、喜ばせてやってよ！」
　
プリンぽんぽん「…はい(照)」
　
とーやま校長「俺もお前を楽しませるよ！あの時、言いたかった言葉が見つかったら、そいつにちゃんと言葉をかけてやってくれ！まずは弓道だ！的を射ぬいていけ!!ありがとう！また話そう！」　

■ 。。。
ぷりんぽんぽんさんはその方にとって大切な人だったと私は思います。なんでいじめるんだろうって思いますね… ウチのクラスでもいじめ？っぽいのがあって私は止めたい。ぷりんぽんぽんさんの仲の良い友達みたいになって欲しくない… 私は勇気出して止められるようにしたいって思いました…

ゆるふわLove
女/14/北海道
2014/02/05 22:43

■ 命
自分もしんどい時もありますでも、自分から命を絶ってしまうのは、想像以上にしんどいと思う。だから、自分も精一杯生きたい

ブルマン
男/17/広島県
2014/02/05 22:54

とーやま校長「生きよう！一度の人生だ！」
　

　
次はこの書き込みをしてくれた生徒に逆電します。

■ 助けてください
最近は書き込みもラジオ聞くのも出来ていないのですが、悩んでいるので校長と教頭に聞いてほしいです。今私の友達が学校にこれていません。2週間前に1日だけ来てそれから全然来ていません。何で来ないのかも言ってくれないし連絡も取れたと思ったらすぐ途絶え、何もわからなくて何もできない状況です。その友達は私の話を聞いてくれて助けてくれて、嬉しいことがあったときに自分のことのように喜んでくれて、これからもずっと友達でいたいなぁと思っているのに、このままだと友達でいられなくなるようでどうしようって。私には何ができるでしょうか？どうにかして助けて学校に来てほしいんです。校長教頭どうしたらいいですか？

恋愛中毒けど非リア充
女/17/兵庫県
2014/02/05 20:13

恋愛中毒けど非リア充　兵庫県　17歳　女
　
とーやま校長「書き込みを見たんだけど、友達が急に来なくなった？」
　
恋愛中毒「はい。急にパタリと来なくなって。一緒に生徒会にも入っていて、遊んだりもしてたんですけど、全然原因がわからなくて」
　
SNSは度々更新されるけど、メッセージを送ってもなかなか返って来ないそう。
　
恋愛中毒「それで今度、その子の家に、迎えに行こうと思っていて。このままじゃ嫌ななので。でも行って、何をすればいいかわからなくて。もし私が行って、悪い方向に進んじゃったら嫌で。それで助けてほしくて…」
　
とーやま校長「お前にとってはどういう友達なの？」
　
恋愛中毒「自分の想ってる事をちゃんと言える友達で、感受性が高くて、本もたくさん読んでいて。色んな事を知っていて、その子の言葉で私が助けられた事もあったんです。一緒に悲しんでくれた時もあって。だから私も助けたいって思いました」
　
とーやま校長「SNSには返信が来る事があるんだよね？」
　
恋愛中毒「はい、何日も経ってから“ごめんね”って。私、“休んで大丈夫？”って送った時は、“長くなるし、迷惑だから”って返ってきて。全然迷惑じゃないのに…何でだろうと思って」
　

　
恋愛中毒「友達がいたら、助けてあげられるかなって思うんですけど」
　
よしだ教頭「家に行くのはどうなの？」
　
恋愛中毒「行きたいです…」
　
よしだ教頭「行きたいって気持ちにはなるんだね。でも逆効果になるのが怖いのか」
　
恋愛中毒「はい。出しゃばっていいのかなって」
　　
よしだ教頭「“本当に心配してる”って気持ちは俺達には十分伝わってるから、その気持ちをちゃんと伝えることが大事だと思う」
　
とーやま校長「家に行くでもいいし、待ち合わせしてどこかにお茶に行ってもいい。連絡は来てるんだから、向こうもお前のことを想ってる。“誰かに聞いてほしい”と思ってるよ。でも今の状況では“さあ、話して”って言ってみても、話し出してはくれないと思う。でもそこは誰かが、出しゃばっても聞こうとしないと。お前は仲良いし、本気で心配してるからさ。他人が言ったら失礼な事でも、仲の良いやつしか言えない言葉があるじゃん。どうかな？」
　
恋愛中毒「向こうが閉ざしてる以上、こっちがガツガツしてるくらいで聞こうと思います。私の想いをぶつけてみます」
　
とーやま校長「うん。一回、お前が思ってる事をちゃんと言って、伝えて、“君の事を待ってるよ”って言って。お前にしか聞けないよ、これは」
　
恋愛中毒「頑張ります」
　
よしだ教頭「今、迷ってるのはさ、逆効果になるんじゃないかって思ってるんでしょ。それも言ってみよう。“私は、家に行った方がいいのか、行かない方がいいじゃないか、両方の行動を考えて、心配だったから今日来ました”って言おう」
　
恋愛中毒「はい！」
　
とーやま校長「“あなたが心配だったから来ました！”ってストレートに言ってもいいよ。だって心配なんだもん！それは迷惑でも何でもない！」
　
恋愛中毒「わかりました…!!」
　
とーやま校長「少し緊張するけど、頑張れ！」
　
恋愛中毒「はい、ありがとうございます!!」
　

■ 非リアさん！
私が登校拒否だった時、LINEやメール、たくさん来ました。でも、一番嬉しかったのは、直接投函された、手紙でした。だから非リアさんも手紙を書いてみてはいかがでしょうか。
　

Naomi?
女/15/福岡県
2014/02/05 23:46

とーやま校長「手紙か…」
　
よしだ教頭「一つの手だと思います。直接投函されてたら“家まで来たんだ”って思いますし」
　
それでは黒板の時間です。
　　

　　
『抱えてるもの離して　軽やかに行け』
　
誰かの事が心配だな。
あの時、上手くいかなかったんだろう。
　
ずっと自分で持ってるのは悪くないけど、許容範囲がある。
一人でも持てる分には限界がある。
　
俺でもいい。周りにいくらか話せば軽くなる。
重荷が無くなる。
　
少しでも持ってる負担を減らして、
走って、軽やかに飛んでほしい。
　
　
♪　声／ BLUE ENCOUNT
　
　
とーやま校長「言わなきゃ伝わらない！」
　
よしだ教頭「伝えて、伝わって」
　
とーやま校長「お前が大事に思ってる言葉をちゃんと待ってる人がいるよ！」　
　
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【FAXイラスト】