MURAKAMI RADIO
POST

こんばんは、村上春樹です。村上RADIO、今夜は「(博士も愛した)素数で聴く音楽」というタイトルでお送りします。素数(そすう)が題名になっている曲を片端から集めてみました。意外にというか、探してみるとけっこうたくさんあるものです。
「素数」、ご存じですよね。1か、あるいはそれ自身の数でしか割りきれない数のことです。具体的にいえば、2、3、5、7、11、13、17、19……と永遠に続いていきます。さあ、どんな曲が登場するんでしょうね。
今夜は、素数の世界をたっぷり楽しんでください。

<オープニング曲>
Donald Fagen「Madison Time」

どうして素数の特集なんかするのか、何かそこに意味があるのか……と言われても困るのですが、このあいだ作家の小川洋子さんと話す機会がありまして、それで彼女の小説『博士の愛した数式』に素数のことが出てきたのを思い出しました。そして頭の中で素数を順番に並べているうちに、あっ、そうだ、これで番組がひとつできちゃうかもな、と思いついたわけです。まあ、こういうへんてこな企画で番組をつくる人って、他になかなかいないでしょうしね。
でもね、僕は昔から素数って割に好きなんです。好感を持っています。
割り切れない心を抱えたまま、ぽつんと1人で野原にたたずんでいる、みたいなクールな雰囲気がありますよね。うーん、ないかな……?
It Takes Two
Marvin Gaye & Kim Weston
Marvin Gaye And His Girls
Tamla
まず2からいきましょう。2もしっかり素数なんですね。1か、あるいはそれ自身の数でしか割りきれない数、という素数の定義にあっていますから。ちなみに2は唯一の偶数の素数です。
2のついた曲はたくさんあります。さっと思い出せるのは、古いところではドリス・デイの『二人でお茶を(Tea for Two)』、ファッツ・ウォーラーの「Two Sleepy People(二人は眠そう)」、これはアート・ガーファンクルが素敵なカバーをしています。そしてルー・クリスティの『悲しき笑顔(Two Faces Have I)』。今バックで流れているのは、ヘンリー・マンシーニの作曲した『いつも2人で』、演奏しているのはデイヴ・グルーシンです。
この映画、高校生のときにガールフレンドと一緒に観に行きました。アツアツの若い貧しいカップルが、リッチになるにつれて次第に倦怠期に入り込んでいく、という筋の映画で、あまり高校生のカップルに適した映画ではなかったかもしれないですが。
さて、今日はマーヴィン・ゲイとキム・ウェストンのデュオで「It Takes Two」を聴いてください。それには2人が必要なんだよ、という歌です。マーヴィン・ゲイはデビューした頃は、女性歌手とのデュオが活動の中心になっていました。たぶんモータウン・レコードの営業戦略だったんでしょうね。このキム・ウェストンとか、メアリー・ウェルズとか、タミー・テレルなんかとコンビを組んでいました。
この曲、のちにロッド・スチュアートとティナ・ターナーが熱くカバーしていますが、今日はオリジナルの、マーヴィン・ゲイとキム・ウェストンのバージョンで聴いてください。ご機嫌な曲です。
We Three (My Echo, My Shadow And Me)
Paul McCartney
Kisses On The Bottom
Hear Music
3がタイトルについた曲もたくさんあります。今バックでかかっているのは、マントヴァーニ楽団が演奏する「Three Coins In The Fountain」です。『愛の泉』、映画の主題曲です。それからリップ・コーズの「Three Windows Coupe」もありましたね。中でもいちばん有名なのはたぶん、ドーンの「ノックは3回(Knock Three Times)」でしょうね。でも今日はこれはかけません。僕が学生時代、レコード屋さんでバイトしていた頃、この曲が流行っていまして、いやというほど聞かされて「これ、もういいや」と思いました。
ポール・マッカートニーの歌う「We Three」をかけます。これは1939年にヒットした古い流行歌で、インク・スポッツというコーラス・グループの歌で知られています。僕はブレンダ・リーの歌でこの曲を知ったのですが、2012年に出たポールのカバーもなかなか良いので、今日はこれでいきます。伴奏はダイアナ・クラールのピアノにジョン・ピッツァレリのギターという豪華版です。
正式な題名は「We Three (My Echo, My Shadow And Me)」。僕のエコーと、僕の影と、そして僕。どことなく、なんかカール・ユング的なタイトルですね。
5 O'Clock In The Morning
Count Basie And His Orchestra Featuring Joe Williams
Breakfast Dance And Barbecue
Roulette
タイトルに5が付く曲、ということでまず思い浮かぶのはなんといっても、デイヴ・ブルーベックの「テイク・ファイブ」ですね。でも今回これはかけません。あまりに順当すぎる選曲だから。すみません。うちはだいたいがへそ曲がりな番組なんです。
かわりにぐっと渋いところを聴いてください。カウント・ベイシー・オーケストラ(Count Basie Orchestra) をバックにジョー・ウィリアムズ(Joe Williams)がブルーズをじっくり歌いあげます。
「Five O'Clock in the Morning」。朝の5時に1人でぽつんと街路に立つ、孤独な男の歌です。これ、かなり胸に迫ります。
7 Deadly Sins
Traveling Wilburys
Vol. 3
Wilbury Records
次は7です。今バックでかかっているのはアル・カイオラの演奏する「荒野の七人」のテーマですね。僕は一時期これを携帯の着メロにしていました。これが聞こえると、勇ましいっていうか、けっこう元気が出ました。今は使っていませんけど。
今日おかけする7がついた曲は、トラヴェリング・ウィルベリーズが歌う「7 Deadly Sins」です。七つの大罪、ですね。
トラヴェリング・ウィルベリーズのことはご存じでしょうか? ボブ・ディラン、ジョージ・ハリスン、ロイ・オービソン、トム・ペティ、ジェフ・リンの5人が寄って、半ば遊びででっちあげた覆面スーパー・バンドです。ほどなくしてロイ・オービソンが亡くなり、かわりにデル・シャノンを引っ張ってきたんだけど、デルさんもまた時を置かずに亡くなってしまい、残りの4人でこの曲が吹き込まれました。リードをとっているのはボブ・ディランですが、このアルバムでは「ラッキー・ウィルベリー」という偽名がクレジットされています。ジャケット写真の顔を見れば、まあ一目瞭然なんですけどね。
聴いてください。トラヴェリング・ウィルベリーズが歌う「7 Deadly Sins」。
Seven Come Eleven
Herb Ellis & Joe Pass Also Featuring Jake Hanna & Ray Brown
Seven, Come Eleven (From Their Live Performance At The Concord Summer Festival)
Concord Jazz
さて、7の次の素数は11になりますが、11のついた曲ってなかなかないんです。ようやく見つけたのが、チャーリー・クリスチャンが作曲して、ベニー・グッドマンの演奏で有名になった「Seven Come Eleven」。これはクラップ・ゲーム、サイコロ賭博の用語ですね。「7が出た。さあ11来い」ということかな? クラップ・ゲームのことは僕はあまりよく知らないんですが、サイコロ2個を振って、その合計が7か11であれば賭けた側の勝ちということのようです。
7と11、どちらもしっかり素数ですね。
ハーブ・エリスとジョー・パスの、練れたスーパー・ギター・デュオで聴いてください。「Seven Come Eleven」。

<収録中のつぶやき>
これ、回転はこれで合ってる? 少し早過ぎるような気がするんだけど……(スタッフ:合ってました)。いや、しかし早い演奏ですね。思わずレコードの回転数を間違えたのかと思いました。
NO IMAGE
At Seventeen
Janis Ian
Best Of Janis Ian
CBS/Sony
次は13です。欧米では不吉な数とされていますよね。そのせいかタイトルに13のついた曲はあまりないんですが、有名なのは、BIG STARというバンドが歌ったそのものずばり「Thirteen」です。歌詞には13という数字はまったく出てきません。タイトルについているだけ。でも時間の関係でこの曲はパスします。
次は17。これは僕的にはもうジャニス・イアンの「17才の頃(At Seventeen)」で決まりですね。美人でもないし、スタイルも良くないし、お金持ちでもないし、学校でもぜんぜん目立たない、小さな町に住む17歳の女の子が、私みたいなぱっとしない「醜いアヒルの子」には恋人なんてできっこない、それが17歳のときに私に知らされたことなの……と心情を打ち明ける歌です。「17歳もの」っていうと「青春賛歌」みたいな歌が圧倒的に多いんですが、これはけっこう薄暗いっていうか、リアルな内容になっています。でも素直な美しいメロディーを持った歌です。1975年にリリースされました。ジャニスはこの曲でグラミー賞を受賞しています。
Hey Nineteen
Steely Dan
Gaucho
MCA Records
19は、なんといってもローリングストーンズの「19回目の神経衰弱」が有名ですね。今バックでかかっているのは、ジョー・パスの演奏したものです。でも今日はあえてスティーリー・ダンの「Hey Nineteen」を聴いてください。1980年にリリースされたアルバム『ガウチョ』に収録された曲です。僕もこの歌、けっこう好きなんです。「19回目の神経衰弱」ほど有名ではありませんが、このレコード、当時よく聴きました。ジャズの店を経営しながら小説を書いていた時期で、店を閉めてから、ウィスキーのグラスを傾けつつ、このレコードをターンテーブルに載せていたものです。ボーカルはもちろんドナルド・フェイゲン、バックのギターはヒュー・マクラッケン、ドラムズはスティーヴ・ガッドです。
歌詞はちょっと意味がとりづらいんですけど、だいたいのところ年上の男――たぶん団塊(だんかい)の世代くらい――が今時の19歳の女の子との間の感覚のギャップにけっこうがっかりしている……みたいな内容になっています。1980年当時の話ですが、その頃の若い子にとっては、カウンター・カルチャーとか反戦デモとか、そういう現象はもう既に「なんのこっちゃ」みたいになっていたんですね。だから話が通じません。アレサ・フランクリンのことも知らないんだぜ、みたいなね。
聴いてください。スティーリー・ダンの「Hey Nineteen」
The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)
Simon & Garfunkel
Old Friends
Columbia
19から59までぴょーんと跳んじゃいます。23、29、31……2桁の素数となると、なかなかその数字のついた適当な曲が見当たりません。サイモン&ガーファンクルの「59番街ブリッジの歌」が59でやっとひっかかりました。この曲は以前にこの番組で、ハーパーズ・ビザールの歌でかけたことがあります。今回おかけするサイモン&ガーファンクルの歌ったオリジナル・バージョンは1966年にリリースされたアルバム『パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム』に入っているのですが、演奏時間が1分43秒と短かったために、とても魅力的な曲なのに、シングル・カットはされませんでした。もしされていたらヒットしていたと思うんですけどね。それでは、ということで出されたハーパーズ・ビザールのカバー盤の演奏時間は2分34秒で、これはヒットチャートの13位まで上がりました。
サイモン&ガーファンクルの歌のバックには、当時のデイヴ・ブルーベック・カルテットのベーシスト、ユージーン・ライトと、ドラマーのジョー・モレロが名を連ねています。
1999
Prince
The Hits 1
Paisley Park
67にはDriver 67というバンドが歌った「Car 67」という曲がありますが、時間の関係でこれはパスします。
三桁の素数でひとつだけ見つけたのはビーチボーイズの歌う「409」です。シボレー409という自動車について歌ったホット・ロッド・ソングですが、これも時間の関係でパスします。すみません。
それから4桁に跳んで、数字は1999。
もちろんプリンスの「Nineteen Ninety Nine」です。
この曲、文句なしにかっこいいですよね。素数のパワーというか、何度聴いても痺れました。この曲がリリースされたのは今を遡る1982年のことで、そのときには1999年なんてずっとずっと先のことみたいに思えていたんでしょうね。でもあっという間に世紀末がやってきて、そしてするすると背後に過ぎ去っていきました。こうして今聴くと、なんか、「諸行無常」みたいな響きさえあります。

<収録中のつぶやき>
1980年代の音楽の音だよね、ほんとに。
867-5309/Jenny
Tommy Tutone
Tommy Tutone 2
Sony Music
次はまた大きくぐいっと飛躍して、突如7桁の素数に突入します。8675309です。eight, six, seven, five, three-oh-nineと僕が歌っても、きっと知らない人が多いでしょうね。トミー・テュートーンというバンドが歌った、これもプリンスと同じ1982年のヒットソングです(註:1981年9月リリース)。けっこう流行りました。「867-5309 / Jenny」、ジェニーという女の子の電話番号です。これは実際にアメリカ各地に存在した電話番号でして、当時この番号の電話の持ち主のところには、ガンガン電話がかかってきて、「ジェニーはいますか?」とか訊かれて、ずいぶん迷惑したということです。気の毒ですね。
トミー・テュートーンの「867-5309 / Jenny」、ジェニー、いますか?

<収録中のつぶやき>
eight, six, seven, five, three-oh-nine〽、つい歌っちゃうね。

電話番号ソングは他にいくつかありまして、マーヴェレッツの「ビーチウッド4-5789」とか、ウィルソン・ピケットの「634-5789」とかね。でもどれも残念ながら素数ではありませでした。しかし、どちらの電話番号も下5桁が45789なんですが、たぶんこれアンサーソングみたいなものなんでしょうね。
ある数字が素数か素数じゃないか、昔は「素数表」というのがあって、それをいちいちあたってみるしかなかったんだけど、最近はAIに訊いたらすぐにわかります。「それは素数です」とか「それは素数じゃありません」とかあっさり答えてくれます。ずいぶん便利になったというか、つまらなくなったというかね……。
Friday The 13th
Thelonious Monk
The Complete Prestige Recordings
Prestige
今日のクロージング音楽は、セロニアス・モンクの演奏する「13日の金曜日」です。テナーサックスはソニー・ロリンズ、この曲の録音は1953年11月の13日の金曜日に行われました。案の定というか、録音は交通事故やら、メンバーの出演ドタキャンやら、主役の遅刻やら、その他様々なアクシデントに見舞われたみたいです。スタジオを借りたプロデューサーは頭を抱えたと思います。

さて、今月の言葉は小川洋子さんの小説『博士の愛した数式』から引用させていただきます。素数について、こんな一節がありました。

素数を見るたび、博士を思い出した。それはありふれた風景のどこにでも潜んでいた。スーパーの値札、表札の番地、バスの時刻表、ハムの賞味期限、ルートのテストの点数……そのどれもが、表向きの役割に忠実でありながら、裏に隠れた本来の意味を健気に守り支えていた。(新潮文庫175頁) 

注:この文章での「ルート」は物語に出て来る10歳の少年の愛称



素数、一度はまっちゃうと、なかなか抜けられない奥深い世界のようですね。
それではまた来月。

スタッフ後記

スタッフ後記

完全数、友愛数、そして素数……数の不思議がいっぱいの小川洋子さんの小説『博士の愛した数式』は老数学者と家政婦の母子の心温まる物語ですが、今月の特集タイトルは「(博士も愛した)素数で聴く音楽」。レコードの中にも、村上さんの話の中にも、たくさんの素数がちりばめられています。世界中にファンを持つ二人の作家が出会い、村上RADIOならではの文学・音楽・数学が響き合うユニークな特集が生まれました。5や7、1999など、素数を入り口に村上さんらしい絶妙の選曲が光ります。17や59のように懐かしくて親密な雰囲気の曲も。きっと小説の中の「博士」も楽しんでくれたでしょう。(「村上RADIO」スタジオ・チーム)

村上RADIO オフィシャルSNS

村上RADIO オフィシャルSNS

村上選曲を学ぶテキストはこれだ!

村上選曲を学ぶテキストはこれだ!

単行本

スタン・ゲッツー音楽を生きるー

ドナルド・L・マギン/著 、村上春樹/訳
発売日:2019/8/27
3,520円(税込)
詳細を見る
文庫

村上さんのところ

村上春樹/著
発売日:2018/5/1
907円(税込)
詳細を見る
文庫

村上春樹 雑文集

村上春樹/著
発売日:2015/11/01
810円(税込)
詳細を見る

単行本

セロニアス・モンクのいた風景

村上春樹/編訳
発売日:2014/09/26
2,160円(税込)
詳細を見る
文庫

小澤征爾さんと、音楽について話をする

小澤征爾/著、村上春樹/著
発売日:2014/07/01
767円(税込)
詳細を見る
文庫

ペット・サウンズ

ジム・フジーリ/著 、村上春樹/訳
発売日:2011/12/01
529円(税込)
詳細を見る
単行本

バット・ビューティフル

ジェフ・ダイヤー/著 、村上春樹/訳
発売日:2011/09/30
2,052円(税込)
詳細を見る
文庫

ジャズ・アネクドーツ

ビル・クロウ/著 、村上春樹/訳
発売日:2005/7/1
853円(税込)
詳細を見る
文庫

ポートレイト・イン・ジャズ

和田誠/著 、村上春樹/著
発売日:2004/02/01
853円(税込)
詳細を見る
文庫

さよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想―

ビル・クロウ/著 、村上春樹/訳
発売日:1994/02/01
961円(税込)
詳細を見る
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』
文藝春秋(2021年6月):百曲以上の名曲を論じながら、作家の音楽観が披露される。
『意味がなければスイングはない』
文藝春秋(2005年11月)、文春文庫(2008年12月):『ステレオサウンド』2003年春号~2005年夏号に連載された音楽評論集。
『村上ソングズ』
和田誠(絵・エッセイ)と共著 中央公論新社(2007年12月)「村上春樹翻訳ライブラリー」シリーズに収録(2010年11月):歌詞の翻訳と和田誠の挿絵が中心の楽しい一冊。
『走ることについて語るときに僕の語ること』
文藝春秋(2007年10月)文春文庫(2010年6月):音楽本ではないが、ランナーにも愛読者が多い。

村上春樹(むらかみ・はるき)プロフィール

1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。’79年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『国境の南、太陽の西』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、最新長編小説に『街とその不確かな壁』がある。『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』、『パン屋再襲撃』などの短編小説集、『ポートレイト・イン・ジャズ』(絵・和田誠)など音楽に関わる著書、『村上ラヂオ』等のエッセイ集、紀行文、翻訳書など著訳書多数。多くの小説作品に魅力的な音楽が登場することでも知られる。海外での文学賞受賞も多く、2006(平成18)年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、’09年エルサレム賞、’11年カタルーニャ国際賞、’16年アンデルセン文学賞を受賞。