MURAKAMI RADIO
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こんばんは、村上春樹です。村上RADIO、今日は恒例の村上の世間話です。これで何回目だったかなあ、忘れてしまいました。たぶん8回目くらいだったと思いますが。例によって、社会的にあまり役に立つとも思えない話をつらつらとしながら、うちからもってきた音盤を気の向くままにかけます。なんか公共の電波を気ままに私物化しているような気がしなくもないんですが、まあ楽しんで聴いていただいている方も少しはいらっしゃるようですし、また番組のスポンサーにも辛抱強くサポートを続けていただいておりますので、まあいいかと、これまで通りの調子でやらせていただきます。お付き合いください。

<オープニング曲>
Donald Fagen「Madison Time」

今月の3日にぼくの長編小説『夏帆 The Tale of KAHO』が出版されました。カホ、季節の夏に帆柱(ほばしら)の帆と書きます。女性の名前です。女性が主人公の話なんです。
女性が主人公の話を書いていると、自然に女性の目で世界を眺めるようになってきます。といっても、もちろん僕は男性ですので、女性の視線がどういうものか正確にはわかりません。でもいつもとはちょっと違う目で世界を見ているな、という感覚はあります。小説家ってなろうと思えば、いろんなものになれちゃうんです。とても便利ですよね。ときどきはアリクイなんかにもなっちゃいます。アリクイ、楽しいですよ。
I Fought The Law
Roy Orbison
Memphis
Roy's Boys
ロイ・オービソンからいきますね。曲は「I Fought The Law」、おれは法律側と戦って、法律側が勝った、という歌です。警官と撃ち合いをして負けちゃったんですね。I fought the law and the law won. アウトロー側の人々の歌です。僕と同世代の方は、こういう歌を聴くといろいろと感じるところがあるかもしれません。警察、やっぱり強いですからね、あまりガチに喧嘩しないほうがいいかもしれませんね。催涙ガス、冗談抜きで目が痛いです。
1965年にボビー・フラー・フォーの歌でヒットしました。クラッシュとかグリーン・デイなんかもこの曲を、アウトロー側に立ってカバーしています。

【世間話1】
僕は昔、山の上ホテル(註:神田駿河台にあるホテル)で仕事をしているとき、よく皇居の周りを走っていたのですが、朝の早い時刻にときどき、警視庁の部署対抗駅伝レースが開かれていました。今はどうか知らないけど、昔はそういうのがあったんです。で、それを見物していると、だいたい機動隊のチームが勝利を収めていました。機動隊の人たちって、身体をずいぶんしっかり鍛えているんですね。こりゃ、喧嘩したら負けるわなと、見ていて実感しました。だからみなさんもできるだけ身体を鍛えてくださいね。いや、べつに法律側と戦う必要はありませんが、それはそれとして健康は大事です。
Jane B.
Jane Birkin
Jane B.
Philips
ジェーン・バーキンを聴いてください。曲は「Jane B.」、原曲はショパンの前奏曲第4番ホ短調です。少し前に「クラシック音楽をジャズで聴く」という特集でも取り上げた曲ですね。セルジュ・ゲンスブールがつけた歌詞を、ジェーン・バーキンが歌います。

【世間話2】
僕はノルウェイに1ヵ月ばかり滞在したことがあります。オスロの王宮のまえに「文学の家」という建物がありまして、そこに招待されて講演みたいなことをしたのですが、その建物にはゲストのためのキッチン付きのアパートメントがありまして、「何日でも好きなだけ泊まっていいですよ」と言われました。で、「じゃあひと月ほどいてもいいですか?」と訊いてみたら、「ええ、もちろんいいですよ」と言うので、丸々ひと月そこにお世話になりました。8月で、オスロの夏はとても快適で過ごしやすかったです。
そこの人がある日、「ムラカミさん、今日はノルウェイの特別郷土料理をご紹介します」と言って、僕を近所のレストランに連れて行きました。そしてその「ノルウェイのソウルフード」みたいな料理を注文してくれました。で、どんなものが出てくるのかなと楽しみにしていたのですが、出てきたのを見ると、それがただの鯖(さば)の塩焼きなんです。日本のそのへんの食堂で出てくる鯖の塩焼き定食とまったく同じ見かけで、大根おろしがついていないだけです。食べてみると、味もだいたい同じでした。
でも「おいしいでしょう?」と言われるので、「ええ、とてもおいしいです」と言ってしっかりいただきました。大根おろしとお醤油があるといいなあとか思いながら。これも、ノルウェイの夏の良き思い出です。
I'd Rather Go Blind
Clarence Carter
The Dynamic Clarence Carter
Atlantic
クラレンス・カーターを聴いてください、「I'd Rather Go Blind」。

クラレンス・カーターは、僕の大好きな黒人ソウル・シンガーです。前にも話したと思うけど、ずっと以前にカーターさんが来日したとき、聴きに行きました。良かったですよ、これは。このクラレンス・カーターさんは今年の5月13日に90歳で亡くなったそうです。彼は全盲、まったく目が見えないのですが、ここでは「I'd Rather Go Blind」という歌は、「きみが去って行く姿を見るくらいなら、僕は盲目になったほうがましだ」という内容です。しかし本当に目の見えない人がこれを歌うと、なんかやはり重みが出てきます。

【世間話3前編】
最近はいろんな新しいものが出てきて、そのかわりに古くからあるいろんなものが姿を消していきます。効率が何より重視されて、効率が劣るものはどんどん捨て去られていきます。
そんな「消えゆくもの」のひとつに食堂車があります。食堂車ってご存じですか? 昔の長距離特急とか急行列車にはだいたい食堂車が一両、付属してついていました。カフェテリアみたいなものじゃなく、ウェイターとコックがいて、調理設備があって、ちゃんとした一品料理を出す正式なレストランです。テーブルには白いテーブルクロスがかけられ、一輪挿しにはカーネーションなんかが挿してあります。この雰囲気、なかなか素敵だったですね。子どものころ、家族旅行なんかに行くと、この食堂車で食事をさせてもらいました。父親はいつも昼間からビールを飲んで、みんなで好きな料理を頼み、窓の外の風景を見ながら楽しく食事をしました。
そういう楽しみがいつの間にかなくなってしまって、僕としてはとても淋しいです。トンネルだらけのリニア新幹線なんて別にいらないから、食堂車を残しておいてくれよ、とか言いたいですが、僕が何を言おうと世間の人はまず耳を貸してはくれません。なにしろiPodまでなくなってしまう世の中ですからね。(ニャーオ)
Mr. Paganini
Ella Fitzgerald
The Lost Berlin Tapes
Ume
エラ・フィッツジェラルドというと「マック・ザ・ナイフ」の入ったアルバム『エラ・イン・ベルリン』が有名ですね。これは1960年の録音ですが、そのコンサートがあまりに評判がよかったので、エラは1961年と62年にもベルリンに戻ってコンサートを開いています。そのときの録音が近年やっとCD化されましたが、今日は62年のコンサートから『ミスター・パガニーニ』を聴いてください。この時期のエラはまさに絶好調、聴いていてほれぼれします。伴奏の達者なピアノはいつもと同じ、ポール・スミスです。

【世間話3後編】
さて、食堂車の話の続きですが、僕は一度東ドイツの鉄道に乗って、食堂車で食事をしたことがあります。まだドイツが東西に分裂していた頃のことで、東ドイツは締め付けの厳しいがちがちの共産主義国家でした。そのとき僕が乗ったのは、ベルリンからウィーンに行く国際特急列車で、外国人も乗車できますが、途中で列車から降りることはできません。いかつい顔をしたお巡りさんが見回りをして厳重に警備しています。窓の外の田園風景はのどかで美しいんだけど、なんとなく全体的におっかない雰囲気でした。
でもその列車には本格的な、とても優雅な食堂車がついていまして、僕は「おお、こりゃいいや」と思って、乗車すると同時に食事の予約をしました。そしてお昼が来るのを楽しみにしていました。で、お昼になって席に着いてメニューを開き、ワインを頼み、ペッパーステーキを注文しました。ところがこれが冗談抜きでまずいんです。ワインもまずいし、肉もまずい。堅くて味がしません。これにはがっかりさせられました。その少し後で東ドイツという国家そのものが崩壊し、ベルリンの壁が崩されました。そのとき、「立派な食堂車で、あんなまずい料理を出すんだから、一国が崩壊してもまあしょうがないか」とか思ってしまいました。食堂車、けっこう大事です。
ちなみにこの特急列車はVT18.16型と言いまして、もうとっくにお役御免になっていますが、鉄道マニアの間では今でもかなり人気があって、ドイツの鉄道博物館に行けば実物が展示されているんだそうです。食堂車をもう一度見に行ってみようかな。この列車の最高速度は時速160キロでした。
Isn't She Lovely
Livingston Taylor
Ink
Chesky Records
リヴィングストン・テイラーがスティーヴィー・ワンダーの名曲、「Isn't She Lovely」を歌います。「この子、素敵だろう?」、これは口笛特集のときにかけてもよかったですね。

【世間話4】
デンマークには有名なビール会社が2つあります。ビール好きの方はもちろんご存じでしょうが、ツボルグとカールスバーグです。どちらも19世紀から続いている伝統ある醸造所で、世界的にその名を知られています。
しかしデンマークに行って驚いたのですが、デンマーク国民は「カールスバーグ派」と「ツボルグ派」にはっきり分かれていて、その両者が折り合うことはまずないのだそうです。決して相容れない。「カールスバーグ派」がツボルグを飲むことは決してないし、「ツボルグ派」がカールスバーグを飲むことは決してない。時には派閥を異(こと)にするもの同士、口をきくことさえ拒むことがある、という話でした。どちらを選ぶかで、デンマーク人としての生き方そのものが違ってくるんだ、ということです。
しかしビールにかけるその情熱、すごいですね。なんだか昨今の政治的分断状態を思わせます。たかがビールじゃないかとか、僕なんかは思うんだけど、なにしろヴァイキング時代から延々とビールを飲み続けてきた人たちですから、半端じゃないです。根性が入ってます。
僕はとくにビールのブランドに対する思い入れみたいなのはないんですが、個人的には「ローリング・ロック」とか「ブルーリボン」といった、アメリカの安物大衆ビールの味が恋しいなぁとときどき思います。日本では意外になかなかそういう、へらっとした気楽な薄味ビールがないんですよね。リッチなクラフト・ビールもいいけど、暑い夏の午後にごくごくっと飲む冷えたブルーリボンの生、とにかくご機嫌でした。懐かしく思い出します。そんな話をしていると、ビールが飲みたくなってきますね。
The Painter
Neil Young
Prairie Wind
Reprise Records
You Send Me
Teresa Brewer
Rave On - The Coral Story
One Day Music
ここで2曲続けてかけます。まずニール・ヤングを聴いてください。曲は「The Painter」、2005年に彼が発表した美しい曲です。絵描きさんの曲です。それからベテラン歌手、テレサ・ブリュアーがサム・クックのヒットソング「You Send Me」を歌います。これ、なかなか素敵な曲です。

【世間話5】
最近読んで面白かった本の話をしますね。バルザックの長編小説に「ラブイユーズ」というのがあります。バルザックの作品の中ではあまり世間に知られていないものですが、これがやたら面白いんです。僕はこの本の面白さを、小林信彦さんに教えてもらいました。小林信彦さん、作家ですが、読書家としても広く名を知られています。彼が「ラブイユーズ」はバルザックの作品の中ではいちばん面白いと、どこかに書いておられたので、「これは読まなくちゃな」と思っていたんだけど、なかなか翻訳が手に入らなくて、ずるずる読まずにいたんですが、わりに最近になって光文社古典新訳文庫からやっと翻訳が出ました。で、さっそく買ってきたんですが、小林さんがおっしゃるように、これがなにしろ無類に面白くて、一気に読んでしまいました。一般的にバルザックの代表作と言われる『ゴリオ爺さん』とか『谷間の百合』なんかよりも、話としてはずっと痛快で面白いです。とんでもない悪党が主人公みたいになっていてね、感覚的に今の時代に合っているのかもしれません。
ラブイユーズというのは、川の流れで革製品を揉み洗いする女たち、という意味なんだそうですが、どういうことなのか、そのへんは実際に読んでみてください。
Late Night Talking
Harry Styles
Harry’s House
Columbia
ハリー・スタイルズさんが歌います。「Late Night Talking(深夜のおしゃべり)」。
スタイルズさんはランナーで、東京マラソンも走ったことがあるということです。タイムもなかなかのものでした。本格的に身体を鍛えているんですね。彼は僕の本を読んでいて、僕もいちおうマラソン・ランナーなので、ぜひ話したいと言われて、ホノルルの某ホテルのスイートルームで会って、1時間くらい話をしました。物静かな好青年という感じの人でしたね。ミュージックビデオなんかで見るのとはずいぶん雰囲気が違うなあと思いました。でもすごくかっこよかったです。

【世間話6】
僕はもう半世紀近く作家活動をしておりまして、これまでいろんな編集者と組んで仕事をしてきました。担当編集者なしに作品を世に出すことはできませんから。しかし一口に編集者といっても、実にいろんな人がいます。中にはカラフルというか、けっこうとんでもない人もいました。でもそういう裏話を具体的にやりだすと、面倒な問題も出てきそうなのでここでは話しません。
ただひとつ言えるのは、作家と編集者との間にはやはり相性みたいなのがあるということですね。この人とはもうひとつ感覚が合わないなと思うと、仕事はまずうまく捗(はかど)りません。これは編集者としての能力なんかとは別の次元の問題ですので、いかんともしがたいですね。調整のしようがない。
僕が作家デビューしてまだ間がない頃のことですが、原稿の打ち合わせをするために、原宿のフルーツパーラーで、ある出版社の若い編集者と待ち合わせをしたことがあります。千疋屋(せんびきや)だっけなあ……。僕はとりあえずホット・コーヒーを頼んだのですが、彼はメニューをじっと睨(にら)んで、ずいぶん迷ってからフルーツパフェを注文しました。これにはびっくりしましたね。打ち合わせで、いちおう筆者がコーヒーを注文しているのに、フルーツパフェはないだろうと。しかしまあ、きっと甘いものに目がない人だったんでしょうね。フルーツパフェの魅力には抗しきれなかった。
でも結局、この人とは二度と仕事をしませんでした。感覚的に、こりゃ駄目だと見切りをつけて。あるいは僕が偏狭にすぎるのかもしれませんけど。でもフルーツパフェはないよな……。
NO IMAGE
I'm Shadowing You
Blossom Dearie
Blossom Dearie Sings : Blossom's Own Treasures
Daffodil Records
妖精おばさん、ブロッサム・ディアリーが可憐に歌います。「I'm Shadowing You」、私はあなたを尾行しているの。なんか女性ストーカーみたいですね。大事に至らなければいいんですが。

【世間話7】
最近はインバウンドが盛り上がっていて、和食のお店なんかでも外国の方をよく見かけるようになりました。この間も、京都でふらっとお鮨屋さんに入ったら、12人くらいのカウンター席だけの店だったんだけど、僕とうちの奥さん以外、全員お客が外国人でした。さすがにびっくりしましたね。ここは日本か、と。でも職人さんもちゃんと英語で受け答えしていて、感心しました。世の中、どんどん変化しているんですね。
そのあと、うちの近所のお鮨屋さんに入ったら、「村上さん、ひらめの縁側って英語でなんていうんですか?」と店主に訊かれて、「さあ、わかんないな」と言ったんですが、彼は外国人客に「これはなんですか?」と訊かれて、どう言えばいいのかわからなくて、「ひらめのテラスです」って答えたんだそうです。縁側だからテラス……なるほどねえと感心したんだけど、通じないよね、それじゃ。「はい、しっかり通じませんでした」ということでした。うーん、「fluke's fringe」とでも言えばいいのかな、とか言っておいたんですが、家に帰って調べてみたら、「fluke's fin」というのが正解でした。そうか、あれはひらめの鰭(ひれ)なんですね。
国際化が急速に進んで、お鮨屋さんも大変みたいです。まあ、いいことなんでしょうけどね。
You Make Me Feel Brand New
Larry Carlton
Plays The Sound Of Philadelphia
335 Records
今日のクロージング音楽は、ラリー・カールトンの演奏する「You Make Me Feel Brand New」です。懐かしのフィラデルフィア・ソウル。いいですねえ。
「きみは僕に、まるで新しく生まれ変わったように感じさせてくれるんだ」、
そうですか、そういう恋人がいるといいですね。
さて今日の言葉は、英国の政治家、ウィンストン・チャーチルさんの言葉です。
彼は彼の政敵ーー政治的に対立する宿敵ーーを批判糾弾してこのように述べました。

「この人物は、私が忌み嫌う美徳をすべて身につけ、私が敬愛する悪徳をひとつも持ち合わせていない」

うーん、こんなことを言われたら、糾弾された方も怒る前に、思わず笑っちゃいますよね。英国流のユーモアというか、愉快です。しかし日本の政治家にはこういう気の利いた発言はまずできないでしょうね。受けを狙って、ユーモアにもならない馬鹿げた冗談を言って、炎上するのがオチです。

「この人物は、私が忌み嫌う美徳をすべて身につけ、私が敬愛する悪徳をひとつも持ち合わせていない」

しかし、彼が敬愛する悪徳って、いったいどのようなものだったんでしょうね?
それではまた来月。

スタッフ後記

スタッフ後記

村上さんの話をとっておきの音源で楽しむ「村上の世間話」シリーズも、早や8回目となりました。夏と言えば旅。とりわけ鉄道旅は楽しいものですが、20代のスタッフは村上さんが番組で語った食堂車も寝台車も乗ったことがありません。(むしろ乗りたい列車!)消えゆく食堂車や寝台列車……。消えゆく理由はいわゆるタイパが悪いということなんでしょうか?ロマンと足して2で割ればお釣りが来ると思うんですが、皆さんはどう思われますか?(「村上RADIO」スタジオ・チーム)

村上春樹(むらかみ・はるき)プロフィール

1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。’79年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『国境の南、太陽の西』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、最新長編小説に『街とその不確かな壁』がある。『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』、『パン屋再襲撃』などの短編小説集、『ポートレイト・イン・ジャズ』(絵・和田誠)など音楽に関わる著書、『村上ラヂオ』等のエッセイ集、紀行文、翻訳書など著訳書多数。多くの小説作品に魅力的な音楽が登場することでも知られる。海外での文学賞受賞も多く、2006(平成18)年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、’09年エルサレム賞、’11年カタルーニャ国際賞、’16年アンデルセン文学賞を受賞。