『 B 』
我がSCHOOL OF LOCK! にはB組というクラスがある。
AでもないCでもない、その狭間でモヤモヤしているBな生徒のためのクラス。
それがB組!!
そのB組の講師を務めているのが、今夜のゲスト講師、
Base Ball Bear先生!
とーやま校長「こいちゃんの顔が全然浮かない感じなんですけど」
小出先生「完全に校長のせいです。なんでそんなにガッツリ風邪ひいてるんですか」
小出先生はとーやま校長がマスク姿で教室にいることに不満を持っている様子。
小出先生「だって今日2時間この密室に僕ら一緒にいるわけですよ。なのにガッツリ風邪ひいて、しかも菌を撒き散らかしてですよ」
関根先生「撒き散らかしてって(笑)」
小出先生「歌うんだよ、俺。どうすんの?」
Base Ball Bear先生「(笑)」
いつもなら校長先生の隣に小出先生が座るはずなのだが、今日はものすごい距離を置かれているらしい。
小出先生「いやだって、シンプルに風邪ひきたくないから」
堀之内先生「いいじゃないですか。僕がそこに率先して座ってるんですから(笑)」
とーやま校長「ホリくんが防護壁となっていてくれてる」
小出先生「全ての風邪ウイルスをこいつ(堀之内先生)が吸い込んでるから」
あしざわ教頭「それはそれで結果ダメージですから(笑)」
校長は3日前にうっかり喉をやられてしまったのだそう。
本日はマスクをして授業をやるぞ!
Base Ball Bear先生が3人体制になってから、初めて生放送教室に来校。
改めて報告をしてもらったぞ。
小出先生「ギターの湯浅 将平が脱退しまして、元の4人体制でやっていくのは難しいなということで、3人でバンドをやっていくということになりました」
とーやま校長「WEB上で声明というか、文言を載せていただきましたね。そこからの3人でどうしていくのか、色んなこともあったじゃないですか」
小出先生「僕ら、17歳で結成してから15年なんです。他のメンバーがどう思ってるかわかりませんが、まず僕自身としては、この15年間で解散するなんて考えたことなかったんですよ」
とーやま校長「一度も?」
小出先生「まあケンカしたりとかはありましたけど、それによって解散みたいなことは考えたことなかったです。でもさすがに"こういう風にバンドって終わるのかな"と思いました」
堀之内先生「僕はもともと、"誰かが欠けたら…"みたいなところがあったんです。本気で3人で話し合って、もう覚悟を決めてやっていくぞっていう形に決めたことは、なかなか本当に大きな決断だったなとは思いますね」
関根先生「そうですね。でも、3人ともわりと迷いなく、"こうなったからには、やろう"ってなりましたね」
とーやま校長「LIVEも夏フェスもありましたけど、どういった形態でされてきたんですか」
小出先生「現状、とりあえずサポートメンバーを迎えてやってるんですけど、本当に豪華なギタリストの方々に来ていただいています。それで、サポートギターっていうのは基本的にサポートをやられてるギタリストの方が多いんですけど、そうではなくて、自分の持ちバンドがあるのに来ていただいたりとかしています」
とーやま校長「POLYSICSのハヤシ先生とかですね」
小出先生「あとは憧れのギタリスト、田渕ひさ子さんだったりとか」
とーやま校長「日比谷ノンフィクションVのDVDを観させてもらって、みなさんがオールスターで総登場されてるじゃないですか。やっぱりすごいですね!」
小出先生「壮観でしょ?」
とーやま校長「壮観! 入れ替わり立ち代わりで!」
小出先生「ああいうことって、こういうことでもなければなかなかやろうって気にもならないじゃないですか。だからこの逆境をエンターテインメントに消化していこうと考えて、ああいうふうになったんです」
とーやま校長「最初に報を受けた時に、SCHOOL OF LOCK!でもしゃべらせてもらって、ちょっと泣きそうになっちゃったんですよ。何度もここでお会いしてるしね。でも、LIVEの映像とか携帯のニュースとかで3人の顔を見たり言葉を聞いていたら、今おっしゃったように"3人はもう覚悟を決めて進んで行く"っていうのがわかったんです。俺たちはBase Ball Bearが好きだから、そっから先はもういつもと同じように楽しませてもらおうって思いました。たぶん生徒のみんなも同じ気持ちでいると思う」
Base Ball Bear先生「ありがとうございます!」
♪ 祭りのあと(2016 ver.) / Base Ball Bear
とーやま校長「噂の田渕ひさ子先生が参加されてるんですよね。途中から田渕ひさ子が、ガンガン前に出てくるところヤバくないですか?」
小出先生「俺らも録ってる時、"ワッ"って(笑)」
とーやま校長「だって大好きな人じゃないですか」
小出先生「田渕さんがギター弾いてるのを見てバンドを始めたようなもんだしね」
とーやま校長「それが高校生の時でしょう? しかもこの曲の仮歌をホキ麻子さんがね…」
関根先生「いやいやそれは…(笑)」
堀之内先生「大丈夫? これちゃんと土岐に許可得てる?(笑)」
小出先生「僕は土岐麻子さんと仲がいいんですけど、この間土岐さんがうちのLIVEに出てくれた時に、まず土岐さんを抜いてリハをやってたんですよ。それで、土岐さんが歌うパートをホリが歌ってたんですけど、それが途中から"ホキさん"になって(笑)」
あしざわ教頭「言いやすいですよね(笑)」
小出先生「"ホキ"麻子さん(笑)」
とーやま校長「どんな模様だったか、明日発売のDVDのトレーラーが今日公開になったんですよね。3分40秒くらいありますけど、途中から"ホキ"さんが全開で出てくるので(笑)」
小出先生「ショートコント『仮歌』っていう」
堀之内先生「ショートコントじゃないですよ! 真面目にやってますよ!(笑)」
3人体制になったBase Ball Bear先生は、明日9月28日水曜日に
増補改定完全版「バンドBのベスト」をリリース!!
2013年リリースの「バンドBのベスト」では22曲だったが、
その後の8曲をプラスして今回は30曲入っている!
しかも初回盤には、ミュージック・ビデオ集「映像版『バンドBについて』第三巻」の
DVDがついているぞ。
増補改定された部分で言えば
RHYMESTER先生と一緒にやった『The Cut-feat.RHYMESTER-』や、
閃光ライオット2013の公式応援ソング『senkou_hanabi』、
『「それって、for 誰?」part.1』『文化祭の夜』『不思議な夜』、
田渕ひさ子先生とのリテイク版『祭りのあと』など…
とにかくCDがパンパン!
聴いている生徒も、それぞれベボベ先生の曲への想いもあると思う!
そこで今夜は…「僕のバンドBのベスト!」、略して"BBBB"の授業をお届け!
この30曲のベストの中の、さらに個人的なベストを教えてほしい!
「文化祭で『文化祭の夜』をカバーした!」とか、
「好きな子と『クチビル・ディテクティヴ』を片耳イヤホンしながら聴いた」とか、
「『short hair』を聴くと、初恋の子を思い出してすげー興奮する」とか、
生徒のみんなのエピソードを添えて、学校掲示板もしくはメールまで送ってほしい!
フラゲした生徒からの書き込みも待ってるぞ!
とーやま校長「ちょっと待ってくださいね! 関根先生、改めまして、今日はよろしくお願いします!」
関根先生「はい、お願いします!」
とーやま校長「ホリくんもお願いしますね!」
堀之内先生「お願いします!」
とーやま校長「こいちゃんもお願いします!」
小出先生「はい、お願いしまーす!」
とーやま校長「こいちゃんの声こもってるなぁ!」
Base Ball Bear先生「(笑)」
小出先生「全然そんなことないよ!」
堀之内先生「予防がすごい! あのね、校長のようにいいマスクつけてるから(笑)」
あしざわ教頭「もう完全な防具!(笑)」
ガッチリ対策も済んだところで、増補改定完全版「バンドBのベスト」について話してもらったぞ。
とーやま校長「時系列で曲が収められているようですが、3人はこの曲の並びを見てどうですか?」
小出先生「初期の曲はやっぱり聴くのが恥ずかしいですね(笑)」
とーやま校長「1曲目の『CRAZY FOR YOU の季節』は何歳の時ですか?」
小出先生「21〜22歳ですよね」
堀之内先生「そうだね」
とーやま校長「その気恥ずかしさはどこから来るんですか?」
小出先生「やっぱり声が若いし、演奏も若いから。楽器のシステムとかも今と全然違うので」
堀之内先生「何もわかってなかったからね」
関根先生「そう」
とーやま校長「声が若いっていうのは聴いてて"今の声と違う"っていうのはわかるんですけど、演奏が若いっていうのは?」
小出先生「それがまさに、『祭りのあと』がそうです。曲がLIVEで育ち過ぎたんですよ。当初はテンポもそこまで速くなかったし、むしろ、怪しい雰囲気の曲って位置づけで作ったのに、LIVEでやってたらいつの間にか意味が分からない盛り上がり方をするようになってしまったんです」
とーやま校長「意味わかんない盛り上がり方ってなんですか(笑)」
小出先生「最初の何本かは普通だったのに、ある時に…名古屋だったと思うんですけど、突然爆発的な盛り上がり方をした時があったんですよ。それはたぶん、今思い返すと、堀之内さんがすごい走ってた(テンポが速くなった)から演奏も当然全体的に速くなって、そうしたらお客さんがバーンって大爆発を起こしちゃったんです。で、それからその仕様になりました」
あしざわ教頭「(音源に比べて)LIVEだとどれぐらい速くなるんですか?」
堀之内先生「ここから20ぐらい速いです」
とーやま校長「体感で聴いても速いなって感じるぐらいですか?」
小出先生「めちゃくちゃ感じると思いますね。今回録り直した2016バージョンは、ちょうど初期音源とLIVEの中間くらいなんです。LIVEバージョンだと速すぎるし初期音源だと遅すぎるから、大体間を取ろうという調整はしましたね」
とーやま校長「すごいね、曲って育つんですね!」
小出先生「LIVEだと育ちますね」
とーやま校長「関根先生はこの30曲をバーっと見てどうですか?」
関根先生「マスタリングで並びで聴いた時に、『 「それって、for 誰?」part.1』から急にガラって音が変わる感じとかが、やっぱり並べて聴くと面白いなって思いましたね」
とーやま校長「俺も聴いてて、1枚目は詰襟の学生がバンドを始めたっていうのが、『そんなに好きじゃなかった』ぐらいから風格が突然出てパターンがちょっと広くなったかなって感じましたね。胸板もなんだか厚くなったみたいな」
小出先生「テリーマンみたいに」
とーやま校長「みんな"キン肉マン"をググろう!」
あしざわ教頭「星のついてるイケメンなんだ(笑)」
とーやま校長「あんまり目立たないキャラ(笑)」
堀之内先生「今日はプロレスの話とドラゴンボールの話はダメなんですよ!」
とーやま校長「ホリくん禁止?」
小出先生「最近堀之内さん変な病気にかかっちゃって、僕と関根が何かしゃべってると、"あのね、それはドラゴンボールで言うと…"って、全部ドラゴンボールの話に持ってくんですよ」
それでドラゴンボールの話は禁止になったはずなのだが…。
脱線したのでラジオに話を戻し、思い出深い1曲とエピソードについて聞いたぞ。
とーやま校長「色々ゲストに来ていただいたこともたくさんあったので本当に難しいんだけれども、俺はやっぱりセンペニ…『senkou_hanabi』が(好き)」
あしざわ教頭「タイトルはちゃんと言おう!(笑)」
堀之内先生「もはや"センペニ"になっちゃってる(笑)」
とーやま校長「今は『未確認フェスティバル』になってますけど、その前身の『閃光ライオット』の公式曲。10代のみんなの何とも言いがたい衝動を、この4分にガっと収めてくれているんですよね。あの野音の真っ暗な中をすごく思い出します」
さて、それでは生徒のみんなからも聞いて行くぞ!
本日最初に想い出を語ってくれる生徒は…
はこなつみかん 山口県 19歳 女性 高専4年生
とーやま校長「もしもし!」
はこなつみかん「もしもし」
とーやま校長「早速だけど、はこなつみかんの"BBBB"を教えてもらってもよろしいかい?」
はこなつみかん「はい。『17才』です!」
とーやま校長「これはなぜ?」
はこなつみかん「これは、17歳の時にすごく仲良くなった友達とバンドを組んで、いっぱい遊んだりした時の思い出の1曲なんです。それで、去年の文化祭で演目の最後に『17才』をやりました」
とーやま校長「はこなつみかんの楽器はなに?」
はこなつみかん「ベースです」
関根先生「女の子のベースだ」
とーやま校長「何人組のバンドだったの?」
はこなつみかん「4人組で、全員女の子です」
小出先生「歌も女の子が歌ってるの?」
はこなつみかん「はい」
とーやま校長「女の子ボーカルの『17才』めっちゃよさそう!」
はこなつみかん「キーもちょっと上げたりしてアレンジしました」
とーやま校長「その文化祭はどうだった?」
はこなつみかん「今でも思いだすぐらいすごかったです。ステージの景色とか、歓声とか、意外とお客さんが集まってくれてたので。その時に、他のメンバーに内緒で、リードギターの子が脱退するのが決まってたので、同時にそのことを考えたりしていました。私コーラスだったんですけど、歌ってる時に泣いちゃって…そういう想い出の1曲なんです」
小出先生「ここまで思い出をつめてくれてありがとうございます」
はこなつみかん「いえいえ」
とーやま校長「じゃあ聴くたびにその友達のことも思い出すのか」
はこなつみかん「そうですね。ケンカとかもあったし、『17才』には楽しかった思い出もありました。すごく嬉しかったのが、お客さんや友達に"最後の曲はなんていう曲?"って言ってもらえたことです」
小出先生「ありがたい!」
堀之内先生「めちゃくちゃ嬉しい!」
とーやま校長「そうしたら聴こうか! はこなつみかんから曲の紹介をしてもらってもいい?」
はこなつみかん「はい! 私の好きなこの曲が、今聴いてくれている人の青春の1曲になってくれたら嬉しいです! Base Ball Bearで『17才』」
♪ 17才 / Base Ball Bear
とーやま校長「素敵な思い出と共にこの『17才』って曲があるんだね」
堀之内先生「めちゃくちゃうれしいです」
とーやま校長「僕はやっぱりLIVEを観てるから、手拍子なんかも擦り込まれてる。これはいくつぐらいの時ですか?」
小出先生「これは23歳の年かな」
とーやま校長「そうか、じゃあこれは初期の歌なのか」
小出先生「うちのバンドの曲ってインディーズ時代からメジャーファーストの時までって、イメージ映像みたいな歌詞だったんですよ。だから具体的なメッセージより映像的な歌詞が多かったんですけど、この『17才』ってアルバムから、ちゃんとメッセージや歌いたいことのある曲になってる時期ですね。『17才』は、特にその中でも自分が10代の時にこういう青春ソングがあれば良かったなっていうのを自分で作ろうと思って、作った曲でした。だからこうやって聴いてくれたりLIVEで演奏してくれたりっていう話をよく聞くんで、すごくうれしいですね」
堀之内先生「ありがたいです」
続いて"BBBB"エピソードを話してくれるのは…
☆SAKI★ 愛知県 17歳 女性 高校2年生
とーやま校長「もしもし!」
☆SAKI★「もしもし!」
とーやま校長「早速だけど、お前の"BBBB"教えてもらってもいいかい?」
☆SAKI★「はい! 私の"BBBB"は、『senkou_hanabi』です!」
とーやま校長「はいきた!」
RN ☆SAKI★がちょうど中学2年生の時に閃光ライオットの公式ソングだったのだが、その時付き合っていた彼氏と花火大会に行く前日にドキドキして眠れなかったのでラジオをつけたら、この曲が流れてきたのだそう。
それで"ひとめぼれ"ならぬ"ひとぎきぼれ"をしたとのこと。
☆SAKI★「自分の思っていたドキドキとか眠れない気持ちとかが、甘酸っぱいこの曲にマッチしていて、心を悟られたような気分になりました。それで更に興奮して眠れなくなってしまいました(笑)」
Base Ball Bear先生「(笑)」
あしざわ教頭「寝るために(ラジオを)つけたのにね(笑)」
☆SAKI★「はい」
とーやま校長「それが前日でしょ? 次の日の花火大会はどうだったの?」
☆SAKI★「はい。次の日は、部活が終わって急いで帰って、浴衣に着替えました。花火大会に行ったのは私たち2人だけじゃなくて何人かいたんですけど、初デートって感じで緊張していたのがこの曲を聴いて更に緊張しちゃって、また寝られなくなりました。翌日体調が悪くなることはなかったんですけど、とにかく緊張しました。"うまく笑えてるかな"とか(笑)」
とーやま校長「あー! 本当にたまんなくないですか?」
小出先生「今いいフレーズをいただきましたね! "うまく笑えてるかな"って」
とーやま校長「あーこれね!」
小出先生「今後もしかしたら歌詞に出てくるかもしれませんね」
とーやま校長「☆SAKI★、ちょっとずつ印税が入るかも知れないから」
☆SAKI★「本当ですか!」
小出先生「後で口座だけ教えてくれれば…」
堀之内先生「やめなさい! なんか悪いヤツみたいな感じがするよ(笑)」
とーやま校長「じゃあ、☆SAKI★、曲紹介をよろしく!」
☆SAKI★「はい! この曲は私の中2の夏の甘酸っぱい思い出がつまった曲です。ストレートな歌詞とさわやかなメロディが夏の終わりにもピッタリだと思います。それでは聴いてください! 『senkou_hanabi』」
♪ senkou_hanabi / Base Ball Bear
とーやま校長「今も、前日のドキドキと当日のドキドキを思い出してるんでしょう」
堀之内先生「こういう話を聞いてるとうれしいですね」
増補改定完全版「バンドBのベスト」と同じ9月28日に、
4th LIVE Blu-ray & DVD『日比谷ノンフィクション?〜LIVE BY THE C2〜』がリリースされるぞ!
こちらは今年の4月に日比谷野外大音楽堂で行ったライブの模様を収録されている。
ゲストギタリストとしてはフルカワユタカ先生(ex.DOPING PANDA) や、
田渕ひさ子先生(toddle)、ハヤシ先生(POLYSICS)、
石毛 輝先生(lovefilm, the telephones)が参加!
とーやま校長「これはただのLIVEの映像だけじゃなくて、ドキュメントっぽいところも入ってるんですよね」
小出先生「リハーサル風景が入ってますね」
とーやま校長「あれは初めてスタジオで顔を合わせて瞬間だったんですか?」
小出先生「そうですね、田渕さんとかはあれが本当にちゃんと話すのが初めてだったと思います」
とーやま校長「どっかで応援したことはあるけど」
堀之内先生「あいさつぐらいで」
とーやま校長「やっぱりドキドキしました?」
堀之内先生「みんなドキドキしましたよ!」
小出先生「そりゃやっぱ初めての音出しはすごい緊張しましたよ」
堀之内先生「僕とかフルカワさんとか昔からオープニングでうちらも回らせてもらってたりしたんで」
小出先生「やっぱり先輩なので」
とーやま校長「ex.DOPING PANDA先生のオープニングアクトでベボベ先生?」
小出先生「そうです。昔堀之内さんはすごいフルカワ先生の見た目に寄せてたんで」
関根先生「(笑) 寄せてたよね!」
小出先生「エレサマのPVとか堀之内さん完全に寄せてたんで、ぜひとも確認していただきたい」
堀之内先生「怒られますよ、そんなん!(笑)」
とーやま校長「関根先生はリハーサルからここに至るまではいかがですか」
関根先生「本当に緊張したんですけど、音を出すとめちゃめちゃ楽しくて、ギタリストひとりでもこんなに変わるかっていう感じでした。もうとにかく演奏が楽しかったです。そういうのも観て感じていただければと思います」
とーやま校長「みなさんのほほえみの表情がすごい印象的でしたよ! 演奏を終えた後に…」
関根先生「"バッチリっす!"っていうの(笑)」
とーやま校長「そうそう(笑) 本当に嬉しい瞬間なんだろうな」
あしざわ教頭「あこがれの人ですからね!」
更に、11月11日の下北沢GARAGEを皮切りに
全36公演の全国ツアー「バンドBのすべて 2016-2017」が開催決定!
とーやま校長「これも結構長丁場ですよね」
小出先生「たぶん僕ら史上一番長い(ツアー)ですね」
とーやま校長「何月ぐらいまでですか?」
小出先生「3月ぐらいまでです」
とーやま校長「じゃあ秋に始まって(終わりは)春になっている!」
あしざわ教頭「年またいでますね」
小出先生「季節をまたぐ感じです」
とーやま校長「このツアーのサポートギターの方は決まってるんですか?」
小出先生「KIRINJIの弓木英梨乃さんという、女性ですごい若い方です」
堀之内先生「キャリアは結構長いです」
小出先生「マジで、すごくギターがうまいです。半端ないです!」
とーやま校長「どういうつながりで、今回サポートに入られるんですか?」
小出先生「"ホキ"さん…土岐麻子さんのサポートをされてて、うちが色んなギタリストの方とLIVEをやっているので土岐さんに"誰かいいギターの人いないですかね?"って言ったら、"絶対弓木さんが合う"って言って、今回お願いすることになりました。だから土岐さんのおかげです」
とーやま校長「まだスタジオには入られてないんですか?」
小出先生「まだです。これからなんで」
堀之内先生「僕昔からいいギタリストだと思ってたんです。Twitterもずいぶん前にフォローしてて、そうしたら向こうもフォローしてくれてて、相互フォローの間柄が長い間あったんですけど、会ったことないんですよ」
とーやま校長「えー!」
小出先生「インターネット友達(笑)」
堀之内先生「インターネット上でも会話をしないから(笑)」
とーやま校長「これは楽しみですね!」
Base Ball Bear先生「はい!」
続いて、また生徒に"BBBB"を聞いていくぞ!
にょん★ 埼玉県 22歳 女性 大学4年生
とーやま校長「もしもし!」
にょん★「もしもし!」
卒論に追われているというRN にょん★の"BBBB"は…
にょん★「私の"BBBB"は、『初恋』です!」
とーやま校長「『初恋』が"BBBB"なのはどうして?」
にょん★「実は『初恋』が発売された時にベボベLOCKS!で逆電をしてもらったからです」
とーやま校長「そうしたら大体4年ぐらい前か」
にょん★「そうですね。その時は高校3年生ぐらいでした」
堀之内先生「そうか、それじゃあお久しぶりになるんだね」
小出先生「どんな話しました?」
にょん★「中学から好きだった人と高校で離れてしまったので、どうやって連絡を取ればいいかなっていうのをベボベ先生に相談させてもらいました。その時、"おひさしぶりぶり(さば)"ってメールの件名に書こうってアドバイスをもらいました(笑)」
Base Ball Bear先生「(笑)」
小出先生「俺覚えてるわ」
関根先生「ありましたね(笑)」
堀之内先生「このくだりすごい覚えてる!(笑)」
とーやま校長「誰が言ったの?」
堀之内先生「これは小出さんでしょ!(笑)」
小出先生「あの、ここまでの放送を聴いていただいたらわかると思うんですけど、俺めっちゃ言いそうじゃないですか。"おひさしぶりぶり(さば)"」
とーやま校長・あしざわ教頭「(笑)」
関根先生「言いそう(笑)」
堀之内先生「これは思い出した!」
小出先生「僕も思い出しました」
とーやま校長「っていうふうに、アドバイスをもらって、それで?」
にょん★「それをきっかけに、好きな人とたまにメールをするようになって…」
Base Ball Bear先生「えー!!」
関根先生「すごい!」
あしざわ教頭「本当に使ったんだ?」
とーやま校長「ちょっと待って。まず、返事はなんて返って来たの?」
にょん★「なんか、そんなに反応はなかったです」
とーやま校長「えーー!!」
堀之内先生「でしょうね!」
小出先生「あれ、ちょっと俺すべったみたい?」
堀之内先生「いやいや、いいんですよ! きっかけのひとつになってるんですから(笑)」
とーやま校長「まあそこには触れなかったけれども、そこから連絡を取り合うようになって…そして?」
にょん★「2年後の成人式の後に同窓会があったんですけど、そこで私から告白して、OKをもらいました」
堀之内先生「マジで! うわすごい!!」
関根先生「えー! すごいなー!」
とーやま校長「ぶりぶりさばから始まることもあるんだ」
小出先生「やっぱりキューピッドの才能あったんだ」
関根先生「そこには触れられてないから(笑)」
堀之内先生「小出さん、"ぶりぶりさば"はスルーされてるんだから(笑)」
小出先生「たぶん将来結婚式で、実はあの時のメール残ってて、ってスクリーンにバンって映し出されると思う」
関根先生「(笑)」
とーやま校長「それで親戚一同、"ほー"って(笑)」
堀之内先生「もしそうなったらうちらからちゃんとコメント出してあげないと!」
小出先生「じゃあ代表して堀之内さんから」
堀之内先生「何で俺だ!? 俺だけはおかしい!」
とーやま校長「それで、にょん★は付き合うことになって、今は聞いてもいいの?」
にょん★「今は遠距離中なんです」
とーやま校長「え、でも続いてる?」
にょん★「はい」
とーやま校長「すごい!」
堀之内先生「素晴らしい!」
あしざわ教頭「これは結婚ありえるよ」
関根先生「本当にありえますね(笑)」
RN にょん★は埼玉にいて、彼は新潟にいるのだそう。
小出先生「でもね、その遠距離を経て、結婚したら最高じゃないですか」
とーやま校長「じゃあこの曲『初恋』は、絶対に忘れられないじゃん」
にょん★「はい」
とーやま校長「素敵!」
小出先生「本当にありがたいです」
そんなRN にょん★に、曲の紹介をお願いしたぞ!
にょん★「今好きな人と連絡を取ろうか迷っている人は、"おひさしぶりぶり(さば)"って送ってみてはいかがでしょうか?(笑) Base Ball Bearで、『初恋』」
♪ 初恋 / Base Ball Bear
とーやま校長「にょん★は埼玉で彼は新潟ですけれども、この『初恋』を聴けば会うことができるわけですからね」
堀之内先生「本当にすごい話ですよ」
とーやま校長「しかもベボベLOCKS! から始まるってね」
小出先生「ありがたい」
堀之内先生「あんなにリア充に対して厳しかったのに(笑)」
小出先生「もう32にもなるとね、すごく優しい目で見れる(笑)」
関根先生「(笑)」
堀之内先生「最初からもう優しくなれよって話ですよ(笑)! 厳し過ぎましたもんね」
とーやま校長「俺だってボッコボコに言われましたもん!」
小出先生「その後どうなりましたっけ?」
とーやま校長「破局だよ!」
あしざわ教頭・Base Ball Bear先生「(笑)」
とーやま校長「4年前に渋谷で別れて終わりだよ!」
小出先生「めっちゃうける」
とーやま校長「"めっちゃうける"じゃないんだよ!」
本日最後に"BBBB"を教えてくれた生徒は…
ちる 宮城県 18歳 女性 高校3年生
とーやま校長「もしもし!」
ちる「もしもし」
RN ちるの"BBBB"は…
ちる「私の"BBBB"ソングは、『changes』です!」
小出先生「ありがとうございます」
とーやま校長「これは、なぜちるにとって大切なの?」
ちる「何年か前になるんですけど、私は中学校の時にあんまり学校でうまくいかなかったんです。イジメまではいかないんですけどちょっと嫌だなって思うことがあって、そうしたら部活も勉強も全部うまくいかなくなっちゃったんですよ。そして、高校受験もうまくいかなくなって志望校に落ちてしまったんですね。結構ショックで、"もうどうでもいいや"って自暴自棄になってしまってて、中学を卒業した後も、同級生とすれ違うと笑われてしまうということがありました。その時にアニメを見て流れて来た曲が、この『changes』なんです」
とーやま校長「うん!」
ちる「歌詞の中に"つららの様に刺さった 誰かの笑い声が融けて春が息吹く"というのがあるんですけど、本当にその部分が私の気持ちを代弁してくれてて、背中を押してくれました。"もう嫌だな"って思ってたけど、高校ではがんばろうと思うようになりました」
Base Ball Bear先生「うん」
ちる「今すごくがんばってて、高校では友達とも楽しくやれています。家の事情で転校をしたんですけど、その先でもちゃんとうまくやれていて、すごく色んなことにチャレンジできて、今学校の生徒会長もやっています」
Base Ball Bear先生「えー!」
とーやま校長「すごいね!」
ちる「本当にこの曲に救われて、一歩一歩踏み出して今ここまで来れたなと思います」
とーやま校長「曲ってすごいですね」
小出先生「本当にうれしい!」
堀之内先生「こうやって、こういう声を聞ける場があるのが、僕らもすごくうれしいです」
とーやま校長「変わるってすごく難しいじゃないですか」
小出先生「いや本当に。僕らもこういうことになって、改めて思うのは、やっぱり変わる時って、周りじゃなくて常に自分たちから変わって行くことなんだなって(思います)。それで、この曲のことは、やっぱり3人体制になって自分でも思いましたよ。"あ、俺、こんなこと言ってたな"って改めて反芻(はんすう)するというか。だから今、ちるともこういうふうにつながってよかったなって思いました。ちるの言葉もすごく響いたよね」
ちる「ありがとうございます!」
とーやま校長「じゃあちる、改めて想いを込めて、曲紹介をお願いしてもいい?」
ちる「はい。この曲は背中を強く押してくれる曲です。今、辛いこと・悩んでいることがたくさんある人も、変われるきっかけになりますように。Base Ball Bearで、『changes』」
♪ changes / Base Ball Bear
とーやま校長「というわけでお時間がきてしまいました! こいちゃん、黒板をお願いいたします!」
小出先生「これにつきるかな、と」
とーやま校長「それでは読み上げていただいてよろしいでしょうか」
『 これからもよろしく! 』
小出先生「今日ひさびさにこの番組に呼んでいただいてすごく楽しかった。だからこれからもよろしくお願いします! 校長もメガネくんもよろしくお願いします」
あしざわ教頭「教頭だよ!(笑) あしざわだわ!」
小出先生「生徒のみんなもよろしくお願いします!」
とーやま校長「最後に触れた!(笑)」
あしざわ教頭「目を合わさずに言うから(笑)」
小出先生「それで、3人体制になったBase Ball Bearもガンガンやっていきますから、よろしくお願いします!」
堀之内先生・関根先生「よろしくお願いします!」
小出先生「という想いもこめて、これからもよろしく!」
♪ 祭りのあと(2016 ver.) / Base Ball Bear
ベボベ先生はこうやってたくさんの曲を生み出し、結果的には生徒に届けてくれている!
そして、色んなものが変わって、色んなものを生み出して、色んな人生が始まっている。
改めまして、Base Ball Bear先生、ありがとうございます!
また来てください!
【FAXイラスト】
RN 小悪魔ラスカル
RN なおぞうちくわ
RN ももとりまかろに
RN あおりんご
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
【逆電リスナー】
はこなつみかん 山口県 19歳 女性
☆SAKI★ 愛知県 17歳 女性
にょん★ 埼玉県 22歳 女性
ちる 宮城県 18歳 女性
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
【オンエアリスト】
22:07 祭りのあと(2016 ver.) / Base Ball Bear
22:26 鬼 / クリープハイプ
22:42 17才 / Base Ball Bear
22:49 senkou_hanabi / Base Ball Bear
23:10 Onion Killing Party / [Alexandros]
23:21 Feel like / [Alexandros]
23:38 初恋 / Base Ball Bear
23:46 changes / Base Ball Bear
23:52 祭りのあと(2016 ver.) / Base Ball Bear
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
ベボベ先生と2時間いると笑ってばっかりだよ!
これからもB組をよろしくね!
あと こいちゃん、風邪ひかないようにね……。
校長のとーやま
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
ベボベ先生、いや小出先生。
名前覚えて下さい!!
教頭のあしざわ
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★